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野球部情報 3/31
管理人 / 2012-03-31 03:50:00 No.22159
センバツ第9日
浦和学院 逆転負け

大阪桐蔭4強
浦和学院との終盤の攻防を制した大阪桐蔭は、1回戦から3試合連続の逆転勝ち。

大阪桐蔭は1点を追う9回、1死一塁から安井の二塁打で同点。白水が勝ち越し打を放った。浦和学院は7〜9回で7残塁と終盤にあと1本が出なかった。

★11安打 終盤攻めきれず

浦和学院は11安打を放つも決め手を欠いた。速球対策を講じた成果で、6回から登板した大阪桐蔭・藤浪の150キロ台の速球もはじき返したが、7回無死満塁を逃すなど攻めきれず。1点を追う9回も2死からの連打を生かせず、4番・笹川は「速さには対応できたが、スライダーを見極められなかった」と唇をかんだ。

浦和学院・森監督「本当に残念。9回の佐藤は(マウンドで)浮き足立っていた。打線を含めて勝負どころで集中力を発揮できなかった。

2012年3月31日 読売新聞スポーツ面掲載

Re: 野球部情報 3/31
管理人 / 2012-03-31 04:15:00 No.22160
選抜甲子園
浦学 最終回暗転

第84回選抜高校野球大会第9日の30日、浦和学院は準々決勝で大阪桐蔭と対戦。1回に先制し、中盤まで強力打線を誇る相手に三塁を踏ませなかったが、終盤に逆転を許して2−3で惜敗した。20年ぶりの4強入りは果たせなかったが、懸命にプレーしたナインに、応援席から惜しみない拍手が送られた。

★8回勝ち越し生かせず

初回、佐藤拓也の内野安打などで1死一・三塁とし、笹川晃平が中前安打を放って1点を先制した。追い付かれて迎えた7回、相手のエース藤浪晋太郎から笹川らが3連打を放ち無死満塁としたものの、3連続三振を喫して無得点。8回は佐藤の安打や敵失などで2死満塁とし、捕逸で1点を加え、一時は勝ち越しした。

投手陣では山口瑠偉が今大会初先発。制球がさえ、5回を3安打無失点。しかし、1・2回戦で好投をみせた佐藤が継投すると、7回に2安打を浴びて同点にされ、9回にも2点を与え、力尽きた。

森士監督は「バントや走塁で練習の効果が出ず、勝負どころで力を発揮しきれなかった。機動力が未完成だった」と語った。

★その時
必至の追撃 最後まで

逆転を許し、1点を追う9回、2死走者なし。9番緑川皐太朗は1ボール2ストライクと追い込まれた。

マウンドに立つのは大会屈指の右腕・藤浪晋太郎。150キロの直球に130キロのスライダーを操る。「ここで打たないと」。長身の藤浪を強くにらんだ。

5球目、直球を狙っていた緑川はスライダーに体勢を崩されながらも必死に食らいついた。打球は中前を抜けた。「やったぞ、つないでくれ」。一塁ベースから、打席に入る1番竹村春樹に視線を送った。

「打線は藤浪投手に振りまけていない。必ず回ってくる」。竹村は低めのスライダーに狙いを定めた。3球目で合わせた打球は、中前に転がる。逆転ランナーの登場にスタンドが湧いた。

2番林崎龍也は、緑川と竹村に続けとばかりに初球から150キロ近い直球をたたいた。三遊間への打球は2度バウンドする間に遊撃手に回り込まれ、竹村が二塁でフォースアウト。球場に歓声とため息が響いた。

2回戦を突破し、大阪桐蔭との対戦が決まると、バッティングマシンの速度を150キロに設定。実際の投手との間より短い13メートルの距離で構え、目を慣らした。

接戦に持ち込み、6回から登板の藤浪から6安打をたたき出し、最終盤まで追い詰めた。甲子園に春夏合わせて18回出場し、今回10年ぶりにベスト8に進出した浦和学院。主将・明石飛真は試合後、「今持てる力は出し切れた」と晴れやかな表情で仲間と健闘をねぎらった。

2012年3月31日 読売新聞埼玉版掲載

Re: 野球部情報 3/31
管理人 / 2012-03-31 04:40:00 No.22161
★快音 竹村春樹遊撃手
1番の役目 言い聞かせ

「何が何でも塁に出て、チームに勢いづかせる」

初回、高めに入って来た2球目を左前にはじき返し、先制点につなげた。守備でも4回、相手4番が三遊間に放った強打を回り込んでつかみ、アウトにした。

「守備のリズムを生み、足で稼ぐこともできる」と森監督も評価する。初戦で愛工大名電に1−8で敗れた昨秋の明治神宮大会。センターに抜ける強いゴロに飛びつけなかったことを悔やみ、「ボールに食らいつく」を目標にしてきた。

