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竹村春樹 情報
管理人 / 2014-08-28 18:56:00 No.29535
竹村春樹 34期 現:明治大
ボールパーク便り ルーキー特集(8)大舞台を駆けるスピードスター 竹村春樹

エリート街道を歩んできた。竹村春樹内野手(政経1=浦和学院)は名門・浦和学院高で1年秋からレギュラーをつかんだ類まれなる野球センスを持つ。武器は広角に打ち分けるバッティングに、甲子園通算8盗塁を決めた走塁技術、俊敏なフィールディング。走攻守にスピード感のあるプレーが魅力だ。不動の1番遊撃手として、2年春から4季連続で甲子園に出場。3年春には浦和学院高初となる優勝にも大きく貢献した。

全ての原点がここにある。甲子園では4季で12試合に出場。その中でも特に印象に残っている試合は竹村が2年次の2012年春の選抜大会、準々決勝の大阪桐蔭戦だ。8回裏までリードを守りながら最終回に逆転を許しチームは敗退。あと一歩のところで白星を逃し「一球の怖さ」を学んだ。その悔しさを心に秘め、一球への意識を変えたことが翌年春の全国制覇につながった。酸いも甘いも知らされた場所。「日頃やっていることをすべて発揮できる唯一の場所」である甲子園での経験が今の竹村を作り上げた。

神宮の地で鮮烈な印象を残した。オープン戦から起用され続けて結果を残したことで、昨季の東大との開幕戦には新人ながら1番遊撃手で先発出場を果たす。第1打席で右前に安打を放ち出塁すると、すかさず盗塁を決めるデビューを飾った。その後先発出場はなかったが、全試合にベンチ入りし計6試合に出場した。さらに春季新人戦では全試合に1番で出場し打率5割と優勝に貢献。攻撃面で結果を残し「努力すれば通用するんだ」と確かな手応えをつかんだ。一方で課題は守備面でのバランスにあると自覚。練習中ノックを数多く受ける中で、自分の軸のブレと体幹の弱さを痛感した。レギュラーを取るため、プレーの全てに安定感を求める。現在目標とする選手には攻守に抜群の安定感を誇る鳥谷敬選手(阪神タイガース)を挙げた竹村。「神宮というレベルの高い場所で全てが通用する選手になりたい」との理想を掲げ、課題克服のため練習に励む毎日だ。

大舞台を駆け抜けて来た。昨年9月に高校日本代表としてU18W杯に選出されたのは記憶に新しい。渡邉諒選手(北海道日本ハムファイターズ)、熊谷(立大)らを抑え遊撃手としてスタメン出場を果たしたことは自信になった。さらに共に過ごす中で松井裕樹選手(東北楽天ゴールデンイーグルス)、森友哉選手(埼玉西武ライオンズ)らから高校生レベルとは段違いの意識の高さを見た。「どれだけ成長出来るかは意識次第」。甲子園、神宮、そして世界の舞台での経験が竹村にとって大きな糧となっている。

「チャンスを多くもらっている」と期待値の高さは自覚している。春に与えられたチャンスで結果を残し、オープン戦でも軽快なプレーを見せている竹村。レギュラー争いに食い込み、ダークホースになるのは彼を置いて他にいない。

◆竹村春樹 たけむらはるき 政経1 浦和学院高出 176cm・73kg 右/左 内野手
ライバル、1番の友人は共に河野祐斗内野手(文1=鳴門)。自主練習をする時もオフに買い物に行く時も一緒だそうだ。寮では「2人でチームのレベルを上げていきたい」と熱く夢を語り合っている。

明大スポーツ 掲載

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