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野球部 情報
管理人 / 2013-07-26 09:46:00 No.26118
浦学・小島が完全試合 23年ぶり史上3人目

第11日は2球場で準々決勝4試合を行い、ベスト4が決定。浦和学院の小島和哉投手(2年)が埼玉平成戦で、夏の大会では1990年の岡崎淳二投手(川越商)以来、23年ぶり史上3人目、通算4度目の完全試合を達成した。

左腕小島は5回まで60球の快調なペース。6回1死から三遊間を襲う安打性の打球を浴びたが、遊撃手竹村がダイビングキャッチし、一塁へ送球する超ファインプレーでもり立てた。7回1死では2番打者にこの試合で唯一、3ボールまでいったが、持ち味の直球を2球続け空振り三振。

最大の見せ場は9回2死。代打・小高の当たりは一、二塁間を抜けたが、前進守備の右翼手斎藤が素早い捕球から一塁へストライク送球。珍しい右ゴロで偉業を打ち立てた。球数97。9奪三振。チームも6―0で好右腕佐々木を攻略した。

Cシード市川口は本庄第一を4―3と逆転で退け、16年ぶりの4強進出。Dシード聖望学園は、3番寺田の2戦連続アーチとエース川畑の完封など市川越に5―0で快勝。Cシード川越東は、19安打11得点で所沢商に圧勝した。

準決勝は27日、県営大宮で浦和学院―聖望学園(10時)市川口―川越東(12時30分)のカードで実施される。

2013年7月26日 埼玉新聞1面掲載

Re: 野球部 情報
管理人 / 2013-07-26 09:51:00 No.26119
【浦学の小島】野球の神様 導く偉業

野球の神様の粋な演出だった。

9回2死。ここまで一人の走者も許していなかった背番号1が、27人目の打者に投じた97球目。打球は一、二塁間を抜けた。「大記録ならず」。誰もがそう思ったその時だった。右翼手の斎藤が猛然とダッシュし、一塁へ矢のような送球。一塁塁審の右手が上がる。ライトゴロという劇的な幕切れで偉業達成―。

浦和学院の2年生エース小島が夏の大会では23年ぶり、3人目4度目となる完全試合を成し遂げた。「最後打たれてしまい、自分はまだまだ甘い」と反省の弁から口にした左腕だが、「一人一人を打ち取った結果。正直、うれしい」と、少しだけ表情を緩めた。

甲子園優勝投手の片りんを埼玉の高校野球ファンにあらためて見せつけた。伸び味抜群の直球と抑えの利いたスライダーを主に、時折チェンジアップも織り交ぜ、初8強で勢いに乗る相手に付け入る隙を与えない。制球も安定し3ボールは1度だけ。三振は9個奪った。6回1死から痛烈な当たりが三遊間を襲ったが、遊撃手の竹村が横っ飛びの好守備で阻止した。

4回戦の春日部戦では8回まで無安 打無得点に抑えながら、9回は右翼の守備に回った。実はこの日、8回を投げ切ってベンチに戻ってきた際、森監督に「(自分を)代えてください」と言った。その理由を「次の試合に影響するかなと思って」と話すエース。しかし、森監督から「本当に投げなくていいのか?」と返されると、「やっぱり投げさせてください」と直訴し、9回のマウンドへ向かった。

だから最後の打者の打球が一、二塁間を抜けた瞬間は「『自分の気を抜かせないための、神様のいたずらじゃないかな』って思いました」と苦笑い。しかしどんな試合、どんな場面でも目の前の打者、一人一人に魂を込めて抑えにいく"1"の背中を、野球の神様は最後まで押し続け、快挙に導いた。森監督も「完全試合ですから、文句を言っては駄目でしょう」とたたえた。

一塁側応援席から見守った母・美和子さんは「最後まで心配でしたが、斎藤さんら先輩たちが守って支えてくれたことで、(完全試合を)達成できたと思います。チームが勝ててうれしいです」と涙を流しながら感謝していた。

甲子園まであと二つ。チーム、スタンドの思いを背負って力投し続ける不動のエースは「いくらいい投球をしても次で負けたら意味がないです」ときっぱり。気持ちは既に、準決勝の聖望学園戦へ一直線に向いている。