タイヤのついたひもをベルトに巻き、ノッカー5人の打球を後ろにそらなさい「乱れ打ち」を欠かさず、下半身を強化してきた。

遊撃手・1番バッターとしての役目を自分に言い聞かせて臨んだ今大会。「夏は優勝を目指して、強豪校を倒したい」と語った。

★声援記
亡き夫と息子へエール 林崎龍也捕手の母・美紀さん

投手を懸命にリードする長男をスタンドから見つめた。メガホンを握りしめ、「落ち着いて、お父さんがついているよ」と祈った。

林崎選手が甲子園を目指したのは、昨年1月に交通事故で亡くなった夫の和重さん(当時37歳)の一言がきっかけだった。

野球少年だった和重さんは高校時代、家庭の事情で野球を断念。林崎選手が中学生の時、「甲子園ていいところだな。行ってみたいな」と甲子園の試合をテレビで見ていて漏らした。

甲子園を目指すならと進んだのが浦和学院。入学が決まると和重さんは喜んでいたという。

和重さんが亡くなり、虚脱感から涙が止まらず、熱が出るなど体調を崩す林崎選手の様子を見て、「野球をやめてしまうかも」と思った時期があった。そんな時、森監督が「家に迎えに行くから」「顔を見せに来い」とあきらめずに声を掛け続けてくれた。

「お父さんだけでなく、チームへの感謝も忘れずに」。赤いポンチョを身に着けエールを送り続けた。

試合は逆転負け。次男の誠也君(15)に持たせた和重さんの遺影に語りかけた。「龍也がまた連れてきてくれるからね」

2012年3月31日 読売新聞埼玉版掲載

Re: 野球部情報 3/31
管理人 / 2012-03-31 13:07:00 No.22166
浦和学院 逆転負け
20年ぶり4強逃す

第84回選抜高校野球大会第9日は30日、兵庫県西宮市の甲子園球場で準々決勝2試合を行い、浦和学院は大阪桐蔭に2ー3で逆転負けし、20年ぶりのベスト4はならなかった。

浦和学院・佐藤、大阪桐蔭・藤浪の両エース右腕を温存して始まった試合は、序盤から浦和学院ペースで進んだ。一回1死一、三塁の好機に4番笹川が中前打を放って幸先良く先制。先発の2年生・山口は相手の強力打線に対し、5回を3安打無失点に抑え、1ー0で中盤に突入した。

ともに六回からエースをマウンド送り込んだ。ここから試合は動きを見せる。七回、佐藤が2死二塁からタイムリーを許し同点とされた。その裏、3連打で無死満塁と勝ち越しの大きな好機をつくった。しかし、藤浪の150キロの速球とスライダーに後続が3連続三振を喫した。

それでも八回に2死満塁と攻めて、捕逸で勝ち越しに成功。4強入りへ王手をかけた。だが、九回にまさかの展開。1死一塁から佐藤が同点二塁打を浴びると、さらに逆転打も許し、一気にうっちゃられた。最後の裏の攻撃で二死から緑川、竹村の連打で一、二塁と同点、逆転への望みをつないだが、続く林崎が遊ゴロに倒れた。

浦和学院ナインは準々決勝にふさわしい堂々とした戦いを見せた。森監督は「選手たちはよくやった。最後まで諦めず、必死に食らい付いてくれた」とねぎらいの言葉を掛けた。その上で「全国で勝っていく投手からどうやって点を取るか。機動力を含めた攻撃力を高めたい」と夏へ向けての課題を挙げた。

2012年3月31日 埼玉新聞掲載

Re:野球部情報 3/31
管理人 / 2012-03-31 13:58:00 No.22167
悔い残す佐藤 夏へ成長誓う

試合後のエースの顔は悔しさであふれていた。六回からマウンドに上がった佐藤だったが、4回を7安打3失点。2回戦で3安打完封した本来の制球力はなく、「ボールが甘く入ってしまった」と必死に声を振り絞った。

1ー0の七回には2死二塁で適時打を許し、味方が勝ち越した九回には、1死一塁から2ストライクと追い込みながらも外角直球が甘くなり二塁打で再び同点。さらに2死二塁からツーシームを中前に運ばれ決勝点を献上した。「勝負どころで厳しいコースに投げきれるようにならないと」と反省した。

それでも投打に背番号1の存在がなかったら、チームは準々決勝の舞台に立ってなかった。「きょうの試合で力のなさが分かった。この反省を生かす。もう一度甲子園に来たい」。もっとたくましくなって最後の夏、甲子園のマウンドに戻ってくる。

★笹川、攻守でキラリ

副主将を務める笹川が攻守で輝きを放った。

まずは4番として“打”で魅せる。一回1死一、三塁からスライダーを弾き返し中前先制打。「やることをやってきたから頭を空っぽに振った」と、自然と体が反応した。七回にも藤浪の151キロの直球を中前に運んだ。

九回は“守”。先頭打者の右前に落ちた打球を拾い、「守備には自信がある。この辺に来ると予測していた」と素早く送球。遠投120メートルの強肩がうなりを上げ二塁を狙って打者の捕殺に成功しこん身のガッツポーズ。

