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上武大 野球部情報
管理人 /
2014-11-12 10:09:00
No.30380
「最低」から狙う日本一 上武大17日に神宮初戦
大学野球の秋の王者を決める第45回記念明治神宮大会に、上武大が2年連続で出場する。17日、京都産業大と東農大北海道オホーツクの勝者との初戦(準々決勝)に臨む。昨年6月に全日本選手権を制したが、今春は関甲新1部リーグで6校中4位と低迷。創部以来最低と呼ばれたチームが秋はチーム力を高め、再び大学球界の頂点をめざす。
部員数177人。これまで9人のプロ野球選手が輩出し、全日本選手権に12回、明治神宮大会に5回出場した強豪だ。だが、今年のチームは違った。谷口英規監督は「先の結果ばかりを見て、足元が見えていなかった」と言う。
昨年の全日本選手権を制した主力の大半が卒業した。新チームの発足時点では、公式戦の経験が少ないメンバーが多く、個人の能力も例年ほど高まっていなかった。中稔真主将(3年)は「それでも『勝てるだろう』という気の緩みがあった。日本一と口に出すだけで、基礎ができていなかった」と振り返る。
低迷した春のリーグ戦の後、基礎体力を高めようと、実戦練習が中心になる夏にも、例年になく走り込みやウェートトレーニングに取り組んだ。ベンチプレスは「体重の1・2〜1・5倍」、スクワットは「体重の2倍」など、チーム共通の目標も決め、全員がクリアした。同じ課題を乗り越えたことで、「個々が同じ方向を向ける集団になった」と谷口監督は言う。
鍵を握るのは、ひと夏で体重を4キロ増やしたエースの山下仁投手(2年)だ。秋のリーグ戦を制した後、神宮をかけた関東地区大会では、3試合で19イニングを投げ、自責点3。防御率1・42で、最優秀選手賞に選ばれた。「神宮では0に抑えて日本一になり、最高の形で4年生を送り出したい」と意気込む。
攻撃の核になるのは大谷昇吾副主将(4年)だ。1年次から主力で、昨春の日本一も経験している。プロ志望だったこともあり、春秋のリーグ戦は「結果への焦りから力を出し切れなかった」というが、社会人野球に進路を決め、プレッシャーは消えたという。「ここまできたら優勝しかない。プロ指名を受けた全国の投手から打って、首位打者を狙う」と強気だ。
中主将は「勝負どころを見極め、全員でつないで勝ち上がりたい」と話す。
2014年11月12日 朝日新聞掲載
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大学野球の秋の王者を決める第45回記念明治神宮大会に、上武大が2年連続で出場する。17日、京都産業大と東農大北海道オホーツクの勝者との初戦(準々決勝)に臨む。昨年6月に全日本選手権を制したが、今春は関甲新1部リーグで6校中4位と低迷。創部以来最低と呼ばれたチームが秋はチーム力を高め、再び大学球界の頂点をめざす。
部員数177人。これまで9人のプロ野球選手が輩出し、全日本選手権に12回、明治神宮大会に5回出場した強豪だ。だが、今年のチームは違った。谷口英規監督は「先の結果ばかりを見て、足元が見えていなかった」と言う。
昨年の全日本選手権を制した主力の大半が卒業した。新チームの発足時点では、公式戦の経験が少ないメンバーが多く、個人の能力も例年ほど高まっていなかった。中稔真主将(3年)は「それでも『勝てるだろう』という気の緩みがあった。日本一と口に出すだけで、基礎ができていなかった」と振り返る。
低迷した春のリーグ戦の後、基礎体力を高めようと、実戦練習が中心になる夏にも、例年になく走り込みやウェートトレーニングに取り組んだ。ベンチプレスは「体重の1・2〜1・5倍」、スクワットは「体重の2倍」など、チーム共通の目標も決め、全員がクリアした。同じ課題を乗り越えたことで、「個々が同じ方向を向ける集団になった」と谷口監督は言う。
鍵を握るのは、ひと夏で体重を4キロ増やしたエースの山下仁投手(2年)だ。秋のリーグ戦を制した後、神宮をかけた関東地区大会では、3試合で19イニングを投げ、自責点3。防御率1・42で、最優秀選手賞に選ばれた。「神宮では0に抑えて日本一になり、最高の形で4年生を送り出したい」と意気込む。
攻撃の核になるのは大谷昇吾副主将(4年)だ。1年次から主力で、昨春の日本一も経験している。プロ志望だったこともあり、春秋のリーグ戦は「結果への焦りから力を出し切れなかった」というが、社会人野球に進路を決め、プレッシャーは消えたという。「ここまできたら優勝しかない。プロ指名を受けた全国の投手から打って、首位打者を狙う」と強気だ。
中主将は「勝負どころを見極め、全員でつないで勝ち上がりたい」と話す。
2014年11月12日 朝日新聞掲載