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野球部情報 3/15
管理人 /
2012-03-15 10:56:00
No.21834
センバツ浦和学院
俺に任せろ(9)
★ここ一番で輝く足 安室健太中堅手
ベンチ入り最後の枠を勝ち取った安室。「メンバーとして戦えることはうれしい」と屈託のない笑顔を見せた。
「走塁と打撃で貢献したい」と誓うが、最も期待が高いのは走塁だ。
一塁コーチャーとしては味方に指示を送るだけが仕事ではない。「けん制とかを見て、いつでも代走でいけるように」と投手の癖にも目を光らせ、準備を怠らない。
メンバー外の時から意識高く、"足"を磨き続けた。走者付きノックでは「失敗してもいいぐらいの気持ち。その方が反省が次につながる」。ミスを恐れない積極姿勢は実を結んだ。50メートル走は6秒3と、特別速くはないがコーナーワークを駆使し最短距離を疾走する。
昨秋の南部地区予選1回戦以来の出場機会は、しびれる場面で必ず巡ってくるはず。「1点を奪う走塁が求められる。絶対に本塁を取る」。166センチとメンバー1の小兵だが、聖地では大仕事をやってのけるつもりだ。
★仲間に誓う全力投球 野村亮太投手
「背番号10、野村」。13日のメンバー発表で自分の名前が呼ばれると、少し驚いた表情で森監督とがっちり握手を交わした。「うれしいけど一番びっくり」。初のメンバー入りに目を丸くする。
真面目を絵に描いたような性格。山口、涌本、渡邉剛ら同世代で活躍する投手との実力差を埋めようと「練習は人一倍やった」。悔しさを一本一回に込めながら、黙々とトレーニングを積んだ。
率先して行った打撃投手の効果も絶大。直球や変化球を四隅に投げ切れる制球はもちろん、基礎となる投球フォーム固めにもつながった。「力まない投げ方が分かり、試合中でも修正できるようになった」。逆境をプラスに変えられる気持ちの強さがあってこそ、技術も高められるのだ。
本来なら10番は明治神宮大会で好投した涌本が付けるはずだったが、肘の故障で間に合わず。その右腕は目に悔し涙をためながら、「自分の分も野村には頑張ってほしい」と精いっぱいのエール。思いを受け取った左腕は「甲子園では涌本の分まで思い切り投げたい」と全力投球を約束した。
同学年で同じ名前の両投手。右の"亮太"から左の"亮太"へ、友情のたすきが渡った。
2012年3月15日 埼玉新聞掲載
Re: 野球部情報 3/15
管理人 /
2012-03-15 11:09:00
No.21835
第84回選抜高校野球
浦和学院だより
きょう大阪入り「やっとこの時が来た」
15日に大阪入りするチームは14日午前、同校グラウンドで出発前最後の練習を約3時間行った。シートノックやフリー打撃など軽めの調整。午後には道具や荷物をトラックに詰め込んだ。
森監督、富岡部長、明石主将は、監督・部長会議出席のためこの日に大阪入り。メンバーと帯同する選手らは15日朝の新幹線で兵庫に入り、練習試合、甲子園練習などをこなし、21日の開幕に備える。
選抜大会開幕まで1週間。練習試合も現地での2試合を残すのみとなった。滞在先では東洋大姫路、報徳学園の地元強豪校と対戦し、総仕上げをする。捕手の林崎は、「甲子園までに1日1日を悔いの残らないように、最高のチーム状態で試合を迎えたい」と青写真を描く。
練習後、慌しく道具の準備をしながら、副主将の笹川は「明治神宮大会で(愛工大名電に)負けてから、やっとこの時が来た」と対戦の地への出発を待ちわびる。
冬の間、汗と涙を流してきたグラウンドともしばしの別れ。笹川は「優勝するためにここで練習してきた。成果を発揮し、日本一になって戻ってきたい」と拳を握った。
2012年3月15日 埼玉新聞掲載
Re:野球部情報 3/15
管理人 /
