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野球部 情報
管理人 /
2014-07-28 08:00:00
No.29283
【今大会振り返る】
勝負強さ光った共栄
開幕戦の花咲徳栄に始まり、3回戦では浦和学院、聖望学園の両Aシード校が姿を消す大波乱の滑り出しとなった今大会だが、終わってみれば、県内一の総合力と定評のあった春日部共栄が9年ぶり5度目の栄冠に輝いた。
春日部共栄はここ一番で攻守の勝負強さが光った。最初のヤマ場となった川越東との5回戦では4安打ながら3番守屋の二塁打で2点を奪うと、10安打を浴びたエース左腕金子が1失点完投。準決勝の大宮東戦は0―0の九回に3点を挙げ、裏の守備では1点を返されなおも1死満塁では併殺で締めた。決勝では1―2の八回に6安打を集め一挙6点で逆転した。
市川越は25年ぶり2度目の甲子園出場こそ逃したが昨秋準優勝、今春4強、そして今夏と3大会とも4強以上に進んだ安定感は際立っていた。エース左腕上條を中心に奈良、冨岡、丹羽、沢田と強打者も多く好チームだった。上條を支えた右腕登坂航は2年生。来年のさらなる飛躍に期待だ。
24年ぶりの夏の甲子園を狙った大宮東は中田浩―堀バッテリーを軸に16年ぶりに4強入りし、古豪復活を強く印象づけた。正智深谷は14年ぶりのベスト4に進出。ノーシードから4試合連続の1点差で勝ち上がってきた戦いぶりは見事だった。
8強では本庄東の右腕・ライアン水野が印象深い。立教新座、山村国際を緩急を駆使し抑え込んだ投球には心が熱くなった。蕨は4試合で26盗塁の機動力で大宮東を苦しめ、昌平は2―3と市川越をあと一歩まで追い詰めた。狭山ケ丘も九回に4点差を追い付いた。
浦和学院を3回戦で撃破した川口は5回戦で敗れたがスタメンに2年生が多く、花咲徳栄を下した山村国際も初の16強入りを果たし、ともに新チームに期待したい。
浦和学院、聖望学園、花咲徳栄は今秋に巻き返してくるだろう。埼玉栄―武蔵越生、市川口―朝霞と3回戦で延長十五回引き分け再試合が2試合あり、再試合がともに延長十一回に決着がつく珍しい大会でもあった。
2014年7月28日 埼玉新聞掲載
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勝負強さ光った共栄
開幕戦の花咲徳栄に始まり、3回戦では浦和学院、聖望学園の両Aシード校が姿を消す大波乱の滑り出しとなった今大会だが、終わってみれば、県内一の総合力と定評のあった春日部共栄が9年ぶり5度目の栄冠に輝いた。
春日部共栄はここ一番で攻守の勝負強さが光った。最初のヤマ場となった川越東との5回戦では4安打ながら3番守屋の二塁打で2点を奪うと、10安打を浴びたエース左腕金子が1失点完投。準決勝の大宮東戦は0―0の九回に3点を挙げ、裏の守備では1点を返されなおも1死満塁では併殺で締めた。決勝では1―2の八回に6安打を集め一挙6点で逆転した。
市川越は25年ぶり2度目の甲子園出場こそ逃したが昨秋準優勝、今春4強、そして今夏と3大会とも4強以上に進んだ安定感は際立っていた。エース左腕上條を中心に奈良、冨岡、丹羽、沢田と強打者も多く好チームだった。上條を支えた右腕登坂航は2年生。来年のさらなる飛躍に期待だ。
24年ぶりの夏の甲子園を狙った大宮東は中田浩―堀バッテリーを軸に16年ぶりに4強入りし、古豪復活を強く印象づけた。正智深谷は14年ぶりのベスト4に進出。ノーシードから4試合連続の1点差で勝ち上がってきた戦いぶりは見事だった。
8強では本庄東の右腕・ライアン水野が印象深い。立教新座、山村国際を緩急を駆使し抑え込んだ投球には心が熱くなった。蕨は4試合で26盗塁の機動力で大宮東を苦しめ、昌平は2―3と市川越をあと一歩まで追い詰めた。狭山ケ丘も九回に4点差を追い付いた。
浦和学院を3回戦で撃破した川口は5回戦で敗れたがスタメンに2年生が多く、花咲徳栄を下した山村国際も初の16強入りを果たし、ともに新チームに期待したい。
浦和学院、聖望学園、花咲徳栄は今秋に巻き返してくるだろう。埼玉栄―武蔵越生、市川口―朝霞と3回戦で延長十五回引き分け再試合が2試合あり、再試合がともに延長十一回に決着がつく珍しい大会でもあった。
2014年7月28日 埼玉新聞掲載