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野球部 情報4/5
管理人 / 2013-04-05 14:18:00 No.25163
浦和学院凱旋
母校で優勝報告

第85回選抜高校野球大会で初優勝し、埼玉県勢45年ぶりの快挙を達成した浦和学院は4日、済美(愛媛)を17−1で下した決勝から一夜明け、埼玉に帰郷し母校で優勝報告会を行った。日本一のチームの雄姿を見ようと集まった1千人以上の生徒、関係者の前で、森士監督、山根佑太主将は感謝の言葉を述べ、夏の甲子園で再び全国制覇することを誓った。

午後4時10分、一行を乗せたバスが学校に到着すると、校内は祝福ムードに包まれた。放送で校歌が流れる中、森監督を先頭に、優勝旗を持った山根主将ら選手が凱旋(がいせん)。清水勇人さいたま市長をはじめ駆け付けた近隣住民、教職員の出迎えに応え、喜び合った。その後、選手たちは新1年生約800人が待つ体育館に入り、報告会が始まった。

森監督は「ただいま戻りました」と第一声。「数多く全国に行ったが、やっと優勝旗を持ち返ることができた。これも応援していただいた方々のおかげ」と頭を下げた。山根主将は「皆さんの応援の力で優勝できた。この経験を生かして、夏の甲子園に戻って、日本一を目指し頑張りたい」と力を込めた。

決勝を現地で観戦した清水市長は「粘り強く頑張っていた姿は忘れられない。124万市民を代表してお礼を言いたい」とあいさつ。小沢友紀雄校長は「ぜひ甲子園の常連校から優勝を争う常連校になってほしい」と激励した。

熱烈な歓迎に選手も驚いた様子。主砲の高田涼太選手は「本当にびっくり」と目を丸くし、遊撃手の竹村春樹選手は「皆の温かい声援を肌で感じた」と話した。5番の木暮騎士選手は「やっと優勝の実感が湧いてきた」と喜んだ。

チームはこの日午前9時15分に滞在していた兵庫県の伊丹シティホテルを出発。同10時50分の新幹線で大阪を離れた。5日は荷物整理などを行う。

2013年4月5日 埼玉新聞1面掲載

Re: 野球部 情報4/5
管理人 / 2013-04-05 14:21:00 No.25164
センバツ初V
浦和学院 桜咲く
?初優勝の立役者 小島和哉投手
大舞台で心の成長示す

第85回選抜高校野球大会で、浦和学院は春夏通算20度目の甲子園で初めて全国の頂点に立った。投打盤石の戦いぶりを見せ、快勝の連続で悲願を達成したチームの強さに迫った。

初優勝の立役者は間違いなく2年生エースの小島和哉だろう。全5試合に先発し、土佐(高知)との初戦で甲子園初先発初完封を飾るなど3試合で完投した。計580球を投げ、42回で3失点。防御率は脅威の0・64と抜群の安定感を誇った。

巨人の左腕杉内を連想させるようなゆったりとしたフォームから腕をビュンとしならせる無理のない投法で、切れのある直球を打者の内角へ果敢に投げ込み、凡退のヤマを築いた。

1年生だった昨夏の甲子園3回戦の天理(奈良)戦で、2番手として登板。好投手の片りんは垣間見せたが、3回を投げ3失点しチームも敗れた。緊張もあって本来の投球はできなかった。その苦い経験を自らの肥やしとした。

新チームでは1年生ながらエースを任され、秋の県大会は37回を投げ4失点。防御率0・73と準優勝に貢献した。史上初の3連覇を遂げた関東大会でも全4試合に登板し27回6失点、防御率1・67と活躍した。

この時既に、丁寧にコースを突く制球力は折り紙付きだったが、冬場の練習でさらに飛躍した。

時折、腕が横振りになり、球がスライドしまう悪癖を改善しようと、右足を踏み出す位置を一球一球、確認しながら投球練習を繰り返していた。その成果で小島の代名詞・分かっていても捉えられない直球に、より磨きが掛かった。

