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高校野球News
管理人 /
2015-07-30 08:19:00
No.32767
夏の高校野球埼玉大会回顧
“白岡旋風”浦学倒す/シード校に明暗
第97回全国高校野球選手権埼玉大会は、花咲徳栄が4年ぶり3度目の優勝を果たし、県内157チームの頂点に立った。同校の強さに加え、大会終盤に話題をさらったのが公立勢の健闘で、その中心は準決勝で浦和学院の春夏連覇を阻んだ白岡。また、昨年に続いて序盤から番狂わせが続出し、シード校で明暗が分かれた。今大会の特徴を振り返る。(宮野佳幸)
★公立勢健闘
ベスト4に白岡と松山が残り、平成10年の滑川(現・滑川総合)以来、17年ぶりの公立校甲子園出場に期待がかかった。白岡は16強以上は初で、松山も24年ぶりの4強。熊谷も33年ぶりの8強入りを果たし、古豪復活を印象付けた。
白岡の現チームは夏まで公式戦0勝だったが、谷中壮樹、永島一樹のタブルエース態勢が今大会では大量失点を防ぎ、4試合連続の逆転勝ちなど攻撃でも粘り強さを発揮。「この場を楽しまないと」(鳥居俊秀監督)というノーシードゆえのプレッシャーのなさも手伝い、のびのびとしたプレーで新たな歴史を作り上げた。
★得点力に差
Aシードの川越東は朝霞西に敗れ、まさかの3回戦敗退となった。渡辺努監督は「受けて立ってしまった」と強豪校ならではの勝ち上がる難しさを話した。
3回戦で敗退したシード校の大半が2点差以内の接戦で敗北。一方で優勝したCシード花咲徳栄は、決勝以外の全試合で5点以上の差をつけ勝利した。得点をもぎ取る力がシード勢の明暗を分けた格好となった。
このほか、記録では朝霞の田頭(でんどう)大希投手が富士見戦で無安打無得点試合を達成。志木は蓮田松韻を相手に1試合最多犠打タイとなる11犠打を決めた。
★総合力の花咲徳栄
花咲徳栄は、3番・岡崎大輔と4番・大滝愛斗を中心とした打線が7試合で69安打54打点をたたき出し、4回のコールド勝ち。守りでは鎌倉知也と高橋昂也の継投でわずか10失点、失策4と堅守を誇った。
同校は昨夏の県大会初戦敗退からチームを作り直し、秋季大会準決勝で浦和学院に敗北してからは「若い子だからと遠慮しなかった」(岩井隆監督)という徹底的な練習で高い総合力を身につけた。岩井監督は優勝後、「前回の甲子園は4年前で、今回は初出場のよう。甲子園に行ってからが勝負です」と語り、挑戦者として大舞台に臨む。
2015年7月30日 産経新聞埼玉版掲載
Re:高校野球News
管理人 /
2015-07-30 09:14:00
No.32768
一球一瞬にかけた夏
高校野球県大会 回顧
公立勢の健闘光る
157チームが出場した第97回全国高校野球選手権埼玉大会は、花咲徳栄の4年ぶり3度目の優勝で幕を閉じた。シード校でも栄冠をつかむには7連勝が必要で、有力と注目された学校が早々に敗退し、8強の顔ぶれが昨年とすべて変わるなど、埼玉大会の難しさを改めて実感させられた。
花咲徳栄は、3球交代の打撃練習で培った失投を逃さない集中力で1試合平均9.9安打、8.3得点と効率的な攻撃が光った。変化球が多彩な鎌倉知也、速球が持ち味の高橋昂也による継投策も決まり、決勝を除き5点差以上で勝つなど安定した戦いぶりだった。
昨年は、開会式直後の1回戦で敗れ、最初にグラウンドを去ったが、今年は最も長く舞台に立ち続けた。岩井隆監督は「今年は埼玉を制し、全国でも上に行こうと目標を定めていた。昨年のこともあり一戦一戦が怖かったが、選手たちはよく頑張った」と話した。
