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今成亮太 情報
管理人 / 2014-09-03 09:29:00 No.29589
今成亮太 26期 現:阪神
虎サヨナラ今成&マートンでCS危機救う

敵将の猛抗議そっちのけで阪神ナインが歓喜の輪をつくった。今成亮太捕手(26)が右腕を天に突き上げる。祝福のウオーターシャワーを浴びて、ずぶぬれだ。ナインに肩を抱かれて劇的勝利に酔った。「1点は取れると思ったけどマートンが全力で走ってくれてサヨナラランになって本当に良かった」。今成はお立ち台で一気にまくし立てた。

1点を追う9回1死満塁。今成が三上の甘い直球を捉えるとライナーで遊撃方向へ。二塁走者のマートンが慌てて帰塁しようとするほど打球は低かった。だが、左翼へ抜けボールが転々とする間に、三塁走者、さらにマートンも本塁へ突入。微妙なタイミングだが、判定はセーフだった。

敗れていれば、4位DeNAに4・5ゲーム差に迫られていた。逆転Vを狙うどころか、クライマックスシリーズ進出圏内を争う立場になりかねない危機だった。ムードメーカーの今成が救ってみせた。ナインの打撃フォームのモノマネは爆笑モノ。ゴメスとはベンチ前でコマネチのパフォーマンスを演じる。実は、もう1つ隠れた特技がある。同僚と食事に出ればペンを執る。顔をじっくり観察して、そっくりの似顔絵を描き上げるのだ。「ナリは本当にうまい。芸達者だね」が虎戦士の共通意見だ。顔の輪郭やヒゲまで特徴をつかみ、そっくりに仕上げるのだ。

最下位ヤクルトに連敗して迎えた戦い。下位を相手に取りこぼしは許されない。苦戦しながらもサヨナラ勝ち。明るいキャラクターらしく、虎に光をもたらした。

2014年9月3日 日刊スポーツ掲載

Re: 今成亮太 情報
管理人 / 2014-09-03 09:36:00 No.29591
神がかり逆転サヨナラ!虎・今成、和田監督のささやきに応えた

サヨナラの虎!! 1点を追う九回一死満塁から、阪神・今成亮太捕手(26)が自身初のサヨナラ打を放ち、DeNAをうっちゃった。和田豊監督(52)のささやきに応え、将の52回目の誕生日に劇的逆転勝利を贈った。9月白星発進で連敗を2で止め、2位広島に0・5差接近。ネバーギブアップや!!

思いも寄らぬ結末に猛抗議して審判に退場を命じられた中畑監督を横目に、ヒーロー今成が両手を広げて、ウオーターシャワーを初めて浴びた。ハイタッチしてくれたマートンの笑顔も、水しぶきでかすんでいた。

「本当に最高です! (福留)孝介さんが敬遠されて、絶対に決めてやろうと思って、打席に立ちました。マートンが全力で走ってくれたので。サヨナラは初めてです」

プロ初の感激は1点を追う九回一死満塁だった。福留が歩かされ、目の前で塁を埋められた。その前の打席まで昨季まで同僚だった久保の前に3打席連続三振。相手はD4位新人守護神・三上(JX−ENEOS)に代わり、前進守備を敷かれた。ネクストでアドレナリンを噴出させていたとき、和田監督が歩み寄ってきた。

「熱くなりすぎるな。最短で(バットを)ぶつけていけ」

将のささやきで冷静さを取り戻した。139キロ直球。遊撃手の頭上をライナーで越え、左前へ弾き返した。一度は二塁に戻った二走・マートンが三塁を蹴って、本塁に突入。タイミングはアウトだったが、矢のように黒羽根の股間に左足を滑り込ませると、吉本球審の手が広がった。

「サヨナラが初めてだったし、頭が真っ白になりました」

インタビュアーから「誰のおかげですか」と尋ねられても「誰ですかねぇ」と即答できず「ファンの力ですか」と聞き直されると「興奮して、その言葉が出てきませんでした」と観客を笑わせた。慣れないお立ち台に今成を押し上げた和田監督は顔を紅潮させた。

