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野球部情報 3/28
管理人 / 2012-03-28 08:14:00 No.22074
第84回選抜高校野球大会
浦和学院10年ぶり8強
甲子園20勝
30日に大阪桐蔭と対戦

第84回選抜高校野球大会第ろ日は27日、兵庫県西宮市の甲子園球場で1、2回戦3試合が行われ、浦和学院は三重に2ー0で競り勝って2002年以来、10年ぶりの8強進出を果たした。この勝利で甲子園春夏通算20勝に到達。大会第9日の30日、第1試合で20年ぶりのベスト4入りを懸け、大阪桐蔭と対戦する(11時試合開始予定)。

浦和学院・森監督の「ロー(スコア)ゲームになる」との予想通り、試合は浦和学院・佐藤と三重・三浦の両エースの投げ合いとなった。1回戦で11安打10得点した強力打線は、三浦の140キロを超える直球と、キレのある変化球にてこずり、六回まで無安打に抑えられていた。

だが、六回に風向きが変わり始める。この回、2四球で2死一・二塁をつくり揺さぶると、七回には佐藤のチーム初安打となる二塁打を皮切りに1死満塁。後続は凡退したが、球数を投げさせ、徐々に相手の制球を乱していった。

0ー0のまま迎えた八回がハイライト。緑川が四球を選ぶと1死後、林崎が送りバントを決め2死二塁。佐藤は敬遠で歩かされたものの、笹川が死球で二死満塁。打席に立ったのは1回戦の8番から5番に抜てきされた山根。「初球から振ることを決めていた」と、初球の内角高め直球を右前にはじき返し、値千金の2点タイムリーを放った。

2試合連続で先発マウンドを託された佐藤は、好調だった初戦をさらに上回る出来だった。直球、多彩な変化球の球威、制球とも申し分なく無四球で散発3安打。三塁を一度も踏ませず、完封勝利を飾った。

わずか2安打ながら、少ない好機を生かし、エースの完璧な投球で10年ぶりのベスト8。森監督は「非常に喜ばしいこと」としながらも、「最後まで甲子園を満喫したい。偉そうなことを言えば、まだまだ通過点」と満足はしていない。関東王者の冒険はここからが佳境だ。

2012年3月28日 埼玉新聞1面掲載

Re: 野球部情報 3/28
管理人 / 2012-03-28 10:50:00 No.22076
第84回センバツ
浦学2安打しぶとく8強
三重との投手戦制す

第6日は2回戦2試合など3試合を行い、浦和学院と大阪桐蔭が準々決勝に進出した。両校は30日に4強入りを懸けて対戦する。

浦和学院は8回に山根の2点適時打で均衡を破り、右腕佐藤が無四球、散発3安打で完封して2−0で三重に快勝。甲子園春夏通算20勝目で2002年以来の8強入りを決めた。


浦和学院が2安打ながらしぶとく2点をもぎ取り、エース佐藤が散発3安打完封で三重に競り勝った。

浦和学院は0−0の8回、3四死球で2死満塁とすると、山根が右前に2点タイムリーを放った。三重の三浦の球威ある直球、スライダー、チェンジアップに苦しみ、6回まで無安打。しかし、終盤、制球の乱れをしっかり見極め、少ない好機を生かした。

テンポ良く投げた佐藤は直球、変化球の制球、キレともに良く、三塁を一度も踏ませない完璧な投球だった。

★自分たちの野球を 浦和学院。明石一塁手(主将)

「甲子園でこれだけ長く試合が出来るのが幸せ。ここまで来ると全チームが強い。相手を意識するより自分たちの野球をやる。打線は打ち気にはやって狙い球を絞れなかった。低い打球を打つことを心掛けたい」

★悪い直球2球だけ(佐藤を好リード)

「自信を持って最高の球を投げてくれたので、自分の配球ミスで負けさせられないなと思った。カーブでカウントが取れて、低めに来ていた。直球は切れも制球も良かった。シュートする悪い球が2球ぐらいしかなかった」

★とにかく打ちたい 浦和学院・石橋中堅手
(1回に飛球を好捕も途中交代)

「森先生に打てなくていいから守れと言われていた。あれは捕って当たり前。打てないのが悔しい。次もいい投手。とにかく打ちたい。思い切りやって中途半端なことはしないようにする」