決勝には初めて進出した白岡の印象が鮮烈だった。昨秋、今春と地区大会の1回戦で敗退し、公式戦未勝利だったノーシードのチームが、決勝までの7試合中4試合を逆転勝ちし、準決勝では優勝候補とされた浦和学院を撃破。決勝の大舞台でも堂々と渡り合った。背番号「7」をつけたエースの谷中壮樹は走者を背負ってから粘りの投球で、埼玉栄戦、浦和学院戦の勝利を呼び込んだ。のびのびとプレーしながら勝ち上がり、試合を経るごとに自信をつけていくのが見て取れた。
白岡以外にも公立勢が健闘し、松山が24年ぶりに4強入り、熊谷は33年ぶりに8強進出を果たした。
一方、5月の関東大会で準優勝した川越東、昨夏優勝の春日部共栄、春の県大会4強の成徳大深谷がいずれも3回戦で敗れた。花咲徳栄や聖望学園も3回戦は苦しみながら勝利した。今大会は2回戦と3回戦の間が最大6日あり、私立の野球名門校が相手でも、十分な対策をとれば勝つチャンスがあることを示したと言えそうだ。
2015年7月30日 読売新聞埼玉版掲載
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“白岡旋風”浦学倒す/シード校に明暗
第97回全国高校野球選手権埼玉大会は、花咲徳栄が4年ぶり3度目の優勝を果たし、県内157チームの頂点に立った。同校の強さに加え、大会終盤に話題をさらったのが公立勢の健闘で、その中心は準決勝で浦和学院の春夏連覇を阻んだ白岡。また、昨年に続いて序盤から番狂わせが続出し、シード校で明暗が分かれた。今大会の特徴を振り返る。(宮野佳幸)
★公立勢健闘
ベスト4に白岡と松山が残り、平成10年の滑川(現・滑川総合)以来、17年ぶりの公立校甲子園出場に期待がかかった。白岡は16強以上は初で、松山も24年ぶりの4強。熊谷も33年ぶりの8強入りを果たし、古豪復活を印象付けた。
白岡の現チームは夏まで公式戦0勝だったが、谷中壮樹、永島一樹のタブルエース態勢が今大会では大量失点を防ぎ、4試合連続の逆転勝ちなど攻撃でも粘り強さを発揮。「この場を楽しまないと」(鳥居俊秀監督)というノーシードゆえのプレッシャーのなさも手伝い、のびのびとしたプレーで新たな歴史を作り上げた。
★得点力に差
Aシードの川越東は朝霞西に敗れ、まさかの3回戦敗退となった。渡辺努監督は「受けて立ってしまった」と強豪校ならではの勝ち上がる難しさを話した。
3回戦で敗退したシード校の大半が2点差以内の接戦で敗北。一方で優勝したCシード花咲徳栄は、決勝以外の全試合で5点以上の差をつけ勝利した。得点をもぎ取る力がシード勢の明暗を分けた格好となった。
このほか、記録では朝霞の田頭(でんどう)大希投手が富士見戦で無安打無得点試合を達成。志木は蓮田松韻を相手に1試合最多犠打タイとなる11犠打を決めた。
★総合力の花咲徳栄
花咲徳栄は、3番・岡崎大輔と4番・大滝愛斗を中心とした打線が7試合で69安打54打点をたたき出し、4回のコールド勝ち。守りでは鎌倉知也と高橋昂也の継投でわずか10失点、失策4と堅守を誇った。
同校は昨夏の県大会初戦敗退からチームを作り直し、秋季大会準決勝で浦和学院に敗北してからは「若い子だからと遠慮しなかった」(岩井隆監督)という徹底的な練習で高い総合力を身につけた。岩井監督は優勝後、「前回の甲子園は4年前で、今回は初出場のよう。甲子園に行ってからが勝負です」と語り、挑戦者として大舞台に臨む。
2015年7月30日 産経新聞埼玉版掲載