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赤坂和幸 情報
管理人 / 2016-02-10 21:05:00 No.34136
赤坂和幸 28期 現:中日
【中日好き】赤坂和幸、読谷からの再挑戦

キャンプイン早々、バッティングピッチャーを務める鈴木翔太からデッドボールを受け、脇腹を打撲してしまったのは赤坂和幸だ。しかし、赤坂は笑いとばした。

「すぐに病院に行きましたが、あと5cmずれていたら骨折だったと言われました。僕、今年も運がありますよ!翔太も可哀そうになるくらい謝っていましたが、ぶつけたくて投げたわけじゃないですから」。

去年のプロ初ヒット、その後の活躍もファンの皆さんの記憶に新しい。苦労人の活躍を誰もが喜んだ。しかし、今年は読谷での2軍スタート。率直に本人はどう感じているのか。

「去年は去年、リセットして沖縄に入っていますから。それに僕はまだ何も残していない。1軍スタートレベルではないと判断されても仕方ない。もちろん、北谷を目指して頑張ってやります」。
過去は過去、引きずらない。前を向く力強さも、いばらの道を歩いてきた赤坂らしい答えだった。

このキャンプ、赤坂は打撃の進化に取り組んでいる。「小笠原(2軍)監督は、ピンポイントでこうしろとは絶対に言いません。常に自分で考える事を大事にしている気がします。そこに導く為のアドバイスはして頂けます」。

どんな打撃を目指していくのか。赤坂は今の考えをこう説明してくれた。「小笠原監督には、小技ができて器用なバッティングは持ち味だが、時にはしっかりテイクバックを取って大きく強く振る事も大事、と言われました。自分もそれは感じています。今はトップをしっかりとる。そこからしっかり振りだすって事をやっています」。

道具も変えた。引退した和田一浩さんにバットを1本頂き、同じ形で発注した。「長打もあり、小技もできる和田さんのスタイルはお手本です。でも、打ち方を真似することはできません。和田さんも、あの打撃は自分で作り上げた物。真似をしても上手くいかないです」。

和田モデルのバットはどんな感触なのか。「自分が使っていたバットより、グリップが細くて、重心が先にある。はっきり言って、扱うのは難しいです。物干し竿を振っているみたい。どこで、どう振るのが正しいのか、まだ掴めない。キャンプから1週間で4本折っちゃいましたね」。 

「ただ、しっかりとしたスイングで捕えれば、今までにない感触で思った以上に打球が飛んでいきます。合わなければバットを変えますが、このバットに何かヒントが眠っている気もして」。

「1軍に行くには結果を出さないと行けません。今、読谷でやっている外野手の中で1番にならないと。1軍に上げるのは誰かと聞かれたら、2軍スタッフの皆さん全員が“赤坂”と言ってもらえる物を見せて行こうと思ってやっています」。

越える壁が高いほど赤坂のハートには火がつく。プロでやっていく以上、この先も平坦な道のりはないだろう。次なる苦難が訪れようとも、赤坂は再び笑いとばして前を向く。

2016年2月10日 J SPORTS Text by 森 貴俊 

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