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高校野球 情報
管理人 /
2016-07-29 08:26:00
No.35438
高校野球 県大会回顧
「盤石」花咲徳栄 隙見せず
強豪校1、2年生 活躍光る
第98回全国高校野球選手権埼玉大会は、花咲徳栄が盤石の戦いぶりを見せ、2年連続で頂点に立った。春夏合わせて3季連続の甲子園出場となるナインは、県勢初となる夏の日本一を成し遂げられるか。埼玉大会を振り返り、展望を探る。
全7試合で失点は初戦の3点のみで、準々決勝まで全てコールド勝ち。圧倒的な強さを支えたのは、6試合37回を四死球2の無失点に抑え、52奪三振を記録したエース高橋昂也(3年)だ。140キロ台の直球と変化球を投げ分け、プロのスカウトの目を引いた。
野手も高橋昂をもり立てた。大会を通じて無失策で守り、7試合で計68得点を挙げ、1試合平均11.5安打を放った。攻守がかみ合い、隙を見せなかった。
4年ぶりに決勝に進んだ聖望学園は、大会通算6本塁打を放ち、4番大野亮太(同)が3本、5番丸井頼智(同)が2本と中軸の活躍が光った。しかし、注目すべきは犠打の多さだ。
準決勝までの1試合平均犠打数は4.5で、花咲徳栄の2.2を上回った。岡本幹成監督は「犠打で走者を進め、主軸がかえす効率的な攻撃ができた」と振り返る。破壊力のある打線の裏に、1つでも進塁させようとする堅実な姿勢があった。
昨夏、3回戦で敗退した春日部共栄は、エース大道温貴(同)の緩急織り交ぜた力投がチームを勢いづけ、打線も奮起して4強進出を果たした。公立勢で唯一4強に入った大宮東は、春以降に打撃力の向上を図り、勝負所で中軸が打点を挙げる成長を見せた。
1、2年生の活躍も目立った。決勝で先制アーチを放った花咲徳栄の4番西川愛也(2年)、4回戦で浦和学院を無失点に抑えた市立川越のエース、メンディス海(同)。浦和学院と埼玉栄を引っ張った4番打者はともに1年生だった。
花咲徳栄は昨夏の甲子園の準々決勝で、優勝校の東海大相模に3−4でサヨナラ負けした。マウンドで悔しさを味わった高橋昂は「あの日を忘れたことはない」と雪辱を誓う。主将岡崎大輔(3年)は「より一層気の抜けない試合になる。堅実な守備で守りきり、良い流れを攻撃にもたらしたい」と意気込んでいる。
メンバーの多くが春の選抜大会を経験している。埼玉大会で見せた実力を甲子園でも発揮できれば、県勢初の頂点が見えてくる。それだけの力があるはずだ。
2016年7月29日 読売新聞埼玉版掲載
Re: 高校野球 情報
管理人 /
2016-07-29 08:29:00
No.35439
高校野球 埼玉大会
回顧 別格の花咲徳栄/序盤から混戦模様
第98回全国高校野球選手権埼玉大会は、花咲徳栄が2年連続4度目の優勝を果たし、県内158チームの頂点に立った。強豪勢を退けた同校の投打にわたる圧倒的な強さが目立ったが、その陰では古豪の奮闘、1・2年生中心チームの活躍など見どころも多かった。今大会を振り返る。(川上響)
▼驚異の失策ゼロ
3季連続甲子園出場を成し遂げた花咲徳栄は、7試合で68点を挙げた打線も驚異的だが、快進撃を支えたのは全試合失策なしの鉄壁の守備だ。
奪三振52のエース・高橋昂は、相手打線にとっては当てるだけでも至難だが、前に飛ばしても一塁までが遠い。その守備は相手に先制を許さず、常に試合を支配した。岡崎主将は「先輩たちのベスト(昨夏の8強進出)を超す結果で帰ってきたい」と甲子園で戦う準備は万端だ。
▼古豪に存在感
