浦学OB倶楽部 BBS
新規
過去
ヘルプ
管理
戻る
ADVENBBSの過去ログを表示しています(閲覧専用)
野球部 情報
管理人 /
2015-10-03 23:31:00
No.33528
【高校野球】浦学と徳栄が関東大会へ きょう決勝
第6日は準決勝が行われ、花咲徳栄が9―2で春日部共栄に快勝、浦和学院が4―1で狭山ケ丘を退け、それぞれ決勝に進出するとともに、3枠ある関東高校大会(10月31日〜11月4日・県営大宮ほか)の出場権を獲得。残り1枠は狭山ケ丘と春日部共栄が3位決定戦で争う。
関東大会出場、決勝進出ともに浦和学院は2年連続16度目、花咲徳栄は2年ぶり10度目。両校の決勝対決は3年ぶり7度目となる。
2季連続の甲子園出場を目指す花咲徳栄は7安打9得点と相手の隙を逃さず、春日部共栄に八回コールド勝ち。三回1死二塁から敵失と隈本の右中間フェンス直撃の適時三塁打などで3点を先行すると、六、八回にも千丸の適時打などでダメ押しした。投げてはエース左腕高橋昂が2失点完投した。
大会連覇を狙う浦和学院は、エース右腕榊原が要所を締めて4安打1失点完投した。前田が2打席連続適時打を放つなど打線も勝負強さを発揮。22年ぶりの準決勝に臨んだ狭山ケ丘は散発4安打と打線が湿った。
最終日は4日、県営大宮球場で3位決定戦(10時)と決勝(12時30分)が行われる。
★浦学・榊原1失点完投 自然体で直球に勢い
浦和学院のエース右腕榊原が1失点完投。五回途中4失点で降板した準々決勝の反省を生かした。「川越東戦は力んでしまっていた。昨日一日しっかり反省し、コースに投げることを意識した」と自然体の投球を心掛けたことで、持ち味の直球の切れを取り戻した。
「試合前の準備と気持ちの問題」と課題の立ち上がりを切り抜けると、失点した四回以外は危なげない投球で背番号1のプライドを誇示。前日に取り組んだ狭山ヶ丘の各打者を想定した投球練習の成果を披露した。
森監督も「まだ硬いけど、尻上がりに気持ちのこもったボールを放れていた」と気合十分の力投に次第点を与えた。大会2連覇に向けてエースとしての責任感をにじませる右腕は「この結果に満足しないで、一戦必勝で決勝に臨みたい」と力を込めた。
★各自が役割意識 序盤から主導権
浦和学院は各打者が役割を意識したつなぐ攻撃で主導権を握り、森監督の公式戦通算550試合目を白星で飾った。一回2死二塁から前田が「自分は4番目の打者というだけ」と内角直球を中前に運ぶ適時打で先制。二回に榊原が左犠飛、三回にも前田の右前適時打で貴重な追加点を奪った。
前回王者として2連覇が懸かる関東への切符を手中に収め、「みんなで優勝旗を持って行進できることがうれしいね」と森監督。「関東までの時間がもらえたことが何よりの収穫」と、ナインの成長を予感していた。
★6球で失った流れ 狭山ヶ丘
狭山ヶ丘は、初回の攻撃がもったいなかった。
一回、先頭の川村が3球目を左前へはじき返し出塁。しかし続く浜川の3球目だった。バスターエンドランを敢行したがあえなく遊ゴロで併殺。「一番打ってはいけない二遊間に打ってしまった」と悔いる浜川。一方の浦和学院はその裏に2死二塁から先制し、その後も着実に加点。結果的に6球で流れを失った。
それでも3位決定戦を前に、強豪の勝負強さを体感できたことはプラスだ。初関東が懸かる運命の一戦へ「打線の援護があるまで我慢の投球をしたい」とエース右腕藤野。3安打の川村も「新しい歴史をつくる。人生を懸けるつもりで戦いたい」と覚悟を決めた。
★実力伯仲の両者 決勝見どころ
2年連続の選抜大会を目指す浦和学院と2季連続の甲子園出場を狙う花咲徳栄の決勝は、3年ぶり7度目の顔合わせ。地元開催となる関東大会の第1シードを懸け、実力が伯仲した両校の激突に期待が高まる。
花咲徳栄は先月28日の和歌山国体を含めて4試合連続で先発したエース高橋昂を休ませる可能性が高い。先発が予想される右腕滝口は持ち味の直球を低めに集め、臆することなく立ち向かいたい。
浦和学院はつながりの出てきた打線がエース榊原を援護できるか。6番山本ら下位打線の奮起にも期待したい。序盤から伝統の勝負強さを発揮できれば、2年連続の栄冠に大きく近づく。
2015年10月4日 埼玉新聞掲載
