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野球部 情報4/4?
管理人 / 2013-04-05 13:39:00 No.25155
記事数が多いので別スレ立てます

浦和学院 17点奪い初優勝!創部35年目の栄冠 埼玉県勢45年ぶりV

第85回選抜高校野球大会は3日、甲子園球場で決勝戦が行われ、浦和学院(埼玉)と済美(愛媛)が対戦した。5回に8長短打を集め一挙7点を奪って逆転した浦和学院が、その後も攻撃の手を緩めず18安打を放ち、17―1で快勝。創部35年目で春夏通じて初優勝を果たした。

埼玉県勢の選抜優勝は、1968年(昭43)の大宮工以来、45年ぶりとなった。

1点を追う浦和学院は3連打で同点とすると、2死後に4本の適時打が続き、済美の好投手安楽を攻略。大量点に結びつけた。6回にも2点、8回にも8点を追加してダメ押し、投げては小島が7回まで毎回走者を許しながらも1失点で切り抜けた。

済美は2回に先制後も再三好機をつくりながら拙攻を繰り返し、頼みの安楽がつかまり、終盤はなすすべがなかった。安楽は準決勝まで一人で投げ切ったが、決勝は6回でマウンドを降りた。

★浦和学院 16点差爆勝 感激の森監督「うれしいの一言です」

浦和学院の猛打が爆発し、16点の大差をつけて初優勝を飾った。

2回に1点を先制されたものの、5回に自慢の打線が爆発。無死2、3塁から小島の左前2点適時打で逆転に成功すると、結局打者12人で5連打を含む8安打を集中して7得点。6回に2点を加えた後、8回にも打者12人で6安打に3四死球を絡めて8点をもぎ取り、決勝の舞台で17得点の圧勝となった。

2年生エースの小島からウイニングボールを送られた森士監督(48)は「もう、本当に、うれしいの一言です」と感激の面持ち。序盤は済美のエース安楽に苦しめられたが、「中盤の疲れたところでうまく点が取れた。選手がよくやってくれた」と愛弟子たちをたたえた。

3安打3打点の3番・山根主将は「いや、もう、うれしいです」が第一声。「小島が頑張って抑えてくれていたので助けたい気持ちで打った」と殊勲の場面を振り返り、完投勝利の小島は「先輩たちがたくさん点を取ってくれたので楽に投げられた。夢みたいです」と初々しい笑顔を浮かべた。

▼プロ野球広島・大竹寛投手(浦和学院OB)の話
悲願の優勝で本当に良かったです。おめでとうございます。大変難しいこと、偉大なことだと思う。OBとしてもうれしいです。

▼プロ野球西武・坂元弥太郎投手(浦和学院OB)の話
とにかく(選手が)楽しそうにやっていた。僕らは出るだけで緊張した。優勝はなかなかできるものじゃない。あらためて刺激を受けた。OBの僕も頑張らなくちゃいけない気持ちになった。

★高田 4戦連発ならず、それでも2安打に満足「勝ててうれしい」

準決勝で史上2人目の3試合連続本塁打を達成した浦和学院の高田は、一発こそ出なかったが「(記録の)意識はなく、安打でチームに貢献しようと思った」と2安打に満足した様子だった。

安楽対策として、バットを普段より一握り短く持った。3―1の5回には安楽の内角球をコンパクトに振り抜き、左越えの2点二塁打。今大会は16打数7安打8打点と4番の重責を果たし「勝ててうれしい」と優勝の余韻に浸った。

★西川 大量得点の流れつくる4安打3打点「実感まだない」

浦和学院の背番号2が存在感を放った。4安打3打点の活躍を見せた西川は「実感はまだあまりないけど、素直にうれしい」と白い歯を見せた。

5回の第2打席では「追い込まれてから食らいつけた」と、中越えの二塁打で好機を広げた。8回には走者一掃の二塁打を放ち、再び大量得点の流れをつくった。

守っても大会通じて3失点の投手陣をリードし続けた守備の要は「まだまだ成長できる。配球を勉強してもっとピッチャーを支えたい」と、夏に向けてさらなる飛躍を誓った。

★16点差は春決勝2番目の得点差

浦和学院が大勝した決勝は16点差がつき、選抜大会の決勝史上2番目の得点差となった。選抜大会での最多得点差は第78回大会(2006年)の優勝した横浜(神奈川)が清峰(長崎)につけた21点差。

2013年4月4日 スポーツニッポン掲載

Re: 野球部 情報4/4?
管理人 / 2013-04-05 13:42:00 No.25156
浦和学院、猛攻17点で初V!