大会序盤は混戦模様だった。春の県大会で初の4強に入り、今大会Bシードの創部8年、山村学園が2回戦でノーシードの川越東に敗れ、新興勢力の筆頭が早々と姿を消した。延長十五回の引き分け再試合も2つあった。
混戦の中で流れをつかんだのは、好投手メンディスを擁する創部90年の市川越だった。4回戦で強豪・浦和学院を接戦の末に完封で勝利し、その勢いで8強進出。昨年初の準優勝を果たした白岡は4回戦で敗れ、市川越に公立校の主役を明け渡した。公立勢では大宮東が4強、上尾と熊谷商が8強と、古豪が意地を見せた。
▼1、2年生台頭
勢いづくかに見えた川越東の夢を破ったのは、1年生が7人ベンチ入りしていた埼玉栄だった。1年の米倉が先発し、4回を1失点に抑え試合を作ると、1・2年の継投で逃げ切った。
その埼玉栄を破り、ベスト4まで勝ち上がった大宮東は、エース・菅原を筆頭にレギュラーの約半分が2年生だ。前出の市川越も、二遊間と抑えで好投した早川以外はほぼ2年生で戦い抜いた。
敗退した浦和学院も森監督が期待を寄せる4番・蛭間、リリーフし最後まで勝機をつないだ佐野が1年生で、打線も1、2番が2年生だった。好勝負を演じた彼らの今後に期待したい。
2016年7月29日 産経新聞埼玉版掲載
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「盤石」花咲徳栄 隙見せず
強豪校1、2年生 活躍光る
第98回全国高校野球選手権埼玉大会は、花咲徳栄が盤石の戦いぶりを見せ、2年連続で頂点に立った。春夏合わせて3季連続の甲子園出場となるナインは、県勢初となる夏の日本一を成し遂げられるか。埼玉大会を振り返り、展望を探る。
全7試合で失点は初戦の3点のみで、準々決勝まで全てコールド勝ち。圧倒的な強さを支えたのは、6試合37回を四死球2の無失点に抑え、52奪三振を記録したエース高橋昂也(3年)だ。140キロ台の直球と変化球を投げ分け、プロのスカウトの目を引いた。
野手も高橋昂をもり立てた。大会を通じて無失策で守り、7試合で計68得点を挙げ、1試合平均11.5安打を放った。攻守がかみ合い、隙を見せなかった。
4年ぶりに決勝に進んだ聖望学園は、大会通算6本塁打を放ち、4番大野亮太(同)が3本、5番丸井頼智(同)が2本と中軸の活躍が光った。しかし、注目すべきは犠打の多さだ。
準決勝までの1試合平均犠打数は4.5で、花咲徳栄の2.2を上回った。岡本幹成監督は「犠打で走者を進め、主軸がかえす効率的な攻撃ができた」と振り返る。破壊力のある打線の裏に、1つでも進塁させようとする堅実な姿勢があった。
昨夏、3回戦で敗退した春日部共栄は、エース大道温貴(同)の緩急織り交ぜた力投がチームを勢いづけ、打線も奮起して4強進出を果たした。公立勢で唯一4強に入った大宮東は、春以降に打撃力の向上を図り、勝負所で中軸が打点を挙げる成長を見せた。
1、2年生の活躍も目立った。決勝で先制アーチを放った花咲徳栄の4番西川愛也(2年)、4回戦で浦和学院を無失点に抑えた市立川越のエース、メンディス海(同)。浦和学院と埼玉栄を引っ張った4番打者はともに1年生だった。
花咲徳栄は昨夏の甲子園の準々決勝で、優勝校の東海大相模に3−4でサヨナラ負けした。マウンドで悔しさを味わった高橋昂は「あの日を忘れたことはない」と雪辱を誓う。主将岡崎大輔(3年)は「より一層気の抜けない試合になる。堅実な守備で守りきり、良い流れを攻撃にもたらしたい」と意気込んでいる。
メンバーの多くが春の選抜大会を経験している。埼玉大会で見せた実力を甲子園でも発揮できれば、県勢初の頂点が見えてくる。それだけの力があるはずだ。
2016年7月29日 読売新聞埼玉版掲載