2013年7月26日 埼玉新聞1面掲載

Re: 野球部 情報
管理人 / 2013-07-26 10:09:00 No.26120
浦学 王者の貫禄 鮮明に
主力の穴埋め 2安打1打点

左手骨折の正二塁手・贄に代わり、今大会3戦目の出場となった1年生津田が2安打1打点と活躍。「満足はしていないけれど、チームの勝利に少しは貢献できたかな」とはにかんだ。

出身は和歌山県。昨春の選抜大会を見て「この人たちとプレーしたい」と進学を決めた。全員で勝利を目指す姿勢に感銘を受けたというルーキーは、「投手に球数を多く投げさせたりするのが9番の仕事。次も自分の役割ができるようにしたい」と謙虚に話し、準決勝を見据えた。

2013年7月26日 埼玉新聞掲載

Re: 野球部 情報
管理人 / 2013-07-26 10:12:00 No.26121
偉業の陰で 足場着々

好右腕から今大会 最多の11安打で6得点。完全試合を達成したエース小島ばかりに目がいきがちだが、チームとしても着々と足場を固めている。浦和学院が初8強で勢いに乗る埼玉平成を寄せ付けない快勝だ。

他チームを散々苦しめた佐々木を攻略した。

2回、1死一塁から6番斎藤の初球にエンドランを仕掛けると左前打で一、三塁。2死二、三塁となり、小島が追い込まれながらも甘く入ったスライダーを右前に運び先制した。5回には1死二塁で負傷の贄に代わり二塁を守る9番の1年生津田が「直球を狙っていた」と内角低めを捉え、三塁線を破る二塁打。さらに竹村が左前打でつなぐと服部がセーフティースクイズを初球に決め3点目を奪った。

7、8回にも計3点を追加。浦和学院打線の看板である山根、高田、木暮の3〜5番が無安打に終わりながらも周りを固める選手が奮起した。甘い球を確実に仕留め、適時打以外にもスクイズや内野ゴロで点を重ねるしたたかさ。守備も無失策で、竹村や斎藤の好守がなければ小島の偉業も達成されてはいなかった。

森監督は「やっと戦えるリズムが出てきたかな」と安堵の表 情。続けて「ここのところいい投手と当たっているが、少ないチャンスの中で点が取れ、投手中心に守れている」。聖望学園との大一番へ、選抜王者が軌道に乗ってきた。

2013年7月26日 埼玉新聞掲載

Re: 野球部 情報
管理人 / 2013-07-26 10:29:00 No.26122
【埼玉平成】ピンチにも 笑顔忘れず

今大会で台風の目として旋風を巻き起こした埼玉平成だったが、王者浦和学院の牙城は崩せなかっ た。

エース佐々木は 「連投の疲れはなく、調子も良かった」と話したが、相手の強力打線に11安打を浴び6失点。「これまで空振りを取れていた直球がファウルにされた。日本一のチームはすごい」と相手打線のレベルの高さを素直に認めた。

試合には敗れたが、直球とスライダーを武器に粘りの投球を見せた。特に警戒したクリーンアップには安打を許さず4三振を奪った。「出せる力は全部出せた」とサッパリとした表情だった。

前チームでは捕手。新チームになってから投手を始めた。当初より球速は10キロ上がり、わずか1年で急成長。今大会ではエース兼4番として、春日部共栄や上尾を破る立役者となり、チームを初のベスト8まで導いた。

浦和学院戦はピンチを迎えても、いつも通りに笑顔を絶やさなかった。「チーム全員で笑顔を貫けた。この大会で成長できた」と爽やかな笑顔で球場を後にした。

★エース対策も「2ランク違う」

浦和学院のエース小島を前に1人のランナーも出せなかった。

責任教師としてベンチ入りしている高橋監督は小島対策で「ホームベース寄りに立ち、内側の球を思い切り引っ張れ」と指示。だが、打線は完全に沈黙し、強い打球も相手の好守に阻まれた。