春夏通じて初めて決勝に進出した浦和学院(埼玉)が済美(愛媛)に17―1で勝ち、初優勝した。埼玉県勢では第40回大会の大宮工高以来、45年ぶり2度目の優勝となった。

2回に1点を先制された浦和学院は5回、済美の安楽智大投手から打者一巡の猛攻で一挙7点を奪った。その後も攻撃の手を緩めず、大勝した。

済美は第76回大会で初出場優勝を達成。その時以来9年ぶりの出場で2度目の頂点はならなかった。

済美・上甲監督「これだけ大差になってショック。悔しいのが正直なところ。安楽は疲労度を含めて、こうして打たれるんじゃないかとずっと不安はあった。それでも決勝までこられたのは出来過ぎ。選手が一つ勝つごとに成長してくれた」

★浦和学院・小島、安楽との2年生エース対決制した

浦和学院(埼玉)が決勝で済美(愛媛)を17―1の大差で下し、創部から35年で春夏を通じ甲子園初優勝を飾った。5回に、山根佑太主将(3年)の2点適時打など8安打で一挙7点を奪い逆転。最速152キロの怪物右腕・安楽智大(2年)を攻略して、18安打で17点を奪った。エース左腕・小島和哉(2年)が1失点完投。1968年の大宮工以来、埼玉勢にとって45年ぶりの優勝となった。

センバツ決勝戦史上初の2年生エース対決を制したのは「怪物」ではなく、あどけなさの残る細身の左腕だった。小島は味方打線の大量援護にも恵まれ、8安打1失点で完投勝ち。「あまり実感が湧かない。夢みたいです」。マウンド上で先輩たちにもみくちゃにされると、少しだけ童顔を崩した。

150キロ超の剛球を武器にする安楽に対し、直球は130キロ程度。それでも、右打者の内角を厳しく突き、外角にチェンジアップを沈める巧みな投球で、浦学のマウンドを、ほぼ一人で守り続けた。この試合では内角球を狙われているのを察知し、緩いカーブで緩急をつけた。5戦で42回を投げ、わずか3失点。防御率0.64は日本一にふさわしい数字だ。

強心臓で鳴らすエースだが、まだ16歳。周囲には「マウンドに立つまでが怖いんです」と漏らしていた。この日も球場入りの際、開門を待つ大勢のファンを見て「過呼吸になりそう」。控え投手の涌本亮太(3年)に頻繁に話しかけてもらって緊張をほぐし、大一番での好投につなげた。先輩たちのサポートに、いつも救われた。

安楽については「初戦からずっと投げてきて、よくあそこまで投げられるなと思った。尊敬します」と素直にたたえた。お互いにまだ2年生。「また戦いたいですね」と再戦を望んだ。

◆小島 和哉(おじま・かずや)1996年7月7日、愛知生まれ。16歳。小学2年から野球を始め、中学では行田シニアに所属。2年時に全国大会に出場した。1年夏にベンチ入り。秋からはエースを務める。家族は両親と兄。175センチ、72キロ。左投左打。

★浦和学院、初V!怪物・安楽KO!18安打17点!