★力んで反省、次こそ 西岡

6回の守備から2試合連続で途中出場した西岡は「めっちゃ悔しい」と唇をかんだ。7回2死満塁、絶好の先制チャンスで回ってきた自身の甲子園初打席で、直球に空振り三振。「気持ちは舞い上がっていなかったけど、打ってやろうと力んだ」と気落ちしていた。

代打1番手でもあり、守備固めとしても起用できる。次の大阪桐蔭戦でも出場機会は巡ってくるはず。「打てなかったけど、打席に立てたのは大きい。次は焦点を合わせて、ボールをよく見ていきたい」と向上を誓った。

★「1回戦の疲れで自分の責任」と涙 三重・三浦

三重の三浦は2安打しか許さなかったが、2失点。得点を許した8回の場面について「内角を狙った直球が少しだけ中に入った。自分の責任」と涙ながらに話した。

開幕試合となった1回戦では5失点完投。「1回戦の疲れが出た」という6回以降に制球が乱れた。

「夏までに終盤も崩れないスタミナをつけて戻ってきたい」と強い口調で出直しを誓った。

★1点も取れず完敗 三重・沖田監督

「1点も取れなければ、勝てない。完敗です」

★いい当たりなし 三重・小林捕手(2安打)

「結果的に2安打だけど、いい当たりがなかった。勝ちたかった」

Re: 野球部情報 3/28
管理人 / 2012-03-28 11:30:00 No.22078
★ヒーロー
佐藤完璧 3安打完封

投げるたびに進化している。1回戦で完投し、復活を印象付けた浦和学院のエース佐藤が3安打9三振無四球で完封。自身、甲子園3試合目の登板でベストピッチングを披露した。お立ち台に上がったヒーローは「本当に最高です」と、高校生らしく素直に喜んだ。

序盤から三重の三浦との投手戦で、我慢の投球だった。先にピンチを迎えたのは佐藤。3回1死二塁とされたが、9番を直球、1番をカーブで連続三振。5回無死一塁では捕手の林崎がバントを素早く処理し併殺にした。

「森先生から僅差のローゲームだと言われていた。我慢して粘り強く投げよう」。自身の二塁打から迎えた7回1死満塁の好機をつぶした直後、裏の守りでは直球で空振り三振を奪い三者凡退。「力が入った」と珍しくマウンドで吠えた。先制した後の8回2死二塁のピンチも外角低めの直球で見逃し三振にした。

立ち上がりが悪い癖を修正するため、ブルペンでいつもより10球多い40球の投球練習をするなど工夫も。捕手林崎が「直球も変化球も打たれる感じがしなかった。頼もしく見えた」と大絶賛するほどのマウンドだった。

ほぼ満点の投球にもかかわらず、自己評価は「70〜80点ぐらい」とかなり厳しめ。しかし、それはまだ伸びる余地があるということ。果たして右腕はチームをどこまで導いてくれるのだろうか。

★抜擢山根 決勝打

内角高めの直球を振り抜いた。手応えは抜群。打った瞬間に安打を確信した山根は、感触の残る右拳を思わず握りしめた。8回、均衡を破る右前2点タイムリー。息詰まる投手戦の決勝打となった。浦和学院が10年ぶりの8強入りを決めた。

1回戦の8番打者から、つなぐ姿勢と好調さを買われ5番に抜擢された。0−0の8回2死二塁から3番佐藤が敬遠で歩かされ、続く4番笹川が死球で満塁の絶好機に打席が回ってきた。ガチガチに硬くなっても不思議でない場面。だが、度胸は据わっていた。

「死球の後はストライクを取りにくる。初球の真っ直ぐを必ず振り抜く」何の迷いもなく、初球の直球をフルスイング。多少詰まったが気持ちで右前に運んだ。「自分の一打で試合を決められてうれしい」。屈託のない笑顔を見せた。起用がズバリ当たった監督も「気持ちで1本出してくれた」とうなずいた。

1回戦で11安打10得点した強力打線が6回まで無安打に抑えられていた。5回終了時点で三重のエース三浦の投球はわずか60。

それでも6回には初めて得点圏に走者を進めて22球。7回は佐藤が二塁打を放ち、1死満塁は逃したものの21球を投げさせた。徐々に相手の球威、制球力を奪い、ボール球も見極めた。

