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野球部 情報
管理人 / 2016-10-23 22:37:00 No.36310
<秋季関東大会>
浦和学院と花咲徳栄、初戦敗退 埼玉、神奈川に屈する

第2日は残りの1回戦4試合を行い、埼玉県代表で3年連続出場の浦和学院(埼玉1位)と2年連続出場の花咲徳栄(埼玉2位)はそれぞれ敗れ、埼玉県勢は姿を消した。

浦和学院は横浜(神奈川2位)に2―7で敗れた。先発した左腕佐野の制球が乱れ、打線も10安打を放ちながらも2得点にとどまった。花咲徳栄は慶応(神奈川1位)に1―9で7回コールド負け。綱脇、清水の両右腕が12安打を浴びた。

★冷静さ欠き打線沈黙

3年連続出場で県王者の浦和学院は、序盤の失点が最後まで重くのしかかった。横浜に先制を許し、冷静さを欠いた打線は変化球を打たされ反撃の糸口をつかめなかった。森監督は「今の段階ではこれがうちの実力」と敗戦を認めた。

1番恐れていた展開だった。驚くような剛速球はない横浜の左腕板川の変化球に手を出し、要所を抑えられた。「運も引き寄せられなかった」とは指揮官。4回には杉山、家盛、山本の3連打で1死満塁の好機をつくるも、続く秋山の強烈な当たりは三ゴロとなり、併殺に切って取られた。

二塁打2本を含む3安打と一人気を吐いた9番森川は「打が線にならなかった。相手の地力が上だった」とつながりを欠いた
打線を嘆く。先発して5回7失点した1年生左腕佐野は「初めて投げるマウンドに対応できなかった」と経験の差も響いた。

今大会で横浜から10安打(相手は11)を放った打線だが、ここ1番で積極性を出せるような練習を重ねることが冬場の明確な課題だ。主将の赤岩は「強豪と戦えたことを収穫にして、冬の練習を突き詰めていく」と視線を上げた。

★浦学 劣勢も流されず一矢報いるHR 3番・1年生の蛭間

劣勢の場面でも集中力を欠かなかった。浦和学院の3番蛭間が4回1死、右越えにソロ本塁打を放った。甘く入った2球目のカーブを見逃さずに捉え、「とにかく気負わず、思いっきり振った」とうなずいた。

県大会準々決勝でも本塁打を放った期待の1年生。ただ、5回1死満塁の好機では遊飛に打ち取られ、「走者が出てから全体的に力んでしまった」と反省する。冬の練習に向けて「下半身を強化して、けがをしない体づくりに励みたい」と冷静に分析した。

2016年10月24日 埼玉新聞掲載

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