主将の麦島は「コントロールが良く、変化球もキレていた。今までの投手より2ランクぐらい違った」と脱帽。5番の新沼は「スライダーにキレがあり、分かっていても手が出た。歯が立たなかった」も肩を落とした。

2013年7月26日 埼玉新聞掲載

Re: 野球部 情報
管理人 / 2013-07-26 10:49:00 No.26123
気を引き締め「次へ」 浦和学院2年・小島和哉投手

9回2死。完全試合まであと1人。27人目の打者に投じた97球目は、快音を残して一、二塁間を破った。「気を抜くなっていう神様のいたずらかな…」

誰もが記録は阻まれたと思った直後、前進守備をしていた右翼手の送球が、一直線にファー ストミットに突き刺さる。「アウト」。劇的な幕引きで自身初となる完全試合を達成。だが、スタンドの熱狂とは対照的に、ヒーローは口元を引き締めて足早に整列に向かった。

昨夏に1年生で甲子園のマウンドに立ち、その秋から背番号「1」を背負う。今春の選抜大会全5試合をほぼ一人で投げ抜き、チームを初の全国制覇に導いた。今大会もすでに4試合に先発し、防御率は0・56。4回戦の春日部戦でも8回まで無安打無得点(九回に降板)に抑えるなど、エースとして盤石の安定感を見せる。

この日は「力みなく放れた」と、キレのある直球やスライダーがコースを突き、初回から凡打の山を築いた。3回は三者三振で終え、尻上がりに増す球威に相手選手からは「お手上げです」との声が漏れた。9回のマウンドも「記録は意識しなかった」と平常心で投げ切り、森士監督も「文句の付けようがない」とたたえた。

だが、偉業達成の余韻はない。「ヒット性の当たりもあった」。試合後、即座に付いて出たのは反省の言葉だ。「記録はもう過去のこと。次に向けて気を抜かずにやるだけです」。笑顔は、優勝まで取っておく。

2013年7月26日 東京新聞埼玉版掲載

Re: 野球部 情報
管理人 / 2013-07-26 11:17:00 No.26124
浦学・小島完全ライトゴロ締め

今春のセンバツ優勝投手、 浦和学院のエース左腕小島和哉(2年)が、自身初となる完全試合を達成した。切れのある直球とスライダーで内角を突いて9三振を奪い、芯にとらえられた打球はわずか数回と、ほぼ完璧な内容だった。同大会では23年ぶり3人目、史上4度目の快挙となった。

幕切れは劇的だった。27人目の打球は一、二塁間を抜けた。安打性の打球を右翼手が一塁に好返球で、ライトゴロで記録が生まれた。ため息交じりの歓声は、すぐに興奮気味のそれへと変わった。マウンド上の小島は「最後まで気を抜かせない。神様のいたずらかと思いました」と大記録の重みをかみしめた。

8回表の守備が終わりベンチに戻ると、森士監督から「代わるか?」と聞かれ、「代えて下さい」と答えた。だが、もう1度「本当にいいのか?」と聞かれ、「やっぱり投げさせて下さい」と志願した。

ある記憶がよみがえった。4回戦(20日)の春日部戦で8回まで無安打無得点投球だった。だが、森監督の「個人の記録よりチームの勝利が大事」という方針から8回で降板した。この日も最初は「甲子園での勝ち方も考えて」と継投策を受け入れたが、再び監督から聞かれた時に、エースの意地とプライドが出た。

気持ちは熱くても、力みのない投球だった。今年5月に対面した憧れの桐光学園・松井から、スライダーの握り方を伝授してもらった。7月1日には桐光学園との練習試合(浦和学院グラウンド)で準完全試合を見せつけられた。「松井さんのスライダーはやばすぎます」。少しでも松井に近づきたい、と磨いたスライダーで、打者の懐をえぐった。

埼玉平成には、小島対策で打者11人のうち、10人の右打者を並べられた。だが、自信のある内角攻めで、わずか97球で料理した。浦和学院元部長で埼玉県高野連の高間薫専務理事は「右、左どちらの打者へも自信を持って内角へ攻めている。そこが良かった」と分析した。