「最後は神がかっていたな」

この日は指揮官の52歳の誕生日だった。練習前には報道陣からケーキ、ワイン、カッターシャツの仕立券が贈られた。監督業を始めてからの9月2日はペナント終盤で失速の真っ只中だった。

「毎年、微妙な時期だからなぁ。贈る側ももらう側もお互い気を使ってだと思うけど…。あと26試合、ファンの皆さんにマスコミの方にも喜んでもらいたい」。昨季は試合なし。50歳を迎えた一昨年は新井良がサヨナラ弾を放った。練習後には思い返し「期待するよ」と胸を高鳴らせていた。孝行息子の今成がまた劇的白星をプレゼントだ。

2年ぶりのDeNA戦勝ち越しを決め、2位・広島に0・5差に迫った。9月白星発進の和田監督は「我慢の8月、勝負の9月。選手たちにも、そう言いながらしのいできた。きょうの勝ちは勢いがつくと思う」と拳を握った。

今成は「熱い試合がしたい」とお立ち台で叫んだ。巨人とは2・5差。秋を迎えるのはまだまだ早い。

2014年9月3日 サンケイスポーツ掲載

Re: 今成亮太 情報
管理人 / 2014-09-03 13:26:00 No.29598
今成奇跡起こした!逆転サヨナラ2点打

9月最初はサヨナラ勝利ナリ〜。阪神は1点を追う九回1死満塁から今成亮太捕手(26)が左前打で2者生還し、今季6度目のサヨナラ勝ちで和田監督の52歳バースデーに白星をプレゼント。DeNA戦のカード勝ち越しも決めた。首位巨人と2・5ゲーム差は変わらず、2位・広島は0・5差。猛虎9月反攻の始まりナリ〜。

どうしても打ちたかった。打たなければならなかった。優勝を争うチームのため、そして自分のために。打席の中でこわばっていく今成の表情。緊張、重圧‐。それらを乗り越えた瞬間、打球は猛烈な勢いで左翼の芝生を弾んだ。マートンが生還すると、心に張り詰めていた糸が切れ、最高の笑顔へと変わった。「本当に最高です!」。お立ち台では興奮しすぎて言葉にならない。

場面は1点を追う九回1死満塁。ここまで3打席連続三振に倒れていた。早出特打で復調の糸を探ったが、8月上旬に・305だった打率が・270を割り込む中で迎えた第4打席だった。

前の打者・福留が敬遠される最中、この日、52歳の誕生日を迎えた和田監督から「熱くなりすぎるな。最短距離でバットを出せ」とアドバイスを受けた。「(3三振は)終わったことなんで。守備も前進だったし、投手の足元を狙って」とカウント2‐1からの4球目、外角カットボールを逆らわずに打ち返した打球が敗色濃厚だった試合を勝利に変えて見せた。

プロ入り初のサヨナラ打となる逆転の2点適時打。「ファームでは打ったことあるけど、1軍では初めてなんで」と歓喜のウオーターシャワーに、顔をくしゃくしゃにした。2球目にまったく同じボールを空振りしてからの修正は、天性の打撃センスがなければ簡単にできない。

「俺はね、本当は今成を出したくなかったんだよ。彼の打撃は間違いなく、1軍で通用するはずだから」

12年に日本ハムからトレード移籍した直後、栗山監督はこう悔やんだ。就任後、打撃練習を初めて見た際、少々のボール球でも打ち返すミートゾーンの広さに驚いたと言う。「何とか阪神で花を咲かせてほしいよね」と大成を願った。

あれから3年、虎のホットコーナーを任せられるまでに成長した。誰もが認める技術が、V争いから脱落しそうな虎を救った。巨人とはまだ2・5差。厳しい戦いの中で成長する若虎がいる限り、必ず王者の背中は見えてくる。

2014年9月3日 デイリースポーツ掲載

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