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野球部情報
管理人 /
2015-03-30 00:17:00
No.31369
浦和学院 剛腕打ち込み4強 決勝懸け31日東海大四戦
第87回選抜高校野球大会第9日は29日、兵庫県西宮市の甲子園球場で準々決勝4試合が行われ、一昨年覇者の浦和学院は、県岐阜商に5―0で快勝し、2年ぶり3度目の4強入り。春20勝で春夏通算30勝目となった。31日の準決勝では、東海大四(北海道)と対戦する。
試合は浦和学院の左腕エース江口と、最速152キロの大会屈指の右腕、県岐阜商の高橋との投手戦となった。
緊迫感ある投げ合いの中、浦和学院打線は六回まで得点こそ奪えなかったものの、高橋の速球に対して、積極的にバットを振った。その思い切りの良さが七回の攻撃に結実する。
この回、先頭の幸喜が中前打で出塁すると、続く高橋はバントの気配を全く見せず強打。右前打で続いて無死一、三塁と好機を広げた。ここで荒木が「どんな形でも食らい付いていこう」と外角スライダーをしぶとく中前に運び、3連打で先制点をもぎ取った。さらに江口の中犠飛、諏訪が右前適時打で続き、大きな3得点を奪った。
続く八回には津田、山崎の中軸の連続二塁打で追加点。2死三塁から荒木が2打席連続タイムリーを放ち、試合を決定づけた。
江口は立ち上がりの一回こそ2四球でピンチを招いたが、無失点でしのぐと、二回以降は立ち直った。「タイミングを外して打たせる」とチェンジアップを有効に使い、六回まで無安打投球。4安打7奪三振で、初戦の龍谷大平安(京都)戦に続いての完封勝利。高橋に投げ勝った。
終盤に打線が爆発し、競り勝った浦和学院の森士(おさむ)監督は、「江口は(高橋と)タイプこそ違うが、堂々と投げていた。打線も前半から見極められていたので、終盤にチャンスがあると思っていた」と殊勲のエースと好機を生かした打線に賛辞を惜しまなかった。2年ぶりの頂点へ、あと2勝と迫り、指揮官は「準々決勝以降は毎試合が決勝戦。真剣勝負を楽しみたい」と力を込めた。
浦和学院は31日の準決勝第2試合で東海大四(北海道)と対戦する(13時30分)。
2015年3月30日 埼玉新聞
Re: 野球部情報
管理人 /
2015-03-30 00:29:00
No.31371
剛腕高橋11安打攻略
第9日は準々決勝4試合が行われ、史上5校目の夏春連覇を目指す大阪桐蔭がベスト4入りした。浦和学院(埼玉)と敦賀気比(福井)はともに2年ぶりに準決勝へ進み、東海大四(北海道)は春夏通じて初の4強入り。
30日の休養日をはさみ、31日の準決勝は大阪桐蔭―敦賀気比、浦和学院―東海大四となった。
大阪桐蔭は常総学院(茨城)を5―3で下し、3年ぶりの準決勝進出。七回に吉沢の適時二塁打などで2点を挙げて逆転した。
浦和学院は大会屈指の右腕、県岐阜商の高橋を終盤に捉えて5―0と快勝。江口は4安打で完封した。浦和学院は春20勝で、春夏通算30勝目。敦賀気比は九回に林中が適時二塁打を放ち、静岡に4―3でサヨナラ勝ちした。東海大四は権、大沢の継投で高崎健康福祉大高崎(群馬)を零封し、1―0で競り勝った。北海道勢で22年ぶりのベスト4だった。
★鬼門乗り越え成長/江口
完全に打ち取った打球が背番号1のグラブに収まり、小さく左手でガッツポーズ。1、2回戦に続く先発のマウンドに登ったエース左腕江口が4安打完封。注目の右腕高橋に投げ勝ち「投げ合えることを楽しみにしていた」と笑顔がこぼれた。
「タイミングを外して打たせる」と自信を込めるチェンジアップを軸に相手打線を黙らせた。秋からさらに磨きのかかった伝家の宝刀で7奪三振を奪い、「野手がいてこそ自分のピッチングがある。野手のおかげ」と仲間に感謝した。
一回は「自分の悪いところが出てしまった」と二つの四球でピンチを招いたが、1死一、二塁から二飛、空振り三振と後続を断ち切った。二回以降は「腕を振って体全体で投げていこう」とテンポよく四角へ投げ込み、凡打の山を築いた。
昨秋の関東大会、明治神宮大会では3試合目で目に見えて調子を落とした。「冬を越えて体力がついてきた。次は立ち上がりの課題を克服して望みたい」。鬼門だった3試合目を乗り越えたエースが、チームを2年ぶりの栄冠へ導く。
★待望の一打に納得/山崎滉
4番山崎滉は3戦目で飛び出した今大会自身初の適時打に「やっと1本出た」と納得の表情。八回、無死二塁から甘く入った初球のカーブを逃さず、左中間を深々と破る一打を放ち、主砲としての役割を果たした。
九回無死一塁の場面では一直を好捕し、すぐさまベースを踏んで併殺を完成。チームの勝利に守備でも貢献した。好右腕を攻略しての快勝に「とにかく速い球に目を慣らした。全員振り負けていなかった」と試合前日から取り組んだ速球対策の効果を実感していた。
