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野球部情報 3/30
管理人 / 2013-03-30 11:53:00 No.24894
浦和学院、2年連続8強
山形中央に11−1
あす北照と準々決勝

第85回選抜高校野球大会第8日は29日、兵庫県西宮市の甲子園球場で3回戦3試合を行い、浦和学院は東北絆枠出場の山形中央に11―1で圧勝し、2年連続の8強進出を果たした。森監督は甲子園通算20勝を達成。大会第10日、31日の準々決勝第2試合(13時30分)で、21年ぶりのベスト4入りを懸け、北海道王者の北照と激突す る。

初戦の2回戦は13残塁で4得点だった浦和学院打線が、この日は14安打で11得点と爆発した。

1回、先頭の竹村が右前打で出塁すると、贄がバスターエンドランを敢行。左中間を破る適時三塁打を放って先制した。続く山根も内野安打を放ち、3連打、わずか9球で2点を奪った。

その後追加点を奪えず、5回には エース小島の制球が乱れ1点差に詰め寄られた。しかし直後の6回、先頭の4番高田が左翼席へソロ本塁打を放ち、嫌なムードを吹き飛ばすと、2死二、三塁から途中から左翼の守備に入っていた服部が三遊間を破る2点タイムリー。この回3点を追加し、山形中央を突き放した。

中盤以降は打線が本来の力を発揮した。7回は高田の二塁打で1点、8回には竹村、木暮の三塁打などで5安打で5点を奪い、大勢を決めた。

初戦を完封したエース小島は5四死球と制球に苦しんだが、要所を三振で切り抜けるなど粘りを見せ、8回4安打1失点でまとめた。最終回は山口にバトンタッチ。昨夏以来のマウンドとなった右腕は先頭に二塁打を浴びたものの、後続を落ち着いて切って取った。

投打がかみ合っての大勝。昨秋の関東大会3連覇、3季連続甲子園の実力を発揮した。31日の準々決勝は好左腕大串を擁する北照。3回戦の尚志館(鹿児島)戦では変化球を駆使し11三振を奪った。森監督は「素晴らしい投手。大振りにならないように立ち向かっていきたい」と抱負を話した。

2013年3月30日 埼玉新聞1面掲載

※この記事は昨夜挙げた記事の題名が変わったものです

Re: 野球部情報 3/30
管理人 / 2013-03-30 12:02:00 No.24895
2年連続8強
浦学 14安打11得点 打線爆発
山形中央に圧勝
主砲高田 流れを呼ぶ一発

浦和学院が、14安打11得点の猛攻で山形中央に圧勝した。

浦和学院は1回、先頭の竹村から3連打で2点を先制。竹村の安打の後、贄が左中間へ適時三塁打、続く山根の内野安打で加点した。

2−1とされた6回には高田がソロ本塁打を放ち流れを呼ぶと、服部の2点適時打で3点を追加。8回には5安打で5点を奪い試合を決めた。

先発小島は制球に苦しみ5四死球を与えたが、要所で三振を奪うなど8回1失点。最終回は山口が無失点で締めた。

2013年3月30日 埼玉新聞掲載

Re: 野球部情報 3/30
管理人 / 2013-03-30 12:04:00 No.24896
目覚めた本来の打撃

豪快さの中にも、持ち味のつなぐ野球を貫徹した浦和学院が、2年連続の8強に力強く名乗りを挙げた。乗り切れなかった初戦の鬱憤を 晴らす14安打11得点での大勝に、森監督は「選手たちが、甲子園という舞台に臆することなく、イメージする野球を集中してやっている」と目じりを下げた。

1回無死一塁から、贄のバスターエンドランが成功するなど、3連打で2点を先制した。しかしその後、山形中央の先発高橋凌のテンポの速い投球に打線が沈黙。一方で5回にエース小島が1点を失った。流れは山形中央に傾きかけていた。

「次の1点を入れた方に流れがいく。次の1点に集中しよう」。5回終了時のグラウンド整備中、森監督はナインにハッパを掛けた。それに応えたのが先頭の4番高田。内角の直球を引っ張り、痛烈な打球を左翼席に突き刺した。このソロ本塁打が打線爆発の口火となった。木暮の三塁強襲安打などで2死二、三塁とすると、途中出場の服部の左前適時打でこの回3点を奪った。

