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野球部情報
管理人 / 2013-08-10 22:14:00 No.26422
浦和学院の救援崩れる
「小島に抑えると…」

9回に救援してサヨナラ打を浴びた浦和学院の山口は試合後、うずくまり、声を上げて泣いた。「(小島との交代時)『俺が抑えるから』と言ったんですけど…」と、声を絞り出した。「みんなで(監督の)森先生に恩返しをしようとやって来たのに…」。仲間に声をかけられ、また激しくしゃくり上げた。

山根(浦)「小島が強い気持ちで投げていたのに、自分のミスで苦しめてしまった。一球で流れが変わる。後輩たちには一球を大切にして欲しい」

竹村(浦)「森先生は自分たちのことを思って今まで厳しく叱ってくれた。日本一の監督にしてあげられなくて悔しい」

2013年8月10日 朝日新聞関西版 ネット配信

Re: 野球部情報
管理人 / 2013-08-11 01:04:00 No.26427
浦学が仙台育英に敗れる 激戦の末10―11

第95回全国高校選手権大会第3日は10日、甲子園球場で1回戦4試合を行い、春夏連覇を狙った浦和学院は、仙台育英(宮城)に10―11でサヨナラ負けした。

仙台育英は昨秋の明治神宮大会優勝で、選抜8強の強豪。試合は1回戦屈指の好カードの名に違わぬ激戦となった。浦和学院はエース小島がまさかの乱調で1回に6失点。それでも打線が3回に爆発し、8点を奪って逆転に成功した。

しかし、4点リードの6回に失策などが絡み同点に追い付かれ、試合は振り出しに。8回には1死三塁の好機に、山根が三振、高田が一飛に倒れた。その裏無死満塁の大ピンチを招いたが、小島が三者連続三振で切り抜けた。

9回、小島が足を痛め2死から安打を許し降板。急きょマウンドに立った山口がサヨナラ打を許した。

2013年8月10日 埼玉新聞 ネット配信

Re: 野球部情報
管理人 / 2013-08-11 01:26:00 No.26428
浦和学院の小島、まさかの乱調 直球走らず

試合後のインタビュー中、左手のペットボトルが地面に落ちた。持てる力の全てを、浦和学院の小島は使い果たしていた。

「あんな小島は見たことがない」。森監督がそう表現するほどの乱調だった。

打者の胸元をえぐる自慢の直球が抜ける。1回、三つの押し出しを含む5四死球と3安打で6失点した。

小島は「何で、という感じ。でも、悪い時はテンポ良く投げようと思った」。2〜5回は無安打無失点。立ち直ったかに見えたが、再び異変が生じた。

6回、浮いた直球を狙われ追いつかれた。「6回か7回の投球練習中」に左太もも裏に違和感を覚えた。それでも、8回無死満塁のピンチは相手の中軸を直球だけで三者連続三振に。それが、最後の力だった。

9回。2人目の打者へ初球を投じた時、左足は完全につった。水を飲み、筋肉をほぐして続投したが、2死から安打を浴びて降板した。

球数は182。森監督は継投機について「(早い段階で)代えきれなかった私の責任」と言った。無理もない。浦和学院は昨秋から小島が先発した公式戦で負けなしだった。今春の選抜以降は、2点以上のリードを許すことすらなかった。

足がつっても表情を崩さなかったが、交代してベンチに戻った瞬間、顔をしかめ、タオルで覆った。

「試合をぶち壊した。普段と変わったところはない。力不足です」。最後まで言い訳はない。誇り高き2年生エースが力尽き、史上8校目を目指した今年の春夏連覇への挑戦は終わった。

2013年8月10日 朝日新聞 ネット配信

Re: 野球部情報
管理人 / 2013-08-11 01:31:00 No.26429
仙台育英がサヨナラ勝ち 選抜王者・浦和学院撃破 壮絶な打撃戦の末 第3日第3試合

仙台育英が10−10の9回2死一塁から熊谷の左越え二塁打でサヨナラ勝ちした。1回に打者一巡で6点を奪い逆転すると、4点を追う6回には4短長打などで4点を挙げて同点とした。馬場の好救援が勝利を呼び込む一因となった。

