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野球部情報
管理人 / 2012-07-25 09:34:00 No.22948
栄冠へあと3勝 8強激突
きょう準々決勝

8強が決まった第94回全国高校野球選手権埼玉大会は25日、県営大宮と市営大宮の2球場で準々決勝4試合を行う。5回戦でBシード春日部東が姿を消したものの、史上初めて私立校が8強を独占した昨年と変わり、公立勢ではBシード川口と熊谷商が残った。一方で浦和学院、花咲徳栄、春日部共栄など強豪私立は順当に駒を進めている。頂点まであと三つ、強豪同士の激突はここからが佳境だ。準々決勝の見どころを対戦カードごとに紹介する。

■優勝の行方占う一戦
【花咲徳栄ー浦和学院】
有力校同士の激突。優勝の行方を占う一戦だ。昨秋の決勝では、浦和学院が11ー3で勝った。

花咲徳栄は、ある程度の失点は覚悟の上で打線が今大会無失点の浦和学院投手陣から得点を奪えるか。1〜3番の左打者・関口、山本、楠本の出塁から突破口を開きたい。浦和学院は4試合で10安打10打点の4番山根を中心に下位の高田ら打線も好調。先制点を挙げ試合を優位に進めたい。花咲徳栄はここ3試合同様、高橋航から早めの継投が予想される2番手上田の踏ん張りが不可欠。

■川口・高窪VS昌平打線
【昌平ー川口】
川口の好右腕高窪と初の4強を狙う昌平打線の対決。昌平は昨夏3回戦で川口にサヨナラ負けしており雪辱に燃える。

昌平は3回戦から2点差以内と接戦に強い。高窪は直球とスライダーを駆使して四隅を突いてくる。前半は球数を投げさせ、後半勝負に持ち込みたい。1番岩立が出塁し3回戦で逆転3ランの正木、4番田倉の一打に期待。川口は正智深谷との5回戦のように打線が早めに高窪を援護できるか。丸山、関本、小林の前に走者を置いて昌平投手陣に圧力をかけたい。

■強打線どちらが爆発
【狭山ヶ丘ー聖望学園】
昨秋の県大会準々決勝の再戦。聖望学園が序盤に6点を奪い8ー3で快勝した。狭山ヶ丘はエース川畑を攻略し、初の4強に名乗りを上げたい。

狭山ヶ丘は、直近の2試合で14、13安打と打線の状態は上向き。多賀、小湊、伊藤の上位から粕谷ら下位まで抜け目がない。川畑は直球、変化球ともキレが抜群。好機でこそ、しっかり狙い球を絞っていきたい。対する聖望学園は長打力を備える打者がそろい、打線に迫力がある。5回戦で10残塁した反省を生かし、確実に好機を生かせるか。

■古豪と強豪 終盤焦点
【熊谷商ー春日部共栄】
先発が濃厚な熊谷商のエース川崎が春日部共栄打線相手にどこまで踏ん張れるかが最大の焦点。

春日部共栄は強力打線だが4、5回戦では、それぞれ14、12残塁と攻めあぐねている印象。熊谷商は川崎が持ち味を発揮して終盤まで粘れれば、勝機はある。打線は1番吉田や松本、太田、小野の好調な上位陣にチャンスで回せれば面白い。春日部共栄は青木、西沢の投手陣やバックは安定しているだけに、序盤の好機に小林永、鎌田、板倉の3〜5番が一本を出し、主導権を握りたい。

2012年7月25日 埼玉新聞掲載

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