浦和学院(埼玉)が決勝で済美(愛媛)を17―1の大差で下し、創部から35年で春夏を通じ甲子園初優勝を飾った。5回に、山根佑太主将(3年)の2点適時打など8安打で一挙7点を奪い逆転。最速152キロの怪物右腕・安楽智大(2年)を攻略して、18安打で17点を奪った。エース左腕・小島和哉(2年)が1失点完投。1968年の大宮工以来、埼玉勢にとって45年ぶりの優勝となった。

エースの小島が左手を青い空に突き上げた。それが集合の合図だったかのように、グラウンドのナインが、一塁ベンチのメンバーがマウンドを目指し駆け出した。日本一幸せな高校球児18人の笑顔と笑顔が重なる。やった。勝った。春のてっぺんにたどり着いた。

就任22年目の森士監督(48)は「夢のよう。優勝監督のインタビューを拝見してきて、まさかこの場に立てるとは…」。そう笑うと、言葉を詰まらせた。そして、これが現実か確かめるように小島から受け取ったウイニングボールで膨らんだ左のポケットに触れた。

創部から35年。春夏通算20度目の甲子園で、初の決勝進出。5回だ。そこまで安楽に2安打に抑えられていたが、森監督がじれたように叫んだ。「いい投手相手に待ってたって打てない。積極的に振っていけ」。猛ゲキに応えるように、金属音がこだました。史上初の4戦連続本塁打が懸かっていた高田涼太(3年)の短く持ったバットが象徴的だった。「一発は狙ってなかった」。つなぐ姿勢を4番打者が示し、打者12人で5連打を含む8安打7得点。指揮官の言葉通り10人が2球以内にバットを振る積極策で波のように打線をつなぎ、疲れの隠せない怪物右腕の闘志を奪い取った。

“山の神”にあやかっての勝利だ。東洋大出身の森監督は昨冬、母校の会合で陸上部の首脳陣に柏原竜二を擁して箱根駅伝を制した秘けつを聞いた。「他大学は朝6時から、東洋大は朝5時から走る」。成長ホルモンの分泌が、午後10時から深夜2時までが最も多いことも聞かされた。

そこで午後9時以降の練習を禁止。寮生は午前5時、通ってくる生徒も始発に乗り6時にグラウンドに姿を現した。指揮官は「昇る朝日を見ながら練習した方が、希望が生まれる」と笑う。しかし、その指導もナインの意識の高さが、あってこそだ。今大会も起床時間30分前の4時半から駐車場で連日バットを振る音が幾重も重なった。安楽を攻略できたのも偶然じゃなかった。

高田が繰り返していた言葉がある。「今まで練習してきたことを信じてきた」。誰よりも朝日を浴びてきたナインが、西日が差してきた甲子園で輝いていた。

★OBがおめでとう
巨人・清水隆行 2軍打撃コーチ(91年度卒)
「自分たちの時代には『甲子園に出場する』ということすら想像できませんでした。そんな場所で優勝するなんて、本当に考えられないぐらいすごいことだと思います」

巨人・石井義人内野手(96年度卒)
おめでとうございます。春勝ったことで、夏はマークされて大変になると思いますが、是非連覇を目指して頑張って欲しい」

広島・大竹寛投手(01年度卒)
「ずっと全国制覇と言って練習してきて僕は(高校時代に)力になれなかった。後輩が達成してくれてうれしいし、偉大なことだと思う」

巨人・須永英輝投手(03年度卒)
「甲子園という夢の舞台で、偉業達成、OBとして誇りに思います。一層練習に励み、埼玉県勢初の春夏連覇を達成してくれることを期待しています」

俳優・本木雅弘(81年入学で同年転校)
「おめでとうございます。遠い昔のご縁ですが、心が躍りました。惜しみなき拍手をお送りいたします」

2013年4月4日 スポーツ報知掲載

Re: 野球部 情報4/4?
管理人 / 2013-04-05 13:55:00 No.25157
浦和学院が初V! 済美に17点大勝

5回に一気に逆転した浦和学院(埼玉)が18安打17得点で済美(愛媛)に快勝し、9度目の挑戦で初優勝を果たした。埼玉県勢の優勝は第40回大会の大宮工以来45年ぶり。

浦和学院が4試合連続の2桁安打で17点を奪い、大会ナンバーワン右腕の済美・安楽を打ち砕いた。1点を追う5回、2連打で無死二、三塁として8番・小島が左前に同点打。さらに二死満塁と好機を広げると、山根の中前打を中堅手が後逸。2者が生還して3−1と逆転した。

