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大竹寛 情報
管理人 / 2013-08-22 13:07:00 No.26515
大竹寛 22期 現:広島
広島大竹 2回以降盤石投球で竜倒6連勝

不敗神話継続だ! 広島大竹寛投手が、6回3失点に抑え7勝目を挙げた。09年から続く中日戦の連勝を「6」とした。1回に3点を失いながら、2回以降は無四球で連打を許さない盤石の投球。4位中日を今季最大タイの2・5ゲーム差まで突き放し、借金も「9」と1ケタに戻した。

竜キラーが本領発揮した。大竹が今季初めて、中日打線の前に立ちはだかった。持ち味の右打者へのシュートを武器に、走者を背負いながらも粘りの投球。6回7安打3失点で7勝目を挙げ、09年から続く中日戦の連勝を6とした。申し分のない投球だった。1回を除いては…。

「3点をもらって一番やりたくないことだった」

勝った喜びに、後ろめたさも同居していた。1回に3点の援護をもらいながら、直後の立ち上がりだ。1死一、二塁から和田に左翼線へ2点適時二塁打を浴びるなど、4安打で3失点。すぐさま同点にされた。うつむきながらベンチに戻ると、気持ちが落ち込みかけた右腕に近づいてきたのは野村監督だった。

「打たれるのは構わない。だけど、自分から重い空気を発するのはやめろ」

険しい表情の指揮官は、打たれたことよりも、頼りないマウンドでのしぐさを厳しい口調で指摘した。この言葉で目が覚めた。1回に41球を投げながら、2回以降は無四球で、連打を許さず6回まで無失点。先発としての仕事を果たした。

前回登板の勝ちが、良薬となっていた。14日阪神戦で8回1失点と好投し、約3カ月ぶりの勝利を手にした。そこからの1週間は気持ちが違った。勝てない期間は「ふとした瞬間に、次勝てるかな。勝てないかなとか考えてしまって、それが、登板ごとに強くなっていってました」と精神状態が不安定になっていたことを明かした。

「何を言っても、勝ったので、うれしいです。内容は反省しないといけないですけど、上を目指して頑張ります」

シーズンもクライマックスを迎えようとしている。この日の勝利で、中日に2・5ゲーム差を付けると、3カード連続の勝ち越しを決め、今季初の同一カード3連勝に王手をかけた。ここからは、結果がすべてだ。

2013年8月22日 日刊スポーツ掲載

Re: 大竹寛 情報
管理人 / 2013-08-22 13:13:00 No.26516
大竹“変身”7勝 初回3失点から一転

ナインと勝利のタッチを終えると、ようやく広島・大竹の表情が緩んだ。粘りの投球でつかんだ7勝目。CS進出争いをする中日から挙げた白星に「何といっても勝てたことがうれしい。野手の人に感謝したい」と、ホッと息を吐いた。

初回、味方打線が3点のプレゼント。しかしその裏のマウンドは制球が定まらず、アドバンテージをはき出した。1死一、二塁で和田に左翼線突破の適時二塁打を浴びると、さらに2死二、三塁からはクラークに中前2点適時打を打たれて同点とされた。「3点をもらった次の回。一番やってはいけないことをしてしまった…」

力なくベンチに戻った右腕に対し、野村監督は一喝したという。「自分から重い空気を出すなと。変な空気を出していたので、怒らせてもらいました」。信頼しているからこそ、試合中にあえて厳しい言葉で奮起を期待した。

大竹はその言葉に応えた。2回から6回まではスコアボードにゼロを並べた。結局、6回7安打3失点。苦しんで手にした勝ち星だ。

中日に連勝し、ゲーム差は2・5に広がった。まだまだ続くし烈なサバイバルレース。「立ち上がりは反省して、満足することなく上を目指していきたい」。力強い言葉で締めくくった大竹が、頼もしい。

2013年8月22日 デイリースポーツ掲載

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