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野球部情報
管理人 / 2014-11-21 12:53:00 No.30545
選抜へ好投手名乗り 県岐阜商・高橋、仙台育英・佐藤世

高校野球は18日に明治神宮大会決勝があり、秋の公式戦が終了した。地区大会では今夏の全国選手権を制した大阪桐蔭、選抜優勝の龍谷大平安(京都)が上位進出した一方、夏準優勝の三重が県大会で敗れるなど明暗が分かれた。来春の選抜大会での活躍が楽しみな好選手も多く見つかった。

「足りないもの、欠けているものだらけ。1分でも練習時間が欲しい」。大阪桐蔭は西谷監督がそう嘆く中でのスタートだった。

全国選手権の決勝が8月25日で秋の府大会初戦が9月14日という短い準備期間だったが、エース田中ら夏を経験した4選手を中心に府大会で優勝。近畿大会は準々決勝で敗れたが、近畿地区から6校が出られる来春の選抜大会への出場は有力だろう。

龍谷大平安は、春夏の甲子園でマウンドを踏んだ左腕高橋の存在が大きい。原田監督は「3年生に比べたら今のチームは話にならない」と厳しいが、近畿大会で4強入りし、選抜出場は確実だ。全国選手権4強の敦賀気比(福井)はエース平沼らが夏から残った。北信越大会は準々決勝から3戦連続無失点で優勝した。

一方、三重は県大会2回戦で、選抜準優勝の履正社(大阪)は府大会5回戦で敗れ、来春の出場は厳しくなった。今春まで2季連続で九州大会を制した沖縄尚学は、県大会の2回戦で姿を消した。

来春の選抜で最も注目を集めそうな投手は、県岐阜商の右腕高橋。東海大会の準決勝では9回に自己最速の152キロを記録した。

明治神宮大会を制した仙台育英(宮城)の右腕佐藤世は最速144キロの直球に加え、2種類のフォークなど多彩な変化球を操る投球術も魅力。敦賀気比の平沼は打者としても非凡だ。

好左腕も目白押し。龍谷大平安の高橋、大阪桐蔭の田中のほか、関東大会で2完封した浦和学院(埼玉)の江口も制球力がよく大崩れしない。

打者では仙台育英の平沢の鋭い振りが光った。神宮大会決勝では七回に右中間2ランを放ち、勝負強さも見せた。東海王者の静岡は鈴木将、近畿を制した天理(奈良)は船曳、九州王者の九州学院(熊本)は長谷川と、「1番中堅手」が快足で打線を引っ張る姿も印象的だった。

2014年11月21日 朝日新聞掲載

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