8回は3四死球で得た好機を逃さず、きっちり仕留めた。三重の3安打より少ないわずか2安打だったが、勝負どころを逃さなかった。

大勝後の接戦をものにした。日替わりヒーローも出現。勝つごとに頼もしさを増し、森監督就任1年目の1992年以来、20年ぶりの4強入りを懸け、強敵・大阪桐蔭に挑む。

2012年3月28日 埼玉新聞スポーツ面掲載

Re: 野球部情報 3/28
管理人 / 2012-03-28 11:54:00 No.22079
接戦制し「よく守った!」浦和学院8強
ナイン成長 感激呼んだ

10得点で快勝の後は投手戦を制して粘り勝ち。27日、第84回選抜高校野球大会2回戦で浦和学院は三重を2−0で下し、10年ぶりのベスト8入り。約800人が足を運んだ三塁側アルプススタンドは、スクールカラーの真っ赤に染まり、1回戦以上の熱気に包まれた。

8強入りを懸けた試合は1点を争う息詰まる投手戦となった。打線は6回まで無安打に抑えられていたが、1回の守備では中堅手の石橋選手がファインプレー。5回にも捕手林崎選手の好守備でピンチをしのぐなど、無失策でエース佐藤投手を支えた。

両チーム無得点で迎えた8回表の攻撃。2死満塁のチャンスをつくった。打席には1回戦の8番から、この日5番に抜擢された山根選手。

アルプス席での応援団に交じり大きな声援を送っていたのは山根選手と控え投手の伊藤選手が中学時代に所属していた広島県の硬式野球チーム、ヤングひろしまの選手ら31人。主将の水岡拓巳君は「2人ともプレーがすごかった。活躍してもらえるようしっかり応援したい」。少年団から山根選手と同じ経歴だという浅尾航太君は27日が誕生日。「山根さんに本塁打を打って欲しい。それが僕の誕生日プレゼント」と期待し、試合を見守った。

ヤングひろしまの選手の応援が届いたのか、山根は2点タイムリーを放ち、待望の先制点。これが決勝点となった。

3安打9三振無四球で完封勝利を飾った佐藤投手の父、勝美さんは、「去年の春から調子を崩して、1年間我慢してきたことが今日の投球につながった。精神的に強くなった」と感激している様子。主将の明石飛真一塁手の父、守弘さんは、「ハラハラドキドキした。みんなでよく2点を守ってくれた。(優勝まで)あと3つ。どうにか1戦1戦勝って、埼玉に優勝旗を持ち帰って欲しい」と願った。

次はいよいよ準々決勝。好投手と強力打線を擁する大阪桐蔭を乗り越えれば、その願いも現実味を帯びてくるはずだ。

2012年3月28日 埼玉新聞社会面掲載

Re: 野球部情報 3/28
管理人 / 2012-03-28 11:59:00 No.22080
浦学すきなし 8強
★投手戦 ワンチャンス逃さず

第84回選抜高校野球大会6日目の27日、浦和学院(さいたま市緑区)は三重に2―0で競り勝ち、ベスト8入りを果たした。先発佐藤(3年)は無四球完封の好投を見せ、打線は好機を逃さなかった。次は準々決勝。9日目の第1試合で、大阪桐蔭(大阪)と戦う。

わずかなミスさえ許されない投手戦。両チームとも無失策の好ゲームだった。
三重の主戦三浦(3年)は序盤から140キロ半ばの直球に加え、切れの良いスライダーとチェンジアップを織り交ぜ好投。浦和学院打線は5回まで四球による走者1人に抑えられた。

流れが変わったのは5回裏無死一塁の場面。三浦のバントは地面で跳ねた後、宙に浮いた。見逃さなかった捕手林崎(同)は素早く遊撃手竹村(2年)へ送球し、併殺に仕留めた。

一方、沈黙していた打線は6回以降、制球力が落ちてきた三浦を攻め立てた。8回には2死満塁で、山根(同)が適時右前安打を放ち、均衡を破った。

佐藤は見事な制球力で、カーブとツーシームが低めに決まり、勝ち越し直後の8回裏には3三振でピンチを切り抜けた。林崎は「頼もしく、最高の出来」と絶賛。佐藤は「次の試合は林崎の構えたところに100%投げられるようにしたい」と意欲を見せた。

