浦学から津田翔希（３年）選出！

侍ジャパンＵ−１８代表２０名を正式発表、清宮が３年生以外では唯一のメンバー入り

野球日本代表マネジメント委員会は２０日、２８日に開幕する「第２７回ＷＢＳＣ　Ｕ−１８ワールドカップ」に出場する侍ジャパンＵ−１８代表２０名を発表した。

投手では、東海大相模の夏の全国制覇に貢献した小笠原慎之介、今秋のドラフト１位候補とされる高橋純平（県岐阜商）ら８名、野手では夏の甲子園で２本塁打を放った１年生・清宮幸太郎（早稲田実業）が３年生以外では唯一のメンバー入りを果たし、オコエ瑠偉（関東一）ら今年の高校球界を沸かせた選手が選ばれた。監督は大阪桐蔭の西谷浩一監督が務め、八戸学院光星の仲井宗基監督、高知の島田達二監督がコーチとして参加する。

チームは一部選手を除き２２日に集合。２６日には甲子園球場でユニバーシアード優勝を果たした侍ジャパン大学代表との壮行試合を行い、大会初戦となる２８日のブラジル戦（舞洲ベースボールスタジアム）に臨む。

以下は代表メンバー一覧（数字は背番号）。

▼投手
１１：佐藤世那（仙台育英）、１２：成田翔（秋田商）、１５：高橋樹也（花巻東）、１６：小笠原慎之介（東海大相模）、１７：上野翔太郎（中京大中京）、１８：高橋純平（県岐阜商）、１９：森下暢仁（大分商）、２０：勝俣翔貴（東海大菅生）

▼捕手
９：伊藤寛士（中京大中京）、２２：郡司裕也（仙台育英）、２７：堀内謙伍（静岡）

▼内野手
１：平沢大河（仙台育英）、２：津田翔希（浦和学院）★、３：清宮幸太郎（早稲田実）、５：宇草孔基（常総学院）、６：杉崎成輝（東海大相模）、１０：篠原涼（敦賀気比）

▼外野手
７：豊田寛（東海大相模）、８：オコエ瑠偉（関東一）、２１：舩曵海（天理）

スポーツナビ配信

高橋純平、清宮幸太郎、オコエ瑠偉など高校生を代表する選手２０名を選出！

８月２０日、第９７回全国高等学校野球選手権の終了後に、第２７回ＷＢＳＣ　Ｕ−１８ベースボールワールドカップの代表選手２０名が発表された。

投手
11 佐藤世那（仙台育英高）、12 成田翔（秋田商業高）、15 高橋樹也（花巻東高）、16 小笠原慎之介（東海大相模高）、17 上野翔太郎（中京大中京高）、18 ?橋純平（県岐阜商業高）、19 森下暢仁（大分商業高）、20 勝俣翔貴（東海大菅生高）

捕手
9 伊藤寛士（中京大中京高）、22 郡司裕也（仙台育英高）、27 堀内謙伍（静岡高）

内野手
1 平沢大河（仙台育英高）、2 津田翔希★（浦和学院高）、3 清宮幸太郎（早稲田実業高）、5 宇草孔基（常総学院高）、6 杉崎成輝（東海大相模高）、10 篠原涼（敦賀気比高）

外野手
7 豊田寛（東海大相模高）、8 オコエ瑠偉（関東第一高）、21 舩曳海（天理高）

選出された投手の中で、今大会一番の注目は、剛腕・高橋純平（県立岐阜商）だ。７月上旬に痛めた下半身の故障を乗り越え、今夏の甲子園は不出場ながら復調のピッチングをみせることが出来るか。

また、甲子園出場組からは、２回戦の龍谷戦で、１６奪三振をマークし、ベスト８に導いた最速１４３キロ左腕・成田翔（秋田商）。さらに、１４０キロ台の速球、１３０キロを超えるフォークのコンビネーションで変幻自在の投球を見せる佐藤世那（仙台育英）、 最速１５１キロの剛速球、キレのある変化球で打者を圧倒し、高校生ナンバーワン左腕と呼び声が高い今大会優勝投手の小笠原慎之介（東海大相模）。最速１４４キロの速球、スライダー、チェンジアップを内外角に投げ分けて実戦的な投球を魅せた上野翔太郎（中京大中京）らが選出された。

高橋純平と同様、今夏の甲子園には出ていないが、夏の大会で活躍を残した選手の中からは、投げては１４０キロ台の速球と、縦のスライダーで圧倒し、打ってはライナー性の打球でスタンドインさせる長打力を持つ勝俣翔輝（東海大菅生）、ドラフト上位候補として注目される森下暢仁（大分商）も選出されるなど、左右の好投手を揃えた。

捕手では、正確なスローイングと勝負強い打撃を見せる郡司裕也（仙台育英）、右中間にも本塁打を打てるパワーを持つ伊藤寛士（中京大中京）。さらに、長打力に磨きがかかった強肩強打の堀内謙伍（静岡）の３名が選出された。

内野手は、今大会で本塁打２本を放ち、甲子園のファンを熱狂させた１年生スラッガー・清宮幸太郎（早稲田実業）が選出。他にも甲子園で決勝まで勝ち進んだチームからは、広角に打ち分ける打撃、スピード感溢れる守備、積極的な走塁が光る杉崎成輝（東海大相模）。甲子園で２本塁打を放ち、俊足強打の遊撃手・平沢大河（仙台育英）。また、甲子園初戦の明徳義塾戦でサヨナラ安打、２回戦の花巻東との一戦では３ラン本塁打を打つなど、勝負強い打撃が光る篠原涼（敦賀気比）と侍ジャパンＵ−１８代表にとって頼もしいメンバーが名を連ねる。

甲子園未出場ながら、春の選抜大会１回戦の米子北戦で５盗塁を記録し、準々決勝・大阪桐蔭戦では先頭打者本塁打を放つなど、長打力と脚力を持ち併せた宇草孔基（常総学院）に、守備範囲の広さで評価の高い大型ショート・津田翔希（浦和学院）など、スピード・守備力・ミートセンスが高い６人が選出された。

外野手では、甲子園で、走攻守すべてで圧倒したパフォーマンスを見せて、高校野球ファンの心をつかんだオコエ瑠偉（関東一）。また、甲子園初戦で敗退したものの、奈良大会２回戦の智辯学園戦で２打席連続本塁打を打つなど、走攻守のポテンシャルの高さをみせた舩曳海（天理）。そして、強肩を生かした外野守備に加え、右方向にも長打が打てる豊田寛（東海大相模）など、高校生の外野手を代表する３名が集結。

今年のＵ−１８世代トップ選手が集まった今大会は、日本開催ということもあって、金メダルへの期待が高まる。過去、ダルビッシュ有（当時・東北高校）や大谷翔平（当時・花巻東高校）、藤浪晋太郎（当時・大阪桐蔭高校）ら日本を代表する選手らをもってしても成しえなかったＵ−１８世代での世界一。大会は、今月２８日に開幕し、まずは１次ラウンドを５試合戦い、スーパーラウンド進出を目指す。また、２６日に阪神甲子園球場で開催される大学日本代表との壮行試合にも注目が集まる。

侍ジャパン公式サイトより転載