試合には敗れたが、さっぱりした表情。「いざという時、チームを助けられるようにもっと練習する」。責任感の強い男は向上心の塊でもある。

2012年3月31日 埼玉新聞掲載

Re: 野球部情報 3/31
管理人 / 2012-03-31 14:02:00 No.22168
浦学 土壇場4強スルリ
大阪桐蔭に逆転許す

第9日は準々決勝2試合を行い、浦和学院は大阪桐蔭に2−3で逆転負けし、1992年以来、20年ぶりの4強入りを逃した。

浦和学院は1−1の8回2死満塁から捕逸で1点を勝ち越したが、9回1死からエース佐藤が、相手打線につかまり、2失点した。大阪桐蔭は初のベスト4。

もう1試合は、高崎健康福祉大高崎が7回に長坂の3点本塁打などで5点を奪うなどし、鳴門に9−1で快勝した。選抜で群馬勢の4強入りは1978年の桐生一以来34年ぶり。


浦和学院は、優勝候補の大阪桐蔭と互角以上の戦いをしたが、9回に逆転された。

浦和学院は1−1の8回2死満塁から捕逸で勝ち越した。しかし9回1死二塁から佐藤が同点打を浴びると、さらに中前に決勝打を許した。

先発の山口は5回を無失点と好投したが、2番手の佐藤がつかまった。

打線は6回からリリーフした藤浪を攻略寸前まで追い詰めながら、あと1本が出なかった。同点の7回には3連打でつくった無死満塁で、後続が3連続三振に倒れた。

2012年3月31日 埼玉新聞掲載

Re: 野球部情報 3/31
管理人 / 2012-03-31 14:18:00 No.22169
貫いた「真っ向勝負」

20年ぶりの4強に手が届く、はずだった。あとアウト2つ。ここから長かったのか、一瞬だったのか。浦和学院は大阪桐蔭に逆転を許した。

白星がこぼれ落ちた森監督は開口一番、「本当に悔しいです」。「あと1つ。あと1歩。そこが全国で勝ち上がっていくためのテーマ」と無念の表情を見せた。

2−1の9回1死。4番小池を四球で歩かせ、続く安井を2ストライクとした直後の攻めが、勝敗の分岐点となった。捕手林崎は外に構えボール球を要求したが、佐藤は134キロの直球が少し中に入り、左中間への痛烈な同点二塁打を浴びた。

林崎は「もっとはっきり外しておけば…」。佐藤も「悔いの残る1球」と反省する。この1打で、流れは相手に傾き、2死二塁から7番白水に甘いツーシームを中前に運ばれ勝ち越しを許した。それまで何とかしのいでいた相手強力打線に、最後の最後につかまった。

敗れはしたが選手たちは真っ向勝負を貫いた。

サプライズとなった山口の先発。甲子園で初登板の右腕は5回を3安打無失点と期待に応えた。打線も1回、こちらのも驚きの先発だった大阪桐蔭・沢田の立ち上がりを攻め、笹川のタイムリーで先制した。

最大の見せ場は同点の7回の攻撃。6回から登板した197センチ右腕藤浪の150キロ越えの直球に振りまけず3連打で無死満塁と攻めた。打順は7・8・9番だったが、森監督は小細工せず一打にかけた。結果は3連続三振。大ピンチで超高校級の投球を見せた藤浪を褒めるしかない。見応えのある堂々とした対決だった。

甲子園5大会連続初戦敗退の呪縛から解き放たれ、実力の片鱗を見せた。しかし、笹川は「8強では満足できない。夏には借りを返したい」と前を見据える。“全国制覇”を目指し、ナインは再び、果てなき冒険の旅にでる。

2012年3月31日 埼玉新聞掲載

Re: 野球部情報 3/31
管理人 / 2012-03-31 14:40:00 No.22170
山口、闘志の5回力投

浦和学院の先発のマウンドには、ここまで2試合を1人で投げた佐藤ではなく、背番号11の2年生右腕山口が立った。森監督は「佐藤1人に頼るというのは、準備してきたことを考えても本意ではない」と起用を説明した。

山口は「とにかく投げたかった」と全身からほとばしる闘志を右腕に込めた。142キロの直球や縦の変化球を中心に、5回を投げて被安打3で無失点。6回から先輩佐藤にたすきを渡した。

