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野球部 情報
管理人 /
2017-05-06 22:05:00
No.37314
<春季大会>浦和学院、延長サヨナラでV5 7―6で花咲徳栄下す
春季埼玉県高校野球大会最終日は6日、県営大宮球場で決勝が行われ、昨秋王者の浦和学院が花咲徳栄に7―6と延長十回サヨナラ勝ちを収め、5年連続14度目の頂点に立った。
浦和学院は6―6の延長十回、四球二つなどで無死二、三塁の好機を築き、山本が左前へ適時打を放ち決着をつけた。0―1の二回には本田の適時打と押し出しで加点。三回には打線がつながり家盛、近野の適時打などで3点を追加して突き放した。
2戦連続で先発した右腕近野は5回5失点と花咲徳栄打線につかまった。しかし、六回からリリーフした左腕清水が5回1失点と好投して味方の援護を呼び込んだ。
花咲徳栄は二回に倉持の適時打で先制。四回には野村が2ランを放った。5―6の九回に千丸の適時打で同点としたが延長十回で力尽きた。
浦和学院と花咲徳栄は関東高校大会(20〜24日・茨城)に出場する。
2017年5月7日 埼玉新聞掲載
Re: 野球部 情報
管理人 /
2017-05-07 00:27:00
No.37315
浦学 V5
これぞ王者の底力
浦和学院が花咲徳栄に延長10回、山本が左前へ適時打を放ち、サヨナラ勝ちした。
浦和学院は6−6の延長10回に四球2つなどで無死二、三塁の好機を築き、山本が決着をつけた。6回からリリーフした左腕清水が5回1失点の好投で攻撃にリズムを生んだ。花咲徳栄は9回、千丸の適時打で同点としたが中盤以降、打線がつながりを欠いた。
★新戦力で地力増強
新戦力が着々と伝統の勝負強さを身に付けている。浦和学院は花咲徳栄に延長10回サヨナラ勝ちで5連覇を達成。昨秋の県大会決勝で延長11回の末、サヨナラ勝ちした相手にまたもや競り勝った。森監督は「前半に加点できたことで自分たちのペースになった。追いつかれても慌てずに守り、リズムを取り戻せた」と勝因を語った。
0−1の2回には本田の適時打、押し出しで逆転。3回には本田の犠飛、近野の適時打などでさらに3点を加点した。「相手のミスで勝ちをもらった」(森監督)。6−6の延長10回は2つの四球と暴投などで無死二、三塁の好機を築き、山本がサヨナラ打を放った。
6回からリリーフした左腕清水の好投も大きい。5回を4安打1失点で抑えて、打線に勢いを付けた。
今大会は初戦の2回戦で聖望学園に9回2死まで3−4と追い込まれながら逆転勝ち。計5試合でコールド勝ちは1度もなく、特に窮地をしのぎ続けた投手陣は夏につながる大きな収穫となった。
安定感が光る清水、3回戦で本庄東を16奪三振した2年生佐野の両左腕に加え、今大会で2年生右腕の近野が台頭。近野は「右投手として軸になりたい」と向上を期す。佐野も「ライバル心がある」と新戦力がチームに好影響を与えている。
1年時からメンバー入りしている家盛は「新戦力が出てこないと戦力を上げる相乗効果は生まれない」と野手陣を含めたチーム内競争を大歓迎。王者が夏に向けて徐々に力を蓄えていく。森監督も「地力を示して戦えるチームにしたい」と言う。夏の大一番を前にまずは関東大会で力試しだ。
★清水5回1失点 好投も反省忘れず
6回から2番手として登板した浦和学院の清水は、5回4安打1失点と好投を見せたものの、土壇場に同点打を浴びた場面を挙げ、「9回に失点されたのが悔しかった。勝負弱さがでてしまった」と反省を忘れなかった。
一方で、「すぐに切り替えることができた部分は良かった」と手応えも感じた様子。森監督も「追いつかれても焦らなかったことは成長」と背番号1をたたえた。
今後に向け「バラつきのある制球を直したい。チームに勢いをつけられる投手になりたい」とさらなる飛躍を誓った。
★山本 延長10回サヨナラ打 見せた主軸の意地
浦和学院の5番山本は強い責任感を持って打席に立った。
6−6の延長10回、無死二、三塁。この日、苦戦していた外角球を捉えた。打球は遊撃手の横を抜くサヨナラ左前打となり、思わず右拳を突き上げた。4、6回といずれも主軸としての仕事を果たせていなかっただけに、「自分が好機をつぶしてきた分、決めないと、と思っていた」と安堵。「全員がつないできてくれたことが自信にもなった」と笑顔で仲間に感謝した。