小島は試合後、森監督とクールダウンのキャッチボールを行った。言葉はなくても、気持ちは通じていた。小島は「前のことがあって、こういう記録はたしかにうれしいです」と笑った。観戦に訪れた母美和子さんも「あの子らしい投球でした」と喜んだ。小島は記念球を手にして、困ったような表情を見せた。「お母さんか、森監督に渡したいです」。そう言うと、記念球を大事そうに左ポケットにしまい込んだ。

◆小島和哉(おじま・かずや)
1996年 (平8)7月7日、愛知県弥富市生まれ。小学 1年から野球を始め、中学は行田シニア所属。 高校1年春からベンチ入りし、今春のセンバツ では全5試合に先発し優勝投手。趣味は寝るこ と。LINE(無料通信アプリ)の待ち受け画 面は桐光学園・松井裕樹。自己最速は143キ ロ。持ち球は直球、カーブ、スライダー、チェ ンジアップ、スクリュー。家族は両親と兄。1 75センチ、74キロ。左投げ左打ち。

2013年7月26日 日刊スポーツ掲載

Re: 野球部 情報
管理人 / 2013-07-26 11:24:00 No.26125
浦和学院 小島 完全試合達成 最後はライトゴロ

埼玉大会では今春センバツ優勝校、浦和学院のエース左腕・小島和哉投手(2年)が準々決勝の埼玉平成戦で完全試合を達成し、チームをベスト4進出に導いた。

9回2死。あと一人で完全試合という場面。大記録は、あっと驚くビッグプレーから生まれた。小島が投じた97球目、埼玉平成の代打・小高が放った打球が一、二塁間を抜けた。すると、前進守備を敷いていた右翼・斎藤が猛チャージをかけ、一塁へ送球。「ライトゴロ」にスタンドは沸いた。仲間も興奮していた。

野球人生初の快挙。しかし、2年生エースは顔色一つ変えない。ガッツポーズもしない。埼玉大会では90年の岡崎淳二(川越商)以来23年ぶり6度目(5人目)の完全試合にも、喜ぶそぶりは見せなかった。理由を問われるとこう言った。

小島「チームが勝ち進むことが大事。次の試合もあるので、気が抜けないようにした。(最後の打者は)意識しないで、いつも通りと思って投げた」

今春センバツでは全5試合に登板し、42回で3失点。チーム初の全国制覇に貢献した。史上8校目となる春夏甲子園連覇へ向け、迎えた今夏。20日、4回戦の春日部戦では8回までノーヒット投球を演じた。だが9回、救援陣に登板機会を与えるため、森士監督から交代を告げられた。「最後まで投げたい気持ちはあった。少し悔しい」と振り返った。

再び巡ってきた大記録のチャンス。5日前とは少し違ったエースの姿がそこにはあった。8回終了時、森監督から「(先を見据えて)代わるか」と声を掛けられると、小島は「代わります」と即答した。指揮官は謙虚な姿勢に「びっくりした」という。今度は続投させ、小島も持ち味の内角直球で最後まで押した。9奪三振で快挙達成だ。

憧れは同じ左腕の桐光学園・松井だ。7月1日の練習試合ではお互い先発で投げ合ったが、小島は3回1失点で早々と交代。一方、松井は1安打完封、18奪三振だった。その松井はこの日準々決勝で敗れた。甲子園での「ガチンコ対決」は実現しなかったが、小島の一発勝負の戦いは続く。「まだまだバットの芯で捉えられている部分もある。次の試合に準備したい」。引き締まった表情で言った。個人記録だけではつかめない全国の頂点。チーム全員で再び上り詰めることだけを、エース左腕は考えている。

2013年7月26日 スポーツニッポン掲載

Re: 野球部 情報
管理人 / 2013-07-26 11:27:00 No.26126
浦和学院・小島が完全試合!最後はライトゴロ

センバツV左腕の浦和学院・小島和哉投手(2年)が、埼玉準々決勝の埼玉平成戦で完全試合を達成した。埼玉大会では史上3人目、のべ4度目の快挙。最後の打者をライトゴロに打ち取り、大記録を樹立した。