★好機広げる2安打/高橋
2回戦まで無安打の高橋が2安打と本領発揮。五回に大会初安打を放つと、七回には3ボール1ストライクから2球続けて140キロ台の直球をファウル。粘った末に好機を広げる右前打を放ち、先制点につなげた。「甲子園で打てていなかったので、ヒットが出てよかった」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。
身長171センチと決して大柄ではないが、下半身の強さからくる天性のパンチ力はチーム一。背番号9が本来の調子を取り戻せば、打線の厚みも盤石のものとなる。
2015年3月30日 埼玉新聞
Re: 野球部情報
管理人 /
2015-03-30 00:31:00
No.31372
積極攻勢 終盤に結実
雨上がりの甲子園に差し込む晴れ間のように、今大会屈指の右腕を打ち砕いたナインの爽やかな笑顔が広がった。浦和学院が大会屈指の右腕、県岐阜商の高橋を攻略し4強入り。春20勝目、春夏通算30勝目は、2年ぶり優勝を期待させる力強さだった。
連投の高橋は2回戦までの球威ではなかったものの、140キロを軽々と超える直球に、切れ味鋭いスライダーと大きく縦に落ちるカーブを織り交ぜてきた。六回まで散発4安打で無得点。それでも、選手たちは「普段よりもバットを短く持ち」(荒木)、日頃から徹底しているコンパクトなスイングで、一回から果敢にバットを振った。
森監督も「しっかりスイングしていたし、振り負けていなかった。終盤にチャンスが来ると思っていた」と、その時を待っていた。
実を結んだのが七回。先頭の幸喜が安打で出塁。続く高橋は定石なら送りバントだが、指揮官は「初回から積極的にバットを振ってきた。打てなかったのはちょっとしたところ。ここは積極的にいった方がいい」と強攻策に出た。
この選択が吉と出た。高橋が右前打でつないで無死一、三塁とすると、荒木が中前へ先制タイムリー。3連打でついに均衡を破った。
これで一気に流れをつかんだ。江口の犠飛、諏訪の右前適時打で、この回3得点。続く八回には津田、山崎滉の連続二塁打と、荒木の2打席連続タイムリーで2点を追加し大勢を決めた。七、八回に7安打の固め打ちで好右腕を攻略した。
初戦の龍谷大平安(京都)戦に続いて、大きなヤマを越えた。たくましさを増したナインは、いよいよ大会クライマックスに臨む。
★勢い呼んだ会心打/荒木
1回戦に続いて均衡を破る先制適時打を放った7番荒木。直球に狙いを絞っていた七回無死一、三塁の好機で外角低めのスライダーを「なんとか対応できた」と右膝を地面に着けながら中前に運び、一塁側スタンドに歓喜をもたらした。
指1本分バットを短く持ち「大振りしないようコンパクトに振った。みんなが続いてくれて勢いづけた」と会心の一打。4点リードの八回2死三塁でも、直球を中前へとはじき返す適時打で貴重な追加点を挙げた。
一昨年の優勝メンバーで同じ外野手の山根にもらった「日々の生活からミスを恐れず前に出ていけ」というアドバイスを実践。「いいピッチャーと1対1の勝負を楽しんだ」と大舞台で強心臓ぶりが光る"恐怖の7番"が、浦和学院打線にアクセントを加える。
2015年3月30日 埼玉新聞
Re: 野球部情報
管理人 /
2015-03-30 00:33:00
No.31373
江口4安打完封
第9日は準々決勝4試合が行われ、史上5校目の夏春連覇を目指す大阪桐蔭がベスト4入りした。浦和学院(埼玉)と敦賀気比(福井)はともに2年ぶりに準決勝へ進み、東海大四(北海道)は春夏通じて初の4強入り。
30日の休養日をはさみ、31日の準決勝は大阪桐蔭―敦賀気比、浦和学院―東海大四となった。
大阪桐蔭は常総学院(茨城)を5―3で下し、3年ぶりの準決勝進出。七回に吉沢の適時二塁打などで2点を挙げて逆転した。
浦和学院は大会屈指の右腕、県岐阜商の高橋を終盤に捉えて5―0と快勝。江口は4安打で完封した。浦和学院は春20勝で、春夏通算30勝目。敦賀気比は九回に林中が適時二塁打を放ち、静岡に4―3でサヨナラ勝ちした。東海大四は権、大沢の継投で高崎健康福祉大高崎(群馬)を零封し、1―0で競り勝った。北海道勢で22年ぶりのベスト4だった。
2015年3月30日 埼玉新聞
Re: 野球部情報
管理人 /
2015-03-30 08:19:00
No.31382
母のために打ちたい 控え捕手氏丸選手父、遺影握り応援
第87回選抜高校野球大会は29日、兵庫県西宮市の甲子園球場で準々決勝4試合が行われ、第3試合に登場した浦和学院は県岐阜商に5−0で快勝。一塁側のアルプススタンドでは、控え捕手としてベンチ入りしている氏丸直岐選手(17)の父・裕喜さん(50)が穏やかな表情で試合を見つめていた。