★速球対応 ソフトで培う 山根佑太選手(2年)

「狙いはストレート。初球から攻める」
8回表2死満塁。右打席で構える山根佑太選手(2年)は、次につなげることしか考えていなかった。
 一球目。狙い通り内角直球だ。逆らわずにはじき返すと、打球は二塁手の頭上を越え、右前へ転がっていった。右腕でガッツポーズし、雄たけびを上げた。この一打が投手戦の均衡を打ち破り、勝利を大きく引き寄せる結果になった。

三重の主戦三浦浩太郎投手(3年)はここまで1安打に抑えていた。しかし、後半は制球力が落ち、6〜8回は7四死球。痛恨の一打は、死球の直後の悪い雰囲気を変えるため、あえて攻めようと投げた得意の直球だった。

初戦の山根選手は打順8番。この日の朝、森監督から突然、5番への抜擢を告げられた。公式戦での主軸は初めて。「積極的なスイングでよく当たっていた。(球を)捕まえる確率が高かった」という森監督の采配が的中した。

広島県出身。小学生の時はソフトボールチームに所属していた。マウンドから本塁までの距離が短く、体感速度が速いソフトボール。直球に対し、力負けしない力が自然に備わった。

中学から硬式野球を始め、投手を務めた。打席ではソフトで培った速さへの対応力が光った。森監督は「リストが柔らかく、振り負けないところがある」と信頼を寄せる。

甲子園で戦う仲間には、小学校時代からチームメートだった控え投手の伊藤祐貴選手(2年)もいる。家族と離れて互いに寮で暮らし、励まし合いながら厳しい練習に耐えてきた。
 入学当初、2人で誓ったことがある。「浦学に来たからには全国制覇しような」。夢をかなえるため、まだまだ一緒に甲子園で挑み続ける。

★ヒット出ず苦しむ 浦和学院・明石飛真主将

苦しかった。こんなにヒットが出ない試合は経験がない。相手の三浦投手は球威があり、狙い球を絞りきれなかった。佐藤が落ち着いて投げてくれた。好守備にも支えられた。

★打たれる気がせず 浦和学院・森士監督

佐藤がテンポ良く低めに投げ、バックもよく守ってくれた。佐藤はベンチで見ていて打たれる気がしなかった。8強入りはうれしいが、まだまだ通過点と思っている。

★打撃で援護できず 三重・岡本拓朗主将

相手投手の球は思っていたより切れも伸びもよく、手が出なかった。三浦が頑張ってくれたのに打撃で援護できず申しわけない。点をとる野球をできるようにして、また夏に来たい。

★四球が悔やまれる 三重・沖田展男監督

ワンチャンスをものにされた。完投した三浦はよく投げたが、8回先頭に四球を出したのが悔やまれる。打線は、甘い球以外に狙ったコースを打ち返すようにしないと勝てない。

2012年3月28日 朝日新聞掲載

Re: 野球部情報 3/28
管理人 / 2012-03-28 12:10:00 No.22081
浦和学院8強

浦和学院は8回、2死満塁から山根が右前へ2点適時打。佐藤が三重打線を3安打に抑え、無四球完封勝利。三重・三浦は被安打2の好投も実らなかった。

★山根が一振り

好調な打撃を買われ、初戦の8番から5番に打順を上げた裏学院の山根が、一振りで投手戦に決着をつけた。8回2死満塁、初球狙いの指示通り、直球を右方向に打ち返して2人が生還した。「甲子園優勝を目指そう」と、森監督の誘いを受けて入学した広島出身の2年生。「次もつなぐ意識で打ちたい」と貪欲だ。

浦和学院・森監督
「佐藤が低めによく投げてくれた。(2安打と)ヒットは少ないが勝てちゃいました。」

読売新聞スポーツ面掲載

★浦学 投手戦制す
佐藤、9奪三振完封

第84回選抜高校野球大会第6日の27日、浦和学院は2回戦で三重(三重)と対戦。佐藤拓也と三重・三浦浩太郎の両エースによる息詰まる投手戦を2―0で制し、10年ぶりの8強入りを決めた。準々決勝は、第9日第1試合で大阪桐蔭(大阪)と対戦し、20年ぶりのベスト4を目指す。

