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小島和哉 情報
管理人 / 2015-11-18 08:01:00 No.33841
小島和哉 35期 現:早稲田大
緊迫の一戦を総力で制し、ついに『四冠』まであと一勝!

日本一を決める決勝の舞台を巡って再び相対することなった上武大。自慢の打線が爆発し快勝となった春とは一転、手に汗握る白熱の一戦を制したのは「一戦必勝」を誓い試合の先手を取ったワセダであった。初回に1番の重信慎之介副将(教4=東京・早実)が安打で出塁。犠打で二塁へ進めると3番・茂木栄五郎(文構4=神奈川・桐蔭学園)が即座の右前適時打で瞬く間に先制点を奪う。4回には主砲・丸子達也(スポ4=広島・広陵)の一発で追加点を挙げ、投げても先発の小島和哉(スポ1=埼玉・浦和学院)が制球に苦しみながらも要所を締める投球で相手の反撃を1点に食い止めた。決して万全とは言えないチーム状況。その中で全員の力を結集し白星をつかみとったワセダは、ついに四冠達成を決める秋の日本一へあと一勝とした。

大舞台での強さ。小島のそれを改めて思い知らされる121球であった。初回こそ三者凡退と快調な立ち上がりであったが、2回以降、直球は高く浮き変化球はワンバウンドが目立つなどなかなか制球が定まらない。それでもあと一歩を許さないのがルーキーながら先発を任されるゆえんである。2回には相手のスクイズを察知し低めの球で空振りを誘うと、5回も2死二、三塁のピンチで中前に抜けようかという強烈な打球を、自ら落ち着いて処理し反撃を阻んだ。許した得点は本塁打による1点のみ。全国大会の準決勝という大舞台で成し遂げられた大学入学後初の完投は、この1年の成長を大いに見せつけるものとなった。

小島和哉(スポ1=埼玉・浦和学院)※囲み取材より抜粋

――きょうは自分の投球ができましたか

最後に勝てたので良かったです。

――上武大は粘り強いイメージがありましたか

きのうの上武大の試合を見ていて、最終回の粘りだったり機動力があると思いましたが、あまり意識しすぎずに投げました。

――調子はいかがでしたか

前半は球が荒れていたのですが、後半はつかまりだして(ひっかかり始めて)きました。

――相手は春のリベンジに燃えていたと思いますが

そうですね。粘り強さやしぶとさをすごく感じたので、投げていて大変でした。

――もう少し打線の援護が欲しかったのではないですか

これまでも終盤に自分が打たれることはありましたし、それはあまり気にしていませんでした。試合が終わって1点でも多ければ勝ちだと?橋さん(広監督、昭52教卒=愛媛・西条)に言われていたので、点差が1点でもたとえ5点でも、同じ気持ちで投げることはできたのではないかなと思います。

――最も警戒していたのは9回だと思いますが、どのような投球をしようと思っていましたか

いままでも終盤にホームランを打たれたりフォアボールで無駄なランナーを出していたりしたので、1球1球低めに投げることを意識して投げました。

――これまでに2度完投を目前に被弾しましたが、今回9回のマウンドへ向かった時の気持ちはどのようなものでしたか

もうそれしかよぎっていませんでした。打たれた時のイメージがよぎっていたのですが、その分、前打たれたときは高めに浮いたチェンジアップと真ん中に寄った真っ直ぐだったので、チェンジアップは浮かないように、真っ直ぐは真ん中に行かないように気をつけて投げられたので、経験が生きたかなと思います。

――初完投についてはいかがですか

最後まで投げ切れたのは良かったのですが途中はフォアボールが多かったかなと思います。あとは2アウトからランナーを出したりしたので、完投は1つの目安なので、これに満足しないでまた頑張りたいと思います。

――スクイズを外す場面もありましたが読んでいましたか

カウントからしてここだろうなとは思っていました。外せという要求ではなかったのですが、低めに投げようとは思いました。

――きょうは緊張はありましたか

初回から緊張しました。

――4冠への意識はチーム内に浸透していますか

そうですね。特に4年生はすごく意識が高くて頼りになるので自分たち後輩もついていっています。ですが4冠4冠と言っても一歩一歩勝ち進むしかないので、4冠は頭にあっても目の前の試合に集中しようと言っています。

――早慶戦後はどのような調整をしましたか

体の治療をしに行ったのと、早慶戦の後半が良くなかったので知り合いの方に相談しに行ってアドバイスをもらったりしていました。

――最後の打者を打ち取ったときはどう思いましたか

ホームランを打たれた中さんだったので、チェンジアップの要求が出ていたのですが抜けた時に怖かったのでそれなら外の方が良いと思って投げました。打球が上がった瞬間は打球は見れなかったです。重信さん(慎之介副将、教4=東京・早実)も足を止めていたので、「やばい」と思って。

2015年11月18日 早大スポーツ掲載 一部抜粋

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