東洋大姫路OBの裕喜さんは第64回選手権大会で4強入りを果たした元高校球児。浦和学院の森士監督とは東洋大で共に白球を追い掛けた同級生だ。「けがは多かったが、いつもチームを助けてくれた。今と同じで根っこは優しい」と懐かしげに旧友の人柄を語る。その手には氏丸選手の母・佳代子さんの遺影が収められた携帯電話が握られていた。
佳代子さんは長年、消化管間質腫瘍(GIST)と呼ばれる難病に苦しみ、浦和学院が第85回選抜大会で初優勝を飾った一昨年の春、46歳の若さで他界した。
大阪・門真はすはな中学校時代は葛城JFKボーイズで活躍していた氏丸選手。あるとき、病気に伏せる佳代子さんが「日本一厳しいチームはどこ」と裕喜さんに尋ねた。裕喜さんの頭に真っ先に浮かんだのは、森監督率いる浦和学院。「こいつを男にしてくれるのは浦和学院であり、森監督」。強い人間に育ってほしいという母の願いを感じた。
進学の決まった浦和学院が第85回大会2回戦で土佐高校に勝利したことを佳代子さんに報告すると、力強いガッツポーズが返ってきた。亡くなる前日のことだった。佳代子さんが亡くなった日の夜、森監督も佳代子さんが眠る大阪府の自宅へ足を運び、「これからが勝負だぞ」と氏丸選手と固い握手を交わした。
「大阪で生活していても切り替えが難しかったはず。何も分からない状態で飛び込んでいった」と裕喜さん。母を亡くした10日後には浦和学院での寮生活が始まった。氏丸選手は「こっちに来てからだったら切り替えられなかったと思う。出場する機会があれば、母のために打ちたい」と力を込める。亡き母に誓った甲子園。高みから見守る佳代子さんも、チームの快進撃を喜んでくれているはずだ。
2015年3月30日 埼玉新聞掲載
Re: 野球部情報
管理人 /
2015-03-30 08:21:00
No.31383
県岐阜商・高橋「悔しいぐらい相手が上」
11安打5失点と打ち込まれた県岐阜商の高橋は「完敗です。悔しいぐらい向こうが上だった」と、さばさばした表情で振り返った。
1、2回戦で2桁三振を奪った投球が通用しなかった。直球の走り、変化球の切れも悪くなかったというが「外されても当ててくるし、三振が取れないバッターばかり。2、3巡目からはしっかり振り抜いてきた」と相手をたたえた。
主将として、エースとして楽しむことをテーマに臨んだ春の甲子園は「すごく楽しかった」。夏への課題を聞かれると「最後だし、勝ちにこだわって全国制覇です」と大会屈指の右腕は、きっぱりと言った。
2015年3月30日 埼玉新聞掲載
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第87回選抜高校野球大会第9日は29日、兵庫県西宮市の甲子園球場で準々決勝4試合が行われ、一昨年覇者の浦和学院は、県岐阜商に5―0で快勝し、2年ぶり3度目の4強入り。春20勝で春夏通算30勝目となった。31日の準決勝では、東海大四(北海道)と対戦する。
試合は浦和学院の左腕エース江口と、最速152キロの大会屈指の右腕、県岐阜商の高橋との投手戦となった。
緊迫感ある投げ合いの中、浦和学院打線は六回まで得点こそ奪えなかったものの、高橋の速球に対して、積極的にバットを振った。その思い切りの良さが七回の攻撃に結実する。
この回、先頭の幸喜が中前打で出塁すると、続く高橋はバントの気配を全く見せず強打。右前打で続いて無死一、三塁と好機を広げた。ここで荒木が「どんな形でも食らい付いていこう」と外角スライダーをしぶとく中前に運び、3連打で先制点をもぎ取った。さらに江口の中犠飛、諏訪が右前適時打で続き、大きな3得点を奪った。
続く八回には津田、山崎の中軸の連続二塁打で追加点。2死三塁から荒木が2打席連続タイムリーを放ち、試合を決定づけた。
江口は立ち上がりの一回こそ2四球でピンチを招いたが、無失点でしのぐと、二回以降は立ち直った。「タイミングを外して打たせる」とチェンジアップを有効に使い、六回まで無安打投球。4安打7奪三振で、初戦の龍谷大平安(京都)戦に続いての完封勝利。高橋に投げ勝った。
終盤に打線が爆発し、競り勝った浦和学院の森士(おさむ)監督は、「江口は(高橋と)タイプこそ違うが、堂々と投げていた。打線も前半から見極められていたので、終盤にチャンスがあると思っていた」と殊勲のエースと好機を生かした打線に賛辞を惜しまなかった。2年ぶりの頂点へ、あと2勝と迫り、指揮官は「準々決勝以降は毎試合が決勝戦。真剣勝負を楽しみたい」と力を込めた。
浦和学院は31日の準決勝第2試合で東海大四(北海道)と対戦する(13時30分)。
2015年3月30日 埼玉新聞