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小島和哉 情報
管理人 / 2016-04-10 11:33:00 No.34377
小島和哉 35期 現:早稲田大
手に汗握る展開も、開幕白星スタート/東大1回戦

春の日差しが心地よい神宮球場。ことしも東京六大学春季リーグ戦が開幕し、戦いの火ぶたが切って落とされた。3季連続優勝を目指す早大は開幕戦から登場。黒星スタートは絶対に許されない試合は、両校のエースがお互いに一歩も譲らない投手戦に。東大の注目左腕・宮台康平(3年)相手に打線が苦戦を強いられるものの、9回裏に連打でサヨナラ勝ち。守り抜き、ワンチャンスをものにして勝つ、ことしの早大野球部の試合運びを体現するゲームとなった。

開幕戦のマウンドを任されたのは、経験豊富な大竹耕太郎(スポ3=熊本・済々黌)。この日はなかなか制球が定まらず、毎回のように走者を背負う苦しい状況が続いた。粘りの投球で本塁は踏ませないものの、試合の流れは善戦を続ける東大へ。1点も与えることができない展開の中で、9回最大のピンチが訪れる。先頭打者に右翼への二塁打を放たれ、無死二塁。大竹はここで降板し、小島和哉(スポ2=埼玉・浦和学院)が救援のマウンドに上がった。しかし、四球と進塁打などで1死二、三塁とさらにピンチは拡大。万事休すかと思われたが、昨年ルーキーながら6勝をマークした左腕がここで意地を見せる。「大竹さんがずっと0で抑えていたので、とりあえず絶対に点は取られないようにということだけを考えた」(小島)と気持ちを込めてこの回をなんとかしのぎ切り、固唾(かたず)をのんで見守っていた一塁側応援席からは安堵(あんど)の息が漏れた。

★小島和哉(スポ2=埼玉・浦和学院)コメント

――無死二塁の場面でマウンドに上がりましたが、どんな心境でしたか

大竹さん(耕太郎、スポ3=熊本・済々黌)がずっと0で抑えていたので、とりあえず絶対に点は取られないようにということだけを考えていました。

――緊張や重圧などはありましたか

それほど緊張はしなかったです。1年の時もピンチの場面で投げることが多かったので、そういう経験が生きていました。

――登板への準備はどのあたりから始めていましたか

ピンチの場面で左打者だったら自分で、右打者であれば吉野さん(和也、社4=新潟・日本文理)と話を聞いていましたけど、いきなり二塁打だったので、あまり準備ができなかったのが少し反省点です。

――序盤は制球に苦しんでいる印象でした

あまり良くなかったですけど、とにかく0で抑えられたので良かったです。

――ボールの質はいかがでしたか

それほど力まず7、8割の力でキレのいい球を投げられた印象があったので、そこはいいところだったかなと思います。

――先週からきょうまでどのように最終調整をされてきましたか

100パーセントの力で毎回投げるのではなくて、70、80パーセントの力で投げることで、軽く振ったような腕からキレのいい球を投げるのが自分の持ち味だと思います。高校の練習にも行って、監督の助言をいただいたりしたので、それを確立しようとしました。

――結果的には勝利投手となりましたがどのように感じていますか

申し訳ないですね。自分は別にさほど何もしていないので。大竹さんに申し訳ないなという気持ちはありますね。

2016年4月10日 早稲田スポーツ新聞掲載

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