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野球部 情報
管理人 / 2013-07-28 09:23:00 No.26174
浦学V2王手 聖望との激闘制す

浦和学院が2連覇へ王手を懸けた。第95回全国高校野球選手権記念埼玉大会第12日は27日、県営大宮球場で準決勝を行い、浦和学院が昨年の決勝を争った聖望学園に1―0で競り勝った。白熱した投手戦となった試合は、0―0の9回に斎藤が決勝のタイムリー三塁打を放ち、準々決勝で完全試合を達成したエース小島が5安打完封。苦しみながらも地力を見せ、2年連続の春夏連続甲子園へあと1勝とした。28日の決勝は川越東と対戦する。

★覚悟の苦戦

均衡を破る会心の打球が右中間を越えていく。土壇場の9回、斎藤のタイムリー三塁打でもぎ取った虎の子の1点。苦しんで、苦しんで、それでも最後は勝つ。浦和学院が王者の野球を見せつけた。

過去何度も激闘を繰り返してきた聖望学園と、土俵のど真ん中でがっぷり四つに組み合った。「こういうゲームは予測というか、覚悟していた」と森監督。スコアが動かない均衡状態が続いた。

序盤はらしさを欠いた攻撃が目立った。4回まで毎回先頭打者を出しながら、3併殺に送りバント失敗と、再三の先制機を逃した。しかも2回途中からマウンドに上がった聖望学園のエース川畑には7回まで4四死球はあったが無安打に抑えられ、8回まで三塁を踏むことができなかった。

★我慢の小島

準々決勝の埼玉平成戦で史上3人目の完全試合を達成した小島は、我慢の投球だった。序盤のピンチをしのぐと、6回には2死から連打を浴びたが三振締め。続く7回は先頭に二塁打を許し、1死三塁と最大のピンチを迎えた。

ここで次打者を二直に打ち取ると、続く打者の当たりは遊撃前へ大きく弾んだゴロだったが、竹村が「どんな打球にも食らい付く。1点もやらない」とピンチを防いだ。

試合は1点勝負のシビアな戦いに。だが森監督はベンチで笑顔を見せる。「選手たちを信じるのみだった。ベンチから頼もしく見てました」。

★斎藤決勝打

9回。森監督が動いた。川畑に対して、ここまでのスライダー狙いから一転、「直球を狙っていけ」と攻撃前に指示が飛ぶ。これがものの見事に的中した。

先頭の山根が「合わせるのではなく、しっかりスイングした」と直球を左前に運ぶと、甲子園3ホーマーの主砲高田に送りバントさせる徹底した勝利への執念。そして迎えた2死二塁。斎藤が甘く入った直球を逃さず、右中間を真っ二つに割る三塁打で決着をつけた。

準々決勝前、チームは「ここから決勝戦が3試合続く」(森監督)と引き締め直した。そして最大の難関を突破し、大会2連覇、4季連続甲子園出場へあと1勝に迫った。だが竹村は「勝った瞬間から気持ちはもう切り替わってます」。主将の山根も「決勝で負けたら意味がない。接戦の中で食らい付き、絶対勝ちます」。何ら変わらず、一戦必勝で川越東との最終決戦に挑む。

2013年7月28日 埼玉新聞掲載

Re: 野球部 情報
管理人 / 2013-07-28 09:25:00 No.26175
浦学 緊迫の一戦 真価示す 真骨頂の完封劇 エース小島

2年生左腕が完全試合の後だからこその真価を発揮した。エース小島が聖望学園を5安打完封。「徳栄もノーヒットノーランの後に負けている。この試合が 大一番という気持ちで、1点取られたら終わりだと思って全力で投げた」。最後まで気を抜かず1―0の勝利を演出した。

聖望学園・川畑との投手戦で投げ勝った。6回2死から唯一の連打を浴びて一、三塁のピンチを招いたが、6番田畑をスライダーで3球三振。7回には先頭打者の初球に二塁打を打たれて1死三塁のピンチを迎えたものの、9番川畑、1番清水を最後は自信の直球で仕留めた。

聖望学園打線に対し「単打は仕方ない」と割り切って 粘りの投球。それでも「(7回の)先頭の初球の入りが甘かった」と反省する。

これで3試合連続完投と疲労もたまっているはずだが、「疲れなんか関係ない。私生活でも気を抜けない」と治療や温泉で体のケアを怠らない。それも全て甲子園の春夏連覇を意識しているから。「あすの試合も命懸けで臨む」と、まず全国切符を取ることに集中した。