もう止まらない。7回は高田の二塁打で1点、8回にも5安打を集め5点を追加し、試合を決めた。6回以降に11安打9得点。森監督は「中盤以降は気持ち良くバットを振れていた」とうなずく。しっかりと踏み込み、中堅中心に強い打球を打ち返す本来の打撃を取り戻し、前の試合で3度失敗したバントも5度全て決めた。

2連続の8強入り。昨年は優勝した大阪桐蔭に9回1死までリードしながら逆転負けした悔しい思い出がある。準々決勝の相手、北照は好左腕を擁する強豪だが、この日目覚めた強力打線で、第64回大会以来のベスト4を今度こそもぎ取る。

2013年3月30日 埼玉新聞掲載

Re: 野球部情報 3/30
管理人 / 2013-03-30 12:10:00 No.24897
有言実行「俺が取り返す」 主砲高田流れ呼ぶ一発

「俺が取り返してやるからな」。4番高田は、5回に1点を失った2年生エース小島にこう告げて打席に向かった。

2―1と迫られた直後の6回、先頭打者だった。山形中央の先発高橋凌の4球目、甘く内角に入ってきた直球を強振した。「入ると思わなかった」という打球は、その言葉に反してぐんぐん加速し、左翼席に突き刺さった。「有言実行」頼れる主砲の一発で、試合の流れを呼び込んだ。昨夏の3回戦の天理(奈良)戦以来、2本目だ。

チームのために自分が引っ張る。 背番号5が抱く人一倍強い思いだ。新チームで主将を任されたが、今年1月に交代を言い渡される。「高田におんぶにだっこの状態で、ほかの選手に自覚や責任を持たせる意味」(森監督) だったが、本人は「自分の力不足。今も悔しい」。茶目っ気たっぷりで、周囲を明るくさせる性格だが、笑顔の裏で悩んだ時期もあった。

「でも…。色々なことを経験させてもらったので、チーム全員の柱になれるようにやってます」。悔しさを力に変え、そして放った豪快アーチ。一塁ベースを回って自然と飛び出したガッツポーズが物語っていた。

2013年3月30日 埼玉新聞掲載

Re: 野球部情報 3/30
管理人 / 2013-03-30 12:14:00 No.24898
電光石火の先制劇 贄

電光石火の先制劇を演出したのは2番贄だ。

1回、無死一塁からの2球目。森監督のサインはバスターエンドランだったが、「試合前から森先生から『ランナー一塁の時は足を絡めていくぞ』と言われていた」と心の準備は万端だった。ゴロを狙い高めの直球を上から潰した打球は、左中間を破る三塁打。その後、山根の内野安打で2点目の生還を果たした。

8回にはセーフティースクイズを決め「今日は打撃でも貢献したかった。最低限の仕事ができました」と"職人"らしく控え目に喜んでいた。

2013年3月30日 埼玉新聞掲載

Re: 野球部情報 3/30
管理人 / 2013-03-30 12:17:00 No.24899
粘投8回1失点、5四死 球に反省 エース小島

本来の出来とは程遠くても、やっぱり小島だ。粘り強く8回を4安打1失点。これがエースの仕事というべきだろう。

最大のピンチは2―0の5回。簡単に2死を取り、次打者にも2ストライクとしながらも死球を与え、連打で1点を失った。それでも2死満塁のピンチを「自分が出してしまった走者。自分が抑えるしかない」と、5番打者をチェンジアップで三振に切って取った。

8回で四死球5。並の投手なら少ないが小島には多い数字。「リズム、テンポ良く投げたい」。北照戦へ反省を生かす。

2013年3月30日 埼玉新聞掲載

Re: 野球部情報 3/30
管理人 / 2013-03-30 12:20:00 No.24900
途中出場で2安打2打点 服部

服部の一打で試合は決した。5回裏から左翼に入り、迎えた6回の最初の打席だ。2死二、三塁から三遊間を破る適時打で貴重な2点を追加。「どんなボールにも食らい付こうと思っていた」と一塁ベース上でベンチに向かって拳を握った。背番号7をもらいながらも出番は少なかった。だが朝や夜の自由時間には宿舎の地下駐車場でスポンジボールを打ち込んだりと、準備を怠らなかった成果を見事に発揮。「チームが勝つことが一番」。次の北照は左投手。初スタメンもありそうな2安打2打点だった。

