読者が選んだ県内10大ニュース2013

２位浦学、選抜初Ｖ
４月３日、第85回選抜高校野球大会の決勝で、浦和学院が済美(愛媛)を17−1で破り、春夏通じて初優勝した。
攻守で全国の強豪校を圧倒した。２回戦の土佐戦(高知)で完封勝ちすると、３回戦の山形中央(山形)、準々決勝の北照(北海道)、準決勝で敦賀気比(福井)を、３試合連続の２桁安打で下し、決勝でも17得点と勝負強さを見せつけた。
５試合を３失点に抑えた投手小島和哉の好投と、３試合連続本塁打を放った主砲・高田涼太らの活躍、野手陣の堅守が見事にかみ合った盤石の戦いぶりだった。
春の選抜大会優勝は、県勢では1968年の大宮工以来、45年ぶり２度目の快挙。浦和学院としては、春夏合わせて20回目の甲子園で、初めて頂点に立った。森士監督は「優勝はまだ夢のよう。期待に応えてくれた選手たちに感謝したい」と喜びを語った。
県は19日、浦和学院に「彩の国功労賞」を贈り、その栄誉をたたえた。高校野球で同賞の表彰は初めて。

2013年12月21日　読売新聞埼玉版掲載