2013年7月28日 埼玉新聞掲載

Re: 野球部 情報
管理人 / 2013-07-28 09:30:00 No.26176
斎藤決勝三塁打、選んだ道正しさ証明

迷いを捨てたフルスイングで均衡を破った。浦和学院・斎藤が放った鋭い打球は右中間を抜ける値千金の決勝適時三塁打。「しっかりと打つことができた。チームの勝利に貢献できた」と、三塁上で左拳を天高く突き上げた。

2回に犠打を失敗し、4、7回の好機でも凡退といいところがなかった。汚名返上のチャンスはこれ以上ない場面。9回2死二塁。「良くても悪くても引きずったら駄目。目の前の打席に集中した」

直球一本に狙い球を絞り「思い切り引っ張っていこう」と自分のスイングを貫いた。1球目の外角直球をファウル。「タイミングが合っていた。もしかしたらと思った」と森監督の予感が的中。真ん中低めに甘く入った直球を芯で捉えた。

殊勲の一打を放った背番号11の地元は県西部の雄・聖望学園にほど近い入間。相手のスタメンには、中学時代に武蔵狭山ボーイズでともに練習した笠原、寺田、中村、高橋の4人が名を連ねていた。

準決勝の前日、森監督から「ウラガクに来たことが間違いではなかったと証明しろ」とげきが飛んだ。「はい」と斎藤。グラウンドで最高の答えを出してみせた。

帰途に就くバスへ移動する際、聖望学園ナインとその父母から「甲子園に行けよ」と思いを託された。「チャンスでは1球で仕留める。今から次が始まっている」。意気込む斎藤の瞳には、熱いものが込み上げていた。

★接戦に応援加熱 浦和学院

9回までもつれる1点勝負の接戦は、浦和学院の応援席をヒートアップさせた。

この日は吹奏楽部やソングリーダー部のほか、生徒会役員約40人が集結。赤いTシャツに腕章姿で声を張り上げた。副会長の秋元輝昭さんは汗だくになりながらも「甲子園で応援したので、体力勝負にも慣れてきた」と余裕を見せた。

野球部応援団長の池ノ上大貴さんは「焦りはなかった。こいつらならやってくれると信じていました」と選手たちとの一体感を強調した。

春夏連続の甲子園切符を目指し、決勝は全校で応援する。

2013年7月28日 埼玉新聞掲載

Re: 野球部 情報
管理人 / 2013-07-28 09:33:00 No.26177
【決勝戦見どころ】浦学優位、鍵は先制点

4季連続の甲子園出場を狙うAシード浦和学院と、昨秋4強で初優勝を懸けるCシード川越東が激突。夏の大会の対戦は1989年の第71回大会以来、24年ぶり。この時は2回戦で当たり、11―1で浦和学院が勝利した。今チームは初対戦。

浦和学院・小島、川越東・高橋尚と両2年生左腕の先発が濃厚。ともに粘りと制球力が光るだけに打線が早めに援護したい。川越東は2番中村〜5番正木が好調。下位で好機をつくり上位に託せれば理想的。21回連続無失点中の小島の内角球をどう打つかもテーマだ。浦和学院は狙い球を絞った上で、高橋尚のチェンジアップを見極めたい。準決勝同様に6番斎藤がキーマンになりそう。

経験、疲労度などから浦和学院の優位は動かない。川越東は前半は離されず、後半勝負に持ち込み勝機を見いだせるか。先制できれば面白い。

2013年7月28日 埼玉新聞掲載

Re: 野球部 情報
管理人 / 2013-07-28 09:34:00 No.26178
他の記事は決勝戦後に更新します

Re: 野球部 情報
管理人 / 2013-07-28 16:46:00 No.26203
またも王者の厚い壁 聖望学園

またも王者の厚い壁にはね返された。一昨年秋、昨夏、秋に続いて4度目の対戦も、9回に均衡を破られ0−1の惜敗。主将の吉田は「負けた実感がない。9回、持ちこたえられなかったのが自分たちの弱さ」と悔しがった。

自慢の打線が浦和学院・小島に5安打完封された。「甘い球が来なかった」と岡本監督。それでも勝機はあった。最大の好機は7回。先頭の吉田が二塁打を放ち、犠打で1死三塁とした。