最大のヤマ場は、最後の最後に待っていた。小島は1人の走者も許さずに、26個のアウトを積み重ねていた。だが、9回2死からの打球が一、二塁間を抜けていく。ああ、ダメか…。誰もが思った瞬間、前進守備を敷いていたライトの斎藤良介(3年)が、猛チャージして一塁に矢のような返球。頭から滑り込んだ打者走者は、まだ数メートルも手前。ため息と歓声が交錯する中、一塁塁審の右手が挙がった。

埼玉大会史上23年ぶりとなる完全試合は、ライトゴロで完成される珍しい幕切れに。一塁ベースカバーに走っていた小島は、表情を少しだけ緩めただけだった。「結果的にアウトになったけど、ツメの甘さが出た。最後まで気を抜けさせないようにするための神様のイタズラですかね」。パーフェクトどころか、ノーヒットノーランすら初。にもかかわらず反省の弁ばかりが並んだ。

伏線があった。20日の4回戦(対春日部)。8回まで無安打投球も、「個人の記録よりもチームの勝利」という森士監督の方針で降板を命じられていた。この日も8回を投げ終えた時点で交代を打診され、「代わります」と答えた。だが、指揮官に「本当にそれでいいのか?」と聞かれ、思わず本音が口に出た。「投げさせてください!」。だから、ピシャリと終わらせたかった。

センバツでは130キロ程度だった直球も、140キロを超えるようになった。わずか97球での大記録達成と、打っても先制打を含む3打数3安打2打点の活躍。童顔の2年生エースは存在感を増していく一方だが、「いくらいい試合をしても、次の試合で負けてしまったら意味がない」。

センバツから続く公式戦連勝は19まで伸びた。準決勝の相手は聖望学園。結果オーライでは済まさない厳しい姿勢で、目の前の挑戦者を退けていく。

2013年7月26日 スポーツ報知掲載

Re: 野球部 情報
管理人 / 2013-07-26 11:31:00 No.26127
浦学・小島完全!なんと最後はライトゴロ

23年ぶりの偉業達成だ!! 25大会で試合が行われ、埼玉の準々決勝ではセンバツ優勝の原動力となった浦和学院のエース・小島和哉投手(2年)が埼玉平成戦で97球の完全試合を達成した。チームは6−0で勝ち、4強に進出した。

これぞ、ミラクルだ。1人の走者も許さずに迎えた9回二死。球場全体が固唾をのんで見守る中、埼玉平成・小高の打球が一、二塁間を抜けた。悲鳴と歓声が交錯する。だが、次の瞬間、浅めに守っていた右翼・斎藤(3年)が猛チャージし一塁に送球。レーザービームが小高のヘッドスライディングよりわずかに早くミットに収まった。埼玉大会史上4度目の完全試合達成だ。

「まだまだ芯でとらえられていた打球もあって助けられたので、自分の力ではないです。3年生は頼りになります」

パーフェクト投手の仲間入りを果たした小島は、チームメートに感謝した。右ゴロだけではない。直球とスライダーを軸に9個の三振を奪ったが、快挙を後押ししたのは、先輩たちだった。6回一死では三遊間を抜けそうなゴロを遊撃・竹村(3年)がダイビングで好捕。9回には先頭打者がセーフティーバントの奇襲を仕掛けてきたが、三塁・高田(3年)が落ち着いて処理した。

97球の快投劇は5日前の“おかわり”だった。20日の4回戦・春日部戦では、6回に四球を出したものの、8回まで無安打投球。大記録達成を前に森監督の方針で、9回のマウンドは譲った。「チームが勝ちすすむことが一番」と話したが、本音はマウンドに上がりたかった。ノーヒットノーランはおあずけとなったが、野球人生初の完全試合という形で成し遂げた。

ライバルも打倒・小島に牙を研いでいる。センバツ決勝で投げ合った同じ2年生エースの済美・安楽は23日の愛媛大会準々決勝で、自己最速の154キロをマーク。「センバツで対戦した相手を見て、ストレートだけではダメだと思った」と100キロを下回るスローカーブも取り入れるなど、進化を遂げている。小島も負けるわけにはいかない。

