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管理人 /
2012-10-09 14:49:00
No.24019
浦学4連覇ならず
最終日は決勝が行われ、ともにAシードの花咲徳栄が4連覇を狙った浦和学院に8−2で快勝し、4年ぶり3度目の栄冠に輝いた。
花咲徳栄は1回、2死満塁から押し出し死球で先制すると、山本竜が右越えに走者一掃の二塁打を放ち3点を追加。3回には敵失で加点すると、その後も若月の2本の犠飛などで突き放した。先発の小栗は、浦和学院打線を6安打2失点に抑え、完投勝利を収めた。
花咲徳栄と浦和学院は関東高校大会(27〜31日・群馬)に出場し、来春の選抜大会への出場権獲得を目指す。
『投好守に“らしさ”なく』
7点差の9回、1点を返す意地を見せたが、最後は二盗失敗で試合終了。投好守において“らしさ”がなかった試合を象徴する終わり方だった。史上初の4連覇を目指した浦和学院は完敗。選手たちは試合後、涙を流して悔しがった。
「やっぱり負けるのは悔しいね」と森監督。それもそのはず、秋の決勝は1995〜2011年まで11度進んで全勝しており、その間3連覇が3度。93年以来19年ぶりとなる頂上決戦の黒星だった。森監督の公式戦通算400勝という記念の勝利もお預けとなった。
今夏の甲子園以来の登板だった先発山口が誤算だった。3四死球を与えるなど4点を失い、1回持たずに降板。「自分の根性のなさが出た」と山口。打線は1回に4番高田の適時打で1点を返したが、なおも1死満塁で6番斎藤が併殺打。その後は立ち直った花咲徳栄の先発小栗に結局6安打に抑えられた。守備も4失策と、らしくないミスが続いた。これで今大会は8失策。遊撃手竹村は「毎日の練習で隙や甘えがあった」と反省する。
甲子園出場後、慌ただしく始動した新チームのもろさがここで一気に噴出した。3年連続の選抜大会出場と、3連覇が懸かる関東大会まで約3週間。主将の高田は「必死に練習したい」と誓う。これで終わる浦和学院ではない。屈辱からの反発力、負けん気の強さこそチームの伝統なのだから。
『高田がチーム唯一の適時打』
いつもの元気がなかったチームの中で主将が気を吐いた。浦和学院の4番高田はチーム唯一の適時打を放ち、扇の要として守備でも魅せた。
4点を先行された1回1死一・三塁で反撃の中前適時打。守って1回に相手の送りバントを素早い処理で二塁封殺し、8回にはけん制で一塁走者を2度アウトにした。
悔しい敗戦に「4連覇への気負いはなかった。ミスを生活の部分から立て直したい。(1年生エースの)小島に頼っていたので打撃を強化したい」と再建を誓った。
『渡邊と伊藤が健在アピール』
10安打8失点と打ち込まれた浦和学院投手陣の中で、左右の2人が約11ヶ月ぶりの公式戦の登板で健在をアピールした。
先発の後を受け、1回途中から救援したのは左横投げの渡邊。4回2/3で3失点したものの、「久しぶりの公式戦の雰囲気を味わえた。右打者が課題」と足元を見つめる。
3番手で上がった長身の右腕伊藤は3回1/3を失策絡みの1失点。「県営は初めてで楽しかった」と今後へ好感触を得た。
関東大会はエース小島だけでは足りない。2投手の復活が層を厚くする。
2012年10月9日 埼玉新聞掲載
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最終日は決勝が行われ、ともにAシードの花咲徳栄が4連覇を狙った浦和学院に8−2で快勝し、4年ぶり3度目の栄冠に輝いた。
花咲徳栄は1回、2死満塁から押し出し死球で先制すると、山本竜が右越えに走者一掃の二塁打を放ち3点を追加。3回には敵失で加点すると、その後も若月の2本の犠飛などで突き放した。先発の小栗は、浦和学院打線を6安打2失点に抑え、完投勝利を収めた。
花咲徳栄と浦和学院は関東高校大会(27〜31日・群馬)に出場し、来春の選抜大会への出場権獲得を目指す。
『投好守に“らしさ”なく』
7点差の9回、1点を返す意地を見せたが、最後は二盗失敗で試合終了。投好守において“らしさ”がなかった試合を象徴する終わり方だった。史上初の4連覇を目指した浦和学院は完敗。選手たちは試合後、涙を流して悔しがった。
「やっぱり負けるのは悔しいね」と森監督。それもそのはず、秋の決勝は1995〜2011年まで11度進んで全勝しており、その間3連覇が3度。93年以来19年ぶりとなる頂上決戦の黒星だった。森監督の公式戦通算400勝という記念の勝利もお預けとなった。
今夏の甲子園以来の登板だった先発山口が誤算だった。3四死球を与えるなど4点を失い、1回持たずに降板。「自分の根性のなさが出た」と山口。打線は1回に4番高田の適時打で1点を返したが、なおも1死満塁で6番斎藤が併殺打。その後は立ち直った花咲徳栄の先発小栗に結局6安打に抑えられた。守備も4失策と、らしくないミスが続いた。これで今大会は8失策。遊撃手竹村は「毎日の練習で隙や甘えがあった」と反省する。
甲子園出場後、慌ただしく始動した新チームのもろさがここで一気に噴出した。3年連続の選抜大会出場と、3連覇が懸かる関東大会まで約3週間。主将の高田は「必死に練習したい」と誓う。これで終わる浦和学院ではない。屈辱からの反発力、負けん気の強さこそチームの伝統なのだから。
『高田がチーム唯一の適時打』
いつもの元気がなかったチームの中で主将が気を吐いた。浦和学院の4番高田はチーム唯一の適時打を放ち、扇の要として守備でも魅せた。
4点を先行された1回1死一・三塁で反撃の中前適時打。守って1回に相手の送りバントを素早い処理で二塁封殺し、8回にはけん制で一塁走者を2度アウトにした。
悔しい敗戦に「4連覇への気負いはなかった。ミスを生活の部分から立て直したい。(1年生エースの)小島に頼っていたので打撃を強化したい」と再建を誓った。
『渡邊と伊藤が健在アピール』
10安打8失点と打ち込まれた浦和学院投手陣の中で、左右の2人が約11ヶ月ぶりの公式戦の登板で健在をアピールした。
先発の後を受け、1回途中から救援したのは左横投げの渡邊。4回2/3で3失点したものの、「久しぶりの公式戦の雰囲気を味わえた。右打者が課題」と足元を見つめる。
3番手で上がった長身の右腕伊藤は3回1/3を失策絡みの1失点。「県営は初めてで楽しかった」と今後へ好感触を得た。
関東大会はエース小島だけでは足りない。2投手の復活が層を厚くする。
2012年10月9日 埼玉新聞掲載