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大竹寛 情報
管理人 / 2015-05-28 07:59:00 No.32073
大竹寛 22期 現:巨人
大竹、1000Kも自滅3敗…3回3四球痛恨3失点

持ち味の大胆さは消えていた。0―1の3回2死二、三塁。大竹は4番・中村を迎えた。敬遠指示はなかったが、カウントを悪くし、ストレートの四球。満塁で、打席には2回に1000三振を奪った森。フルカウントから、この回3つ目となる四球で押し出し。2点目を献上した。「森に対してだけでなく、秋山、中村も四球で出した。それがダメ。攻めていけなかった」と悔やんだ。

続くセラテリには右前適時打を浴び、この回3失点。5回5安打4失点で3敗目を喫した。初回、秋山に先頭打者アーチを被弾。斎藤投手コーチは「(初回の一発の)影響はあったと思う。『抑えなきゃ、抑えなきゃ』という気持ちになる」と出ばなをくじかれたことで投球が窮屈になったと説明した。

悪い流れを断ち切れなかった。3失点した直後の3回の攻撃。1死一塁の打席でバントを失敗。捕ゴロ併殺打で反撃のチャンスをつぶし、投打に精彩を欠いた。最近10試合、投手陣は2失点以内と好調。守りから攻撃へいいリズムを作っていたが、この日は終始、劣勢だった。原監督も「(大竹は)ちょっと神経質になりすぎていたかな」と次戦に期待した。

高木勇、菅野がリーグトップの6勝で、杉内、ポレダも5勝と先発陣は好調。2軍では左前腕部の負傷から回復した内海、2年目で今季、初勝利を挙げた田口が機会をうかがっている。自身も今季初登板だった4月1日の中日戦(ナゴヤD)で3回途中4失点と万全でシーズンを迎えたわけではない。最近2登板は14イニングで1失点だったが、「自分はいつ2軍に落ちてもおかしくない立場です。1度や2度、良かったからといって安心はしていません」。うかうかしてはいられない状況であることは理解している。

4、5回はストライクを先行させる本来の姿に近い投球だった。敗れはしたが、斎藤コーチも「代える必要はありません」とローテの変更はしない。大竹も「しっかりと反省します」と勝利へつながる投球をすることを誓った。

2015年5月28日 スポーツ報知掲載

Re: 大竹寛 情報
管理人 / 2015-05-28 09:39:00 No.32074
大竹 節目飾れず 1000K
乱調 序盤に4失点

時に大胆に、時に慎重に。その使い分けの重要性を、巨人の大竹は、改めて痛感したはずだ。原監督の目に、「ちょっと神経質になりすぎた」と映った序盤の乱調。そこで失った4点は、最後までチームに重くのしかかった。

1回、秋山に先頭打者アーチを浴び、出はなをくじかれた。2回までに4奪三振を奪ったが、3回、落とし穴にはまった。

先頭の金子侑に、内野安打で出塁を許す。ボテボテの投ゴロだったが、「足が速いとは言え、アウトにしないといけない」(田畑投手コーチ)という処理のもたつきが原因だ。続く秋山には四球。斎藤投手コーチは「打たれたくない思いから、甘いところに放れなくなった」と分析した。

2死二、三塁となって、主砲の中村にも四球を与えて満塁に。続く森には押し出しの四球、セラテリには2点適時打と、崩れていった。この回だけで3四球。「それが、やっぱり駄目ですよね」と、大竹は自滅を悔やんだ。

もともと緻密に技術を磨くタイプだ。キャッチボール1つも、そう。2軍にいた4月、後ろに残る右足を蹴り上げない投げ方に取り組んだ。「右腕があとからついてくる感じになり、リリースポイントが定まる」という工夫だ。

繊細な感覚の中でフォームを再構築し、5月に1軍に復帰。2試合、安定感を見せていたが、この日のもろさでは首脳陣の信頼を取り戻すまでには至らない。32歳の右腕は「攻める投球が出来なかった」と肩を落とすしかなかった。

2015年5月28日 読売新聞掲載

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