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野球部情報
管理人 /
2012-05-06 11:09:00
No.22514
春日部東4強
引き分け、雨天…4日越し
選抜8強浦学破る
勝利導いた守備力
引き分け再試合、降雨ノーゲーム、雨、雨。春日部東が4日越しの戦いに決着を付けた。選抜8強の浦和学院に快勝しての4強に中野監督は開口一番「出来過ぎかな」と顔をほころばせた。
1回、先頭の松尾が三塁打を放つと、続く西村がすかさずタイムリー。わずか4球で先制し、その後も相手ミスに乗じ加点した。そんな効果的な攻撃も見事だったが。勝利を引き寄せたのは完封した左腕熊谷をもり立てた。ここぞの守備だ。
3回2死二塁では、浦和学院・笹川の中前打に中堅手小山が矢のような送球で二塁走者林崎を本塁で刺殺。7回無死満塁は、浅い右飛に途中出場の小曽根が「絶対ゼロに抑えたかった」と見事な送球でタッチアップした三塁走者木暮を刺した。熊谷も「本当に大きかった」と感謝しきりだった。
主将の若月は「相手に1点を与えない守備を練習してきた」と胸を張り、中野監督も「こういう試合をするために練習してきた」とうなずく。ミスが失点に絡んだ浦和学院とは対照的だった。全国の強豪を破ってつかんだ関東切符の価値は果てしなく大きい。
★熊谷粘りの完封劇
春日部東の左腕熊谷が味方の好守にも支えられ完封。「冬の間、頑張ってきてよかった」と勝利の瞬間にはこん身のガッツポーズも飛び出した。1日には15回を1失点で完投し、2日間計24回を1失点。浦和学院の強力打線を完全に手玉に取った。
ゆったりとした投球フォームから直球とスライダーを四隅に投げ分け、決定打を与えなかった。元々はスリークォーターだったが、浦和学院との1戦目の前日に中野監督の助言でサイドに変えたばかり。背番号8は「強い気持ちで向かっていけた。自信になる」と心地良さそうに汗を拭った。
★ミス頻発 疲れの色
シード勢最後の砦が崩れ落ちた。選抜大会8強の浦和学院が完封負け。森監督は「出し尽くして完敗。勝負どころでの差が出た」と春日部東の集中力に脱帽した。
不振が続く打線は8回まで毎回走者を出しながら、好機でいずれも凡退した。無安打に終わった佐藤は「貢献できなかった」と肩を落とす。
守備も考えられない安易なミスが頻発し失点につながった。投手陣も踏ん張れず、今大会初先発の野村は「変化球が甘く入ってしまった」と立ち上がりを攻められ、味方の失策も絡んで初回に2失点。2番手の山口も4四死球にボークと本来の投球からは程遠い内容で失点を重ねた。
選抜大会の疲れがあったのか、本来の力を出せなかった。「夏に向けて充電していく」と指揮官。悔しさを夏にぶつける。
2012年5月6日 埼玉新聞掲載
Re:野球部情報
管理人 /
2012-05-06 11:13:00
No.22515
センバツ8強浦和学院
関東大会進出ならず「完敗です」
今センバツで8強入りした浦和学院が、関東大会進出を逃した。
1日は延長15回引き分けで、2日は6回途中降雨ノーゲーム。春日部東と3度目の対戦で打線は9安打を放ちながら、初回、7回の満塁機で一本が出ずに零敗。森士監督は「完敗です。つまらないミスでの失点が大きかった。(打線は)最後まで相手の投手をつかみきれなかった」と悔やんだ。
2012年5月6日 スポニチ掲載
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引き分け、雨天…4日越し
選抜8強浦学破る
勝利導いた守備力
引き分け再試合、降雨ノーゲーム、雨、雨。春日部東が4日越しの戦いに決着を付けた。選抜8強の浦和学院に快勝しての4強に中野監督は開口一番「出来過ぎかな」と顔をほころばせた。
1回、先頭の松尾が三塁打を放つと、続く西村がすかさずタイムリー。わずか4球で先制し、その後も相手ミスに乗じ加点した。そんな効果的な攻撃も見事だったが。勝利を引き寄せたのは完封した左腕熊谷をもり立てた。ここぞの守備だ。
3回2死二塁では、浦和学院・笹川の中前打に中堅手小山が矢のような送球で二塁走者林崎を本塁で刺殺。7回無死満塁は、浅い右飛に途中出場の小曽根が「絶対ゼロに抑えたかった」と見事な送球でタッチアップした三塁走者木暮を刺した。熊谷も「本当に大きかった」と感謝しきりだった。
主将の若月は「相手に1点を与えない守備を練習してきた」と胸を張り、中野監督も「こういう試合をするために練習してきた」とうなずく。ミスが失点に絡んだ浦和学院とは対照的だった。全国の強豪を破ってつかんだ関東切符の価値は果てしなく大きい。
★熊谷粘りの完封劇
春日部東の左腕熊谷が味方の好守にも支えられ完封。「冬の間、頑張ってきてよかった」と勝利の瞬間にはこん身のガッツポーズも飛び出した。1日には15回を1失点で完投し、2日間計24回を1失点。浦和学院の強力打線を完全に手玉に取った。
ゆったりとした投球フォームから直球とスライダーを四隅に投げ分け、決定打を与えなかった。元々はスリークォーターだったが、浦和学院との1戦目の前日に中野監督の助言でサイドに変えたばかり。背番号8は「強い気持ちで向かっていけた。自信になる」と心地良さそうに汗を拭った。
★ミス頻発 疲れの色
シード勢最後の砦が崩れ落ちた。選抜大会8強の浦和学院が完封負け。森監督は「出し尽くして完敗。勝負どころでの差が出た」と春日部東の集中力に脱帽した。
不振が続く打線は8回まで毎回走者を出しながら、好機でいずれも凡退した。無安打に終わった佐藤は「貢献できなかった」と肩を落とす。
守備も考えられない安易なミスが頻発し失点につながった。投手陣も踏ん張れず、今大会初先発の野村は「変化球が甘く入ってしまった」と立ち上がりを攻められ、味方の失策も絡んで初回に2失点。2番手の山口も4四死球にボークと本来の投球からは程遠い内容で失点を重ねた。
選抜大会の疲れがあったのか、本来の力を出せなかった。「夏に向けて充電していく」と指揮官。悔しさを夏にぶつける。
2012年5月6日 埼玉新聞掲載