佐藤は、キレの良い直球を武器に、三重打線につけいる隙を与えず、3安打9奪三振で完封した。

打線は六回まで無安打に抑え込まれたが、八回、緑川皐太朗が四球で出塁。林崎龍也の犠打や敬遠、死球で二死満塁と好機を広げ、山根佑太が詰まりながらも右前に落として2点を挙げた。安打は計2本だけだったが、勝負強さを見せた。

森士)監督は「佐藤がテンポ良く投げてくれた。一時はノーヒットノーランも危ぶんだが、積極的に打ちに行く姿勢が功を奏した」と選手をたたえ、明石飛真主将は「次戦は佐藤が楽に投げられるよう、打線がもり立てたい」と話した。

★石巻から横断幕

三塁側アルプス席には、宮城県石巻市立鹿妻(かづま)・渡波(わたのは)保育所から贈られた横断幕が掲げられた。赤、ピンクなど色鮮やかな水玉と、にっこりと笑う子どもたちの似顔絵が描かれ、「浦和学院のお兄ちゃん がんばって!!」と書かれている。

部員は昨年12月と今年1月、東日本大震災の被災地・石巻市で計9日間、がれきの片づけなどのボランティア活動をした。同保育所では幼児と一緒に遊んだことから、お礼にと、子どもたち28人が約2週間かけて仕上げたという。

Re: 野球部情報 3/28
管理人 / 2012-03-28 12:32:00 No.22082
その時
迷わず振り抜いた初球

佐藤拓也と三重・三浦浩太郎の投げ合いで両チーム無得点のまま終盤を迎えていた。

浦和学院にチャンスがなかったわけではない。6回は四球と暴投で2死一・二塁とし、7回は3番佐藤の右越え二塁打に犠打などを絡めて1死満塁と攻めたが、三浦に抑えられた。

8回、四球と犠打で2死二塁とし、打席には佐藤が入った。7回の二塁打を見て、三重の沖田展男監督は「三浦を捉えていたのは佐藤君だけ」と、敬遠を指示した。

「それなら自分が走者をかえそう」と打席に入った4番笹川晃平は、6球目を左足に当てられて2死満塁。勝負は公式戦先発出場2試合目の山根佑太に持ち込まれた。

山根は昨年秋まで控え選手。大会前にレギュラーの座を獲得したが、初戦の敦賀気比戦は8番で、5番を打つのはこの日が初めて。大会直前の練習試合2試合で本塁打2本を放ち、初戦も4打数2安打と当たっているのを見て、森士監督が打順変更を決めた。

山根は絶好機で回ってきた打席に「やってやる」と、闘志をみなぎらせた。森監督は「初球から思い切り振ってこい」とだけ指示。好調な山根に、「余計な迷いを生じさせたくなかった」。

初球、内角の直球を振り抜いた。打球は少し詰まったが、大歓声と共に二塁手の頭上を越え、右翼手の前へ。決勝の2点適時打に、一塁でガッツポーズを作った。

森監督は「山根が気持ちで打ってくれた」とたたえ、打たれた三浦は「甘い球ではない。相手が上だった」と負けを認めた。

大舞台で地力を証明してみせた背番号「7」が、チームを勢いづかせてくれそうだ。

★声援記
後輩の成長に目を細める 初代主将 車谷裕通さん

ナインの雄姿を一瞬たりとも逃すまいと一眼レフカメラを握り、三塁側アルプス席からエールを送った。

1798年の野球部創部から3年間主将を務めた。当時は専用のグラウンドもなく、道具もそろっていなかった。2年生で県大会に初出場したが、1回戦でコールド負け。翌年は3回戦で敗退した。今は、「少しでもよい環境で練習させたい」と学校職員の仕事にやりがいを感じている。

「よし、行け」「ボールを見極めろよ」と鼓舞し、アウトを取ると手をたたいてナインを励ました。

はるか先にあった甲子園で接戦を制した後輩たち。「ワンチャンスをよくものにした。精神的に強くなったのを感じた」と、笑顔を見せる後輩をファインダー越しに見つめていた。