2013年3月30日 埼玉新聞掲載

Re: 野球部情報 3/30
管理人 / 2013-03-30 12:41:00 No.24901
猛打にお祭り騒ぎ
浦和学院8強
仲間の声援 ナインに力

猛打爆発、圧勝でベスト8進出。29日、第85回選抜高校野球大会3回戦で浦和学院は東北絆枠出場の山形中央を11−1で下し、2年連続8強入りを果たした。約700人が駆け付けた一塁側アルプススタンドは得点のたびに、大歓声がこだました。

応援席を仕切るのは応援団長を務める野球部の池ノ上大貴選手(新3年)。「選手たちが最高のパフォーマンスを発揮できるように応援で後押しする」。ブレザー姿で鉢巻きをぎゅっと締める。

野球部の奮闘を目に焼き付け、明日への活力にしようとする部活もある。

野球部と同じく全国制覇を目標に掲げるハンドボール部は26日、静岡県で開催の選抜大会2回戦で惜しくも敗れた。だが気持ちを切り替えた部員18人らは、28日出発の応援バスに乗って甲子園球場に駆け付けた。主将の斉藤航大選手(新3年)は「自分たちが味わった悔しい思いを野球部の応援にぶつける。最大限の力を発揮してほしい」と真っ赤なポンチョを着て、さあ臨戦態勢だ。

試合は1回に贄隼斗二塁手のバスターエンドランが鮮やかに決まるなど2点を先制。2−1と迫られた6回には高田涼太三塁手の昨夏に続くソロ本塁打などで3点を追加。その後も6点を加え、終わってみれば14安打11得点の大勝。得点が入るたびに真っ赤なスタンドはお祭り騒ぎになった。

アルプス席をひときわ華やかに彩るのはソングリーダー部。今月6日から13日まで全米選手権に出場した実績を誇る同部は、24日の初戦を応援した後に、夜行バスで帰郷。25、26日に千葉県で開催されたソングリーディングの全国大会に出場。見事に銀メダルに輝いたという。

部長を務める近藤綾音さん(新3年)は「野球部が優勝できるように全力で応援します」と満面の笑み。副部長の北村夏海さん(新3年)も「私たちが取りたかった1位を取ってほしい」とナインにパワーを送っていた。

2013年3月30日 埼玉新聞社会面掲載

Re: 野球部情報 3/30
管理人 / 2013-03-30 12:45:00 No.24902
浦学猛攻、8強一気 本塁打機に打線爆発

第85回記念選抜高校野球大会8日目の29日、浦和学院は山形中央(山形、東北絆枠)と対戦し、14安打の猛攻で11−1と大勝し、2年連続でベスト8に進出した。次戦は31日、第2試合で北照(北海道)と戦う。

浦和学院は初回、竹村、贄、山根の3連打で2点を奪った。しかし、その後は相手先発・高橋凌の粘りの投球に5回まで無安打、5回裏には1点を返された。

「グラウンド整備明けが大事だ」という森監督の言葉に応えるように、6回表無死の場面で先頭の高田が左越え本塁打を放った。

この一発で火がついた浦学打線。この回2死二、三塁から代打・服部の適時打でさらに2点を追加し、8回には竹村、木暮がともに2点適時三塁打を放つなどして5点を奪った。

赤いウインドブレーカーと帽子の生徒ら約700人で真っ赤に染まった一塁側アルプス席は、打線爆発で追加点が入るたびに大きく盛り上がった。

一方、先発の小島は、内角に狙いを絞ってきた相手打線に対し、徹底的な内角勝負を挑んでアウトを積み重ねた。走者を背負うと一転、外角の変化球で三振を奪うなど、変幻自在の好投で8回を4被安打1失点に抑えた。9回に登板した山口も無失点で試合を締めた。