ここでスクイズも想定されたが、岡本監督は「1点では勝てないし、ミスしたら残りのイニングがきつくなる」と強攻策を選択。しかし川畑は二直に倒れ、続く清水も遊ゴロに打ち取られた。

小島を攻略できず、清水は「思い通りの球が来ても、捉えることが出来なかった。回を追うごとにすごみを増していた」と脱帽した。

2013年7月28日 埼玉新聞掲載

Re: 野球部 情報
管理人 / 2013-07-28 16:55:00 No.26204
“完全男”小島が完封!浦和学院王手

7月1日の桐光学園との練習試合で小島は、センバツを制した自軍の打線を相手に18三振を奪った松井の姿を目の当たりにした。心のスキはなかったはずだが、松井は神奈川大会の準々決勝で涙の敗退。勝負は下駄を履くまで分からない。油断は最大の敵と心掛け、マウンドに立った。

この日は打線が7度先頭打者を出しながら、得点できたのは9回の1点のみ。スライダーと最速137キロの直球を駆使し、神経が擦り切れるほどの緊張感の中、最後まで投げ抜いた。「おととい(完全試合)より、均衡したきょうの試合でこの投球ができたことが大きい」。ふだんは辛口の森士監督も小島に最大級の賛辞を贈った。

これで、左腕の今大会での通算成績は41回を投げ、失点はたったの2。今や投げれば勝つどころか、投げれば“完封”の快投ショー続きだ。チームも公式戦の連勝を20に伸ばした。白星街道を春夏連覇の偉業達成まで続けるつもりだ。

◆25日の完全試合では最後にライトゴロで援護。
この日は9回二死二塁で値千金の右中間三塁打を放った浦和学院・斎藤 「森先生から『自分を信じて一つの方向に気を向けていきなさい』といわれ、踏み込んで打つことができた」

2013年7月28日 サンケイスポーツ掲載

Re: 野球部 情報
管理人 / 2013-07-28 16:56:00 No.26205
浦和学院・小島の母、チームメートに感謝

今春のセンバツを制した浦和学院が、聖望学園に1−0で勝利。25日の準々決勝(埼玉平成戦)で完全試合を達成したエース左腕・小島和哉投手(2年)が、5安打8奪三振で完封した。

完全試合に続く好投に小島の母・美和子さん(52)は、スタンドで拍手を送った。「今回もみなさんに助けられてばかりです」と感謝。会社員の父・浩行さん(52)の仕事の関係で小島は広島在住時に母の生家・愛知県弥富町で生まれた。その後も栃木→埼玉(鴻巣)と転居を繰り返し、父は現在も富山に単身赴任中。美和子さんは「小さな頃の友達の記憶が少ない分、今の野球のいい友達が今後も助けてくれると思います」と話した。

2013年7月28日 サンケイスポーツ掲載

Re: 野球部 情報
管理人 / 2013-07-28 16:59:00 No.26206
“完全男”小島1‐0完封で浦学王手

今春のセンバツ王者・浦和学院が公式戦20連勝で4季連続の甲子園出場に王手をかけた。勝利の立役者はエース・小島和哉投手(2年)。準々決勝の埼玉平成戦で完全試合を達成した左腕はこの日も動じない。被安打5本、2試合連続の完封劇だ。

三塁に4度走者を置いたが、全く慌てない。7回1死三塁も二直と遊ゴロでピンチ脱出。「前回よりはよくなかった。打たれたら仕方ない、と強気にいった」。130キロ台中盤の直球で内角を突き、9回の斎藤の決勝適時三塁打を呼び込んだ。

偉業の後でも、きっちりと自分をコントロールした。森士監督には「気を抜いたり、満足したりしてはいけない」と言われていた。ライバルの花咲徳栄は、ノーヒットノーランで勝利した次戦で敗退。また、憧れの存在である桐光学園・松井の敗退にも勝負の厳しさを痛感し「あれだけすごい投手でも負ける。やっぱり切り替えなきゃいけないと思った」と臨んでいた。

「(完全試合の)一昨日と比べてもそん色ない。緊張した中で、同じ投球ができたのは成長」と森監督。頼もしさを増す“完全男”の存在は、何よりも心強い。

2013年7月28日 デイリースポーツ掲載

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