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野球部情報
管理人 / 2014-10-03 22:23:00 No.29914
浦和学院が守備力の違いを見せて、準決勝進出

この夏、3回戦で敗れた浦和学院。
全く選手の顔ぶれが違うが、やはり名門校。力量のある選手が実に多く、何より守備力が高い。守備力の高さが勝敗を分けた試合となった。

先制したのは浦和学院だった。二死から3番津田 翔希(2年)が死球で出塁すると、4番山崎 滉太(2年)の左前安打で二死一、三塁のチャンスを作ると、5番幸喜 勇諮(1年)の適時打で1点を先制し、さらに2回表も、7番高橋の右中間を破る三塁打に、8番荒木 裕也(2年)の犠飛で1点を追加し、2対0とする。

だが朝霞も反撃し、8番保坂の適時打で1点を返す。その後、2対1のまま試合が進行。朝霞の2番手・池田をなかなか打ち崩すことが出来なかった。

そして6回表、浦和学院は6回表、二死二塁から敵失で1点を追加。さらに失策で進んだ走者が二塁に進塁し、3番津田が中前適時打で4対1と点差を広げる。

朝霞も、7回裏に4番池田が二塁打を放ち、一死から6番木村が三塁打を放ち、1点を返すと、さらに8番保坂のスクイズ犠打が一塁ベースに当たる内野安打で4対3と1点差に詰め寄る。だが浦和学院もしっかりと踏ん張り、逆転を許さない。

そして8回表、二死二塁から敵失で1点を追加し、9回表、二死二塁から7番高橋がこの試合、2安打目となるライトフェンス適時二塁打で6対3と点差を広げ、最後は先発・江口 奨理(2年)が守りきり、浦和学院が勝利を決めた。

試合の差を分けたのは、ここ一番での守備力。浦和学院は好プレーで点を防ぐプレーがあった。
まず1回裏、無死一塁の場面で、捕手の西野 真也(2年)がリードが大きい一塁走者を逃さず、強肩で牽制アウト。さらに2回裏にも、無死一、二塁からリードが大きい二塁走者の動きを見逃さず、西野が再び強肩を見せてアウトにした。勢いに乗る朝霞の攻撃をこういう形で断ち切ったのは、大きかった。

失点を防ぐ守備という点では浦和学院が上回っていた。そこが浦和学院の強さであり、毎年上位に進出出来る要因であるだろう。苦しめられたように見えても、結果的に勝ち続けることができている。

また個人で見ると昨年から経験のある津田、山崎に加え、5番を打った幸喜、7番ながら長打力はとても下位打線とは思えない打撃を見せた7番高橋、強肩の西野と面白い選手は数多くいた。 

朝霞は敵失による守備はあったが、3点を取った攻撃力、常時120キロ後半の速球の速球、キレのあるスライダーを投げ込む左腕・柴崎 幸大(2年)など個人で光る選手もいた。

だが強豪校の差を埋めるにはこういう一つ一つのプレーを確実にこなし、失点を防ぐ守備が出来るかだ。朝霞が「惜しかった」のままではなく、浦和学院の守備を見て、勝てる守備が出来るチームへ成長するか。注目をしていきたい。

高校野球ドットコム 掲載

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