さらに、直球を最大限に生かすために習得したスクリュー系のチェンジアップも本番では効果的だった。投球の幅が広がり、内角を狙った真っすぐが多少浮いても、打者のバットが空を切る場面が目立ったことが、その証しだろう。

森監督はメンタル面のたくましさを強調する。「『この舞台で段々と落ち着いてきて精神的に成長してるな』って、感慨深く見てました」。初の決勝進出を決めた敦賀気比(福井)戦後、こんな言葉を左腕に送り、顔をほころばせていた。

歓喜の瞬間、人差し指を突き上げるナインの中心にいた背番号1。「緊張しなくなり、周りが見えるようになった。気持ちの面で成長できたと思います」。普段通り謙虚な立ち振る舞いだが、少しだけ誇らしげだった。

2013年4月5日 埼玉新聞スポーツ面掲載

Re: 野球部 情報4/5
管理人 / 2013-04-05 14:23:00 No.25165
激闘から一夜明け 喜び、あらためて

第85回選抜高校野球大会で悲願の初優勝を成し遂げた浦和学院。決勝の激闘から一夜明けた4日、ナインたちは、あらためて全国制覇の喜びをかみしめた。

(1)小島和哉投手
「まだ夢のような感じ。埼玉に戻れば実感すると思う。」

(2)西川元気捕手
「優勝から一夜明けて、実感がわいてきた。」

(3)木暮騎士一塁手
「一からやり直して、ここに戻ってきたい。」

(4)贄隼斗二塁手
「やってきたことを発揮できたが、課題を克服したい。」

(5)高田涼太三塁手
「みんなが目指している場所で優勝できてうれしい。」

(6)竹村春樹遊撃手
「走塁、打撃の面ですきをなくしていきたい。」

(7)服部将光左翼手
「夏勝つために、今日からが新しいスタート。」

(8)山根佑太中堅手
「夢のようで実感が沸かない。夏も戻ってきたい。」

(9)斎藤良介右翼手
「うれしさと反省もあった。しっかり練習したい。」

(10)山口瑠偉投手
「練習をして一回り大きくなって甲子園に戻ってきたい。」

(11)涌本亮太投手
「夏は自分がチームの勝ちに貢献できるようにしたい。」

(12)田畑瑛仁捕手
「実感が沸かず夢のよう。夏に向けて練習に励みたい。」

(13)伊藤祐貴投手
「実感はないけど、大きなことを成し遂げたと思う。」

(14)川井俊希遊撃手
「本当に日本一になったんだなという感じがする。」

(15)久保和輝中堅手
「正直まだ優勝したんだという実感が沸いていない。」

(16)渡邊剛右翼手
「優勝を実感して本当にうれしい。間違いではなかった。」

(17)前田優作左翼手
「起きてテレビや新聞で優勝の場面を見て実感した。」

(18)酒井恭遊撃手
「きょうホテルでテレビを見て優勝したんだと感じた。」

2013年4月5日 埼玉新聞スポーツ面掲載

Re: 野球部 情報4/5
管理人 / 2013-04-05 14:28:00 No.25166
浦学初V凱旋
先輩かっこいい
祝福の笑顔で出迎え

第85回選抜高校野球大会で、浦和学院が初優勝し一夜明けた4日、さいたま市緑区の学校に戻ってきた選手たちを地元は歓迎ムード一色で出迎えた。全国の舞台で最高の成績を残した選手たちに刺激を受け、「次は自分たちも」と意気込む人も。かつて選手たちと関わった指導者からは「これからが楽しみ」と、さらなる飛躍を期待する声が聞かれた。

「最高のひと言。チームが一致団結した優勝だった」。優勝報告会の会場で笑顔を見せるのは、昨年7月に学校の近隣住民ら約60人で結成した「浦学ふぁみりー野球部後援会」の会田稔会長(65)。一般的に高校と地域の交流はなかなか進まない面もあるが、「野球部は10年ぐらい前から見てきた。地元と交流できるのは良いこと」という。会では森士監督と食事し交流を深めるなどしてきた。「これからも応援していきたい。われわれも優勝の原動力になったかな」。