なおも二死二、三塁から4番・高田が左越え2点二塁打。木暮と斎藤も適時打で続き、この回一挙7点を奪う猛攻で逆転に成功した。六回にも足を絡めた攻撃で二死満塁とし、木暮の中前2点打で9−1とリードを広げて安楽をKO。八回にも3番手・太田を攻め立てて8点を追加し、17−1とした。

先発左腕の小島は8安打を許すも失点を二回の1点のみに抑える好投。味方の大量得点にも助けられ、9回をしっかりと投げ抜いた。

済美は初出場優勝した2004年以来9年ぶり2度目の制覇を目指したが、3連投となったエース安楽にいつもの球威はなく、疲れが見え始めた五回につかまり力尽きた。打線も二回二死二塁から8番・金子の左前適時打で先制したが、その後の援護ができなかった。安楽は6回を投げて12安打2奪三振9失点だった。

★浦和学院・森監督、悲願Vに「嬉しいの一言」

浦和学院を悲願の初優勝に導いた森士監督は試合後、「嬉しいの一言。選手たちがよくやってくれた」と喜びを語った。

好投手、安楽を攻略しての17得点の快勝に「安楽君が熱投、連投の中、点を取るのは難しいと思っていたが中盤、疲れがみえた所にうまく点が取れた」と振り返った。

1失点完投した2年生左腕の小島に「甲子園の舞台で本当に成長してくれた」と褒めると、「立ち上がりこそ不安げで、2年生なのかな…、緊張している雰囲気があったが、仲間が点を取ってくれたおかげで、終盤は思いっきり彼のピッチングができたと思う」と頼もしい左腕の快投に目を細めた。

★浦和学院エース小島「楽に投げることができた」

9回1失点の好投で悲願の初優勝に貢献した浦和学院の2年生エース左腕、小島は試合後、「先輩たちがたくさん打ってくれたので、自分は楽に投げることができた」と上級生の援護に感謝した。

小島は8安打を浴びながらも要所を締めて1失点完投。「自分が粘れば先輩たちが打ってくれると思っていた。ランナーが出ても頑張って投げた」と粘投に胸を張った。

安楽との2年生エース対決を制し、打線も爆発して圧勝。春夏連覇に期待がかかるが、「夏も優勝できるようにしっかり練習してきます」と笑顔をみせた。

★浦和学院・木暮、冬の成果で3打点

浦和学院の5番・木暮が五回に二塁打、続く六回にも2点適時打を放って3打点を挙げた。「うれしい、の一言。まだ実感が湧かない」とメダルを首から下げ、照れくさそうに笑った。

昨秋までは変化球を打っても長打にならず、冬はティーバッティングで課題に取り組んできた。五回の打席では左中間を深々と破り「打ったのはスライダー。成果が出ました」と達成感を口にした。

★浦和学院・西川が4安打3打点!

浦和学院の背番号2が存在感を放った。4安打3打点の活躍を見せた西川は「実感はまだあまりないけど、素直にうれしい」と白い歯を見せた。

五回の第2打席では「追い込まれてから食らいつけた」と、中越えの二塁打で好機を広げた。八回には走者一掃の二塁打を放ち、再び大量得点の流れをつくった。

守っても大会通じて3失点の投手陣をリードし続けた守備の要は「まだまだ成長できる。配球を勉強してもっとピッチャーを支えたい」と、夏に向けてさらなる飛躍を誓った。

★浦和学院・高田、4戦連続本塁打ならず

準決勝で史上2人目の3試合連続本塁打を達成した浦和学院の高田は、一発こそ出なかったが「(記録の)意識はなく、安打でチームに貢献しようと思った」と2安打に満足した様子だった。

安楽対策として、バットを普段より一握り短く持った。3−1の五回には安楽の内角球をコンパクトに振り抜き、左越えの2点二塁打。今大会は16打数7安打8打点と4番の重責を果たし「勝ててうれしい」と優勝の余韻に浸った。

