第９７回全国高校野球選手権大会　８月６日開幕

朝日新聞社と日本高等学校野球連盟は、第９７回全国高等学校野球選手権大会を８月６日から２０日まで（雨天順延）、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開催します。この大会は１９１５（大正４年）に大阪・豊中グラウンドで全国中等学校優勝野球大会として始まり、今年は１００年の記念の年です。始球式は、プロ野球福岡ソフトバンクホークスの王貞治会長に務めて頂きます。また、新たにシンボルマークを作りました。

大会は４７都道府県から４９代表（北海道は南北、東京都は東西）が出場します。開会式は６日午前９時から。組み合わせ抽選会は３日午後４時から大阪市北区のフェスティバルホールであり、１回戦１７試合と２回戦７試合のみ決めます。その後は勝ちチームの主将によるくじ引きで対戦相手が決まります。

この大会は、青少年の健全育成を目的にしています。代表校を決める地方大会は６月後半から始まります。

【開催要項】
１、日程
《地方大会》全国４７都道府県の高校野球連盟と朝日新聞社の本社、あるいは支社、各総局とが協議し決める。

２、運営
《全国大会》日本高校野球連盟と朝日新聞社が適任者を選んで運営委員会を構成、大会運営に当たる。
《地方大会》各都道府県高野連と朝日新聞社の本社、あるいは支社、各総局とが運営委員会を設け、大会の運営に当たる。

３、登録選手
《全国大会》１校１８人以内とする。
《地方大会》原則として全国大会に準ずる。しかし、各地方大会の運営委員会による協議で、ある程度の増員が出来る。

４、健康管理
?校長は参加選手の健康証明書を学校医から受ける。また、保護者の同意を得る
?主催者は大会中の選手の負傷、疾病に対し応急手当をする以外は責任を負わない
?全国大会では投手の関節機能検査を実施。肩、ひじに重大な障害が発生している事実が確認できれば、投手としての登板を禁止する

５、出場選手の旅費・滞在費
《全国大会》１校２０人（選手１８人と責任教師、監督各１人）に、旅費と滞在費を規定に従って支給する。

６、大会諸経費（地方大会を含まない）
入場料を充てる。余剰金が出た場合、運営委員会などで協議し処分方法を決定する。不足した場合、過去の余剰金で積み立てた大会準備金を充てる。

2015年6月5日　朝日新聞掲載