■リーダー2人 大勝を演出

大会前、森士監督は何度も不安を口にしていた。「このチームにはリーダーがいない」。昨秋まで主将だった高田涼太選手(3年)と、現主将の山根佑太選手(同)にとっては、力不足だと言われているようなものだ。

しかし、この言葉をはね飛ばすように、強打の2本柱がそろって3安打と活躍し、大勝劇を演出した。

誰よりも元気に仲間を引っ張る高田選手。常に冷静で、言葉よりもプレーで示す山根主将。対照的な2人は、昨年から主軸に座り続けてきた。しかし、主将としては、チームをまとめ上げる難しさに悩んだ。

昨夏の主将と比べると、差は歴然だった。「どんなに苦しい練習も自ら率先し、厳しいことも言えた」(山根主将)。「ただ怒るのではなく、みんなに伝える力があった」(高田選手)。前主将は、選手としての実力はもちろん、リーダーとして十分な力があった。

自分に出来ることを続けていこう。山根主将は早起きして黙々と自主練習に励み、高田選手は周囲に気遣いながら人一倍声をかけ続けた。

この姿勢は試合でも表れた。高田選手は6回表、1点を返された直後のベンチでエース小島和哉投手(2年)に「おれが取り返してやる」と宣言。約束通りに本塁打を放って試合の流れを引き寄せた。

山根主将は大振りせずに次打者へつなぐ打撃に専念。鋭い打球を広角に打ち分ける3安打で、後続の長打を呼び込んだ。それぞれの持ち味が光った打撃が、打線爆発に火をつけた。

悲願の頂点まであと3勝に迫った。「昨年のチームには遠く及ばない」と語っていた辛口の森監督が「甲子園に臆することなく、乗ってきた。イメージ通りの野球ができている」と手応えを口にした。

さらに、2人の働きには「今年のトップリーダーは1人ではない。明るい高田、冷静な山根。自覚が出てきたのでは」と目を細めた。力強い先導で、チームは一戦ごとに進化している。

《浦和学院・山根佑太主将》
5回まで初回の2点のみで浦学らしい攻撃ができなかったが、高田の一発で流れが変わった。小島はキレのある球でピンチをしのいでくれた。次も切れ目のない攻撃を見せたい。

《浦和学院・森士監督》
中盤は点が取れず苦しい中、高田が打ってくれて勢いがついた。小島も落ち着いて投げてくれた。勝っておごらず、でも気負わず、甲子園でプレーできることに感謝して次に臨みたい。

2013年3月30日 朝日新聞埼玉版掲載

Re: 野球部情報 3/30
管理人 / 2013-03-30 12:51:00 No.24903
浦学、猛攻で8強 投打にらしさ発揮

第85回記念選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)第8日の29日、浦和学院は第2試合で、山形中央(山形)を11−1で降し、昨春に続いてベスト8進出を果たした。浦学は打線が好調で、高田涼太選手(3年)の本塁打など計14安打の猛攻を見せた。大会第10日の31日、第2試合(午後1時半開始予定)で北照(北海道)とベスト4入りをかけて戦う。

浦和学院が甲子園2戦目で本来の力を発揮した。

1回表、先頭打者の竹村春樹選手(3年)が右前打で出塁。初戦の土佐(高知)戦で活躍した贄隼斗選手(3年)が外角高めの直球を振り抜くと、打球は左中間を深々と破った。先制の一打に、父義孝さん(51)は「よく打った。ピッチャーを助けてほしい」。山根佑太主将(3年)も適時打で続き、一塁側アルプススタンドの赤いメガホンが大きく揺れる。

先発は、エースの小島和哉投手(2年)。この日も緩急を付けたピッチングがさえ、4回まで凡打の山を築く。5回裏、適時打を浴びて1点差に迫られても、冷静さを失うことはなかった。2死満塁のピンチで丁寧にコーナーを攻め、三振に打ち取る。小島投手は「自分が出したランナーなので、自分で抑えたかった」と振り返る。

