ADVENBBSの過去ログを表示しています(閲覧専用)
小島和哉 情報
管理人 / 2016-10-30 11:47:00 No.36345
小島和哉 35期 現:早稲田大
絶対的エースの前に打線沈黙…むなしい力負け/慶大1回戦

賜杯には手が届かなかった。前週明大が優勝を決めたため、早大にはその可能性が消失していた。だが、目の前には倒さなければならない敵がいる。秋風なびく神宮では、早慶両校がことしの東京六大学野球の最後の火花を散らした。早大は1回に失策をきっかけに先制点を与えたが、4回に佐藤晋甫(教3=広島・瀬戸内)の適時打で同点とする。その後試合はこう着状態となるが、7回に早大先発の小島和哉(スポ2=埼玉・浦和学院)が痛恨の一発を浴びると、勢いづいた慶大打線を止められず、さらに1失点。打線は相手エース加藤拓也(4年)の前にわずか3安打と抑え込まれ、完投勝ちを許した。

華の舞台のマウンドに自信を持って送り出されたのは、ここまでリーグトップの防御率を誇る小島だった。初回、いきなり味方のミスで得点圏に走者を背負う。そして、2死三塁から現時点の首位打者・山本瑛大(4年)に高く浮いた直球を左前にはじき返され先制点を許した。それでも2回以降は本来の緩急自在の投球を貫き、カウントを悪くすることはあっても大崩れせず、スコアボードに0を並べていく。同点の6回には連続四球で先制適時打を放った山本瑛を迎えたが、狙い通りの併殺に仕留めた。両者主導権を渡さず、試合は終盤戦に突入。次の1点を取った方がそのまま勝負をものにする雰囲気が漂う。そんな7回に小島がつかまってしまった。1死で郡司裕也(1年)に投じた5球目、初めて投げたカットボールで泳がせたが、上手くバットに乗った白球は左翼ポール際のスタンドに吸い込まれた。「打ったバッターが良かった。小島も不用意で投げたボールではない」と、高橋広監督(昭52教卒=愛媛・西条)が擁護するように、決して甘い球ではなかった。それだけに動揺してしまったのだろうか。直後に2本の長短打で1死一、三塁のピンチを招くと、続く照屋塁(3年)に初球にセーフティースクイズを狙われ、これが内野安打に。早大にとって痛すぎる3失点目となった。

★小島和哉(スポ2=埼玉・浦和学院)コメント

――7回に崩れてしまいましたが、投げていた球自体はそれほど悪くはなかったと思います

そうですね、取り越し苦労というか投げ急ぎました。

――郡司裕也選手(慶大1年)への本塁打で打たれた球は

カットボールだったのですが、今まで1球も投げてなかったので、今考えると違う選択肢もあったのかなと思います。

――3回から5回はほぼ完璧な投球でしたが、調子は少しずつ上がっていったのですか

そうですね。このような試合のときにこそ一発で勝負が決まるので。そこは反省しないといけないです。

――その分悔しさが残る一戦となってしまいましたね

そうですね。

――1つ大きな経験となる試合になりましたね

そうですね。負けたら何にもならないですけど。

――きょうも制球重視の投球だったのですか

そうですね。

2016年10月30日 早大スポーツ掲載 一部抜粋

ADVENBBSの過去ログを表示しています。削除は管理者のみが可能です。