同じ校舎で学ぶ生徒たちも大きな刺激を受けた。生徒会の応援リーダーで3年内藤郁弥君(17)は「優勝の実感がなかったけど、優勝旗を間近で見て、選手たちの笑顔を見たら、どんでもないことなんだと感じた」。3年で男子テニス部の馬路彬主将(17)も「野球部は毎日集中して練習している。自分たちも優勝目指して頑張りたい」と意気込む。

この春から同校で学ぶ1年坂井彩乃さん(15)は「尊敬できる先輩たちが学校にいることは誇り。(間近で選手たちを見て)かっこいい」と瞳を輝かせる。近隣の中学校2年で、野球をしている中野雄太君(13)は「打撃がすごかった。僕もあれぐらい打てるようになりたい」。

浦和学院の活躍は県外の人にも影響を与えた。30年近い高校野球ファンという会社員鈴木正則さん(52)はこの日、選手たちをひと目見ようと、自宅のある千葉県大網白里市から学校に駆け付けた。甲子園での戦いを「期待はしていたけど、予想以上に頑張っていた」と絶賛。「好感を持てる高校生たち。夏の大会も頑張ってもらい、甲子園でまた見たい」と期待していた。

★中学時代の恩師も喜び
▼常に熱い思いで練習

大会で3本塁打を放つなどの活躍をみせた高田涼太三塁手は、中学3年生の時に朝霞市立朝霞第三中に転校してきた。現在も同中野球部で監督を務める体育科の神崎創造教諭(32)は、高田選手が中学1年の時に通っていた和光市立第二中野球部でも指導に当たっていた。「常に熱い思いを持って練習に励み、チームを引っ張っていく存在だった」と振り返る。

高田選手はレベルが高いといわれている埼玉スーパースターズの選抜としても活躍。甲子園を目指すため浦和学院を選んだ。逆境に追い込まれても最後まで諦めず、チャンスに強かったという。

神崎教諭は「1点取られても逆転すると思っていた。負ける感じもしなかった。ベンチの雰囲気もよくて素晴らしいチーム」と浦学ナインをたたえ、「夏の甲子園に行けるよう頑張ってほしい」とエールを送った。

▼目を見張る集中力だ

浦和学院初優勝の立役者の一人、エース小島和哉投手の中学時代を知る関係者は、教え子の成長ぶりに目を細めた。

鴻巣市立赤見台中学校で2年時のクラス担任だった吉永教子教諭は「成績優秀で器用な子だった。甲子園もよく口にしていた」と当時を振り返る。中学時代は細身で、たくましくなった姿に驚いたが、「にやっと笑うときの笑顔はあの頃のまま」と懐かしんだ。

中学時代に所属していた行田リトルシニアの望月和義監督(49)は「当時から左肘の使い方が柔らかく、マウンドでの集中力も目を見張るものがあった」と話す。将来を見据え、球数が増えて肘に負担が掛からないように気を配っていたという。「決勝は落ち着いて投げていて、安心して見ていられた。体もまだ成長すると思うので、これからが楽しみ」と、さらなる活躍を期待した。

2013年4月5日 埼玉新聞社会面掲載

Re: 野球部 情報4/5
管理人 / 2013-04-05 14:45:00 No.25167
夏も日本一目指す 埼玉・浦和学院、紫紺の大旗手に凱旋

第85回記念選抜高校野球大会で初優勝した浦和学院の選手らは4日、甲子園から戻り、そのまま、さいたま市緑区の同校で優勝報告会に出席した。紫紺の優勝旗を手に凱旋(がいせん)したナインを、集まった生徒や保護者らの大きな歓声が包んだ。

午後4時ごろ、選手らが同校に到着。新入生や近隣住民らが待つ体育館で優勝を報告した。森士(おさむ)監督は「一戦一戦、選手たちが成長し、みなさんの応援に後押しされ、実力以上の力を出してくれた」とあいさつ。山根佑太主将(3年)は「皆さんの応援が力になった」と話し、「夏も甲子園に戻り、また日本一を目指したい」と決意を語った。

