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今成亮太 情報
管理人 / 2014-06-11 09:45:00 No.28870
今成亮太 26期 現:阪神
良太&今成、右翼コンバート浮上!福留2軍に虎将「若手にチャンス」

阪神は10日、打撃不振の福留孝介外野手(37)の出場選手登録を抹消した。11日からのロッテ戦(QVC)を前に甲子園での練習では、空いた右翼に新井良太内野手(30)、今成亮太捕手(26)が入り、右翼緊急コンバートが浮上。貯金を2まで減らした和田豊監督(51)は「若い選手にとってはチャンス」と打開策を打った。

蒸し暑さとチームに横たわる沈滞ムードを、一気に吹き飛ばすような笑顔が弾けていた。若手中心の指名練習が終盤に差し掛かったとき、甲子園の右翼に向かって新井良と今成が駆けだしていった。打撃不振の福留がついに2軍落ち。空いた右翼を奪い合うパワーにチームの浮上を懸ける。

苦汁の決断を下した和田監督は甲子園での指名練習後「若い選手にとってはチャンス。そういうものをみせてほしい。今までレギュラーを張っていた人間がポジションをどうぞ、というわけにもいかないだろうし、明日から出る選手が(福留が)戻ってきても譲らないものをみせてくれるかどうか」と話した。

福留は今季打率・188、2本塁打、9打点の大不振。我慢に我慢を重ねた結果、ファームで立て直すという決断を下した。テコ入れ策として新井良と今成を右翼で起用するプランについて「もちろん、そういうこともあり得る」と認めた。

内野手の新井良が外野手用のグラブを使用していた。ノックは受けずに打球捕のみだったが、山脇外野守備走塁コーチによると2人とも自主的にこのメニューを取り組んだという。2012年に外野で25試合出場経験がある新井良は「準備して、やれることをやります」と力を込めた。昨季右翼で54試合出場し、今季も4試合出ている今成も「何があってもいいように、時間があるときにやっている」と目を輝かせた。

もともと2人は三塁の定位置を巡り、キャンプから火花を散らせてきた。交流戦に入り、ゴメスの加入で控えに甘んじていた新井が三塁で台頭。先発三塁は2試合で打率・444(9打数4安打)、3打点と結果を出し、守りも無難にこなしている。首脳陣はこの日までに今後は新井を三塁で積極起用する方針を固めた。そこで弾き出される形となる2人が、福留の抹消で空く右翼にまわることで攻撃的オーダーを組み、浮上を狙う算段だ。好調緒方、守りのいい俊介らも含めた競争をチームの起爆剤にする。

福留は期限を設けず、2軍で再調整する見通し。和田監督は「レギュラーが1人抜けるというのは簡単じゃない。カバーしていかないと」と険しい表情で話した。若い力で危機を乗り越えれば、チームの底上げができる。

交流戦は6勝10敗で10位タイ。最大9あった貯金は2まで目減りした。とはいえ、首位巨人とは2・5差。まだシーズンは残り84試合もある。3年契約の最終年。このままズルズルいくわけにはいかない。

2014年6月11日 サンケイスポーツ掲載

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