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高校野球NEWS
管理人 / 2013-01-25 23:50:00 No.24494
センバツ:各地区の選考経過

◇北海道<枠1、候補3>
2年連続で秋季地区大会を制した北照が順当に選出された。軸になるのは多彩な変化球を低めに集める投球が持ち味の左腕・大串で、昨年のセンバツでマウンドに立つなど経験豊富。地区大会4試合で2失策と内外野ともに堅実な守備、機動力を生かした攻撃も高評価を受けた。決勝で北照に敗れた駒大苫小牧が補欠に回った。

◇東北<枠4、候補15>
昨秋の東北大会で決勝に進出した2校が順当に選ばれた。優勝した仙台育英は、好打者の上林を軸にした強力打線に加え、安定感のある鈴木と馬場の両右腕を擁し、チーム力の高さが評価された。準優勝の聖光学院は、抜群の制球力で多彩な変化球を操る1年生左腕・石井を中心に、接戦をものにする試合巧者ぶりを発揮した。仙台育英が明治神宮大会を制したことで増えた1枠は、東北大会準決勝で聖光学院と接戦を演じた盛岡大付。182センチの1年生右腕・松本の将来性の高さが買われた。「東北絆枠」は、投打にバランスが取れた山形中央が選出された。準決勝で仙台育英にコールド負けした酒田南と、好投手・八木沢が力投して8強入りした光南が補欠に回った。

◇関東・東京<枠6、候補・関東16、東京 4>
東京は、昨秋の秋季大会で初優勝した安田学園が、エース・大金の制球力と3回戦以降4試合連続無失策の堅守を評価されて選ばれた。関東は秋季大会の4強を選出。秋の関東で初の3連覇を果たした浦和学院は全4試合に登板した左腕・小島の制球が良く、積極的な打撃など投攻守のバランスが良いとされた。準優勝の花咲徳栄は球威抜群の右腕・関口と2本塁打の4番・若月らの中軸が高評価。常総学院は2試合連続完投勝ちの右腕・飯田と得点力のある強力打線が評価され、宇都宮商は右腕・飯岡中心の小刻みな継投策が認められた。

6枠目は東京大会準優勝の早稲田実と関東8強の前橋育英の比較となり、西山、二山の両左腕が安定していた早稲田実が投手力で勝るとして選出された。補欠校は前橋育英と関東8強の霞ケ浦、東京大会4強の創価と日体荏原が選ばれた。

◇東海<枠3、候補11>
昨秋の地区大会決勝に進出した2校が、まず選ばれた。優勝した県岐阜商は左腕・藤田を中心とした守備と、どこからでも得点できる打線のバランスが良いとされた。準優勝の菰野は準々決勝、準決勝を2試合連続でコールド勝ちした思い切りのいい打撃が評価された。3校目は4強同士の比較となり、準決勝で県岐阜商と接戦になった常葉菊川が選ばれた。もう一校の4強・市岐阜商は補欠1位になり、戦力が充実した東邦が同2位になった。

◇北信越<枠2、候補16>
昨秋の地区大会で優勝した春江工がまず選出された。安定感のある右腕・坪田と、強肩に加えインサイドワークにたけた1年生捕手・栗原のコンビが高く評価された。2枠目は、地区屈指の速球右腕・岸本を軸に準優勝した敦賀気比 が、大型野手そろう打線にも潜在力があるとされ、選ばれた。準決勝で敦賀気比と延長の接戦を演じた上田西、同じく準決勝で春江工に終盤逆転され惜敗した新潟明訓が補欠となった。

◇近畿<枠6、候補17>
昨秋の近畿大会で4強入りしたチームが、突出した力を持つとして問題なく選出された。京都翔英は投打の柱となる榎本を擁して秋季地区大会で初出場初優勝し、準優勝の報徳学園は攻守に高いレベルを示した。大阪桐蔭は総合力、龍谷大平安は勝負強さが評価された。次いで8強組から、高い守備力と大阪1位の安定感が評価された履正社が5校目に選ばれた。最後の1枠は8強の大和広陵と天理、初戦敗退ながら地力があると判断された神戸国際大付の比較。1年生右腕・立田の将来性と私学の強豪校が集まる地区での健闘が評価され、公立の大和広陵が6校目に選ばれた。天理は準々決勝で大阪桐蔭に七回コールド負けした印象が悪かった。

◇中国<枠3・候補14>
昨秋の地区大会で決勝に進んだ関西と広陵が、まず選ばれた。優勝した関西は4試合で37得点を挙げた攻撃力や左腕・児山を軸とした投手力など、バランスの良さが評価された。広陵も右腕・下石を中心とした堅実な守備が認められた。3校目は4強2校の比較となり、左の好投手・高橋を中心に準決勝で広陵と接戦を演じた岩国商に決まった。準決勝で関西にコールド負けした岩国は、準々決勝で関西に敗れた倉敷商と共に補欠となった。

◇四国<枠3、候補11>
四国大会を制した高知と、準優勝の鳴門がまず選出された。高知は、4番・和田恋を中心に走攻守にまとまりがあり、総合力で際立つとされた。鳴門は1番から9番まで切れ目のない「渦潮打線」が健在で、攻撃力が高く評価された。残る1枠は、ともに四国大会で4強入りした済美と徳島商の比較となったが、1年生の大型右腕・安楽を擁する済美が投手力で勝り、地域性も加味され選ばれた。徳島商、丸亀は補欠に回った。

◇九 州<枠4、候補18>
昨秋の九州大会を制した沖縄尚学、準優勝の済々黌がまず選出された。沖縄尚学は完投能力 のある左腕・比嘉、右腕・宇良を擁し、積極的な打撃と機動力も評価された。済々黌は頭脳的な投球を見せる左腕・大竹が打者としても高評価を受けた。3、4枠目の選考では議論があった。比較の対象は準決勝で共にコールド負けした創成館と尚志館、8強の熊本工と宮崎日大。 創成館は3連続完封勝ちした主戦・大野、尚志館は粗削りながら力強い打撃が認められ、準決勝の大敗も問題なしとされた。沖縄尚学に延長戦で敗れた熊本工が補欠1位となった。

2013年1月25日 毎日新聞 ネット配信

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