★浦和学院・山根主将「恩返しできた」

五回に一気に逆転した浦和学院(埼玉)が18安打17得点で済美(愛媛)に快勝し、9度目の挑戦で初優勝を果たした。(共同)

浦和学院・森監督の話「うれしいのひと言。この試合を一分一秒でも長く楽しみたかった。選手たちがよくやってくれた。(安楽は)いい投手だからこそ積極的に振っていけと指示した。小島は大会の中で本当に成長してくれた。選手を信じて思い切った采配ができた。また夏に戻ってきたい」

浦和学院・山根主将の話「初優勝でうれしい。森監督に迷惑をかけたが、恩返しができた」

浦和学院・西川捕手(4安打3打点)「準決勝までチャンスで打ててなかった。今日は勝つための打撃ができた」

浦和学院・高田三塁手(4試合連続本塁打ならずも、2安打2打点)「本塁打の意識はなく、安打を打ってチームに貢献しようと思った。勝ててうれしい」

浦和学院・贄二塁手(済美・安楽に)「いい投手なので対策を考えてきたが、それ以上にいい投球をしたと思う」

浦和学院・竹村遊撃手の話「技術は(他校と)変わらない。一人一人野球が好きで、その気持ちがあったから勝てたと思う」

浦和学院・服部左翼手(九回2死で左飛をキャッチ)「絶対取ってやろうと思った。学ぶことがいっぱいあり、いい経験ができた」

浦和学院・斎藤右翼手(2安打2打点)「準決勝まで足を引っ張っている部分があった。貢献できて正直うれしかった」

★浦学・小島1失点完投「先輩に感謝!」

エース左腕・小島は、四回無死二、三塁で自ら同点左前打。その後味方の大量援護もあって、1失点完投で歓喜を味わった。「優勝できてうれしい。スクイズは頭になく、狙っていたストレートを打てました。投球は、初回からダメで、先輩の大量点に感謝です。夏に戻ってきたい」。昨春のセンバツは入学前で自宅でテレビ観戦。1年間で甲子園優勝投手となった。

★浦学・高田、本塁打の記録更新ならず

大会新の4試合連続本塁打のかかった高田涼太内野手(3年)は、待望の一発はなし。記録更新はならなかった。剛腕・安楽から2安打したが「ホームランは全然意識しませんでした。インコースを狙ってきたので、バットを短く持って、ヒットを打ってチームに貢献したいと思っただけです」。謙虚な4番打者はフォア・ザ・チームを強調していた。

2013年4月4日 サンケイスポーツ掲載

Re: 野球部 情報4/4?
管理人 / 2013-04-05 13:57:00 No.25158
浦学初優勝!埼玉県勢では45年ぶり

決勝を行い、浦和学院(埼玉)が17−1で済美(愛媛)を下し、春夏通じて初優勝を飾った。浦和学院は、同点の五回二死満塁で主将の山根佑太外野手(3年)が中前に2点適時打を放って勝ち越し。この回7点を奪い、その後も攻撃の手を緩めずに大勝。埼玉県勢として1968年の大宮工以来、45年ぶり2度目の優勝を果たした。4試合連続完投勝利を挙げてきた済美の2年生エース、安楽智大投手は6回9失点で力尽きた。

左翼手が飛球をガッチリ捕ったのを見届けたナインがマウンドに走る。春夏合わせて20度目の甲子園で、ついに上りつめた頂点。歓喜の輪の中心で、主将の山根が大きく胸を張った。

「小島が粘り強く投げていたので、オレが(点を)返してやるからと、言っていた。外のストレートを振り抜きました」

3試合連続本塁打の4番・高田の直前を打つ、3番の主将も準決勝まで打率・474と絶好調だった。同点に追いついた直後の五回二死満塁のチャンス。打席から安楽を見つめた。「大丈夫だ」と唇が動いたのを見逃さなかった。「自信がある真っすぐで来る」−。狙い澄ましたスイングで中前へはじき返した。