エースの快挙に森監督も「完全試合だもんね。文句言っちゃいけないよね」とたたえたが、小島は「次、負けたら意味ない。これはもう過去のこととして、次に気持ちを切り替えていきたい」

まずはあと2勝。そして目標の甲子園春夏連覇へ−。小島は懸命に腕を振り続ける。

2013年7月26日 サンケイスポーツ掲載

Re: 野球部 情報
管理人 / 2013-07-26 11:37:00 No.26128
センバツV左腕!浦学・小島が完全試合

埼玉大会では、今春のセンバツを制した浦和学院の小島和哉投手が、準々決勝の埼玉平成戦で完全試合を達成した。球数は97球、9奪三振だった。

その瞬間、スタンドもベンチも歓声と興奮に支配された。地鳴りにも似た、どよめき。今春のセンバツV腕、浦和学院のエース・小島和哉投手(2年)が準々決勝で、埼玉平成相手に完全試合をやってのけた。

9回2死、最後は強い打球が一、二塁間を抜け、浦和学院側スタンドからは悲鳴が上がった。だが、あらかじめ前進守備を敷いていた右翼・斎藤が好守備をみせ、一塁へ送球。記録は「ライトゴロ」でゲームセットだ。

「先輩方の守備に助けられた。最後のマウンドに上がるとき、監督から“7回くらいの気持ちでいけ”と言われ、記録は考えず、1人1人に集中した。力まず投げられたのが良かった」。決して浮かれることはなかったが97球、9奪三振。快挙に笑みがこぼれた。

4回戦の春日部戦でも8回まで出した走者は、四球の1人だけのノーヒットノーランペースだった。森士監督は「個人の記録よりチームの勝利」と交代させた。それを上回る完全に、指揮官も「文句のつけようがない。投げながら調子をつかんでいったようで、特に後半が良かった」と脱帽だ。

4季連続甲子園出場、そして史上8校目の春夏連覇に向けて、エースは「記録はもう過去のこと。次に向けてしっかり切り替えたい」ときっぱり。まだまだ通過点。クールに前を向いていた。

2013年7月26日 デイリースポーツ掲載

Re: 野球部 情報
管理人 / 2013-07-26 11:53:00 No.26129
浦学・小島の母「これも通過点の1試合」

埼玉の準々決勝で はセンバツ優勝の原動力となった浦和学院のエース・小島和哉投手(2年)が埼玉平成戦で97球の完全試合を達成した。チームは6−0で勝ち、4強に進出した。

小島の母・美和子さんは、スタンドで声をからした。「きょう投げさせてもらえたのも森監督のおかげです。記録はわからなくて、ヒットは打たれていないと8回に気付いたんです。9回は(右ゴロにしてくれた)斎藤さん、他もみんなに助けられていて、感謝です」と完全試合に驚いていた。センバツ優勝校のエースの母親だけに、「これも通過点の1試合ですから、次もがんばってほしいですね」と甲子園が決まるまで、球場に通い詰める。

2013年7月26日 サンケイスポーツ掲載

Re: 野球部 情報
管理人 / 2013-07-26 11:55:00 No.26130
聖望学園 浦学にリベンジする 岡本監督「失うものは何もない」

聖望学園のエース川畑が市川越打線を7安打で完封し、4強入り。27日の準決勝では昨年の決勝で敗れた浦和学院と激突する右腕は「小島と投げ合いたい。思い切りぶつかっていく」と意気込んだ。

打線も好調を維持し、3回に田畑の左越えソロで先制、6回には寺田が2戦連続の2ランを放った。岡本幹成監督は「失うものは何もない。どこが勝つか分からないのが高校野球」と雪辱を誓った。

2013年7月26日 スポーツニッポン掲載

Re: 野球部 情報
管理人 / 2013-07-26 14:04:00 No.26131
浦学、完全試合 4強

埼玉大会は25日、県営大宮と市営大宮の2球場で準々決勝があり、4強が出そろった。

4年連続の準決勝進出を果たした浦和学院は、エース小島和哉投手(2年)が72回大会の岡崎淳二投手(川越商)以来、大会史上延べ4人目となる完全試合を達成した。市川口はシーソーゲームの末に本庄一を下し、16年ぶりの4強入りを果たした。初優勝を目指す川越東は3年ぶり、聖望学園は2年連続の準決勝進出。