浦和学院は3回に8得点するなど打線は地力を発揮したが、エース小島が乱調で、立ち直れないままだった。

2013年8月10日 産経新聞 ネット配信

Re: 野球部情報
管理人 / 2013-08-11 01:38:00 No.26431
小島号泣 浦和学院初戦サヨナラ負け

史上8校目の春夏連覇を目指した浦和学院(埼玉)が初戦でサヨナラ負けした。

1回に1点を先制も、その裏に仙台育英に6点を奪われた。だが3回に一挙8点を挙げ、逆転。その後仙台育英に6回に追いつかれて10−10で迎えた8回無死満塁では、エース小島和哉(2年)が3者連続三振で危機を脱する力投。だが小島は9回1死で左足をつらせ、2死から安打を打たれて無念の降板。代わった山口瑠偉投手(3年)がサヨナラ打を浴びた。

試合後の小島は号泣。森士監督は「ミスから投手を見殺しにしてしまった」と唇をかんだ。

2013年8月11日 日刊スポーツ ネット配信

Re: 野球部情報
管理人 / 2013-08-11 01:40:00 No.26432
浦和学院 主将・山根が痛恨2失策 ぼうぜん「申し訳ない」

浦和学院の主将で中堅手の山根が6回に痛恨の2失策。4点リードから同点とされたことに「勝てる試合を負けにしてしまった。申し訳ない」とぼうぜんと立ち尽くした。

6回無死一塁。中堅からの返球は捕手の頭を大きく越えて二、三塁にピンチを広げた。さらに、1死二、三塁からの中飛を捕り損ね「あれで流れが相手にいってしまった。自分がリズムを崩した」。力投した後輩の足を引っ張ってしまい、自らを責め続けていた。

▼浦和学院・高田三塁手(先発メンバーでただ一人無安打)「こういう苦しい展開の時こそ小島を助けてあげないといけなかった。厳しい球に手を出してしまった」

▼浦和学院・山口投手(サヨナラ打を浴びる)「思ったより高めにいってしまった。何もできなかった」

2013年8月10日 スポーツニッポン ネット掲載

Re: 野球部情報
管理人 / 2013-08-11 01:53:00 No.26434
これぞ“高校野球の名勝負”
仙台育英×浦和学院の死闘

★決着は9回二死走者なしから

「回してくれよ、オレが返すから!」
ネクストから声をかけた小野寺俊之介が、本当にレフト前ヒットでつないでくれた。1打席目にヒットを打てれば、乗るほうだ。仙台育英の1番打者・熊谷敬宥は、自分で「今日は打てる」と思い込み、その通りここまで4打数3安打2打点。ファウルで3球粘るうちに、急きょリリーフした山口瑠偉のタマもよく見え始めた。ボールを3つ選んで、カウントは3ボール2ストライク。二死だから、一塁走者の小野寺は自動的にスタートを切る。外野を抜ければサヨナラだ。

山口の7球目、高めのストレート。熊谷が強くたたいた打球は、レフトの右を抜けてフェンスまで達した。一塁から、小野寺がイッキにホームに滑り込む。名勝負は、9回二死走者なしから仙台育英がサヨナラで決着をつけた。

★浦和・小島の変調、これはもう異常事態である

センバツで優勝し、エース・小島和哉が完全試合を達成するなどして埼玉県大会を勝ち抜いた浦和学院。対するは、ドラフト上位間違いなしの好打者・上林誠知を擁し、センバツ8強の仙台育英。1回戦屈指の好カードに、甲子園には4万2000の観衆が詰めかけた。だが立ち上がり、県大会6試合でわずか3失点と、抜群の安定感を誇る浦和・小島がどこかおかしい。ストレートはうわずり、変化球は抜ける。チームは1回表に1点を先制したものの、その裏、3安打と5四死球に2つの暴投もからめ、大量6失点。優勝したセンバツでは、5試合でわずか3失点だから、これはもう異常事態である。

ただ、浦和打線の振りの鋭さは尋常じゃない。打球音が違う。3回には打者13人、二塁打4本を含む7安打の猛攻で8点のビッグイニング。5点差をいとも簡単にひっくり返すと、小島も2回から5回は持ち前の伸びのあるストレートを取り戻し、育英打線を0に封じた。それでも6回、育英打線は、4安打に相手失策もからめ、同点に追いつく。10対10。固唾をのむ投手戦ではないが、リング中央で足を止めて打ち合うような白熱だ。

