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野球部 情報1/27
管理人 /
2013-01-27 13:43:00
No.24505
2013センバツ二重奏 浦和学院
第85回選抜高校野球大会は昨秋の関東大会で決勝を戦った浦和学院、花咲徳栄が文句なしで選出された。埼玉から2校が選ばれたのは2003年の両校以来、10年ぶり3度目の快挙だ。浦和学院は県勢初となる3年連続9度目、花咲徳栄は3年ぶり3度目。一戦ごとに力を付けた浦和学院、圧倒的な力の差を見せつけた花咲徳栄。勝ち方は対照的だったが、互いに試練を乗り越えてつかみ取った“春切符”だった。
『絶体絶命で王者の意地』
急造新チーム 手応えと不安 上
昨年、夏の甲子園16強に進んだ浦和学院。3回戦で天理(奈良)に敗れたのが8月19日。9月に入れば、すぐに秋の地区大会が始まる。竹村、高田の三遊間、4番山根ら主力が残った新チームは、次なる目標の選抜大会出場に向け、急ピッチで準備に取り掛かった。
時間が足りない中、8月23日から9月3日までの間に練習試合を15試合実施するなど、実戦を中心にチーム作りを行った。森監督は「関東に行ける行けないかギリギリのライン。あとは目に見えない部分がプラスに出るかどうか」と一定の手応えは得ていた。
地区大会を順当に突破。第1シードで臨んだ県大会も2、3回戦を快勝した。ここまでの4試合で29得点、無失点と強さを発揮しているように見えたが、森監督は「急仕上げしたしわ寄せから、選手の状態が上向いてこなかった」と不安を抱いていた。
上尾との準々決勝でそれが現実のものとなる。1回表、1年生エース小島が6安打を浴び、3点を先制された。打線は8回まで11残塁の拙攻で2得点。好機を逃し続けると、9回に3点を追加された。2−6。浦和学院の完全な負けパターンだ。
ここで負ければ、3年連続の選抜出場は絶望的。土俵際に追い込まれて、ぴりっとしなかったナインの闘争心にスイッチが入った。最後の攻撃、勝負を諦めた選手はいない。森監督の指示も単純明快。「諦めてないんだな?じゃあ、アウトになるな」
先頭の贄が中前打で口火を切った。打順は中軸に回る。打席のすごみに上尾の投手が押されたのか、四球、死球で無死満塁。球場の雰囲気がにわかに変わった。
こうなると流れは浦和学院のもの。高田、木暮の連続タイムリーで2点を返すと1死後、押し出し死球であっという間に1点差。続く渡邊の放った鋭いゴロが二遊間を襲い、打球が二塁手のグラブをはじいて、転々とする間に2者が生還し、一気の5得点で逆転サヨナラ勝ちとなった。
珍しくナインは感情をむき出しに喜びを爆発させた。試合後の森監督も「奇跡だ」と興奮気味の第一声。竹村は「みんなが仲間を信じ、次に回そうとする思いが勝ちにつながった。絶対に負けてたまるかと思っていた」と力を込める。
本来なら準々決勝で秋は終わっていた。しかし、王者の意地とプライドが絶体絶命のピンチを乗り越えた。この勝利が選抜出場への大きな転機となった。
2013年1月27日 埼玉新聞掲載
Re: 野球部 情報1/27
管理人 /
2013-01-27 13:52:00
No.24506
第85回選抜高校野球 浦和学院だより
地元後援会が激励
山根主将「一戦必勝誓う」
選抜大会出場決定から一夜明けたチームは26日、さいたま市緑区の代山自治会館で地元野球部後援会主催の激励会に出席した。
地元後援会は、浦和学院がある緑区の代山地区の住民が昨年7月に有志で結成し、約60人。昨夏の甲子園など試合会場への応援や、時には自宅に球児を招き、食事などでもてなしている。
後援会の激励を受けた山根佑太主将が、「たくさんの人たちに支えられ甲子園に出場できることに感謝し、目標の日本一に向けて一戦必勝で戦います」と豊富を述べた。
その後、駆け付けたさいたま市の清水勇人市長が「ひた向きなプレーが市民に勇気や希望を与えてくれる。何としても、優勝旗を持ち帰ってきてほしい」とチームにエール。後援会の会田稔会長も「頂点を目指してもらいたい」と大きな期待を寄せていた。
2013年1月27日 埼玉新聞掲載
Re: 野球部 情報1/27
管理人 /