2012-03-15 13:13:00
No.21836
はばたけ浦学 センバツ2012
甲子園に臨む選手たち 3
★普段通りのプレー誓う 木暮騎士三塁手(1年)
昨年11月、関東大会優勝校として出場した明治神宮大会・愛工大名電(愛知)戦。四回2死一塁で打順が回ると、相手エースのアウトコースの直球を迷わず振り抜き、先制点を挙げた。
勝負強さを買われ、昨秋は公式戦12試合のうち11試合に出場。四死球9と選球眼の良さを発揮し、走者のいる好機では期待に応え10打点を挙げた。だが本人は「右方向への打撃が課題」と妥協しない。
ユニホーム姿にあこがれ小学校入学とともに野球を始めた。打席に入る時は「俺が打つ」と信じて疑わない。甲子園では「普段通り伸び伸びプレーする」と誓っている。
★先輩たちを勝たせる 竹村春樹遊撃手(1年)
「1番打者の粘りが相手に与えるチームの印象を左右する」との誇りを持ちリードオフマンの役割を果たしてきた。公式戦12試合の出塁率4割3分1厘、三振はわずか1。球に食らいつくしぶとさがある。
栃木市出身で、1学年上の笹川晃平外野手とは中学時代のチームメート。全国中学野球選手権大会で飛球を取り損ねたことが苦い思い出で、今でも練習で疲れを見せると笹川選手から「俺たちを負けさせるつもりか」と発破をかけられる。
昨春は入学前だったが甲子園のバックネット裏で浦学の試合を見た。「今度は先輩たちを勝たせる」。そう心に決めている。
2012年3月15日 毎日新聞埼玉版掲載
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俺に任せろ(9)
★ここ一番で輝く足 安室健太中堅手
ベンチ入り最後の枠を勝ち取った安室。「メンバーとして戦えることはうれしい」と屈託のない笑顔を見せた。
「走塁と打撃で貢献したい」と誓うが、最も期待が高いのは走塁だ。
一塁コーチャーとしては味方に指示を送るだけが仕事ではない。「けん制とかを見て、いつでも代走でいけるように」と投手の癖にも目を光らせ、準備を怠らない。
メンバー外の時から意識高く、"足"を磨き続けた。走者付きノックでは「失敗してもいいぐらいの気持ち。その方が反省が次につながる」。ミスを恐れない積極姿勢は実を結んだ。50メートル走は6秒3と、特別速くはないがコーナーワークを駆使し最短距離を疾走する。
昨秋の南部地区予選1回戦以来の出場機会は、しびれる場面で必ず巡ってくるはず。「1点を奪う走塁が求められる。絶対に本塁を取る」。166センチとメンバー1の小兵だが、聖地では大仕事をやってのけるつもりだ。
★仲間に誓う全力投球 野村亮太投手
「背番号10、野村」。13日のメンバー発表で自分の名前が呼ばれると、少し驚いた表情で森監督とがっちり握手を交わした。「うれしいけど一番びっくり」。初のメンバー入りに目を丸くする。
真面目を絵に描いたような性格。山口、涌本、渡邉剛ら同世代で活躍する投手との実力差を埋めようと「練習は人一倍やった」。悔しさを一本一回に込めながら、黙々とトレーニングを積んだ。
率先して行った打撃投手の効果も絶大。直球や変化球を四隅に投げ切れる制球はもちろん、基礎となる投球フォーム固めにもつながった。「力まない投げ方が分かり、試合中でも修正できるようになった」。逆境をプラスに変えられる気持ちの強さがあってこそ、技術も高められるのだ。
本来なら10番は明治神宮大会で好投した涌本が付けるはずだったが、肘の故障で間に合わず。その右腕は目に悔し涙をためながら、「自分の分も野村には頑張ってほしい」と精いっぱいのエール。思いを受け取った左腕は「甲子園では涌本の分まで思い切り投げたい」と全力投球を約束した。
同学年で同じ名前の両投手。右の"亮太"から左の"亮太"へ、友情のたすきが渡った。
2012年3月15日 埼玉新聞掲載