同校の近くに住む主婦(80)は、いつも早朝からバットの快音を聞いてきた。「優勝できて最高。一生懸命、手をたたいて喜んだ」と興奮した様子。新入生の山口春菜さん(15)は「選抜優勝という記念すべき年に入学できてうれしい」。吉沢杏香さん(15)も「私たちも甲子園に応援に行きたい」と期待を込めた。

報告会後、野球部OBや同窓会関係者らが集まり、祝勝会が開かれた。エース小島和哉投手(2年)は「たくさんの人に応援してもらったことが分かって、やっと優勝の実感が湧いてきた」と、大勢の「浦学ファン」に驚いていた。3試合連続本塁打の高田涼太選手(3年)の母しのぶさん(47)は「子どもたちにありがとうと伝えたい。応援してくださった方々にも感謝したい」と話した。

2013年4月5日 朝日新聞埼玉版掲載

Re: 野球部 情報4/5
管理人 / 2013-04-05 14:47:00 No.25168
浦学、優勝旗と帰還

第85回選抜高校野球大会で初優勝を決めた浦和学院高ナインが4日、さいたま市緑区の同校に優勝旗を持って帰還した。近隣住民や生徒ら約900人が出迎え、快挙をたたえた。

ナインを乗せたバスは午後4時過ぎに到着した。森士(おさむ)監督を先頭に山根佑太主将らがバスを降りると、「よくがんばった」「ナイスホームラン」などと声援が送られた。

その後、体育館で優勝報告会が行われ、森監督は「長い時間がかかったが、やっと優勝旗を持ち帰ることが出来た。応援をいただいた皆さんのおかげ」と謝辞を述べた。

山根主将は「皆さんの応援が力になり優勝できた。春の経験を生かし、夏に甲子園に戻って日本一を目指す」と宣言した。

2013年4月5日 読売新聞埼玉版掲載

Re: 野球部 情報4/5
管理人 / 2013-04-05 14:49:00 No.25169
浦和学院が凱旋 笑顔でV報告

第85回選抜高校野球大会で初優勝した浦和学院の選手らが4日、紫紺の優勝旗を携えてさいたま市緑区の同校に戻り、在校生や近隣住民ら約800人以上の前で優勝を報告した。

「帰ってきました」。森士監督が大きくひと声を発すると、会場は割れんばかりの大きな拍手に包まれた。「(優勝を)やっと持ち帰ることができた。実力以上の力を発揮できたのは皆さまの応援のおかげ」と感謝の気持ちを述べ、「これから夏に向けてまた野球シーズンが始まる。夏の応援もよろしくお願いします」と春夏連覇へさらなる協力を求めた。

その後開かれた祝賀会で山根佑太主将は「皆さんの応援が力になった。春の経験を生かして夏にまた甲子園に戻ってきたい」と意気込んだ。3試合連続本塁打を放った高田涼太選手は今朝も素振りをしてから帰路についたという。「学校の正門に入って優勝の実感が一気にこみ上げた。勝つための練習を続けたい」と笑顔だった。同校の近所に住む備藤徳枝さん(83)は、「わが子が成し遂げたような気持ち。見ていて頼もしい。よく休んで、夏に備えて」とねぎらった。

★浦和学院 総合力でつかんだ新たな歴史

春夏合わせて20回目の甲子園挑戦で、ついに日本一の座をつかんだ浦和学院。この選抜では計5試合で47得点、失点はわずかに3。完勝といってもいい総合力を見せつけた。創部当時は市内の地区大会で勝つのがやっとだった同校野球部。名将の薫陶を受けた指導者と、投打に記録的活躍を見せた選手たちの歯車がかみ合って、同校の歴史に新たな1ページを刻んだ。

甲子園常連校として20年以上にわたり県内の高校野球界を牽引してきた浦和学院。だが、全国制覇までの道のりは長く険しかった。

同校野球部は昭和53年に創部。約30人でのスタートだった。初代監督を7年間務めた栗野拓哉教諭(57)は「道具も場所も、まともなものはなかった」と振り返る。野球部専用グラウンドはなく、近所の貸しグラウンドで練習。校内では小さなスペースを見つけてバットを振った。成績も旧浦和市の地区大会で優勝するのがやっとだった。