2013-01-27 13:54:00
No.24507
第85回センバツ高校野球:ナイン始動 「日本一」目標に浦和学院
第85回記念選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)に出場が決まった浦和学院(さいたま市)と花咲徳栄(加須市)は26日、それぞれのグラウンドで練習に励んだ。選手たちは目標の「日本一」に向けて、新たなスタートを切った。
浦和学院の選手たちは午前6時40分から、同校グラウンドで練習に取り組んだ。守備練習に汗を流した山根佑太主将(2年)は「今のままでは全国で通用しない。個人個人が意識を高めていかなければならない」と気を引き締めた。
この日、さいたま市の少年野球チーム「大宮アローズ」に所属する小学生約25人が訪れ、選手たちに手作りの千羽鶴を手渡した。同チームは数年前から、浦和学院が甲子園出場を決めた際、千羽鶴を贈り、甲子園にも応援に駆けつけている。市立大宮別所小学校6年の附田彪冴(つくだひゅうご)主将(12)は「必ず日本一になってください」とあいさつ。山根主将は「みなさんの思いを背負って日本一目指して頑張ります」と応えた。
2013年1月27日 毎日新聞埼玉版掲載
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第85回選抜高校野球大会は昨秋の関東大会で決勝を戦った浦和学院、花咲徳栄が文句なしで選出された。埼玉から2校が選ばれたのは2003年の両校以来、10年ぶり3度目の快挙だ。浦和学院は県勢初となる3年連続9度目、花咲徳栄は3年ぶり3度目。一戦ごとに力を付けた浦和学院、圧倒的な力の差を見せつけた花咲徳栄。勝ち方は対照的だったが、互いに試練を乗り越えてつかみ取った“春切符”だった。
『絶体絶命で王者の意地』
急造新チーム 手応えと不安 上
昨年、夏の甲子園16強に進んだ浦和学院。3回戦で天理(奈良)に敗れたのが8月19日。9月に入れば、すぐに秋の地区大会が始まる。竹村、高田の三遊間、4番山根ら主力が残った新チームは、次なる目標の選抜大会出場に向け、急ピッチで準備に取り掛かった。
時間が足りない中、8月23日から9月3日までの間に練習試合を15試合実施するなど、実戦を中心にチーム作りを行った。森監督は「関東に行ける行けないかギリギリのライン。あとは目に見えない部分がプラスに出るかどうか」と一定の手応えは得ていた。
地区大会を順当に突破。第1シードで臨んだ県大会も2、3回戦を快勝した。ここまでの4試合で29得点、無失点と強さを発揮しているように見えたが、森監督は「急仕上げしたしわ寄せから、選手の状態が上向いてこなかった」と不安を抱いていた。
上尾との準々決勝でそれが現実のものとなる。1回表、1年生エース小島が6安打を浴び、3点を先制された。打線は8回まで11残塁の拙攻で2得点。好機を逃し続けると、9回に3点を追加された。2−6。浦和学院の完全な負けパターンだ。
ここで負ければ、3年連続の選抜出場は絶望的。土俵際に追い込まれて、ぴりっとしなかったナインの闘争心にスイッチが入った。最後の攻撃、勝負を諦めた選手はいない。森監督の指示も単純明快。「諦めてないんだな?じゃあ、アウトになるな」
先頭の贄が中前打で口火を切った。打順は中軸に回る。打席のすごみに上尾の投手が押されたのか、四球、死球で無死満塁。球場の雰囲気がにわかに変わった。
こうなると流れは浦和学院のもの。高田、木暮の連続タイムリーで2点を返すと1死後、押し出し死球であっという間に1点差。続く渡邊の放った鋭いゴロが二遊間を襲い、打球が二塁手のグラブをはじいて、転々とする間に2者が生還し、一気の5得点で逆転サヨナラ勝ちとなった。
珍しくナインは感情をむき出しに喜びを爆発させた。試合後の森監督も「奇跡だ」と興奮気味の第一声。竹村は「みんなが仲間を信じ、次に回そうとする思いが勝ちにつながった。絶対に負けてたまるかと思っていた」と力を込める。
本来なら準々決勝で秋は終わっていた。しかし、王者の意地とプライドが絶体絶命のピンチを乗り越えた。この勝利が選抜出場への大きな転機となった。
2013年1月27日 埼玉新聞掲載