ただ、2巡目からは捉えられ始めただけに本人は「少しは自信がついたけど、9回まで投げきれる投球がしたい」。手応えを感じつつも、決して満足はしていなかった。

★浦学ナインひと言
▼必ず戻ってくる 佐藤拓也投手
実力のなさが勝負どころで出た。必ず夏に戻ってくる。

▼夏には全国制覇する 林崎龍也捕手
これで終わりでない。帰ってきて夏は全国制覇する。

▼点を取れるチームに 明石飛真一塁手
どんな投手からでも、5、6点取れるチームにしたい。

▼打撃面に心向け練習 緑川皐太朗二塁手
今度は打てるように打撃面に心を向けて練習する。

▼夏には活躍し勝利を 木暮騎士三塁手
活躍できなかった。夏は自分が甲子園で勝たせたい。

▼夏にはリベンジする 竹村春樹遊撃手
最後まで勝つ気持ちだった。夏にはリベンジしたい。

▼貢献し借りを返したい 山根佑太左翼手
勝ちに貢献出来る選手になって借りを返したい。

▼結果出せず力不足感 石橋司中堅手
迷わずに打席に入れたが結果が出せず力不足を感じた。

▼好投手と対戦できた 笹川晃平右翼手
すごい投手と対戦できたことは、良い経験になった。

▼投げられずに悔しい 野村亮太投手
佐藤さんらの姿を見て自分が投げられず悔しい。

▼低めの練習をしたい 山口瑠偉投手
勝ちたかった。低めに投げられるように練習したい。

▼日本一になれず悔しい 西川元気捕手
日本一になるためにやってきた。悔しい思いだけ。

▼必ずマウンドに立つ 伊藤裕貴投手
投げられず悔しい。甲子園のマウンドに必ず立ちたい。

▼悔しさにも良い経験 森戸佑樹二塁手
出られず悔しいが、とても良い経験が出来た。

▼気負って結果出せず 吉川智也三塁手
先発の喜びを感じたが気負って結果を出せなかった。

▼怪我治し戻ってくる 渡邊剛投手
怪我を治し、甲子園のマウンドに戻ってきたい。

▼スタメン勝ち取る 西岡伸朗中堅手
夏はスタメンを勝ち取ってこの舞台に立ちたい。

▼悔しい思いいっぱい 安室健太中堅手
結果を出せず、とにかく悔しい思いでいっぱい。

2012年3月31日 埼玉新聞掲載

Re: 野球部情報 3/31
管理人 / 2012-03-31 15:03:00 No.22171
ナイン奮闘に拍手
高まる夏への期待

「よく頑張った」「夏に戻ってこいよ」。30日、第84回選抜高校野球大会準々決勝で浦和学院は大阪桐蔭に2−3で逆転負け。20年ぶりの4強こそ逃したが、西の横綱とがっぷり四つに組んだ好ゲームに、真っ赤に燃えた約千人の応援団からは歓声がやむことはなかった。

地元・大阪の強豪校との対戦に一塁側のアルプススタンドの熱気はすさまじかった。

応援団長を務める西尾太志選手(新3年)は「応援の数では負けるが、いつも以上に大声を張り上げる」。鉢巻きを締め直す手にも力が入る。林崎捕手の母・美紀さんも「1人が10人分の応援を」と気合い満々。ソングリーダー部の杉本優さん(新3年)は「決勝まで応援するつもり」と笑顔で選手を見つめる


緑川二塁手と木暮三塁手が小学生時代に所属していた野球チーム・大宮アローズの選手、監督ら40人がバス1台で応援に駆けつけた。2人を指導した関根道雄監督は「こんな素晴らしい所で野球が出来るなんて…。感動して言葉では表せない」と感無量の様子。チームの主将を務める附田彪冴くん(新6年)は「自慢できる先輩たち。格好良い」。シートノックをする2人に視線はくぎ付けだ。

試合は開始から動く。1回に4番笹川選手の中前適時打で幸先良く先制。その瞬間、全員が肩を組んで応援歌を合唱。スタンドのボルテージも最高潮に達した。

一方で不安げにグラウンドを見つめる人も。甲子園初登板で先発した山口投手の母・直子さんは、3回まで無失点に抑えてベンチに戻る息子の姿に「良かった。みんなのバックアップのおかげ」と安堵しつつも、やっぱりまだ心配そう。

2−1で迎えた9回。6回からリリーフした佐藤投手が1死から2点を奪われ逆転された。浦和学院ナインも意地を見せ、9回2死から連打で望みをつなぐ。だが、同点、サヨナラの願いも届かず、このまま2−3で惜しくも敗れた。

奮闘した選手たちに試合後は「よくやったぞ」と鳴り止まない歓声。そして拍手…。佐藤投手の母・馨さんは「『よく頑張ったね。ありがとう』と言いたい。夏も甲子園に連れてきてくれると信じて、これからも応援します」と、こぼれ落ちる涙をそっと拭った。

2012年3月31日 埼玉新聞掲載

Re: 野球部情報 3/31
管理人 / 2012-03-31 15:05:00 No.22172
★浦学、勝利目前に涙 9回よもやの逆転喫す

相手主戦の藤浪をどう打ち崩すかが課題だったが、意外にも沢田(3年)が先発した。初回、浦和学院は先頭の竹村(2年)が左前安打で出塁。1死一、三塁から四番笹川(3年)が中前に適時安打を放ち、瞬く間に先制点を挙げた。

浦和学院も先発は控えの山口(2年)。序盤から好調で、強打大阪桐蔭に対し、直球を主体に変化球でかわし、5回を3安打無失点に抑えた。

同点に追いつかれた直後の7回裏は、藤浪相手に連続3安打で無死満塁の好機を迎えたものの、後続3人は153キロの直球やスライダーを前に連続三振に終わった。しかし、8回には2敵失などで2死満塁とし、捕逸でついに勝ち越した。

