県民球団・熊谷の武蔵ヒートベアーズ、ＢＣリーグ正式加盟

野球の独立リーグ「ルートインＢＣ（ベースボール・チャレンジ）リーグ」は２４日、新潟県長岡市内で代表者会議を開き、熊谷市を拠点として設立される県民球団「武蔵ヒートベアーズ」と、福島県の球団の正式加盟を全会一致で承認した。２０１５年シーズンから現行の６球団に、この２球団を加えた８球団でリーグ運営をする。

代表者会議は資本金やスポンサー、会社の組織概要などを中心に審議し、安定した球団運営が可能と判断した。ＢＣリーグの村山哲二代表は「リーグは４球団で始まったが、やっと８球団体制を構築できた。地域の子どもたちにプロ野球の魅力を伝えていきたい」とあいさつした。

武蔵ヒートベアーズの高橋義人代表は「これからが本当のスタート。野球を通して埼玉を盛り上げていきたい」。五十嵐章人ゼネラルマネジャー（ＧＭ）は「埼玉出身者を中心にチーム編成していく。埼玉の野球の底辺を広げていければ」と抱負を述べた。

武蔵ヒートベアーズのホーム球場は熊谷市のさくら運動公園野球場で、県北地域を中心に活動する。現在はスポンサー集めに奔走しており、今後は五十嵐ＧＭが中心となって選手獲得や監督選びを進めていく。

同球団の高坂忠洋球団社長は「暑い熊谷を本拠地に熱い思いでチームづくりを進め、皆の笑顔が見られる球団を目指したい」と話していた。

2014年6月25日　埼玉新聞掲載