秋季高校野球県大会:浦学と花咲徳栄、関東大会へ きょう決勝、3位決定戦も /埼玉
秋季高校野球県大会(県高野連など主催、毎日新聞社後援)は3日、さいたま市の県営大宮公園球場で準決勝2試合があり、浦和学院と花咲徳栄が決勝進出を決めた。両校は31日から11月4日まで県内で開かれる関東大会の出場権を獲得した。浦和学院は2年連続16回目、花咲徳栄は2年ぶり10回目。県大会決勝は、4日午後0時半から、同球場で行われる。今年は、県大会の上位3校が関東大会に出場できるため、同日午前10時から、狭山ケ丘対春日部共栄の3位決定戦もある。
★狭山ケ丘、及ばず
浦和学院は一回、右翼二塁打で出塁した杉山翔選手が前田陽太選手の中前適時打で生還。三回まで好機を生かし、毎回1点ずつ、効率よく得点を重ねた。狭山ケ丘は九回、川村駿介選手が右前二塁打を放ち、粘りをみせたが及ばなかった。
★「決勝も抑えたい」 浦和学院・2年、榊原翼選手
「今日は必ず抑えよう」と心に決めていた。準々決勝の川越東戦は不調でリードを許し、五回途中でマウンドを降りた。試合は延長十三回までもつれた。バッテリーを組む梶山直暉選手(2年)の気迫のサヨナラ打で勝利はつかみ取ったものの、「チームに迷惑をかけてしまった」と悔やむ。
試合がなかった2日は、狭山ケ丘の打線に対する配球を考えながら、丁寧に調整した。森士監督から、コースを付く投球を指示され、ストレートを中心に打たせて取るピッチングを心がけた。
序盤こそ力みがあったが、尻上がりに調子を上げ、この日は危なげなく完投。積極的なバッティングが持ち味の狭山ケ丘打線を、4安打1失点に抑えた。「決勝も抑えたい」。静かに決意表明をした。
★次は総力戦で勝つ
「歴史を作ろう」。狭山ケ丘の山田将之監督は選手たちに発破をかけた。試合前の仕上がりは良かったが、一回に併殺で好機を逃すと、その裏に浦和学院に先制を許し、勢いをそがれた。中軸から1本ヒットが出ればつながるのが持ち味の打線は、浦和学院のエース榊原翼投手にテンポ良く投げ込まれ、打ち取られた。主将の濱川裕吾選手も「流れに乗り切れなかった」と悔やむ。気持ちを切り替え、「次は総力戦で勝ちたい」と話し、3位決定戦に懸ける。
2015年10月4日 毎日新聞埼玉版掲載
ADVENBBSの過去ログを表示しています。削除は管理者のみが可能です。
第6日は準決勝が行われ、花咲徳栄が9―2で春日部共栄に快勝、浦和学院が4―1で狭山ケ丘を退け、それぞれ決勝に進出するとともに、3枠ある関東高校大会(10月31日〜11月4日・県営大宮ほか)の出場権を獲得。残り1枠は狭山ケ丘と春日部共栄が3位決定戦で争う。
関東大会出場、決勝進出ともに浦和学院は2年連続16度目、花咲徳栄は2年ぶり10度目。両校の決勝対決は3年ぶり7度目となる。
2季連続の甲子園出場を目指す花咲徳栄は7安打9得点と相手の隙を逃さず、春日部共栄に八回コールド勝ち。三回1死二塁から敵失と隈本の右中間フェンス直撃の適時三塁打などで3点を先行すると、六、八回にも千丸の適時打などでダメ押しした。投げてはエース左腕高橋昂が2失点完投した。
大会連覇を狙う浦和学院は、エース右腕榊原が要所を締めて4安打1失点完投した。前田が2打席連続適時打を放つなど打線も勝負強さを発揮。22年ぶりの準決勝に臨んだ狭山ケ丘は散発4安打と打線が湿った。
最終日は4日、県営大宮球場で3位決定戦(10時)と決勝(12時30分)が行われる。
★浦学・榊原1失点完投 自然体で直球に勢い
浦和学院のエース右腕榊原が1失点完投。五回途中4失点で降板した準々決勝の反省を生かした。「川越東戦は力んでしまっていた。昨日一日しっかり反省し、コースに投げることを意識した」と自然体の投球を心掛けたことで、持ち味の直球の切れを取り戻した。
「試合前の準備と気持ちの問題」と課題の立ち上がりを切り抜けると、失点した四回以外は危なげない投球で背番号1のプライドを誇示。前日に取り組んだ狭山ヶ丘の各打者を想定した投球練習の成果を披露した。
森監督も「まだ硬いけど、尻上がりに気持ちのこもったボールを放れていた」と気合十分の力投に次第点を与えた。大会2連覇に向けてエースとしての責任感をにじませる右腕は「この結果に満足しないで、一戦必勝で決勝に臨みたい」と力を込めた。