そんな浦和学院が強豪校として名をはせる礎を築いたのが野本喜一郎元監督だった。県立上尾高校の監督を22年間務め、同校を6回甲子園に導いた名将が59年、浦和学院の監督に就任した。

61年夏、同校を初の甲子園に導いたが、すでに闘病生活を続けていた野本さんは病床で観戦。ナインが4強入りする姿を見ることなく64歳でこの世を去った。「私は野本監督がこの地に宿した魂の火を消さないようにやってきただけ」。森士監督はこう語る。「高校野球は『男の子』が『男』に成長する最後のとき。だから面白いんだ」。野本さんから高校野球の魅力も教えてもらった。

森監督は平成17〜23年の間、春夏合わせて5回の甲子園出場を果たす。しかし、いずれも初戦敗退。「全国で浦学は勝てない」。心ない言葉が聞こえることもあった。「指導者としてお前の方がやれる」。そんなときは野本さんの言葉を思い出し「やるしかない」と自らを奮い立たせたという。

そして迎えた20回目の甲子園で、選手たちが躍動した。中でも4番・高田、エース小島は最高の出来だった。同部の歴史に刻まれた新たな1ページ。森監督は近く野本さんの墓前を訪れ、こう告げるつもりだ。「おかげさまで何とか日本一になれました。夏の甲子園という本当の大きな目標のため、見守っていてください」。

2013年4月5日 産経新聞埼玉版掲載

Re: 野球部 情報4/5
管理人 / 2013-04-05 14:52:00 No.25170
浦和学院、精度高め春夏連覇へ 今大会、好投・猛打印象づけ

センバツで初優勝した浦和学院。創部35年目で悲願の日本一となったチームの今大会の戦いぶりを振り返るとともに、今後の目標を聞く。【川畑さおり】

◆投手陣

エースの小島和哉投手(2年)は全5試合で先発、計42回を投げて3失点とほぼ完璧な投球を披露。西川元気捕手(3年)の強気のリードに応え、内角の厳しいコースを攻めて相手打者を翻弄(ほんろう)する場面が目立った。小島投手は「甲子園の雰囲気にのまれることはなかった。昨夏の経験が生きた」と振り返る。昨夏の甲子園を経験した山口瑠偉投手(3年)も安定した投球を見せ、2試合を無失点に抑えた。小島投手は「甲子園では粘り強く投げられたと思う。夏に向けて立ち上がりの投球を安定させたい」と話す。

◆打撃

5試合で放った安打は計59。3回戦からの4試合はすべて2ケタ安打を記録した。決勝の済美(愛媛)戦は好投手の安楽智大投手(2年)を打ち崩して計18安打で17点を奪い、「強打の浦学」を印象づけた。中でも高田涼太選手(3年)は、大会記録に並ぶ3試合連続本塁打を放つなど長打力が際立った。また山根佑太主将(3年)は全5試合で打点を挙げ、勝負強い打撃を見せた。山根主将は「試合をする度に雰囲気に慣れてきて一人一人が力を発揮できたと思う」と分析する。

◆夏に向けて

今大会、サインミスで走者がアウトになるケースや、バントを失敗するケースが相次いだ。竹村春樹選手(3年)は「接戦では小さなミスが勝敗を分ける。勝負どころでしっかりチャンスをものにできるようにしたい」と気を引き締める。県内は、昨秋の県大会で完敗した花咲徳栄など強豪校がひしめくだけに、森士監督は「夏が本番。強いチームが勝つとは限らない。『勝ったチームが強い』と言われるような記憶に残る試合がしたい」と意気込む。県勢として45年ぶりに優勝した浦学。さらにプレーの精度を高め、春夏連覇を目指す。

★浦学凱旋 「みなさんの応援、力に」 住民らの祝福受け

第85回記念選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)で初優勝を果たした浦和学院ナインが4日、紫紺の優勝旗を手に同校=さいたま市緑区=に凱旋(がいせん)し、在校生や付近住民に歓声と拍手で出迎えられた。