9回表。右翼手笹川が好返球で右前安打で二塁を狙った先頭打者を刺したが、次打者に粘られてこの日唯一の四球。その後、同点、逆転打を許した。

「みんなで守りながら1点をもぎ取る野球」。スター選手がいないチームで森士(おさむ)監督が掲げるスタイルだ。浦和学院は今大会3試合すべてで無失策。この日の打線は11安打で、大阪桐蔭の10安打を上回った。試合後、森監督は「あとひとつ、あと一歩」と残念がった。

★「もっと冷静に」夏へ誓う 浦和学院・林崎捕手

浦和学院の林崎龍也捕手(3年)は試合後、配球ミスを悔いた。

「ナニワのダルビッシュ」の異名を持つ大阪桐蔭の主戦藤浪晋太郎投手(同)から勝ち越した直後の9回、同点にされて2死二塁。7番白水健太選手(同)へ1ストライクから2球目。外角への見せ球が内側に入ってしまった。

2点を取られ、林崎はすかさずマウンドへ上がった。「裏がある。1点なら大丈夫」。勝利目前、明らかに動揺していた。心の中では直球のサインを出した自分自身を戒めた。

昨年の選抜大会に出場した「主戦」の佐藤拓也投手(同)は、昨秋まで不調が続いていた。佐藤は今大会で完全復活し、2回戦まで順調に勝ち進んだ。佐藤の復調を信じ、待ち続けた林崎。甲子園入りしてから「1戦1戦が楽しくて仕方がない」と話していた。

9回裏、2死一、二塁の同点の好機。林崎に打順がめぐってきた。「好調の佐藤、笹川につなぎたい」。狙いは直球。初球からイメージ通りに来た。力みすぎた。打ち返した球は、遊撃手の前に転がり、あっけなく春は終わった。

「冷静な自分を見つけて変わらなきゃ。もう一度、ここに戻ってくる」。夏に向けて自分を鍛え直すと誓った。

★真っ赤な応援団 燃えたスタンド「浦学FIRE REDS」

一塁側スタンドを真っ赤に染めていたのは、応援団「浦学FIRE REDS」の160人。好機が訪れると、大きな歓声と息の合った演奏が響き渡った。

吹奏楽とソングリーダー、野球の3部と生徒会で構成される応援団で、昨年度に「全校挙げて連携よく応援しよう」と結成された。名前には「スクールカラーのエンジ色が応援の熱気で燃えるような赤になる」という意味を込めた。

昨年の選抜高校野球大会は東日本大震災のため応援を自粛した。そのため、大応援団にとって今大会は満を持しての出場。好機の選手たちにエールを送る新曲「ファイトソング」も初めて演奏した。

吹奏楽部副部長の林百恵さん(3年)は「試合中、ファイトソングをずっと演奏できるよう選手に力を送り続けたい」。ソングリーダー部の杉本優部長(同)は「こんな大舞台で応援でき、楽しい。昨年の分も応援する」と力を込めた。

2012年3月31日 朝日新聞掲載

Re:野球部情報 3/31
管理人 / 2012-03-31 15:14:00 No.22173
第84回センバツ
浦学惜敗、4強ならず(その1) 土壇場で逆転許す

第84回選抜高校野球大会に出場している浦和学院は30日、大阪桐蔭(大阪)との準々決勝に臨み、2−3で惜敗した。1992年春以来、20年ぶりのベスト4入りはかなわなかったが、最後まで諦めない粘り強い姿に、アルプススタンドからは惜しみない拍手が送られた。

★3試合とも無失策

準々決勝にふさわしく両校とも一歩も譲らない総力戦だった。

先制は浦和学院だった。一回裏、1番打者の竹村春樹内野手が大阪桐蔭の先発、澤田圭佑投手の2球目を左前に運ぶ。佐藤拓也投手がつないで1死一、三塁としたところで笹川晃平外野手が打席に入った。「打って貢献したい」と話していた笹川外野手が振り抜いた打球は澤田投手のグラブをすり抜けて中前へ。先制点にスタンドは大歓声に包まれた。

浦和学院の先発は甲子園初登板の山口瑠偉投手。1、2回戦は佐藤投手が完投したが、「ここからは総合力」と森士監督からこの日の朝、先発を告げられた。山口投手は140キロを超える直球を主体に2回を無安打に抑える。母直子さん(40)は「みんなのバックアップのおかげ」とほっとした様子でメガホンを握りしめた。

この試合を含め3試合で失策ゼロと堅守を見せた浦和学院。四、五回にともに1死から走者を出すも、山根佑太外野手の一塁への好送球などでいずれも併殺に。山根外野手の兄大輝さん(19)は「落ち着いてよく守った」と目を細めた。