「凡事徹底」がスローガンだった。新チームは起床時間を昨年までの午前6時から、5時に早めた。早寝を徹底するためだ。成長ホルモン分泌の「ゴールデンタイム」とされる午後10時から午前2時を完全に睡眠時間にあてる。さらに甲子園入り後は、午前4時起床で素振りを日課にした。

自立心が強くなった。さらに昨秋の明治神宮大会で、5点を先行しながら逆転負けした春江工戦がバネになった。寮や食堂、グラウンドの各所に屈辱の敗戦を伝える新聞記事を貼った。「勝つには何点でも足りない」と山根。昨秋の屈辱が17得点を生み出した。

「支えてくれた方々に報いることができた。また日本一となれるよう、精神的に未熟で課題の多いチームを鍛えます」

自身18度目の挑戦で甲子園を制した森監督は目を潤ませた。選手時代、埼玉・上尾高、東洋大と名門を進みながら背番号をもらえなかった森監督の夢は、選手の自立とともに花開いた。そして次の頂点、夏へ向けて、スタートを切る。

2013年4月4日 サンケイスポーツ掲載

Re: 野球部 情報4/4?
管理人 / 2013-04-05 14:01:00 No.25159
浦学悲願の初V!猛打爆発で17点圧勝

浦和学院が済美に17−1で大勝し、創部35年目で春夏を通じて初優勝を飾った。浦和学院は18安打の猛攻で全員得点を挙げ、今大会3度目の2桁得点で圧勝した。埼玉県勢の優勝は1968年の大宮工以来、45年ぶり2度目。04年以来9年ぶり2度目の優勝を狙った済美は、MAX152キロ右腕の安楽智大投手(2年)が6回9失点。4戦連続で完投し、3連投となったエースは中盤に集中打を浴びて力尽きた。

たくましさを増した18人が、名門の歴史に足りなかった優勝の2文字を書き込んだ。春夏通算20度目の聖地で成し遂げた日本一。決勝では2番目となる17得点の猛攻で頂点に立った浦和学院ナインは、歓喜の輪で人さし指を突き上げた。

1点を追う五回に打線が爆発した。3連打で同点とすると、2死満塁から「まっすぐで勝負に来ると思っていた」という3番・山根が、139キロの直球を中前へはじき返す勝ち越し打。そこから5連打し、安楽を一気に攻略した。

5点差を逆転された昨秋神宮大会の春江工戦が転機だった。大会後から、森士監督(48)は選手の自主性を促すために、あえて直接指導を約2カ月封印。3年生を中心に危機感が芽生えた。

同時期に主将となった山根は「勝てたと思って油断した。あれから変に自信を持たなくなった」。春江工戦の記事を食堂やグラウンドなど、いたるところに張って教訓を刻み込んだ。少しでも気の緩みが見えれば選手間ミーティングを繰り返し、甘さを指摘し合った。

冬場は1日2000スイングがノルマ。年明けの始動日前日の1月2日には、グラウンドで汗を流す3年生の姿があった。自分の役割を徹底できる集団となって乗り込み、5試合で3度の2桁得点。この日も八回に8点を追加するなど、最後まで油断はなく、山根は「何点あっても足りないといっていた。甲子園ですべて生かせたと思う」と胸を張った。

「正直、手間のかかる子どもっぽい選手たち。だからこそ伸びしろがある。一緒にいて飽きない」。森監督は苦笑交じりにナインをたたえた。「全員が1人1人やってくれた結果。みんながキャプテンです」と山根。スター不在のチームが互いを高め合った先に、悲願の大旗があった。

2013年4月4日 デイリースポーツ掲載

Re: 野球部 情報4/4?
管理人 / 2013-04-05 14:04:00 No.25160
浦和学院、20回目で頂点… 「本番は夏」

左翼手の服部将光が相手最終打者の飛球をつかむと、甲子園球場は大歓声と拍手に包まれ た。

選手たちは マウ ンド に一斉に駆け寄って人 さし指を空高く突き上げた。20年以上にわたって埼玉県内の高校野球をリードしてきた「ウラガク」が持てる力を存分に発揮し、春夏合わせて20回目の甲子園でついに頂点に立った。