同日午後4時過ぎ、森士監督や優勝メダルを下げたナインがバスから降り立ち、到着を待ちわびていた在校生や地元住民らは「おめでとう」「かっこいいぞ」と祝福した。

山根佑太主将は体育館で行われた優勝報告会で「みなさんの応援が力となって優勝することができました」と感謝。小出禎樹・毎日新聞さいたま支局長は「これからは他校に追われる立場。夏に向けて頑張ってほしい」と今後の活躍を期待した。

2013年4月5日 毎日新聞埼玉版掲載

Re: 野球部 情報4/5
管理人 / 2013-04-05 14:53:00 No.25171
浦学V報告会も余韻なし 高田早朝素振り

春夏連覇へ3戦連発の記念球は監督が預かります。浦和学院(埼玉)が4日、さいたま市内の同校でセンバツ優勝報告会を行った。3戦連発の高田涼太内野手(3年)はホームランボールが監督預かりになっていることを明らかにした。

高田は「いい気になるなってことです」と明るく話す。大会タイ記録の3戦連続弾はもちろん、昨夏の甲子園で放った1発も監督預かり。森士監督(48)は預かりの理由を「満足したらそこで終わり。球があると余韻に浸っちゃうから」と話す。11年に高校日本代表のコーチとなり、日大三の主将だった畔上翔外野手(法大2年)の姿に感動した。「優勝した翌日に駐車場で素振りをしてるんですよ。そんな選手見たことなかった」。同じく18U日本代表候補に選ばれた高田に満足してほしくなかった。

その思いに応えるように高田は優勝翌日も朝5時15分に起床し、バットを振った。「昨日の打席でも詰まる場面があった。それを修正しようと思った。もしも、代表に選ばれることになったらそれに恥じない選手になるためにも」と話す。

この日は生徒や地元のファン1400人が祝福に駆けつけた。高田は「まずは夏の優勝が目標」と次を見据えた。連覇の先に日の丸が待っている。

2013年4月5日 日刊スポーツ掲載

Re: 野球部 情報4/5
管理人 / 2013-04-05 14:55:00 No.25172
センバツVの浦和学院が凱旋 山根主将「夏も日本一目指す」

春の選抜高校野球大会で初優勝した浦和学院の選手が4日、さいたま市に凱旋し、3年の山根佑太主将(17)が優勝報告会で「経験を生かし、夏も日本一を目指し練習したい」と話した。

午後4時ごろ、さいたま市緑区の校舎にバスが到着。優勝旗を掲げて降り立った選手たちは、両脇に並んだ200人以上の教職員や近隣の住民、高校野球ファンらに出迎えられた。

体育館で開かれた報告会には新入生ら約千人が詰めかけ、森士監督(48)が「やっと優勝旗を持って帰ることができた。皆様の応援があって、選手たちは一戦一戦成長できた」とあいさつした。

約40年間、高校野球を観戦してきた主婦田口美佐子さん(55)さんは「目の前で見る選手は頼もしく見えた」とうれしそう。無職加藤靖男さん(73)は「おめでとうと声を掛けた。他校に投打で圧倒できたので、連覇も夢ではない」と期待を込めていた。

2013年4月5日 スポーツニッポン掲載

Re: 野球部 情報4/5
管理人 / 2013-04-05 14:56:00 No.25173
浦和学院、凱旋!森監督が連覇宣言!

センバツで初優勝した浦和学院(埼玉)が4日、地元・さいたま市に凱旋し、同校の体育館で優勝報告会を行った。教職員や生徒や近隣の住人ら約1400人が詰めかける中、優勝旗を掲げて登場。森士(おさむ)監督(48)は「関東のスポーツ新聞を見たら、扱いが大きくて…」と予想以上のフィーバーぶりにビックリ。就任22年での栄冠に「1度こういう思いをすると、何度も勝ちたくなる」と春夏連覇を宣言した。