五回までを投げきった山口投手だが「直球のスピードが落ちてきていた」(山口投手)と六回に交代。「ナイスピッチング」と森監督に声をかけられ、代わりに佐藤投手がマウンドへ。その裏には大阪桐蔭の藤浪晋太郎投手も登板。スタンドでメガホンを手に応援していた野球部の木村尚雅選手は「打ってくれよ」とつぶやいた。

七回表に同点に追いつかれると、浦和学院はその裏、笹川、山根両外野手、明石飛真内野手の3連続安打で無死満塁。ここで浦和学院は真っ向から勝負に出るが、藤浪投手が150キロを超える直球とスライダーで踏ん張り、あと1本が出ない。

しかし、直後の八回裏に再び好機が訪れた。佐藤投手の左前打などで2死満塁とすると、捕逸の間に竹村内野手が生還し勝ち越しの1点。スタンドが歓喜に沸く中、試合は最終回へ。「守って」。メガホンを握りしめる野球部の女子マネジャーたち。

林崎龍也捕手が「勝負どころだった」と振り返った九回表1死。大阪桐蔭の4番打者が四球を選ぶと、次打者に直球をとらえられ同点。マウンドに駆け寄った林崎捕手が佐藤投手に「1点なら大丈夫」と声をかけるが、2死から逆転を許す。

それでも選手たちは諦めない。九回裏2死から、緑川皐太朗内野手が「食らいつく気持ちだった」と中前打で出塁。続く竹村内野手も中前打で2死一、二塁にすると、全員がベンチから身を乗り出し声援を送る。林崎捕手が打席に入るとスタンドは総立ちに。母美紀さん(38)は「龍也、お願い」と祈ったが、打球は遊撃手から二塁手のグラブに渡った。

試合後、スタンドからは「よくやった」「胸を張れ」の声が飛んだ。選手たちは主将の明石内野手のかけ声で「ありがとうございました」と頭を下げ、グラウンドを後にした。

★笹川晃平右翼手、母の思いに報いる一打

一回裏1死一、三塁の好機で打席が回ってきた。「やるだけのことはやってきた」。心の中で唱え、初球から迷わず振った打球は二遊間を破った。

昨秋から4番を任された。全国から地区優勝校が集まる神宮大会で愛工大名電(愛知)に敗れてからは、弱音は吐かないと決め、練習から妥協が無くなった。支えになったのは小学1年の時から会社員として一家を支える母美加さん(40)の存在。仕事が終わった深夜にユニホームを洗ってくれた美加さん。茨城県古河市の自宅を離れ、浦和学院への入学に悩んだ時には「費用の心配はしないの。後悔しないように頑張りなさい」と背中を押してくれた。

甲子園にたつ前日、美加さんがこれまで洗剤や靴下と一緒に寮に送ってくれた手紙を読み返し「お母さんの苦労が実るようなプレーを見せたい」と心に決めた。大舞台の準々決勝で、4打数2安打1打点と4番の仕事を果たし、九回表には右前に落ちた打球を二塁に送球し、走者をアウトにする好守備を見せた。

「全力でやったから悔いはない。もっと練習して、今度はチームが一丸となって戦っている姿を見せたい」。夏に向け、表情を引き締めた。

2012年3月31日 毎日新聞掲載

Re:野球部情報 3/31
管理人 / 2012-03-31 15:17:00 No.22174
第84回センバツ
浦学惜敗、4強ならず(その2止) 粘りに拍手「胸張れ」

★後輩20人、目輝かせ

○…一塁側アルプススタンドに、緑川皐太朗内野手と木暮騎士内野手の出身少年野球チーム「大宮アローズ」(さいたま市北区)の小学生20人が駆けつけた。緑川選手と木暮選手を指導した関根道雄監督(62)は「2人とも小学生の時のプレースタイルそのもの。まさかこんな舞台に立つとは」とほくほく顔。甲子園の大きなグラウンドでプレーをする先輩を見ながら、小6で主将の附田彪冴(ひゅうご)君(11)は「頑張って、いつか自分もここで試合したい」と目を輝かせていた。

★夏はマウンドに

○…大会直前に右肘を負傷し登録メンバーを外れた涌本亮太投手は、ファウルボールから応援団を守るためのグラブを手にスタンドから声をからした。昨秋の公式戦で4試合に登板し、投手陣の一翼を担ってきただけに夢舞台に立てない悔しさは募るが、森士監督に「夏が本番だ」と励まされ、下半身の強化などを続けてきた。「試合をスタンドから見ることで新たな発見もある。この経験を生かし夏はあのマウンドに立ちたい」とグラウンド上の選手と同じ思いで声を出し続けた。

★千羽鶴に思い込め

○…東日本大震災以降、ボランティアや合同練習で交流のある宮城県石巻市鹿妻(かづま)地区の「鹿妻・子鹿クラブスポーツ少年団」の小学生らが、初戦に続き、手作りの千羽鶴を手に声援を送った。主将で小6の佐藤菜々実さん(11)は「思いを込めて鶴を折りました。今日も勝って」と必死に声を張り上げたが、試合はあと一歩及ばなかった。同少年団親の会前会長の遠藤孝弘さん(33)は「しびれる試合で勝ってほしかったが子供たちはいい経験ができました。九回裏の粘りを見習います」と話していた。

