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侍ジャパンU- 18情報
管理人 / 2015-08-30 11:29:00 No.33072
野球U18W杯:第2日 日本3−0米国 日本、完封で米国撃破

野球のU−18(18歳以下)ワールドカップ(W杯=毎日新聞社など後援)は第2日の29日、大阪府内の3球場で1次リーグ6試合を行った。初優勝を目指すA組の日本は米国を3−0で破り、2連勝。3連覇を狙う米国は通算1勝1敗となった。日本は五回に津田(浦和学院)、オコエ(関東一)の適時打などで3点を先取。佐藤(仙台育英)が被安打5、9奪三振で米国打線を完封した。日本は30日、オーストラリアと対戦する。

■焦点

★佐藤、光ったフォークと直球

落として空振り、落とさなくても空振り。代名詞のフォークに、よみがえったスピンの利いた直球。「フォークだけじゃないところを見せられた」。鬼が金棒を手にしたように日本の佐藤が優勝候補の米国相手に9奪三振の完封劇をやってのけた。

大振りな相手打線にまずはフォークを多投した。この日の相棒は仙台育英でバッテリーを組む郡司。思い切りよくワンバウンドを投げ込めた。二回はすべて決め球に使い、3者連続で空振り三振を奪った。

だが、徐々に拾われたり、見逃されたりすると、五回に1死満塁のピンチを招いた。なんとかフォークで併殺に仕留めたが、フォークと心中するこれまでであれば、この後が苦しい展開になったはず。だが、この日の右腕にはもう一つ切り札があった。「甲子園では連投で頼れなかった真っすぐがいい感じだった」。140キロ台前半の直球の割合を増やし、再び手玉に取った。

圧巻は六回。4番を空振り、5番を見逃し、6番を空振りとすべて直球で三振に仕留めた。その後も直球とフォークをうまく使い分けて六回以降、二塁を踏ませなかった。

2012年の藤浪(阪神)や前回大会の13年の松井(楽天)らが投げても勝てなかった強国を撃破。高校日本代表として勝つのは涌井(ロッテ)が先発した04年以来、11年ぶりで、零封は初めて。「本当にほっとしている」。今夏の甲子園準優勝投手が、132球の力投で、主役になった。

★津田、待望の先制打

先制打を放ったのは、日本の西谷監督がキーマンに挙げる津田だった。五回1死二塁の好機では「バットを短く持ってコンパクトな打撃を心がけた」。米国の左腕・ギャレットの外角速球を右前に運び、チームに待望の先取点をもたらした。

★米国、ミス悔やむ

完封負けを喫した米国のチッキーニ監督は「1イニングで差が出た」と、五回の攻防を悔やんだ。表に1死満塁の先制機を併殺で逸すると、直後の守りで3失点。中でも3点目は失策によるもので「難しい試合ではミスが響く」と振り返った。「負けたけど、まだ終わったわけじゃない」と3連覇に向けて巻き返しを期した。

2015年8月30日 毎日新聞掲載

Re: 侍ジャパンU- 18情報
管理人 / 2015-08-30 12:24:00 No.33073
U−18清宮らハダカの付き合いで結束

「U―18ベースボールワールドカップ」が28日に開幕し、日本代表は1次リーグA組初戦のブラジル戦(舞洲)に14―0と7回コールド勝ちして好スタートを切った。話題の“怪物1年生”清宮幸太郎内野手(早実)は3打数1安打2打点と活躍し、チームの大勝に貢献した。そんな中でナインは清宮を巻き込んで“もうひとつの世界一”になろうと盛り上がっている。

サムライ打線が14安打14得点の大爆発で圧勝発進した。「4番・DH」の清宮は4回の第3打席に二死満塁から押し出し四球を選んで初打点をマーク。5回の第4打席には二死一、三塁から遊撃への適時内野安打を放つなど、チームの大勝に貢献した。

それでも1安打に終わったことで清宮は「甲子園も初戦は全然ダメだった。始まりはこんなもんかな、という感じ。4番としてチームの力になれず、個人の結果を追い求めすぎてしまった」と反省しきり。続けて「ブラジルは一人ひとりいいものを持ってるけど、チームとしてウチの日本の野球が勝った」とナインへの感謝を口にした。

西谷監督も「やはり初戦は固くなるな、と思った。打線についてはバッティングは水物なので、つないでつないで。今日はつながりの結果、これを明日につなげたい」と先を見据えている。

急造チームの“合宿生活”も1週間が経過したが、宿舎ではナインがもうひとつの“世界一チャレンジ”を画策している。1人に1部屋が与えられ、ユニットバスがあるのだが、チームのムードメーカー船曳(天理)がなんと「みんなで(ユニットバスに)入れば絆も深まる。コミュニケーションのためには絶対必要」と“裸の付き合い”の大切さを力説。前日27日の夜に小笠原(東海大相模)を誘い、一緒の湯船に漬かったという。

当然、広くないユニットバスなので「2人で入ったら湯が半分になりました」とは小笠原。それでも船曳は窮屈さなどお構いなしで「リラックス効果を高めるため、バブを入れてます。昨日は2人なので、ゆずの香りのやつを2つ入れました。気分的にも高まるものがありますね」とノリノリ。28日は杉崎(東海大相模)らも含めた4人で入浴すると言い、今後は徐々に増やしていきたい考えだ。

ここまで“すし詰め風呂”にこだわるのは、結束力を高めるだけでなく、もうひとつの理由が…。それが「ギネス世界記録への挑戦」だという。似たような?ケースなら「電話ボックスに一度に入った人数」のギネス世界記録が16人とも言われる。果たしてユニットバスの記録があるのかは定かではないが、船曳は「20人の代表全員で入れば達成できますか? そうだといいです」と悪ノリ。自分たちで「世界一」を設定し、野球の世界一に弾みをつけようというわけだ。

しかし、その大きな“難関”となるのが清宮だ。身長184センチ、体重97キロの巨体をいかにして狭いユニットバスに押し込むか…。そこに“記録達成”がかかっているかもしれないとあって、船曳は「やってみます」と悪ノリ。唯一の1年生の清宮も裸の付き合いなら先輩たちとこれまで以上に打ち解けられるはずだが…。実現できるかどうかはともかく、ナインのムードが上々なのは間違いない。

2015年8月30日 東京スポーツ掲載

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