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武田裕介氏 情報
管理人 /
2012-06-10 14:16:00
No.22671
武田裕介氏 24期
パワーリフティング日本王者 さいたまの武田裕介さん
磨いた筋肉 いざ夢へ
12日から世界大会出場
2011年ジャパンオープンパワーリフティング選手権105キロ級で日本記録を出して優勝した、さいたま市の武田裕介さんが、12日からスウェーデンで行われる初の世界最高峰の大会「第1回ワールドクラシックパワー」に出場する。「優勝するには武田のいない階級で」と国内では他の選手の階級を変えさせるほどの“絶対王者”が、日本代表として「世界取り」に挑む。
★「捕まって」契機
パワーリフティングは、バーベルを肩に担いで持ち上げる「スクワット」、台にあおむけになった状態でバーベルを持ち上げる「ベンチリフト」、床に置いたバーベルを腰の位置程度まで持ち上げる「デットリフト」の3種目の総称。武田さんの3種目合計の752.5キロは日本記録だ。
埼玉大ウエイトトレーニング部の外部コーチを務める武田さん。競技と出会ったのは浦和学院高校に入学した時。アメリカンフットボールをやるはずが、「先輩に捕まってしまって」とパワーリフティング部へ。武田さんは「人数が少なかったので誰でも良かったんだと思います」と笑って振り返る。
それでも「数字で成長が分かる単純さが良い」とのめり込み、3年生の時に高校チャンピオンに。進学した国際武道大(千葉県)では2年生から4年生まで大学3連覇を果たした。昨年10月に行われた国内最大の大会でも2位の選手に約70キロの差をつけて圧勝した。
埼玉大では、部員に用具をプレゼントしたり、一緒に片付けもしたりする。「面倒見が良いんです」「こわもてだけど本当は優しい人」「みんなのやる気の源です」と部員からの信頼は厚い。武田さんは「使わないのを持ってきているだけ」と照れくささをごまかそうとするが、「実は(キャラクターの)リラックマが好きなんですよ」などと暴露する部員たちに防戦一方だ。
★体重減に注意
日本王者とはいえマイナーな競技。理解者は少なく武田さんにスポンサーはいない。それでも「50万かけても世界大会へ行った人にしか分からない世界があるから」と、工場のアルバイトや仲間のジムでスタッフとして働いてためてきたお金を惜しげもなくつぎ込む。「この競技で世界チャンピオンになりたいんです。後のことはそれから考えます」。迷いなどみじんもなく言い切る。
出場する105キロ級には世界各国の代表18人がエントリーしている。提出記録上では武田さんは12位。しかし最近の練習で挙げた3種目合計800キロは上位に入る可能性が十分ある。
調整の具合について、「海外に行くと体重が落ちるのでそれは注意しないと」と話し、「あとは世界チャンピオンになるだけです」。淡々と語りながらも、夢へ向けて闘志をみなぎらせていた。
2012年6月10日 埼玉新聞掲載
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パワーリフティング日本王者 さいたまの武田裕介さん
磨いた筋肉 いざ夢へ
12日から世界大会出場
2011年ジャパンオープンパワーリフティング選手権105キロ級で日本記録を出して優勝した、さいたま市の武田裕介さんが、12日からスウェーデンで行われる初の世界最高峰の大会「第1回ワールドクラシックパワー」に出場する。「優勝するには武田のいない階級で」と国内では他の選手の階級を変えさせるほどの“絶対王者”が、日本代表として「世界取り」に挑む。
★「捕まって」契機
パワーリフティングは、バーベルを肩に担いで持ち上げる「スクワット」、台にあおむけになった状態でバーベルを持ち上げる「ベンチリフト」、床に置いたバーベルを腰の位置程度まで持ち上げる「デットリフト」の3種目の総称。武田さんの3種目合計の752.5キロは日本記録だ。
埼玉大ウエイトトレーニング部の外部コーチを務める武田さん。競技と出会ったのは浦和学院高校に入学した時。アメリカンフットボールをやるはずが、「先輩に捕まってしまって」とパワーリフティング部へ。武田さんは「人数が少なかったので誰でも良かったんだと思います」と笑って振り返る。
それでも「数字で成長が分かる単純さが良い」とのめり込み、3年生の時に高校チャンピオンに。進学した国際武道大(千葉県)では2年生から4年生まで大学3連覇を果たした。昨年10月に行われた国内最大の大会でも2位の選手に約70キロの差をつけて圧勝した。
埼玉大では、部員に用具をプレゼントしたり、一緒に片付けもしたりする。「面倒見が良いんです」「こわもてだけど本当は優しい人」「みんなのやる気の源です」と部員からの信頼は厚い。武田さんは「使わないのを持ってきているだけ」と照れくささをごまかそうとするが、「実は(キャラクターの)リラックマが好きなんですよ」などと暴露する部員たちに防戦一方だ。
★体重減に注意
日本王者とはいえマイナーな競技。理解者は少なく武田さんにスポンサーはいない。それでも「50万かけても世界大会へ行った人にしか分からない世界があるから」と、工場のアルバイトや仲間のジムでスタッフとして働いてためてきたお金を惜しげもなくつぎ込む。「この競技で世界チャンピオンになりたいんです。後のことはそれから考えます」。迷いなどみじんもなく言い切る。
出場する105キロ級には世界各国の代表18人がエントリーしている。提出記録上では武田さんは12位。しかし最近の練習で挙げた3種目合計800キロは上位に入る可能性が十分ある。
調整の具合について、「海外に行くと体重が落ちるのでそれは注意しないと」と話し、「あとは世界チャンピオンになるだけです」。淡々と語りながらも、夢へ向けて闘志をみなぎらせていた。
2012年6月10日 埼玉新聞掲載