6回表。「俺が取り返してやる」。打席に入る前、小島投手に宣言した高田涼太選手(3年)が、内角寄りの直球をたたくと、白球は左翼ポール際に飛び込んだ。昨夏に続く本塁打。こぶしを握りしめながらダイヤモンドを回る高田選手に、スタンドの応援団から大歓声が送られる。母しのぶさん(47)は「一戦必勝の気持ちが出たと思う」と笑顔をみせる。

そして8回表、竹村選手や木暮騎士選手(3年)の適時三塁打などで5点を加え、相手を突き放す。「ゴーゴーレッツゴー、浦学」。スタンドの大合唱が、甲子園にこだまする。

9回裏、小島投手の後を継いだ山口瑠偉投手(3年)が、最後の打者を外野フライに打ち取り、試合終了。投打で浦学らしさを見せ、昨春に続く8強入りを勝ち取った。

◇応援団長は野球部

一塁側アルプススタンドでは、浦和学院野球部で3年の池ノ上大貴さん(17)が応援団長として選手たちに熱いエールを送った。これまでベンチ入りしたことはないが、「全員野球で勝つ」と勝利への思いは人一倍だ。新チーム発足後、応援団長となり、応援団員約25人を引っ張ってきた。「全国制覇」と刺しゅうされた赤いはちまきをした池ノ上さんは、「勝利を信じて声が枯れようと倒れるまで応援します」と力強く話した。

◇マスコット見守る

浦和学院のソングリーディング部「スプラッシュ」のマスコット「うさぎのスプラ」と「羊のラッシュ」も、スタンドから選手の活躍を見守った。マスコットはいずれも同部の保護者の手作りで、部長の近藤綾音さん(17)は「この子たちがいると良い結果を残せます」。その言葉通り、同部は千葉市で26日にあったソングリーディングの全国大会で準優勝を飾った。スプラッシュのメンバーたちは「私たちの応援があれば、全国制覇間違いなしです」。

◇チームの流れ作る先頭打者 浦和学院・3年、竹村春樹選手

「1、2番でチャンスを作ろうぜ」

試合前、贄隼斗選手(3年)と約束した通り、最初の打席で右前打を放ち、贄選手の適時三塁打で先制のホームを踏んだ。わずか7球での先制劇。「先頭打者として出ることが自分の役割。チームの流れを作りたかった」

3季連続の甲子園出場。本番直前の今月上旬、思わぬアクシデントが起きる。沖縄合宿中の練習試合で、打球が左あごを直撃し、あごの骨にひびが入った。約10日間、栄養補助食品やおかゆしか食べられず、体重が約5キロ落ちた。「間に合うか不安だった」

昨春のセンバツは調子が上がらず悔しい思いをした。それだけに、今大会にかける思いは人一倍強い。「自分がどんなパフォーマンスをすべきかを考えながら、グラウンドに立っていた」。2大会連続の8強入りにも浮かれた様子はない。「先輩たちに並んだことに満足せず、気を引き締めて目の前の相手に向かっていきたい」


浦学、猛攻で8強 監督・主将の話

◇理想的な勝ち方 浦和学院・森士監督
初回に2点先取したことで硬さがとれた。中盤以降は、打線がよく振れるようになった。先発の小島も丁寧に投げてくれた。投打がかみ合い、理想的な勝ち方ができたと思う。

◇次戦も集中力高め 浦和学院・山根佑太主将
小島がきっちり抑えてくれていたので、打線が援護できて良かった。6回の高田の本塁打が、チームに流れを呼び寄せたと思う。一戦必勝で、集中力を高めて次戦に臨みたい。

2013年3月30日 毎日新聞埼玉版掲載

Re: 野球部情報 3/30
管理人 / 2013-03-30 12:54:00 No.24904
浦学主将クビの高田が約束1発

浦和学院(埼玉)は1点差で迎えた6回に元主将の高田涼太内野手(3年)の1発が飛びだし、山形中央に大勝、2年連続のベスト8を決めた。

男の約束は守る。それが目指してきた姿だった。5回に1点差に迫られた直後、4番高田は2年生エース小島に声を掛けた。「オレがとってやるぞ」。初戦からピンチで踏ん張り続けた細身の左腕に、してやれることは何か。

