浦学OB倶楽部 BBS
新規
過去
ヘルプ
管理
戻る
ADVENBBSの過去ログを表示しています(閲覧専用)
野球部情報
管理人 /
2012-10-05 10:30:00
No.23951
4強決定
浦和学院×聖望学園
川越東×花咲徳栄
第6日は準々決勝4試合が行われ、浦和学院、花咲徳栄、川越東、聖望学園が勝ってベスト4に進出した。
4連覇を狙うAシード浦和学院は4点を追う9回、高田、木暮の連続適時打、代打 伊藤の押し出し死球で1点差とすると、渡邊の二ゴロが敵失を誘い二者が生還。上尾に7−6で逆転サヨナラ勝ちした。川越東はBシード春日部共栄に競り勝ち3年ぶりの4強入り。岩田の中前打で9回に勝ち越すと、1年生左腕高橋が4安打1失点と好投した。
Bシード聖望学園は9回に3点を勝ち越し、粘る朝霞を7−4で振り切った。Aシード花咲徳栄は効率良く得点を奪い、関口、小暮のリレーで埼玉栄を5−0と完封した。
休養日を1日挟み、準決勝は6日、県営大宮球場で浦和学院−聖望学園(10時)、川越東−花咲徳栄(12時30分) のカードで行われて、勝者が選抜大会への最終関門となる関東大会(27日〜31日・ 群馬)に出場する。
浦和学院4点差 逆転サヨナラ
絶体絶命で王者の底力
2−3の9回に3点を追加され2−6。さすがに浦和学院の4連覇は風前のともしびだと誰もが思った。しかし、この絶体絶命の大ピンチになって、王者が目覚めた。「絶対に負けてたまるか」と甲子園メンバーの竹村。一球に食らい付く執念を取り戻し一挙5得点。大逆転のサヨナラ勝ちだ。
9回、先頭の贄が低めのフォークをすくう中前打で出塁すると、竹村、山根の連続四死球で無死満塁。球場の雰囲気がにわかに変わった。
長打を警戒した上尾外野陣が深い位置を取ると、高田は中前にぽとりと落ちるタイムリーを放った。木暮も「仲間を信じてつなげる」とフルカウントから左前適時打で続き、2点を返し4−6。
1死後、代打伊藤が押し出し死球で1点 差。ここで渡邊が「絶対につなぐ」と全員の思いが乗り移った鋭いゴロが二遊間へ。 打球が二塁手のグラブをはじき転々とする間に二者が生還し、劇的なサヨナラ勝ちが完結した。
「奇跡だ」と森監督。追い込まれてから発揮した底力は、浦和学院の強さを印象付ける。しかし試合後の選手たちに笑顔はなかった。「悪いところの方が多かった。喜んでいる暇はない」と竹村。薄氷の勝利を反省した。
潔く「力負け」 上尾
まさかの幕切れに上尾ナインはしばらく動けなかった。9回、浦和学院に4点差をひっくり返され逆転サヨナラ負け。高野監督は「この流れで勝ち切れないのは監督の責任」と、王者相手に奮闘した選手をかばった。
8回までは絵に描いたような上尾ペース。1回、小山の中前打、五十嵐涼の三塁打で3点を先制した。その後は予想通り、 防戦一方となったが右腕五十嵐涼が粘りの投球。バックも遊撃手山口を中心に猛攻を耐えてきた。
だが9回に3点を追加したことで勝ちを意識したのか、その裏は3四死球、失策で力尽きた。主将の田中は「力負けです」と潔く認め、「しのいでしのいで後半戦に持っていく自分たちの野球をもっと確立したい。冬を越え、強くなって戻ってきます」。悔しさを押し殺し必死に前を向いた。
2012年10月5日 埼玉新聞掲載
ADVENBBSの過去ログを表示しています。削除は管理者のみが可能です。
浦和学院×聖望学園
川越東×花咲徳栄
第6日は準々決勝4試合が行われ、浦和学院、花咲徳栄、川越東、聖望学園が勝ってベスト4に進出した。
4連覇を狙うAシード浦和学院は4点を追う9回、高田、木暮の連続適時打、代打 伊藤の押し出し死球で1点差とすると、渡邊の二ゴロが敵失を誘い二者が生還。上尾に7−6で逆転サヨナラ勝ちした。川越東はBシード春日部共栄に競り勝ち3年ぶりの4強入り。岩田の中前打で9回に勝ち越すと、1年生左腕高橋が4安打1失点と好投した。
Bシード聖望学園は9回に3点を勝ち越し、粘る朝霞を7−4で振り切った。Aシード花咲徳栄は効率良く得点を奪い、関口、小暮のリレーで埼玉栄を5−0と完封した。
休養日を1日挟み、準決勝は6日、県営大宮球場で浦和学院−聖望学園(10時)、川越東−花咲徳栄(12時30分) のカードで行われて、勝者が選抜大会への最終関門となる関東大会(27日〜31日・ 群馬)に出場する。
浦和学院4点差 逆転サヨナラ
絶体絶命で王者の底力
2−3の9回に3点を追加され2−6。さすがに浦和学院の4連覇は風前のともしびだと誰もが思った。しかし、この絶体絶命の大ピンチになって、王者が目覚めた。「絶対に負けてたまるか」と甲子園メンバーの竹村。一球に食らい付く執念を取り戻し一挙5得点。大逆転のサヨナラ勝ちだ。
9回、先頭の贄が低めのフォークをすくう中前打で出塁すると、竹村、山根の連続四死球で無死満塁。球場の雰囲気がにわかに変わった。
長打を警戒した上尾外野陣が深い位置を取ると、高田は中前にぽとりと落ちるタイムリーを放った。木暮も「仲間を信じてつなげる」とフルカウントから左前適時打で続き、2点を返し4−6。
1死後、代打伊藤が押し出し死球で1点 差。ここで渡邊が「絶対につなぐ」と全員の思いが乗り移った鋭いゴロが二遊間へ。 打球が二塁手のグラブをはじき転々とする間に二者が生還し、劇的なサヨナラ勝ちが完結した。
「奇跡だ」と森監督。追い込まれてから発揮した底力は、浦和学院の強さを印象付ける。しかし試合後の選手たちに笑顔はなかった。「悪いところの方が多かった。喜んでいる暇はない」と竹村。薄氷の勝利を反省した。
潔く「力負け」 上尾
まさかの幕切れに上尾ナインはしばらく動けなかった。9回、浦和学院に4点差をひっくり返され逆転サヨナラ負け。高野監督は「この流れで勝ち切れないのは監督の責任」と、王者相手に奮闘した選手をかばった。
8回までは絵に描いたような上尾ペース。1回、小山の中前打、五十嵐涼の三塁打で3点を先制した。その後は予想通り、 防戦一方となったが右腕五十嵐涼が粘りの投球。バックも遊撃手山口を中心に猛攻を耐えてきた。
だが9回に3点を追加したことで勝ちを意識したのか、その裏は3四死球、失策で力尽きた。主将の田中は「力負けです」と潔く認め、「しのいでしのいで後半戦に持っていく自分たちの野球をもっと確立したい。冬を越え、強くなって戻ってきます」。悔しさを押し殺し必死に前を向いた。
2012年10月5日 埼玉新聞掲載