ADVENBBSの過去ログを表示しています(閲覧専用)
大竹寛 情報
管理人 / 2014-07-12 08:48:00 No.29080
大竹寛 22期 現:読売
大竹、6回途中6失点KO「3巡目の壁」

阪神打線の勢いを止められなかった。大竹はマウンド上でぼう然と立ちつくした。6回。先頭の大和から4連打を浴び、降板を告げられた。試合前まで今季は3登板で2勝、防御率1・37と相性の良かった阪神相手に6回途中9安打6失点でKO。「6回にアウトを一つも取れずにああいう結果になってしまった。情けないし、悔しいです」と肩を落とした。

大竹はシュートピッチャーで、右打者の内角を攻める投球が武器。だが、好調のマートンやゴメスの懐を攻めきれず、9安打中6安打がスライダー。「打者が踏み込んできてもシュートで攻める投球が持ち味なのに、それが続けられなかった」。スライダーは外角低めに投げきれず、真ん中に入る失投が目立った。

「3巡目の壁」という課題がまたも残った。7回5失点だった5月3日の中日戦(ナゴヤD)以来、試合前まで8登板連続で7イニング未満。「最近6回までしか投げられていない。3巡目の打順、7回をしっかり抑えたら次のステップに上がれる。信頼も得られると思う」と言い聞かせてマウンドに上がった。

だが、初回、6回には大和に同じようにスライダーを中前に運ばれた。マートンの2本の適時打も真ん中スライダー。「同じように打たれた。変化をつけなきゃいけないのに。もっと攻めていかなきゃ」。今季は打者の目が慣れる中盤、球が高めに浮いて痛打される傾向がある。

前半戦の登板機会がないため、12日に出場選手登録を抹消されることが決まった。内海、沢村が故障から復帰し、後半戦のローテ入りは安泰とは言えない。課題を克服して、はい上がるしかない。

2014年7月12日 スポーツ報知掲載

ADVENBBSの過去ログを表示しています。削除は管理者のみが可能です。