★各自が役割意識 序盤から主導権
浦和学院は各打者が役割を意識したつなぐ攻撃で主導権を握り、森監督の公式戦通算550試合目を白星で飾った。一回2死二塁から前田が「自分は4番目の打者というだけ」と内角直球を中前に運ぶ適時打で先制。二回に榊原が左犠飛、三回にも前田の右前適時打で貴重な追加点を奪った。
前回王者として2連覇が懸かる関東への切符を手中に収め、「みんなで優勝旗を持って行進できることがうれしいね」と森監督。「関東までの時間がもらえたことが何よりの収穫」と、ナインの成長を予感していた。
★6球で失った流れ 狭山ヶ丘
狭山ヶ丘は、初回の攻撃がもったいなかった。
一回、先頭の川村が3球目を左前へはじき返し出塁。しかし続く浜川の3球目だった。バスターエンドランを敢行したがあえなく遊ゴロで併殺。「一番打ってはいけない二遊間に打ってしまった」と悔いる浜川。一方の浦和学院はその裏に2死二塁から先制し、その後も着実に加点。結果的に6球で流れを失った。
それでも3位決定戦を前に、強豪の勝負強さを体感できたことはプラスだ。初関東が懸かる運命の一戦へ「打線の援護があるまで我慢の投球をしたい」とエース右腕藤野。3安打の川村も「新しい歴史をつくる。人生を懸けるつもりで戦いたい」と覚悟を決めた。
★実力伯仲の両者 決勝見どころ
2年連続の選抜大会を目指す浦和学院と2季連続の甲子園出場を狙う花咲徳栄の決勝は、3年ぶり7度目の顔合わせ。地元開催となる関東大会の第1シードを懸け、実力が伯仲した両校の激突に期待が高まる。
花咲徳栄は先月28日の和歌山国体を含めて4試合連続で先発したエース高橋昂を休ませる可能性が高い。先発が予想される右腕滝口は持ち味の直球を低めに集め、臆することなく立ち向かいたい。
浦和学院はつながりの出てきた打線がエース榊原を援護できるか。6番山本ら下位打線の奮起にも期待したい。序盤から伝統の勝負強さを発揮できれば、2年連続の栄冠に大きく近づく。
2015年10月4日 埼玉新聞掲載
秋季高校野球県大会:浦学と花咲徳栄、関東大会へ きょう決勝、3位決定戦も /埼玉
秋季高校野球県大会(県高野連など主催、毎日新聞社後援)は3日、さいたま市の県営大宮公園球場で準決勝2試合があり、浦和学院と花咲徳栄が決勝進出を決めた。両校は31日から11月4日まで県内で開かれる関東大会の出場権を獲得した。浦和学院は2年連続16回目、花咲徳栄は2年ぶり10回目。県大会決勝は、4日午後0時半から、同球場で行われる。今年は、県大会の上位3校が関東大会に出場できるため、同日午前10時から、狭山ケ丘対春日部共栄の3位決定戦もある。
★狭山ケ丘、及ばず
浦和学院は一回、右翼二塁打で出塁した杉山翔選手が前田陽太選手の中前適時打で生還。三回まで好機を生かし、毎回1点ずつ、効率よく得点を重ねた。狭山ケ丘は九回、川村駿介選手が右前二塁打を放ち、粘りをみせたが及ばなかった。
★「決勝も抑えたい」 浦和学院・2年、榊原翼選手
「今日は必ず抑えよう」と心に決めていた。準々決勝の川越東戦は不調でリードを許し、五回途中でマウンドを降りた。試合は延長十三回までもつれた。バッテリーを組む梶山直暉選手(2年)の気迫のサヨナラ打で勝利はつかみ取ったものの、「チームに迷惑をかけてしまった」と悔やむ。
試合がなかった2日は、狭山ケ丘の打線に対する配球を考えながら、丁寧に調整した。森士監督から、コースを付く投球を指示され、ストレートを中心に打たせて取るピッチングを心がけた。
序盤こそ力みがあったが、尻上がりに調子を上げ、この日は危なげなく完投。積極的なバッティングが持ち味の狭山ケ丘打線を、4安打1失点に抑えた。「決勝も抑えたい」。静かに決意表明をした。
★次は総力戦で勝つ
「歴史を作ろう」。狭山ケ丘の山田将之監督は選手たちに発破をかけた。試合前の仕上がりは良かったが、一回に併殺で好機を逃すと、その裏に浦和学院に先制を許し、勢いをそがれた。中軸から1本ヒットが出ればつながるのが持ち味の打線は、浦和学院のエース榊原翼投手にテンポ良く投げ込まれ、打ち取られた。主将の濱川裕吾選手も「流れに乗り切れなかった」と悔やむ。気持ちを切り替え、「次は総力戦で勝ちたい」と話し、3位決定戦に懸ける。
2015年10月4日 毎日新聞埼玉版掲載