2012年3月28日 読売新聞埼玉版掲載

Re: 野球部情報 3/28
管理人 / 2012-03-28 12:41:00 No.22083
浦和学院、接戦制し10年ぶりの8強

第84回選抜高校野球大会6日目の27日、関東代表の浦和学院は第2試合で三重と対戦した。浦和学院はエースの佐藤が9三振を奪う好投でリズムをつくると、八回表に山根が2死満塁から右前適時打で2点をもぎ取り、10年ぶり4度目の8強入りを決めた。

●…「浦和学院のお兄ちゃんがんばって!!」。東日本大震災のボランティアで選手らが訪れた宮城県石巻市立鹿妻、渡波両保育所の子供たちから贈られた横断幕が三塁側アルプスから見守る中でゲームは始まった。両エースの投げ合いで立ち上がりから緊迫した投手戦となり、浦和学院は捕手の林崎、三塁手の木暮、中堅手の石橋らがエースをもり立てた。

●…八回表、3四死球で2死満塁とすると、5番の山根が右前に値千金の適時打を放った。待望の先制点にアルプスの盛り上がりは最高潮。ヒーローの母、詠子さん(45)は「これまで打てていなかったので、神様に何とか死球でもいいから1点をお願いしますと祈っていました」と、感極まって目に涙を浮かべながら話した。

●…佐藤は硬軟織り交ぜた巧みな投球で相手打線に的を絞らせず、散発3安打完封でチームを8強一番乗りに導いた。一塁手の明石は小学生から浦和学院の大ファンで、いつも校歌や応援歌を歌っていた。母の幸恵さん(42)は「子供が歌うので、覚えてしまった」と試合後の校歌を熱唱、「次もまた、歌いに来る」と気合を入れていた。


★三重0−2浦和学院 佐藤が3安打完封

浦和学院の佐藤は直球に切れがあり、テンポ良くストライクを投げ込んで、無四球で散発の3安打完封。打線は0−0で迎えた八回2死満塁から山根の右前打で2点を奪った。

三重の三浦は2安打しか許さなかった。六回までは無安打に抑えていたが、終盤に制球が乱れた。攻撃は最後まで的を絞れずに、援護できなかった。

★浦和学院の佐藤、三塁踏ませず

浦和学院の佐藤は三塁を踏ませなかった。球の切れと低めへの制球がよく、9三振を奪って3安打完封した。

1回戦で2失点完投した右腕は、一回を三者凡退とし、波に乗った。「試合前に立ち上がりを意識して、いつもは30球前後だけど、約40球投げ込んだ」と話した。均衡を破る殊勲打を放った山根について「絶対に打ってくれると信じていた」とねぎらっていた。

★浦和学院・監督、主将談話

○浦和学院・森士監督「佐藤がキレよく、テンポよく投げてくれた。ノーヒットノーランをされてしまうと思ったが、気持ちで点を取れた。スタイルを変えずに一戦必勝で臨む」

○浦和学院・明石飛真主将「苦しい試合だった。狙い球が絞れず、バッティングが崩されてしまった。守りはよかったが、攻撃の2安打は反省して次につなげたい」

★「次こそフルスイング」 浦和学院・竹村春樹遊撃手(2年)

「苦しい試合だった」。1回戦で11安打10得点の打線が三重・三浦の緩急をつけた投球にかわされ、終盤まで0−0。「守っていても緊張した。集中して守ろうと自分に言い聞かせていた」。力投するエース佐藤を野手が堅守でもり立てた。「テンポよく投げてもらいたかった」。守備位置から「落ち着いて」と何度もエースに声をかけた。

持ち前のフットワークを生かした守りはできたが、打撃は大きな宿題が残ったまま。ベンチの指示は“三振OK”の好球必打。ところが、「ヒットを打ちたい気持ちが強すぎて、当てにいってしまった」。

八回無死1塁では、結果を求めるあまり2度のバント失敗で三振。その後の2死満塁から決勝打を放った山根は同じ2年生。「あれは思い切り振ったから、ヒットになった。彼に助けてもらった。自分も負けていられない。次こそフルスイング」と唇をキッと結んだ。