選手にも慢心はなく、大会史上2人目の3試合連続本塁打を放った高田涼太内野手(3年)は午前5時15分に起床。日課の素振りを行った。3日夜から宿舎の部屋のテレビが壊れるというハプニングに遭い、自身の活躍をテレビで見ることができなかったという。「大会中も特に(テレビを)見ていなかった。夏も勝つために本塁打は狙わず、チームの勝ちに貢献できればいい」と目を輝かせた。

2013年4月5日 スポーツ報知掲載

Re: 野球部 情報4/5
管理人 / 2013-04-05 14:58:00 No.25174
センバツV浦学凱旋!森監督「夏も頂点目指す」

3日に終了したセンバツ高校野球で初優勝を飾った浦和学院(埼玉)が4日、さいたま市に凱旋(がいせん)。同校で行われた優勝報告会で生徒、父母、後援会など関係者約1400人の祝福を受けた。

済美(愛媛)との決勝で勝ち越しの2点適時打を放った主将の山根佑太外野手(3年)は優勝旗を手に入場。「正門からすごい人がいて、優勝って本当にいいな、夏にまた(優勝)したいと思った」と喜びを口にした。

甲子園では5試合で計47得点、失点は計3と攻守ともに強さを見せつけた。「これまで(出場した)17回は負けて帰るときにさみしさや罪悪感ばかりだったが、本当に喜んでもらえた。夏も頂点を目指します」と森士(おさむ)監督(48)。6日の練習試合(対流経大柏)から夏へ向けてスタートを切る。

2013年4月5日 サンケイスポーツ掲載

Re: 野球部 情報4/5
管理人 / 2013-04-05 15:00:00 No.25175
浦和学院が凱旋!センバツV報告

選抜高校野球大会で初優勝した浦和学院(埼玉)の選手らが4日、さいたま市内の同校に戻り、優勝報告会を行った。

主将の山根佑太外野手(3年)が「この春に経験したことを生かして、夏も甲子園に戻って優勝目指して頑張ります」とあいさつし、春夏連覇を誓った。生徒や地元住民ら約1400人からの盛大な祝福に「すごくたくさんの人が応援してくれていたんだなと実感して、感激しました」と満面の笑みを浮かべた。

前日に決勝を終えたばかりにもかかわらず、高田涼太内野手(3年)ら一部の選手は、朝5時30分過ぎから自主的に素振りを行った。「なぜかやりたくなった。これだけ最高の気持ちはない。また夏に優勝したい」と高田。チームは6日に練習試合を行い、夏へのスタートを切る。

2013年4月5日 デイリースポーツ掲載

Re: 野球部 情報4/5
管理人 / 2013-04-06 03:24:00 No.25187
浦学にスポーツ功労賞 県

県は4日、選抜高校野球大会で優勝した浦和学院に「彩の国スポーツ功労賞」を贈る方針を固めた。浦和学院は春夏を通じて初の甲子園制覇で県勢としては1968年の大宮工以来、45年ぶりの選抜優勝だった。

上田知事は「歴史に残る勝利だ。県民も喜んでいる」と話しており、功労賞を贈ることを決めた。

彩の国スポーツ功労賞はスポーツで県民に希望や活力を与えた個人や団体に贈るもの。

ロンドン五輪の金メダリストやなでしこジャパンの佐々木則夫監督などが受賞している。

2013年4月5日 読売新聞埼玉版掲載

Re: 野球部 情報4/5
管理人 / 2013-04-06 03:48:00 No.25188
浦和学院 栄光の軌跡 上
ミスは全員で取り返す

浦和学院がついに日本一の悲願を達成した。5試合47得点3失点と、強力打線が猛威をふるい、投手も安定感抜群と、投打ががっちりかみ合っての戴冠。その陰ではわずか1失策の鉄壁の守備で投打にリズムをもたらし、誰かのミスはチーム全員でカバーする、チーム一丸となったナインの姿があった。

3月24日の土佐戦。初戦とあって、経験豊富な選手たちも緊張を抱え、落ち着かない。そんな雰囲気を変えたのが守備だった。

3、5回と二塁手の贄隼斗が、右前に抜けそうな痛烈な打球を横っ跳びでキャッチ。土佐の監督、西内一人が試合後、「どちらか1本抜けていれば、展開が変わっていたはず」と唇をかむほど、試合の流れを左右した。チームは落ち着きを取り戻し、危なげなく勝利した。

