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高校野球News
管理人 / 2015-06-19 07:33:00 No.32289
「熱闘甲子園」 新キャスターに古田敦也さん

夏の高校野球の熱戦を伝える夜のハイライト番組「熱闘甲子園」(朝日放送・テレビ朝日系)の新キャスターに、元ヤクルトの古田敦也さん(49)が決まった。自身の高校時代は甲子園に出場できなかった古田さんは「高校野球の必死の戦い、熱い思いを伝えられる番組だと思う。球児たちの背負った思いをしっかりと伝えていきたい」と抱負を語った。

古田さんは兵庫県川西市出身。1990年にヤクルトに入団し、捕手として活躍。選手兼任監督も務め、2007年に引退した。今年1月には野球殿堂入りを果たしている。

番組は選手権大会が開幕する8月6日から始まり、決勝まで放送される。古田さんはテレビ朝日の山本雪乃アナウンサーとともに、その日の試合の見どころや各チームの活躍の背後にあるドラマを伝える。放送時間は未定。

2015年6月19日 朝日新聞掲載

Re: 高校野球News
管理人 / 2015-06-19 07:47:00 No.32290
「甲子園、いろんな思い交錯」古田敦也さんインタビュー

この夏放送される「熱闘甲子園」(朝日放送・テレビ朝日系)の宣伝用写真の撮影などのため兵庫県西宮市の阪神甲子園球場を訪れた古田敦也さん(49)に、キャスターとしての抱負や高校球児へのメッセージを聞いた。

――「熱闘甲子園」の新キャスターになりました。

取材で好きな番組を聞かれて「熱闘甲子園」と答えたこともあるぐらい、この番組はずっと見ていたんです。「もっとこうした方がええんちゃうか」とか、スタッフに文句を言ったこともあるんですよ。まさか自分がやるとは思っていなくて、キャスターの話を聞いて、「え、僕でいいの?」って。僕は高校時代に甲子園に出ていなくて、出た人の方がいいのかなとも勝手に思っていたので。

――高校時代の「甲子園」の思い出は。

兵庫県の川西明峰高校出身なんですが、3年生の夏は2回戦から出て、3回戦で負けました。甲子園は「夢のまた夢」で、行けるとは思ってなかったけど、それでも負けた時は泣きましたね。プロになって甲子園のグラウンドに入ったときは「うわあ、甲子園! 本物や」と思いました。

夏の甲子園は(3年生の)高校球児にとって「最後の大会」。思い入れが違います。試合に負けた悔しさ。自分の目標に到達できなかった悔しさ。これが人生で最後の野球になるかもしれない。仲間との最後の野球かもしれない。いろんな思いが交錯する。

――その大会を、キャスターとしてどう伝えていきますか。

勝負の勝ち負けは運もあるし、強いチームが絶対に勝つわけではない。それぞれがいろんな思いを背負ってグラウンドに立ち、最後まで可能性を信じて闘っている。その気持ちを伝えたい。炎天のもと、走り回って汗をかき、泥まみれになって闘っている姿から、元気や勇気をもらえるはず。見たことのない人にこそ、ぜひ見てもらいたい。

――全国の高校球児にメッセージをお願いします。

たぶん、ここ(甲子園)に来る人たちは、想像以上に苦しい思いをしている。自分ひとりじゃ乗り越えられなくても、仲間と一緒だから乗り越えられたということは必ずある。その仲間と一緒にやれる、最後の夏です。悔いの残らないように試合をやってほしいですが、まずは結果を気にせず、大きな舞台で力を発揮できるよう、頑張ってもらいたいですね。

2015年6月19日 朝日新聞掲載

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