小学1年から始めた野球。憧れの舞台は「楽しめている」。だが、甲子園に来てから2試合、まだ安打が出ていない。スタンドから声援を送ってくれる父母らへの感謝の気持ちを込めて、「1本を打つ」と次戦を見据えた。

2012年3月28日 産経新聞埼玉版掲載

Re:野球部情報 3/28
管理人 / 2012-03-28 12:51:00 No.22084
第84回センバツ
投手戦、僅差で浦学 快進撃に沸騰(その1)

★10年ぶり8強 好守でもり立て、八回に山根選手が決勝打

第84回選抜高校野球大会に出場している浦和学院は27日、三重(三重)との2回戦に臨み、2−0で勝利し8強に進出した。2回戦突破は02年センバツ以来10年ぶり。準々決勝は30日の第1試合(午前11時開始予定)で九州学院(熊本)を降した大阪桐蔭(大阪)と4強入りをかけて対戦する。

「僅差の試合になる」。試合前の森士監督の言葉通り、息詰まる投手戦となった。

一回表、竹村春樹内野手、林崎龍也捕手の1、2番がともにファウルで粘るが3人で攻撃を終了。その裏、二塁手の後方に飛んだ三重の3番打者の打球を石橋司外野手が猛然と突っ込み倒れ込みながらキャッチし、ともに走者を許さない。石橋外野手の妹沙良々(さらら)さん(13)は「おにいちゃんだったの」と周囲に確認し、「すごい」と手をたたいた。

両チーム初めての走者は三回裏。三重が無死から内野安打で出た走者を犠打で二塁に進めるが、「制球と球のキレで打ち取ればいいと思っていた」と振り返る佐藤拓也投手が連続三振を奪いピンチを脱した。

その後も浦和学院打線は、三重の三浦浩太郎投手の140キロを超える直球とスライダー、チェンジアップに安打が出ない。緑川皐太朗内野手は「スライダーが見たことないぐらい速くてキレがあった」。笹川晃平外野手は「スイングができなかった」と振り返った。

しかし、「守り勝つ野球」を掲げる浦和学院も堅守で流れを渡さない。七回表、「スライダーを狙っていた」という佐藤投手の左越え二塁打をきっかけに作った1死満塁の好機こそ得点できなかったが、その裏、三重の打者が放った邪飛を木暮騎士内野手が三塁側ベンチ際まで駆け寄りアウトにした。

八回表、緑川内野手が打席に入ると、スタンドの父美博さん(42)は「何とか1本」と祈るようにつぶやく。緑川内野手が四球を選び、林崎捕手が犠打を決める。さらに佐藤投手、笹川外野手への四死球で2死満塁とすると、山根佑太外野手に打順が回った。1回戦では8番だったが、この日の朝、5番への変更を告げられた。「クリーンアップを打てるか不安だったけど絶対後ろにつなぎたい」と積極的に初球から振った直球は右前へ。三塁走者に続き二塁走者の佐藤投手が生還し、右手で小さくこぶしを握ると、山根外野手も一塁上でガッツポーズ。母詠子さん(45)は「『神様、お願い』と念じていました。本当にうれしい」と涙をこぼした。

「味方が点を取ってくれるまで踏ん張ろうと思っていた」と佐藤投手。打線も2安打ながら8個の四死球を得て好機を逃さなかった。準々決勝は「なにわのダルビッシュ」と称される藤浪晋太郎投手のいる大阪桐蔭(大阪)戦。笹川外野手は「日程がつまり佐藤もつらくなってくる。次は打撃で助けたい」と誓った。

★勝機呼んだ矢の送球 亡父の教え守り「走者を意識」 林崎龍也捕手

0−0の五回裏、先頭打者に右前安打を許し無死一塁の場面で、続く打者のバントミスを見逃さず、前方にはねたボールをつかむと二塁に向かって矢のように投げた。「常に走者を意識しろ。すきあらば投げろ」。昨年1月に事故で亡くした父和重さん(当時37歳)の教え通り、迷わず投げると併殺に仕留めた。この回まで味方打線は1四球のみと抑え込まれていた。雰囲気を変えるプレー。森士監督は「勝負を分けた併殺だった」と振り返った。