続く6回、先頭打者として打席に立った。カウント1ボール2ストライクから、内角直球を振り抜く。浜風に乗った打球が、左翼ポール際に飛び込んだ。「体を開かずに打つことができた」と持ち前のパワーをボールにぶつけた。約束の1発に、一塁を回るとガッツポーズが飛び出した。

熱い気持ちを持つ、元主将だ。昨秋の明治神宮大会まで主将だったが、12月半ばに“クビ”になった。チームを思う気持ちが空回りして、仲間に対しても、怒り、切れやすかった。「チームの先頭に立って、引っ張りたい。今でも悔しい」と言う。

主将を山根に譲り、失意の中、冬の練習に励んだ。1キロのバット、竹バットを振り続けた。森士監督(48)は「高田を主将にすると、みんな高田に頼りすぎる。本来はリーダーシップを持っている選手。夏には戻す可能性がある」と狙いを説明する。4番のソロで勢いに乗った打線は、11得点で快勝した。

決戦の朝は勝負飯の、力うどんをペロリ。こんな1発があれば、周囲の信頼はすぐに戻る。まだまだ続く勝負へ、「男・高田」の存在が心強い。

2013年3月30日 日刊スポーツ掲載

Re: 野球部情報 3/30
管理人 / 2013-03-30 12:58:00 No.24905
浦和学院・高田、有言実行の夏春連発

前主将が一振りで沈滞ムードを一掃した。4番・高田が六回、カウント1−2からライナー性の打球を左翼席に運んだ。夏春連続の甲子園弾が、大勝の導火線になった。

「真芯で捉えた。“オレが1点取ってやる”と小島に言ってたんです」

打席に入る直前、2年生エースに声をかけていた。「有言実行」の一打は、高田自身、甲子園では昨夏の天理(奈良)との3回戦に続く本塁打になった。

昨秋の明治神宮大会まで主将。しかし「リーダーを固定せず、数名を幹部とする」という森監督の方針で、外野手の山根に交代した。悔しさを募らせた高田は、チームの先頭に立ち続けている。

「あの一打で打線が奮起した。勝っておごらず。気負うことなく、ここで喜び感謝します」と森監督。巧みな人事でチームを8強に導いた。

2013年3月30日 サンケイスポーツ掲載

Re: 野球部情報 3/30
管理人 / 2013-03-30 13:00:00 No.24906
浦学・高田「予告弾」元主将が猛攻先導

浦和学院(埼玉)は山形中央(山形)に大勝して、2年連続の8強入り。

“元主将”のおとこ気が、チームを活気づけた。6回、先頭の4番・高田涼太内野手(3年)が左越え本塁打。その後も9番・渡辺の2点適時打など計3点を奪った。高田は7回にも左翼への適時二塁打を放ち、14安打11点の猛攻を先導した。

昨夏の3回戦・対天理に続く自身の甲子園2号は、宣言通りの一発だった。5回、死球と2連打で1点を失った2年生エース・小島に「オレが取り返してやるよ」と話しかけた。その直後の打席。「狙って打ったわけではないですが、点を取って守ってやりたいと思っていた」と振り返った。

責任感とリーダーシップにあふれる4番は新チーム発足当初の主将だった。しかし昨年11月の明治神宮大会後、森士監督(48)に、山根との主将交代を命じられた。「チームを引っ張りたい一心で、怒ってキレてしまうことがあった。力不足でした」と高田。それからは「プレーで引っ張ろう」と切り替えた。

9回はマスクをかぶり二刀流でけん引。2年連続5度目の8強進出に「今年は今年で、チームに貢献したい」。1992年以来21年ぶりの4強を見据えた。

2013年3月30日 デイリースポーツ掲載

Re: 野球部情報 3/30
管理人 / 2013-03-30 13:03:00 No.24907
伸び伸び14安打 快勝 浦和学院

第85回選抜高校野球大会8日目の29日、浦和学院が3回戦に登場し、山形中央(山形)に11−1で快勝した。4番高田涼太選手(3年)の本塁打を含む14安打と打線が爆発。投げては先発の小島和哉投手(2年)が8回1失点と好投し、2年連続で8強進出を決めた。大会10日目の31日に北照(北海道)と準々決勝を戦う。