2012年3月31日 毎日新聞掲載

Re: 野球部情報 3/31
管理人 / 2012-03-31 15:20:00 No.22175
浦学4強ならず…エース佐藤「勝ち意識した自分の弱さ」

浦和学院(埼玉)は優勝候補をあと一歩まで追いつめたが、勝ち切れなかった。

 1―1の8回に藤浪を攻めたてて2死満塁の好機をつくると、相手の捕逸で勝ち越し。しかし、6回から救援したエース佐藤が土壇場の9回に逆転を許した。20年ぶりの4強まであとアウト3つだったが、佐藤は「勝ちを意識せずに投げようと思ったけど、それができないのが自分の弱さ」と肩を落とした。初回に先制打を放った笹川はJリーグ浦和のMF小島の親戚。「この負けを生かして夏に戻って来たい」と雪辱を誓っていた。

2012年3月31日 スポニチ掲載

Re: 野球部情報 3/31
管理人 / 2012-03-31 15:21:00 No.22176
浦和学院、まさかの逆転負け

第84回センバツ高校野球大会第9日(30日、浦和学院2−3大阪桐蔭、甲子園)つかみかけていた準決勝への切符が、するりとこぼれ落ちた。1点リードの九回。浦和学院は、まさかの逆転を許した。

「勝負どころで甘くなり打たれてしまった。すごく悔しい…」。エース佐藤は言葉を振り絞った。

1、2回戦を一人で投げぬいた右腕は、先発マウンドを山口に託し、1点リードの六回から2番手で登板した。七回に同点に追いつかれるも、八回に打線が1点を奪い、あとアウト3つ。だが、最後に相手打線につかまり、佐藤のセンバツは終わった。

1メートル71の小柄な背番号1は、1回戦の敦賀気比戦で完投し、2回戦の三重戦でも無四球の3安打完封。最後に悔しい敗戦を味わったが、今大会での存在感は十分だった。

「自分の実力のなさがわかった。もっと練習して、また甲子園に戻ってきます」。佐藤の視線は、早くも夏を見つめていた。

2012年3月31日 サンケイスポーツ掲載

Re: 野球部情報 3/31
管理人 / 2012-03-31 15:23:00 No.22177
浦和学院あと一歩、森監督「残念です」

目の前にあった勝利を最後の最後で手放した。「残念です。あと一つ、あと一歩。そこが全国で勝ち上がっていくためには必要です」。浦和学院の森士監督(47)は唇をかんだ。

1点リードの九回、エース佐藤拓也(3年)が踏ん張れなかった。1死一塁から高めに浮いた球を左中間二塁打されて同点。次打者を三振に仕留め、2死としながら逆転打を浴びた。2回戦完封の右腕は「勝負どころで自分の実力のなさが出た」と制球の甘さを直視した。

昨秋の明治神宮大会初戦で愛工大名電に1‐8で敗れた時の新聞記事を部室などの壁に貼った。見出しを「屈辱的な大敗」と書き換え、冬の発奮材料にして8強入りにつなげた。明石飛真主将(3年)は「この悔しさを忘れちゃいけない」と届かなかった“あと一歩”を夏の糧にする。

2012年3月31日 デイリースポーツ掲載

Re: 野球部情報 3/31
管理人 / 2012-03-31 15:26:00 No.22178
浦学 あと一歩

第84回選抜高校野球大会9日目の30日、浦和学院は準々決勝で大阪桐蔭(大阪)と対戦。2−3で惜敗、20年ぶりのベスト4進出はならなかった。浦和学院は一回に先制し、山口瑠偉投手(2年)と佐藤拓也投手(3年)の継投で六回まで無失点。優位に展開したが、好機に攻めきれず九回逆転を許した。

一回裏、4番笹川晃平選手(三年)の適時打で先制すると、一塁側アルプススタンドは歓喜の渦に。母美加さん(40)は「よかった!」と他の選手の父母らと跳び上がってはしゃいだ。

投げては、先発の山口投手が初の大舞台で大阪桐蔭の強力打線を五回まで零封。母直子さん(40)は「震えが止まらない」と緊張しながら見守っていた。

1−1の同点で迎えた七回裏無死満塁の好機が三者三振で無得点に終わると、スタンドからは落胆の声も。しかし六回からマウンドに上がった佐藤投手が次の八回を無失点に抑え、相手に傾きかけた流れを断った。父勝美さん(47)の「まだ、これから」という言葉どおり、直後の八回裏にはパスボールで1点を勝ち越した。

長打などで逆転され、1点を追う展開になった九回裏。「メンバー入りできなかった悔しさをサポートに」と応援団長になった野球部員の西尾太志(たいし)君(三年)は逆転を信じて声をからした。9番緑川皐太朗選手(三年)と1番竹村春樹選手(二年)は2死からの連続安打で声援に応え、最後までスタンドを沸かせた。