準決勝2試合は27日、決勝は28日に県営大宮で行われる。

★大会史上3人目快挙 浦学・小島投手
バットも快音 次へ油断見せず

浦和学院の小島投手が埼玉大会史上3人目となるパーフェクトを達成し、バットでも快音を響かせた。

2回2死二・三塁で右前へ先制適時打を放つと、7回も右前安打で出塁し、4点目の生還を果たす。完全試合の記録がかかる9回のマウンドを直後に控えた8回は、2死三塁から落ち着いて左前へ運ぶ勝負強さを発揮した。

試合後、「こういう投球(完全試合)が出来たのは良かったけど、次の試合で負けたら意味がない」。選抜大会の優勝左腕は大記録達成にも浮かれず、平然と球場を後にした。

2013年7月26日 朝日新聞埼玉版掲載

Re: 野球部 情報
管理人 / 2013-07-26 14:08:00 No.26132
完全試合最後の打球、一・二塁間へ…右ゴロ

第95回全国高校野球選手権埼玉大会は25日、埼玉県営大宮球場とさいたま市営大宮球場で準々決勝4試合が行われ、春の選抜大会優勝の浦和学院・小島和哉(2年)が埼玉平成に対して完全試合を達成した。

完全試合は23年ぶり4度目の快挙。川越東は3試合連続の2桁得点で所沢商を下し、聖望学園は市立川越を破った。市立川口は本庄一に競り勝ち、16年ぶりの4強入りを果たした。

埼玉平成の27人目の打者を迎えると、大記録を目前に球場内がざわつく。打席に立つのは、代打・小高健太郎(2年)。3球目の直球を振り抜くと、打球は一、二塁間を抜け、スタンドからはため息が漏れた。

だが右翼手・斎藤良介(3年)が猛然と前進し、一塁手へ好送球。一塁審判の右手が上がり、右ゴロに打ち取ると、観客から自然と拍手が巻き起こった。

浦和学院のエース小島が、埼玉平成を相手に達成した完全試合の大記録。キレのある直球と、内外角へ制球されたスライダーを武器に投じた97球で、外野に飛んだのはわずか4本だ。捕手・西川元気(3年)の好リードや、遊撃手・竹村春樹(3年)らの鉄壁の守備にも支えられた。

打線も犠打で走者を進めて長短打でかえす堅実な攻めで6得点を挙げた。小島は打席でも3打数3安打2打点。だが「チームが勝たなくては意味がない。次からもしっかりと抑えていきたい」と気を引き締めた。

2013年7月26日 読売新聞掲載

Re: 野球部 情報
管理人 / 2013-07-26 14:10:00 No.26133
浦和学院・小島和哉投手 23年振りの完全試合達成

県大会23年ぶりの完全試合を達成した浦和学院の小島和哉。スライダーとストレートを軸に埼玉平成打線を翻弄し、97球で「偉業」を達成した。ウイニングボールを受け取り一瞬、笑顔を見せたエースは「結果的にこうなっただけ。チームが勝ち進むことが一番」と先を見据えていた。

「力感なく、投げられた」。エースは独特の表現でゲームを振り返った。安定感抜群のマウンドさばきが持ち味だが、集中力を高め、いつにも増して「淡々」と相手打者を打ち取る姿に、すごみが際立った。

最後の打者の打球が一、二塁間を抜けながら、右翼手・斉藤が好守で右ゴロに仕留める幸運も。普段は選手に手厳しい森士監督も「文句言っちゃいけないよね」と満足げにほほえみ、エースのクールダウンの相手を自ら買って出た。

20日の春日部戦でも八回までを完璧に抑えながら、九回にリリーフを投入された小島。立て続けの好投で「リベンジ」を果たした形だが、個人成績よりはるかに重要な目標は、夢舞台への切符と、春夏連覇の実現だ。県大会もクライマックスを迎える中、尻上がりに調子をあげる2年生左腕の投球に注目が集まる。

2013年7月26日 産経新聞埼玉版掲載

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