浦和学院のこれまでの歩みは長く険しいものだった。1986年夏に初出場すると、ベスト4の快挙を成し遂げた。森士が91年に監督に就任した後は、92年春にベスト4入り。「日 本一」を目指す有力な選手が集まり、徐々に甲子園常連校として知られるようになったが、周囲の期待とは裏腹に成績はふるわなかった。2 005〜11年には春夏合わせて出場した5大会で連続して初戦で敗退した。

一方、県内のライバル校は躍進し、花咲徳栄は03年春にベスト8進出。聖望学園は08年 春に準優勝した。いつしか浦和学院は甲子園常連であるものの「全国で勝てない」というレッテルを貼られた。

風向きが変わったのは、昨年の選抜大会だった。敦賀気比を10―2で破り初戦敗退の呪縛を断ち切ると、10年ぶりにベスト8に進出した。秋にできた新チームは前年、甲子園の土を 踏んだ竹村春樹、山根佑太らが軸となって秋季関東大会で3連覇した。

前チーム主将の明石飛真は「自分たちの時よりもさらにチームがまとまり、自信を持っている。後輩たちは本当に格好いい」と少し悔しそうに話す。森も「春、夏と経験した選手がいる。甲子園のグラウンドにだんだんと慣れてきた」と甲子園での経験が好成績につながったこ とを強調する。

今大会では5試合を3失点に抑えた投手の小島和哉、3試合連続で本塁打を放った高田涼太らの投打がかみ合い、圧倒的な力を発揮した。しかし、ここがゴールではない。主将の山根は 「夏にここに戻り、優勝を目指したい」ときっぱりと話し、森も「どこの舞台でも活躍できるような存在になりたい。本番は夏」と言い切る。

夏の県予選を勝ち抜き、また全国の舞台で躍動できるか。「全国で勝てない」というレッテルを乗り越えた今、先に見えるものは何か。夏の大会で真価が問われることになる。

2013年4月4日 読売新聞埼玉版掲載

Re: 野球部 情報4/4?
管理人 / 2013-04-05 14:08:00 No.25161
勝利へ直球勝負を封印 浦和学院のエース小島

二回二死一、三塁。1点を先制され、さらにピンチを迎えていた。「直球にキレがなく、コースも甘い」。マウンドの浦和学院(埼玉)・小島和哉は焦っていた。相手は済美(愛媛)のエース、安楽智大。これ以上、点を与えるのは避けたかった。

初の決勝の舞台。 緊張した 様子の小島に、監督の森士はタイムを要求し、川井俊希をマウンドに走らせた。「直球が狙われている。変化球で緩急を使って投げよう」。森の言葉を伝えた。

小島は、直球にこだわりを持っていた。特に、内角を強気に攻めるスタイルが持ち味だ。「お前は変化球より内角の真っすぐが生命線だ」。森のアドバイスを受け、冬場には、2日ごとに150球の投げ込みをしたり、1日20本を超えるダッシュをして下半身を鍛えたりし、直球の威力に磨きをかけてきた。

だが、小島は決断した。生命線の直球主体から、変化球主体の投球に切り替えた。「チームが勝つことが優先」。帽子をかぶり直し、大きく深呼吸した。迷いはなかった。

1番打者に変化球を2球続け、3球目に直球。3ボール1ストライクになった5球目。打者は、直球にタイミングが合わず二ゴロに。指示通り、緩急を付けたことが奏功した。晴れやかにナインとハイタッチを交わしながらマウンドを降りる小島に、森も納得の表情を浮かべた。

この日は、7三振を奪う完投勝利。こだわりの直球勝負を封印し、黄金のメダルをつかんだ。「夏までに、もっと走り込んで球速を上げたい。夏も全試合、自分が投げる」。頂点に立ち、はにかんだ笑顔を浮かべた。