試合後、最後の打者となった林崎(りんざき)龍也捕手(三年)の母美紀さんは涙を流して選手に拍手を送り、緑川選手の父美博(よしひろ)さん(44)は「いい試合を見せてもらった」と思いをかみしめた。

◆監督・主将談話

浦和学院・森士監督 選手は最後まであきらめず、よくやってくれた。収穫の多い試合だった。打撃では冬にバットをたくさん振ってきた成果が出た。勝負強さをつけることがテーマだ。

同・明石飛真主将 力はすべて出し切った。勝ちたいという気持ちや技術面で、相手が一枚上だった。簡単には勝たせてもらえないという野球の怖さを知ったことが勉強になった。

大阪桐蔭・西谷浩一監督 苦しい試合だった。少しずつ取り返そうと粘り強く戦うことができた。ミスが失点につながるなど一つ間違えれば終わっていた。選手はまだまだ、勉強が足りない。

同・水本弦主将 この冬場の練習はかなり厳しかった。それを乗り越えることができたので、粘り強く戦うことができ、逆転につながった。気持ちの面で成長できたことをうれしく思う。

★<熱球譜>主砲の意地 速球攻略 笹川晃平選手(3年)

特別な意味を持つ打席だった。マウンドには大阪桐蔭のエース・藤浪晋太郎投手(三年)。待ち望んだ対決は、七回裏に実現した。

甲子園出場校には150キロ超の球速を誇る投手が少なくなく、藤浪投手もその一人。新チームで4番を任されてから、「全国の投手と渡り合うために」と取り組んできた“速球対策”の成果を試す場となった。

この冬、一日二千本の素振りや、ピッチングマシンを手前に出しての打ち込みを何度も繰り返し、スイングスピードを磨いたという。

結果は出た。ツーストライクに追い込まれてから3球目の直球をセンター前にはじき返した。

「少しは成果が出たと思う」と、手応えは感じている。だが「2打席目はバットの先っぽだった」と、まだ納得はしていない。

試合には敗れたが、「本番はあくまでも夏。磨きをかけて借りを返す」とさばさばした様子。出てくる言葉も「スライダーが攻略できなかった」「決定機にもう一本が出なかった」と課題ばかりで、感傷はない。10年ぶりのベスト8にも「優勝以外は意味がない」。

「一戦必勝」「全国制覇」を掲げる浦和学院ナインの中心選手として、どこまでも高みを見据えた。

2012年3月31日 東京新聞掲載

Re: 野球部情報 3/31
管理人 / 2012-03-31 15:26:00 No.22179
大変申し訳ありませんが、サイトの更新は夜に行います
ご了承下さい

Re:野球部情報 3/31
管理人 / 2012-04-01 02:33:00 No.22180
藤浪153キロ出た!センバツ最速タイ&3者三振斬り

球史に刻まれる153キロ。準々決勝2試合が行われ、大阪桐蔭(大阪)のエース・藤浪晋太郎投手(3年)が浦和学院(埼玉)戦でセンバツ史上最速タイの153キロをマーク。救援登板で4回を1失点に抑え、チームを初の4強に導いた。

ほえた。同点の7回だ。冷静沈着な投球が持ち味の藤浪が、珍しく感情をむき出しにした。「自然に出た」と、マウンド上で雄叫びを上げる。圧巻の3者連続空振り三振。無死満塁の大ピンチを己の剛腕で切り抜けた。

「テンパッてしまわないよう、自分の気持ちをしっかり持って押していった。気持ちが入っていたから球速が出たと思う」。1点を追う6回から登板。7回に同点に追いついた直後だ。無死から3連打。ここでギアをマックスに入れる。まず7番・吉川をスライダーで空振り三振。続く石橋への初球だ。1メートル97の長身から投げ下ろされた直球は、153キロをマークした。自己記録を3キロ更新し、08年の平生(宇治山田商)に並ぶセンバツ史上最速タイ。スタンドはどよめき、息をのんだ。最後は150キロ直球で斬ると、3人目の緑川はスライダーで仕留めた。

しなやかな腕の振りから、グンと伸び上がる直球。2失策が絡んだ8回2死満塁では、150キロの高め直球を捕手の森が「速すぎた。伸びていた」と捕れずに後ろにそらす。そのボールの凄さゆえに許した痛恨の失点。それでも藤浪は「9回もある」と後続をキッチリと断った。その言葉通りに打線が逆転。西谷浩一監督は「土俵際で守れたことが、次の攻撃につながった」と振り返った。

甲子園に新たな伝説を刻んだ153キロ、そして3連続K。逆転負けした昨夏の大阪大会決勝など、エースは大事な試合で力を発揮できず勝負弱いとも言われてきた。チーム初の春4強。「(153キロは)素直にうれしいが、それよりチームが勝った方がうれしい。これからも一試合一試合、決勝戦のつもりでやっていきたい」。勝利の立役者は試合後、いつもの涼しげな表情に戻っていた。

2012年3月31日 スポニチ掲載

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