昨年の夏の大会後、体調を崩して練習できない時期があった。だがその間、もう一度、自らと向き合った。原点に帰り、復帰後は1日2千本を目標にバットを振り込んできた。「夏に目指すのは埼玉初の全国制覇。そのためにも、自分たちの野球をしっかりとしていきたい」。その表情に迷いはない。
★光る3安打 守備も奮闘 本田
浦和学院の7番本田が同点打を含む3安打2打点と活躍した。「投手を助けたい一心だった」と2回1死一、三塁で右前へ適時打を放った。3−1の3回には中犠飛で追加点を奪い「最低でも外野フライで良いと楽に打席に入れた」ときっちり役割を果たした。
左翼の守備では7回、左飛を好捕し飛び出した二塁走者を好送球で刺した。「守備から攻撃のリズムをつくりたかった」と攻守に奮闘。「どの打席もフルスイングしていく」と持ち味の打力を生かしていく思いだ。
2017年5月7日 埼玉新聞掲載
Re: 野球部 情報
管理人 /
2017-05-07 01:06:00
No.37316
★花咲徳栄 新打線 高みへ挑む
サヨナラで敗れたとはいえ、11安打で6点を奪えば、攻撃としては十分に合格点。それでも、花咲徳栄の岩井監督は「私も含めて、もっと打てるという過信があった」という。
「過信」はさておき、秋から数段パワーアップした強力打線は、県内では間違いなく頭一つ抜けている。
芯に当てる技術が卓越していて、つなぐ意識が高い−。トクハル打線のこれまでの印象だ。だが今はそれだけではない。
昨年、大きな教訓を得た。夏の甲子園3回戦で優勝した栃木・作新学院の今井(現埼玉西部)に2点、秋の関東大会1回戦でも神奈川・慶應に4安打1点に抑えられ、「力の弱さを感じた」と主将の千丸。岩井監督も「一発が出ないと怖さはない。破壊力がないと、県では勝てても甲子園では勝てない」と痛感した。
冬のテーマは「破壊力をつけること」。練習内容自体はさほど変わってはいないが、発想を転換。スイングの速さとヘッドスピードを追求し、“うまさ”よりも “強さ”を体にたたき込んだ。
「力で他を上回りたい」。これまで岩井監督の口から、なかなか聞いたことのない言葉で、「成長しました、私も」と笑った。
一冬超えて確実に成果は表れている。春先の練習試合から1試合1発ペースで、春季大会でも7戦で6本の本塁打が誕生した。伝統のしつこさに加え、破壊力も兼ね備える“新トクハル打線”。本番の夏を前に、まずは春の関東を席巻する。
★気持ち前面 魂の同点打 主将・千丸
5−6と追い込まれた9回。花咲徳栄の主将が意地の同点打だ。2死二塁、フルカウントから118キロの内角スライダーを中前に運んだ千丸は「振り切ることだけ。気持ちで打った」。右肩の開きを抑えて、内側からバットを出す技で浦和学院の左腕清水との左対決を制した。
チームは敗れたが、実りの多い大会となった。関東では初戦の早実をはじめ、次々と強豪が待ち受ける。「1試合ずつ成長したい。自分たちが1番弱いつもりで強い相手を倒す」と、足元を見つめながら躍進を目指す。
★怪物2年生 仰天の一撃 4番・野村
怪物誕生の予感だ。1−5の4回に反撃の2ランを放った花咲徳栄の4番野村は「迷わずに振った。打った瞬間、いったと思った」と胸を張る。
この一発はすごい。バットに当たった直後のボールの軌道は明らかにライナー。そこから打球は一直線に伸びていき、左翼席に突き刺さった。大宮東との3回戦では同じようなライナーをバックスクリーンに運んでいて「最近、ああいう打球は多い」と笑顔を見せる。今大会は4本、高校通算22本目。まだ2年生だというから末恐ろしい。
2017年5月7日 埼玉新聞掲載
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春季埼玉県高校野球大会最終日は6日、県営大宮球場で決勝が行われ、昨秋王者の浦和学院が花咲徳栄に7―6と延長十回サヨナラ勝ちを収め、5年連続14度目の頂点に立った。
浦和学院は6―6の延長十回、四球二つなどで無死二、三塁の好機を築き、山本が左前へ適時打を放ち決着をつけた。0―1の二回には本田の適時打と押し出しで加点。三回には打線がつながり家盛、近野の適時打などで3点を追加して突き放した。
2戦連続で先発した右腕近野は5回5失点と花咲徳栄打線につかまった。しかし、六回からリリーフした左腕清水が5回1失点と好投して味方の援護を呼び込んだ。
花咲徳栄は二回に倉持の適時打で先制。四回には野村が2ランを放った。5―6の九回に千丸の適時打で同点としたが延長十回で力尽きた。
浦和学院と花咲徳栄は関東高校大会(20〜24日・茨城)に出場する。
2017年5月7日 埼玉新聞掲載