男子、浦学快勝で６連覇／関東県予選

男女の決勝と３位決定戦が行われ、男子は３月の全国高校選抜大会優勝の浦和学院が決勝で浦和実を３５―１９で下し、６年連続２２度目の栄冠を飾った。前半に持ち味の堅守速攻で１７―７と大きくリードを奪うと、後半も点差を広げて快勝した。

女子決勝は浦和実が埼玉栄を３５―１７で破り、３年連続２５度目の優勝。

男子の上位４チームと女子の上位３チームが関東高校大会（６月６〜８日・茨城）に出場する。

★成長実感　真の王者へ

もう一度、夏の決勝に行く−。男子は３月の全国高校選抜大会で北陸（福井）と両校優勝になった浦和学院が浦和実に３５−１９で快勝し、６連覇を達成。夏の高校総体で真の全国制覇に向けて闘志を燃やす岩本監督は「個のレベルアップと組織の共同作業をやってきて、それが前半の守備に出ていた」と春からの成長に手応えを示した。

前半からの持ち味の走るハンドで圧倒した。序盤から先行すると、５−２から５連続得点で一気に１０−２とリード。前半で１０点差をつけ、後半も手を緩めず差を広げた。

全国選抜は頂上決戦まで進みながら、準々決勝の別の試合で得点記録ミスがあったことが発覚。決勝が前半で中止になった。
「信じられなかった」と主将の関根。チームは最後まで試合が出来なかった悔しさを胸に「夏にもう１回、全国の決勝に行って優勝する」（関根）と堅く誓い合った。

昨年からの主力が５人残り、県高校新人大会に続いて力の差を見せつけた。エースの山本祐は「関東でもしっかり優勝して高校総体予選につなげたい」と力を込めた。

2015年5月10日　埼玉新聞掲載