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大竹寛 情報
管理人 / 2013-08-29 11:41:00 No.26556
大竹寛 22期 現:広島
広島 大竹に魔の4回…ミス重なり決勝点許す「ボクの暴投です」

右腕の粘りは実らず…だ。広島は28日のDeNA戦(マツダ)で今季8度目の零敗。大竹寛投手が7回を4安打2失点と好投したが、打線の援護に恵まれないまま8敗目を喫した。勝った4位・中日とのゲーム差は2・5。悲願のクライマックスシリーズ(CS)進出へ、停滞は許されない。29日、スカッと5カード連続勝ち越しを決める。

最後までチームの逆転勝利を念じ、ベンチで必死に声をからしていた。思いは、しかし、届かなかった。敗戦を見届けた右腕に、野村監督が「ナイスピッチング」と声を掛ける。大竹はニコリともせず、自らのふがいなさに身をよじらせた。

「腕は振れたけど、負けたので悔しい…」

右腕の後悔は4回の1イニングに凝縮された。先頭・石川の遊ゴロが不運にも内野安打となり、モーガンの詰まった当たりの中前打で1死一、二塁。ブランコのカウントが3―2となった直後、絶妙の間合いで菊池が二塁ベースに入る。ところが…。

「暴投です。ボクの暴投です…」

振り向きざまのけん制は、アウトのタイミングだったが、無情にも悪送球となって中前へ。石川に三進を許し、ブランコにはゴロで三遊間を破られた。続く中村の5球目にモーガンが三盗。これも微妙なタイミングだったが、女房役の石原が送球し損ない、中村には右翼へ犠飛を運ばれた。

4回を除けば完ぺきだった。6イニング無安打。制球が安定し、直球は140キロ台半ばの数字を常時計測、調子のバロメーターとするスライダーも切れた。「アグレッシブに腕を振り、攻めの投球ができていた」と山内投手コーチ。それだけにわずか1イニングの乱れが悔しい。

その脳裏には昨季の記憶が残る。9月5日の中日戦(ナゴヤドーム)で自己最多の11勝目を挙げながら、右手人差し指のマメをつぶしたため、CS争い渦中の翌6日に登録抹消。17日に再昇格したものの、低調な打線にも足を引っ張られ、以降は未勝利に終わった。

「悔しい思いをした記憶がある。投げる試合は勝って貢献したい。それは皆が思っていること」

昨季の分まで…と思いを込めた粘投は実らなかった。「不運やミスがあるのも野球。スピードも出ていたし、よかったと思う」と指揮官。この悔しさは次回、きっと晴らしてくれるに違いない。

5カード連続勝ち越しだけでなく、DeNA戦の6年連続勝ち越し、8月の月間勝ち越しも懸かる、29日の一戦。スカっと勝って前進あるのみ。白星の積み重ねがまた右腕の粘りを呼ぶ。

2013年8月29日 スポーツニッポン掲載

Re: 大竹寛 情報
管理人 / 2013-08-29 11:49:00 No.26557
大竹“魔の四回”けん制悪送球で動揺

広島・大竹寛投手が7回4安打2失点(自責点1)と好投したが、打線の援護に恵まれず8敗目を喫した。自身3連勝を逃 し、黒星が一つ先行。3回まで無安打投球だったが、4回に浴びた初安打をきっかけに2点を失い、これが最後まで響いた。ただ先発としての役割は十分に果たした。次はやり返してくれるはずだ。

自分自身へのいら立ちが隠せなかった。最後の打者・岩本が空振り三振に倒れ、試合が終わった。誰よりも早くベンチから引き揚げてきた大竹。顔は紅潮し、唇はわずかに震えていた。「負けたことが悔しい」。多くを語らず、ロッカールームへ引き揚げた。

魔の4回だ。3回までの完全投球から一変。1本の内野安打をきっかけに、一気に崩れ落ちた。先頭の石川を内角低めのスライダーで、遊ゴロに打ち取ったかに思われた。しかし打球が梵の前でイレギュラーバウンド。精いっぱい伸ばしたグラブの先に当たり、内野安打となった。

1死後、モーガンに中前打を浴び1死一、二塁。初めて得点圏に走者を背負い打席に4番・ブランコだ。気持ちの整理がつかない右腕は、ここで痛恨のミス。「僕の暴投です」。二塁へのけん制が悪送球となり、1死一、三塁とピンチを広げてしまった。

「自らのけん制で悪送球があると動揺しかねない」と山内投手コーチ。ブランコにあっさりと左前適時打を浴び先制点を献上。その後、ベンチから指揮官自らがマウンドへ向かい間を取ったが、冷静さを取り戻せず、1死一、三塁から中村にも右犠飛を許し2点目を与えた。

それでも5回以降は立ち直り、逆転の望みをつないだ。6回は、キラの失策で背負った走者を併殺打に打ち取るなどで無失点。味方のミスをカバーした。7回4安打2失点(自責点1)。直球は最速147キロを計測した。山内投手コーチは「アグレッシブに腕を振って、攻めの投球ができていた」と納得顔。野村監督も「先発の役割は果たしてくれた。自分のミスもあった。その中でいかに抑えるかだったけど、合格点でしょう」とねぎらった。

4位・中日とゲーム差は2・5に縮まった。それでも3位はキープしている。「また次、張ります」と力を込めた背番号17。この悔しさで、自らの心を燃やし、チームを勝利に導いてくれるはずだ。

2013年8月29日 デイリースポーツ掲載

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