1回、先頭打者から3連打で2点を先制し、一塁側アルプス席の歓声はいきなり最高潮に。応援団700人の最前列で声をからした中野夢乃さん(三年)は「流れをつかんだ」と興奮し、先制適時三塁打を放った贄隼斗選手(同)の父義孝さん(51)は「送りバントだと思ったのに、打つとは」と驚いていた。

中盤は好機をつくりながらも得点に結び付かず、山形中央の反撃ムードに。だが、小島投手がピンチで気迫の投球を見せる。4回1死三塁の場面は連続三振で後続を断ち、2−1で迎えた5回2死満塁のピンチも三振で切り抜けた。父浩行さん(52)は「完封した前回より調子が良い」と笑顔を見せた。

待望の追加点は6回。先頭打者の高田選手の打球が左翼スタンドに飛び込むと、父母らはもみくちゃになって歓喜した。8回には、竹村春樹選手(同)と木暮騎士選手(同)がそれぞれ2点適時三塁打を放つなど、一挙5点を奪ってスタンドを沸かせた。

9回は山口瑠偉投手(同)が締め、危なげなくベスト8進出。スタンドで見守った石津桃子さん(同)は、過去最高に並ぶ4強を懸けた次戦も「絶対に応援に来ます」と意気込んでいた。

◆監督・主将談話
浦和学院・森士監督
高田のホームランで流れが変わった。次戦は、大勝の雰囲気を引きずって、スイングが大振りにならないよう注意したい。

2013年3月30日 東京新聞埼玉版掲載

Re: 野球部情報 3/30
管理人 / 2013-03-30 13:34:00 No.24908
浦学14安打 連続8強
小島 直球を効果的に

選抜高校野球大会第8日の29日、浦和学院は逆転勝ちで2回戦を突破した東北絆枠の山形中央と対戦した。本塁打に長短打を絡める計14安打と打線が爆発して順調に加点するなど危なげない試合運びで、選抜大会で2年連続の8強入りをきめた。次戦は第10日の第2試合で、北照(北海道)とあたる。

初回、竹村春樹が右前打で出塁すると、贄隼斗が左中間を抜く三塁打、続く山根佑太の内野安打で2点を先制。1点差とされた直後の6回、高田涼太の本塁打を口火に3点を加えた。その後も8回の木暮騎士の2点適時三塁打などで突き放した。

先発の左腕小島和哉は、走者を背負っても高めの直球を効果的に使って三振を奪い、8回を1失点に抑えた。森士監督は「高田の本塁打で勢いに乗り、打者は気持ちよくバットを振れていた。小島は堂々とした投球だった」と振り返った。

『チーム一の努力で先制打』贄隼斗二塁手

初回、右前打で出塁した竹村春樹と試合前、「1、2番で最初から行くぞ」と話し合っていた。監督の森士からは、送りバントのサイン。初球を見送ると、サインはヒッティングにかわった。

2球目。狙っていた高めの直球がきた。寝かせたバットを素早く戻し、振り抜く。打球は左中間を破り、適時三塁打になった。2人で早々に先制点を奪った。

チームは昨年、春夏連続で甲子園に出場したが、ギリギリのところでメンバーからもれた。昨春はボールボーイとして、仲間の活躍を間近で見つめた。

悔しさをすべて、練習にぶつけてきた。全体での早朝練習の前、誰よりも早くグラウンドに現れ、自主練習でノックや素振り、バントを繰り返した。

森が「チーム一の努力家」と認める練習量は、裏切らなかった。8回には見事なスクイズを決め、追加点を奪った。

「厳しい練習は甲子園で勝つため。練習量だけは誰にも負けない。くじけずにやってきてよかった」。練習に裏打ちされた確かな実力を次戦も存分に発揮するつもりだ。

『犠打決め初戦の汚名返上』

一塁側のアルプススタンドではアップテンポの「浦学サンバ」が鳴り響いた。6回、4番高田涼太の本塁打でリードを広げ、内野安打も出て無死一塁。ベンチは好機に湧いていた。

