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2015-04-03 00:53:00
No.31481
選抜高校野球:21世紀枠校が存在感…大会を終えて
第87回選抜高校野球大会は、敦賀気比(福井)の初優勝で幕を閉じた。春夏を通じ初めて北陸に優勝旗をもたらす原動力になったのは、エース・平沼だ。2完封を含む5試合連続完投で計5失点。全試合完投しての優勝は、2002年の第74回大会の報徳学園(兵庫)の大谷智久(現プロ野球・ロッテ)以来だ。打線では、甲子園初の2打席連続満塁本塁打を含む個人大会通算最多本塁打タイの3本塁打を記録した松本の勝負強さが際立っていた。
浦和学院(埼玉)は江口、大阪桐蔭は田中とエース左腕の活躍で4強入り。8強の中では3試合計17盗塁の常総学院(茨城)の機動力が目を引いた。
県岐阜商の高橋や仙台育英の佐藤世ら好投手がいたとはいえ、全体的に打線は低調だった。今大会の打率は2割3分2厘で、1975年の金属製バット導入後、77年の第49回大会の2割2分6厘に次いで2番目に低い数字。優勝校の打率が3割を切ったのは第81回大会の清峰(長崎)以来、6年ぶりだった。
昨秋の公式戦でチーム打率トップだった静岡、同2位の大阪桐蔭はともに2割台前半の打率に終わった。「機動破壊」を掲げる健大高崎(群馬)は5盗塁にとどまった。いずれも潜在能力は高いチーム。高校野球100年の夏に向け、完成度を高めてほしい。
一方、存在感を示したのが21世紀枠校だ。82年ぶりに出場した松山東(愛媛)は二松学舎大付(東京)から大会初勝利を挙げた。初出場の豊橋工(愛知)は東海大四と、53年ぶり出場の桐蔭(和歌山)も今治西(愛媛)と互角に戦った。豊橋工のエース・森奎が高校日本代表第1次候補選手に選ばれたのは、21世紀枠校にとって朗報だろう。
3連戦を避け、選手の負担を軽減するための休養日が導入2年目にして初めて実施された。試合が日程通りに消化されたのは第85回大会以来、2年ぶりのことだった。今大会の失策数は前回から11減って71。前回は1試合だった無失策試合が3試合あったことを評価したい。
2015年4月2日 毎日新聞
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第87回選抜高校野球大会は、敦賀気比(福井)の初優勝で幕を閉じた。春夏を通じ初めて北陸に優勝旗をもたらす原動力になったのは、エース・平沼だ。2完封を含む5試合連続完投で計5失点。全試合完投しての優勝は、2002年の第74回大会の報徳学園(兵庫)の大谷智久(現プロ野球・ロッテ)以来だ。打線では、甲子園初の2打席連続満塁本塁打を含む個人大会通算最多本塁打タイの3本塁打を記録した松本の勝負強さが際立っていた。
浦和学院(埼玉)は江口、大阪桐蔭は田中とエース左腕の活躍で4強入り。8強の中では3試合計17盗塁の常総学院(茨城)の機動力が目を引いた。
県岐阜商の高橋や仙台育英の佐藤世ら好投手がいたとはいえ、全体的に打線は低調だった。今大会の打率は2割3分2厘で、1975年の金属製バット導入後、77年の第49回大会の2割2分6厘に次いで2番目に低い数字。優勝校の打率が3割を切ったのは第81回大会の清峰(長崎)以来、6年ぶりだった。
昨秋の公式戦でチーム打率トップだった静岡、同2位の大阪桐蔭はともに2割台前半の打率に終わった。「機動破壊」を掲げる健大高崎(群馬)は5盗塁にとどまった。いずれも潜在能力は高いチーム。高校野球100年の夏に向け、完成度を高めてほしい。
一方、存在感を示したのが21世紀枠校だ。82年ぶりに出場した松山東(愛媛)は二松学舎大付(東京)から大会初勝利を挙げた。初出場の豊橋工(愛知)は東海大四と、53年ぶり出場の桐蔭(和歌山)も今治西(愛媛)と互角に戦った。豊橋工のエース・森奎が高校日本代表第1次候補選手に選ばれたのは、21世紀枠校にとって朗報だろう。
3連戦を避け、選手の負担を軽減するための休養日が導入2年目にして初めて実施された。試合が日程通りに消化されたのは第85回大会以来、2年ぶりのことだった。今大会の失策数は前回から11減って71。前回は1試合だった無失策試合が3試合あったことを評価したい。
2015年4月2日 毎日新聞