★最大のドラマは8回だった

見応えたっぷりのドラマは8回だ。初回だけで53球を投げ、7回終了時点ですでに150球を投げていた小島が、無死満塁のピンチを招く。迎えるのは上林。浦和にとっては、絶体絶命のピンチだ。もともと上林は、埼玉の出身。「でも今日は、宮城県人のつもりです」とは言っていたが、浦和シニアに所属していた中学時代は、高校野球を見学に行くたび、浦和学院の名物応援『浦学サンバ』に心地よく聞き入っていた。対する、小島。「初回の6点も、この回の満塁も、自分で招いたピンチ。なんとか最後まで投げ抜きたい」という気持ちだけで、全球ストレート勝負を挑んだ。あるいは、変化球を投げられないほどの変調があったかもしれない。ただ、「左方向を狙っていたけど、目線が合いませんでした。中盤以降は球威が落ちていましたが、予想以上のボールがきて対応できなかった」という上林を空振り三振に斬って取ると、続く水間俊樹、小林遼もいずれもストレートのみで三振。浦和学院は、最大のピンチを切り抜けた……ように見えた。

ナイトゲームになりながら、ドラマの結末を見届けようという観衆は、ほとんど席を立っていない。そして、9回。投球数が180に達しようとした小島に異変があった。一死から、八番・加藤尚也に初球を投げたところで左足がけいれん。おそらく熱中症によるものだ。治療してふたたび登板したものの、小野寺に左前打を許し、山口にスイッチしたところで話は冒頭に戻る。仙台育英、サヨナラで2回戦進出。

★辛口でいうなら名勝負というには物足りない、だが……

「とにかく、必死に投げただけ」と涙をこらえる小島のわきで、春夏連覇の夢が途絶えた浦和学院・森士監督は振り返った。
「5点差を追いついたところは、選手たちのエネルギーのすごさを感じましたが、継投を延ばしたのは私の責任です。ただ、できるなら最後まで小島で終わりたかった」

辛口でいうなら、名勝負というには四死球やミスからの失点の多さがやや物足りない。だがここで私事ながら、試合終了後に家人から届いたメールをそのまま引用する。

『試合が終わって号泣の小島くんに監督さんが「来年もある」って。更にカメラに囲まれる中、監督さんは「うなだれるな」って表情を変えずに何度も小声で言ってました。グラウンドを出るときはてをつないでお父さんと息子みたいでした』

4万2000の大観衆、そしてテレビで観戦した多くの高校野球ファンが、この勝負を堪能したはずだ。

2013年8月10日 スポーツナビ コラム 筆者:楊順行 

Re: 野球部情報
管理人 / 2013-08-11 01:59:00 No.26435
小島、悔い残る182 球の熱投

左足が悲鳴を上げた。9回、仙台育英の加藤に1球目を投げた直後だ。けいれんした太ももを何度も伸ばすが、治まらない。それでも交代を促す森監督に首を振った。「試合を壊したのは自分。最後まで投げます」。球数は170球を超えていた。

1点のリードをもらい、マウンドに向かった立ち上がりは「いつもと同じ」。ただ、違いは得意のスライダーを仙台育英打線が振ってこないことだった。「小細工が効かない」。ならば速球で押すしかないが、制球が定まらない。「どうしてもストライクが入らない。初めての経験」。押し出しを含む5四死球などで6点を失った。

2回以降は立ち直ったかに見えた。春のセンバツを制した強力打線の援護で再びリードをもらい、「調子が上がらない時こそテンポ良く」と修正できたかに見えた。だが、6回に速球を狙い打ちされ4失点。それ以降は「何も覚えていません」。肉体が限界に達していた。

9回2死、この日9本目の安打を許してマウンドを降りた。2番手の先輩・山口には「試合を壊してすみません」としか言えなかった。春夏連覇の夢は散った。「自分が情けない」。悔 いだけが残る182球の熱投だった。

★チーム1イニング最多4二塁打

浦和学院が仙台育英戦の3回に記録。第93回大会の1回戦で光星学院(青森)が専大玉名(熊本)戦の6回に記録して以来、8度目。

2013年8月10日 毎日新聞 ネット配信

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