１１月６日
１回戦
Honda★５−３西濃運輸
伯和ビクトリーズ３−４日本通運★
★福田清将　２５期　現：日本通運　３打数　２安打　打点２

福田清将　２５期　現：日本通運
サヨナラタイムリーで勝利決める

社会人野球:日本通運がサヨナラ勝ち

第３８回社会人野球日本選手権大会（毎日新聞社、日本野球連盟主催）第４日の６日は１回戦３試合。第３試合は日本通運（関東・埼玉）が延長１０回にサヨナラ勝ちし、伯和ビクトリーズ（中国・広島）との競り合いを制した。

日本通運が粘りを見せてサヨナラ勝ち。９回に今村の三塁打と福田の中前打で追い付き、１０回２死満塁から福田が右越えに安打を放ち試合を決めた。伯和ビクトリーズは９回に勝ち越したが、最後は投手陣が力尽きた。

日本通運・藪宏明監督　苦しかった。４番が（好機で）打たないとこんな試合になる。後半出場の選手が頑張った。この勢いを次につなげたい。

★サヨナラ打の日通・福田「俺の日だ」

打球は勢いを失わず、右翼手の頭上を越えていった。１０回にサヨナラ打を放った日本通運の福田。途中出場ながら２安打２打点の活躍に、「俺の日だ」と興奮を隠せなかった。

２死から打線がつながった。安打と２四死球で満塁の好機。追い込まれたが「初球から振りにいけたし、外野の守備位置も確認できていた」といたって冷静だった。真ん中に来た球を逃さず、確実に捉えた。

日本選手権の関東地区予選。ＮＴＴ東日本との１回戦では９回に追い付き、タイブレークとなった延長１２回にサヨナラ勝ち。富士重工業との代表決定戦でも２点リードを許しながら７回に３点を奪って逆転勝ち。選手は粘り強さを身に着けていた。

「予選からこういう試合ばかり。簡単には勝たせてくれないがそれも宿命」と藪監督。勢いは本大会でも続いていた。

2012年11月6日　毎日新聞　ネット配信