171センチ、67キロ。小学3年で野球を始めた時、捕手のプロテクター(防具)にあこがれたが、和重さんから「体が小さいから無理だ」と反対された。それでも希望して捕手になると、弱音をはく度に「妥協するならやめちまえよ」と鼓舞された。

2点リードした八回裏、暴投で走者が得点圏に進んだピンチでマウンドに駆け寄った。「次は絶対にそらさない。大丈夫だ。同じ低めを投げろ」。そう声をかけ、続く打者を見逃し三振に取った。甲子園にたつ前、和重さんの遺影に「勝ってくるから」と約束した。アルプススタンドでは、母美紀さん(38)と弟誠也さん(15)が和重さんの遺影を手に毎試合、応援を続ける。

「優勝の報告をするまで頑張りたい」。はじけるように笑った。

2012年3月28日 毎日新聞埼玉版掲載

Re:野球部情報 3/28
管理人 / 2012-03-28 12:56:00 No.22085
第84回センバツ
投手戦、僅差で浦学 快進撃に沸騰(その2)

★吹奏楽で打線鼓舞

〇…アルプススタンドでは、生徒会などが中心となり今年度結成した「浦学ファイヤーレッズ」のそろいの赤いジャンパーをまとった吹奏学部員62人が新曲「ファイトソング」を演奏し、打線を鼓舞した。曲名にふさわしく軽快でリズミカルな旋律にダンスを取り入れた。顧問の高畑圭史教諭が知人の作曲家に依頼し完成させた曲で、部員は今年1月から野球部に負けない猛練習を積んできた。林百恵副部長(3年)は「新曲で野球部を後押しし演奏の面でも優勝したい」と話していた。

★後輩21人、応援続け

○…ユニホーム姿でメガホンを握りしめていたのは、ともに広島市出身の山根佑太外野手と伊藤祐貴投手が中学の時に所属していた少年野球チーム「ヤングひろしま」の後輩21人。山根外野手が打席に入る度に「ホームラン打って」「頑張れ」と叫び続けた。八回、山根外野手が2点適時打を放つと全員、跳びはねてメガホンを打ち鳴らした。2年後輩にあたる水岡拓巳主将(14)は「めっちゃすごい先輩たち。優勝してほしい」と大喜びしていた。

★野球部OBエール

○…昨年センバツに出場した野球部の卒業生4人が夜行バスで駆けつけた。4人は昨夏に同部を引退した後も練習を手伝ってきた。今栄尚人さん(18)は「涙が出そうに感動している」と大声でエール。中山智弘さん(18)は「落ち着いてプレーしてくれれば大丈夫。昨年と比べて精神的に強くなった」。荒井大樹さん(18)は「冬の練習の成果が出ている」。加藤遼さん(18)は「気持ちで負けず頑張ってほしい」と、後輩たちの雄姿に目を細めていた。

2012年3月28日 毎日新聞埼玉版掲載

Re: 野球部情報 3/28
管理人 / 2012-03-28 13:09:00 No.22086
第84回センバツ
投手戦 僅差で浦学 快進撃に沸騰 浦和学院と三重、監督・主将の話

★一生懸命守った 浦和学院・森士監督

佐藤が低めに丁寧に投げ、野手が一生懸命守ったのが勝因。三浦君は気迫ある投球だったが、打線が積極的に振っていき、最後に気持ちの部分で1本出た。次も一戦必勝で臨みたい。

★次は佐藤を楽に 浦和学院・明石飛真主将

三浦君の直球は球威が有り変化球も切れて、序盤は狙い球を絞りきれなかった。エースの佐藤1人に頼っているので、次は楽をさせたい。甲子園で長く野球が出来るのは本当に幸せ。

★三浦はよく投げた 三重・沖田展男監督

三浦はよく投げた。2失点した8回は先頭打者を四球で出したのが痛かった。打線は好投手の佐藤君を相手に、甘い球を見逃すなど消極的だった。積極的に振る打線に成長させたい。

★伸びる球打てず 三重・岡本拓朗主将

打席に立つと、想像以上に佐藤君の球が伸びてきて驚いた。最後まで対応できず、好投した三浦を援護できなくて申し訳ない。今後はつないで、1点を取る野球を目指したい。

2012年3月28日 毎日新聞埼玉版掲載

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