2013年4月4日 読売新聞埼玉版掲載

Re: 野球部 情報4/4?
管理人 / 2013-04-05 14:12:00 No.25162
県出身2選手活躍に歓声 センバツ浦和学院V

選抜高校野球大会で初優勝を果たした浦和学院(埼玉)では、小山市に拠点を置く中学生硬式野球チーム「小山ボーイズ」出身の西川元気(3年)、竹村春樹(同)両選手も活躍した。 小山ボーイズのメンバーら約80人は3日、小山市外城の県南体育館に集まり、スクリーンで 決勝戦を観戦。先輩の雄姿に声援を送った。

両選手が打席に立ったり、ファインプレーを見せたりする度に、会場では「元気」「春樹」と名前のコールが起こり、大きな拍手が沸き上がった。五回に西川選手が二塁打で好機を広げると、茨城県古河市立古河三中3年の海老沼啓介君(14)は「先輩のヒットは格別に興奮する」と、「元気」と書かれた手作りのボードを高く掲げた。佐野市立南中3年の赤坂崚太主将(14)は、竹村選手と同じ遊撃手。「送球の正確さや打球に向かう動きなど、いいところを盗みたい」と真剣な表情で画面に見入っていた。

優勝が決まった瞬間、会場は全員が総立ちになり、「やった」「すごい」などと歓声が上がった。小山市立小山三中3年の亀田健人君 (14)は、大きく手をたたきながら「甲子園 に行きたい気持ちが大きくなった」と顔を紅潮させ、赤坂主将も「身近な先輩が甲子園で優勝なんてうれしい。僕たちも頑張る」と刺激を受けた様子だった。

小山ボーイズの飯田研二会長(57)による と、甲子園優勝選手が誕生したのは、2005年のチーム結成以来初めて。飯田会長は「すごいの一言」と褒めたたえ、「夏も挑戦者の気持ちで頑張ってほしい」と、かつての教え子にエールを送っていた。

2013年4月4日 読売新聞栃木版掲載

Re: 野球部 情報4/4?
管理人 / 2013-04-06 03:05:00 No.25185
神経マヒで裏方に徹す

「みんな、日本一になるために厳しい練習に耐えてきた。実ってよかった」

閉会式で、ナインの首に優勝メダルが下げられる。その光景を見つめる本田祐馬君は、冬場の練習に励む仲間の姿を思い出し、目頭が熱くなった。

甲子園に行きたい。その一心で、父も所属していた浦和学院の野球部に入部した。しかし、しばらくして3か月間、両足の神経がマヒ。一時回復したが、昨春に右足だけ再発。他の部員が汗を流す姿を歯がゆい思いで見つめていた時、森士監督から言われた。「お前にしか気づけないことがある」

それ以来、他の部員が少しでも長く練習できるように、道具の管理やグラウンド整備に徹した。練習中のけがで野球ができず落ち込んでいる選手には、「今、自分たちにできることは、チームのために動くこと。全力でやろう」と声をかけた。

アルプス席で味わった日本一。時折涙をぬぐいながら、満面の笑みで退場するナインを送り出した。

2013年4月4日 読売新聞埼玉版掲載

Re: 野球部 情報4/4?
管理人 / 2013-04-06 03:17:00 No.25186
狙い定め 打線に口火 斎藤良介選手

1点を追う5回、2回目の打席は先頭だった。表情がこわばっていた。ベンチの酒井恭から声をかけられた。「この回が勝負。絶対に出て流れを作ってください。」自慢の打線は、相手エースの安楽智大の前に沈黙していた。

どうしても塁に出たい。理由があった。前日までの4試合でチームは30得点。仲間が安打を量産する中、ヒットはわずか1本。

1打席目は速球を狙い、打ち気にはやっているのを見破られ、変化球で打ち取られた。「狙い球は変化球だ」。左打席で初球を待った。狙い通り、内角への甘い変化球。タイミングを合わせて引っ張った打球は右前打となった。

大会2本目のヒットは大きな流れを引き寄せた。次打者の二塁打などで、同点のホームを踏んだ。打者一巡し、再び回ってきた打席では中前打を放ち、7点目をたたき出した。

「決勝でようやくチームに貢献出来た」。優勝メダルを首にかけると、充実感で表情は柔らかくなった。

2013年4月4日 読売新聞埼玉版掲載

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