そんな球場の盛り上がりをよそに、斎藤良介は緊張した面持ちで打席に入っていた。

「バントで行け」
監督の森士から打席に入る直前に耳打ちされると、初戦の苦い記憶がよみがえった。

24日の土佐戦。追加点がほしい7回無死一・二塁の場面で、バント失敗。試合後、森に「次で取り返せ」と厳しくしかられた。斎藤は、全体の練習後に打撃マシンを140キロに設定し、毎日30分間のバント練習をこなしてきた。

そして、汚名返上のチャンスを迎えた山形中央戦。「今度こそ、決めなければ」という重圧が斎藤にのしかかる。2球連続でファウル。もう後がない。ベンチを見たが、森のサインは変わらず、犠打だった。

3球目は外角の直球。必死の形相で食らいつくと、打球は宙に浮いた。「いけるか」。打球はフェアグラウンドに落ちると、表情を緩め、一塁を駆け抜けた。

苦笑いを浮かべてベンチに引き上げてきた斎藤。森は「オッケー、オッケー」と笑顔で出迎え背中を2度たたいて、ねぎらった。

チームはその後、2点を追加して、一気にリードを広げて、試合を決めた。

斎藤は「しっかりと、自分の役割を果たすだけ。一戦一戦、集中していかなければ」と話す。次は21年ぶりのベスト4をかけた大一番だ。

2013年3月30日 読売新聞埼玉版掲載

Re: 野球部情報 3/30
管理人 / 2013-03-30 13:37:00 No.24909
山形中央、強打に屈す 浦和学院の勢い止められず

山形中央は中盤以降に投手陣が粘れず大敗を喫した。1−2の6回、先発高橋凌がソロ本塁打を浴びると、2番手高橋和も2点打を許し、1−5とリードを広げられた。終盤も浦和学院打線の勢いを止められず失点を重ねた。

打線は2点を追う5回、高橋凌の右前適時打で1点差としたが、この後はつながりを欠いた。

2年生エースの石川「また戻る」

山形中央のエース石川は初戦の2回戦に続き3番手で登板した。8回、1−9とされてなお2死一塁の場面。内野安打を許し、さらに適時三塁打で2点を献上した。「直球が甘く入ってしまった」と悔やむ。

大会直前にエースナンバーをもらったものの、19日の練習試合で右目の下を負傷した。気持ちがしぼんだが高橋凌、高橋和に励まされ、2人から受け継ぐ形で2試合計2回1/3を投げた。「つないでくれて感謝したい」。あらためて仲間への思いを述べた。

気持ちは夏へ切り替わっている。2年生右腕は「直球を磨き、またエースナンバーで甲子園に戻ってきたい」と誓った。

◎6回、被弾し流れ失う

10点差の大敗。山形中央の庄司監督は「浦和学院の力強さに圧倒されました」。そう何度も繰り返すしかなかった。

流れを失ったのは六回に浴びた一発だ。先頭4番高田への4球目、内角の真っすぐを左翼スタンドまで運ばれる。投げた高橋凌は「点を取った直後だっただけに本当に悔しい」。直前の5回、自らのバットで1点差に詰め寄ったばかり。チームはつかみかけた流れを手放すと、ずるずると失点を重ねた。

仕掛けの成否も勝敗を分けた。うまくはまったのは浦和学院。1回、先頭が出塁すると、2番贄は2球目にバスターエンドランを成功させて、これが三塁打に。わずか7球で先制点を挙げた。

一方の山形中央は2回1死一、二塁の反撃機で佐藤大のバントエンドランが小フライとなり捕手のミットに。制球が良かった小島の初球がたまたま浮いたというのもツキがなかった。

東北絆枠での出場。山形県勢としてその意味合いをチームミーティングで何度も話し合ったという。

たどり着いた結論は「東日本大震災を風化させないためにも一つでも多く勝ち、東北の名前を大会に残すこと」(庄司監督)。力尽きたとはいえ、秋の関東王者相手に気後れしない戦いぶりは強い印象を残した。

2013年3月30日 河北新報掲載

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