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大竹寛 情報
管理人 / 2016-06-14 06:55:00 No.35019
大竹寛 22期 現:巨人
田口・内海・大竹、オコエ封じて借金生活脱出だ

由伸巨人が“オコエ完封”から再浮上する。4連敗で借金生活に突入したチームは、14日から東京Dで楽天と対戦。先発予定の田口麗斗(20)、内海哲也(34)、大竹寛(33)の3投手は、高卒ルーキーながら1番に抜てきされるなど、ブレイク中のオコエ瑠偉外野手(18)を厳しくマークする構え。勢いに乗る若武者をきちっと抑え、前カードのソフトバンク戦で3タテを食らったショックを振り払う。

快足ルーキーを勢いに乗せるわけにはいかない。楽天戦で先発予定の3人は、そろってG球場でキャッチボールやランニングを行い、汗を流した。第2戦(15日)先発予定の内海が、3人分の気合を代弁した。「(オコエは)いいバッターだと思うのでしっかり集中していきたい」。借金生活に突入したチームは、交流戦最後の6連戦に臨む。連勝街道で締めるためにも、“オコエ斬り”で勢いづきたい。

オコエは6試合連続でスタメンを張り、11日の広島戦(コボスタ)では高卒新人として17年ぶりに猛打賞をマークするなど、急激に成長中。左腕が先発なら、1番起用の可能性も十分だ。出塁するだけで球場の空気を変える力を持ち、50メートル5秒96の俊足で見せるアグレッシブな走塁も要注意。新人扱いすると痛い目に遭う。

内海はリベンジにも燃えている。4月15日にイースタン(G球場)で対戦。2打席連続で中前安打を浴びる屈辱を味わった。「オコエだけではないけど、1球1球集中して失投、逆球を減らして、勝負どころで捕手のサインにしっかり応えられるようにしたい」。持ち前の緩急自在の投球で、今度は翻弄する。

不思議な縁もある。09年の12月、当時小学6年でジャイアンツジュニアに所属していたオコエをG球場で激励した。オコエの方は鮮明に記憶しているが内海は「いや、覚えていないですね」。交流戦で2連勝中と上り調子。「いい流れをそのまま次の試合も出せればいい」と舌も滑らかだ。

3週連続で6連戦の初戦を任される田口は「意識はしない。彼は彼です」と特別視はしない。高卒3年目で、プロ入り後、1軍で年下の選手との対戦は初めて。「(連敗を)ストップさせるぞという気持ちで臨んでいきたい」。オコエが苦手とする内角を、強気に攻め込む。第3戦に先発予定の大竹寛は「意識して投げてもろくなことはない。誰でも一緒だけど、ピンチの時にまわってきたら絶対に抑えたい」と言い切った。力感が戻ってきた直球でねじ伏せる。三者三様の攻略法で、スピードスターを封じる。

チームは4連敗中。連敗中は1試合平均6失点と、投手陣の踏ん張りがトンネル脱出の条件だ。しかし、昨年7勝11敗の11位と惨敗した交流戦で、まだ勝率は5割をキープしている。セは今年も軒並み苦戦しており、リーグ1位の広島ともまだ3ゲーム差。まずはプロの先輩の威厳をオコエに示し、チーム再浮上のきっかけを作る。

2016年6月14日 スポーツ報知掲載

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