高校野球秋季大会回顧　中
近畿　京都翔英が初出場Ｖ
東海　県岐阜商５１年ぶり制覇

★東海
今夏の全国選手権大会に出場した県岐阜商が５１年ぶりに優勝した。左腕の藤田、神山のバッテリーを中心に守備力が高い。４番竹中ら打線も勝負強く、投打にまとまりがあった。
準優勝の菰野（三重）は準決勝までの２試合で計１７得点と打力が際立ち、エース山中も力投。ベスト４は、県岐阜商に惜敗した常葉学園菊川（静岡）と市岐阜商。

★北信越
春江工が敦賀気比との福井勢対決を制して初優勝。坪田が全４試合を１人で投げ抜き、決勝も１失点と安定感があった。敦賀気比は主戦の岸本を中心とした堅守が光った。新潟明訓と上田西（長野）が４強入りした。

★近畿
京都翔英が初出場で頂点に立った。得点は４試合で１７と多くはないが、打者の振りは鋭く、３試合で２桁安打をマーク。常に先の塁を狙う積極的な走塁や大胆な守備シフトも目を引いた。投手陣は榎本が３試合で接戦を勝ち抜く原動力となった。
準優勝の報徳学園（兵庫）はエース右腕の乾が全４試合を１人で投げ切った。伸びのある直球を武器に、３４回を４失点と安定感があった。
甲子園大会春夏連覇の大阪桐蔭と龍谷大平安（京都）が４強。１年生の好投手、立田を擁する大和広陵と天理の奈良勢、履正社、大商大堺の大阪勢がベスト８に入った。

2012年11月9日　埼玉新聞掲載

来年８月８日から開催　出場校は例年同様４９校…第９５回夏の甲子園

全国高校野球選手権大会の運営委員会が７日、大阪市内で開かれ、第９５回記念大会を来年８月８日から１５日間、甲子園球場で開催することを決めた。出場校は例年と同じ４９校。組み合わせ抽選会は８月５日午後４時から大阪市のフェスティバルホールで行う。

2012年11月9日　スポーツ報知掲載