贄を初め、野手の選手は「小島を助ける」と口々に言う。スタメンで唯一2年生の小島和哉をもり立て、萎縮することなくのびのび投げさせてあげるためだ。

1年からレギュラーとして内野陣を支えてきた遊撃手竹村春樹は、守備の中心として贄と鉄壁の二遊間を形成。難しい打球も次々にさばいた。外野陣は決勝で大飛球を好捕、小島を支えた。2年生左腕の落ち着き払った投球の陰には、「先輩が後ろにいる。だから思い切り投げられる」という安心感があった。

決勝戦、1点を追う5回。大会屈指の右腕、済美の安楽智大を相手に、下位打線が粘り強く打って同点にした。しかし、続く無死一・三塁で三塁走者・西川元気がサインを間違え、飛び出しタッチアウト。準々決勝と同じスクイズがらみのミスが出て、反撃ムードに水を差してしまう。

誰もが、「再び流れが済美に傾くのでは」と思っただろう。浦和学院が過去にも拙攻やミスから崩れることがあり、涙をのんできた。しかし、今回は違った。

後続の打者は安楽相手に、「簡単にアウトにならない」と粘り、相手の失策や死球でつなぐ。2死満塁。主将・山根佑太が直球を振り抜いて逆転打を放つと、チームは一気に波に乗り、5連打で相手を圧倒した。

監督の森士は、「ミスの後に仲間をかばい合って、帳消しにしてくれる。成長した。そういう経験を続けてほしい」と感慨深げだった。

守備が仲間をもり立て、誰かのミスはチーム全員で取り返し、助け合う。浦和学院はまさにチーム一丸となり、頂点まで駆け抜けた。

45年ぶりに優勝旗を県に持ち帰った浦和学院。優勝の要因を分析し、県内高校野球界への影響を探る。

2013年4月5日 読売新聞埼玉版掲載

Re: 野球部 情報4/5
管理人 / 2013-04-06 13:10:00 No.25193
第85回センバツ高校野球:大会を終えて/上
堅守、逸材、強打、継投 4強カラーくっきり

第85回記念選抜高校野球大会は、浦和学院(埼玉)の甲子園初優勝で幕を閉じた。

選手個々が枠に縛られることなく打席に立ち、能力の高さを存分に発揮したことが、初めて頂点を極める原動力になった。総得点は47と、その破壊力は圧倒的だった。一方で、2年生左腕・小島を中心にした堅い守りで5試合計3失点。数字の上では極めて完成度の高いチームに思える。だが、勝負どころで再三、走塁ミスを犯すなど粗さを残していたのも事実。ミスを最小限に減らす対策を進めれば、夏に向けてさらにスケールの大きなチームを作り上げることができるだろう。

準優勝の済美(愛媛)は、最速152キロを記録した本格派右腕・安楽の存在が快進撃につながった。5連投となった決勝では球威に陰りが見えたが、前評判通り将来性の豊かさを感じさせた。

4強の敦賀気比(福井)は強打、高知(高知)は継投を軸とした守りと、上位チームのカラーがはっきりしていたのも特徴だ。

また、3回戦の大阪桐蔭(大阪)−県岐阜商(岐阜)戦では、大阪桐蔭の走者が本塁に突入した際、捕手に体当たりした。守備妨害によりアウトを宣告されて試合終了。今年2月に設けられた日本アマチュア野球規則委員会の内規「危険防止ルール」にのっとった審判員の当然の判断だった。全国大会、しかも勝敗を決する場面で厳正にルールを適用したことは、先例として球界全体に影響を与える可能性がある。

21世紀枠同士の対決となった遠軽(北海道)−いわき海星(福島)は、最短試合の大会記録にあと1分と迫る1時間16分で終わった。攻守交代の際の全力疾走は、高校野球本来のスピード感を体現していた。

2013年4月5日 毎日新聞掲載

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