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野球部 情報
管理人 / 2017-05-24 22:12:00 No.37527
<春季関東大会>
浦和学院、逆転劇で2年ぶり優勝 夏は先輩の思い晴らす

第69回春季関東高校野球大会最終日は24日、茨城県の水戸市民球場で決勝を行い、県大会5連覇の浦和学院が東海大相模(神奈川1位)を3―2と逆転で下し、2年ぶり6度目の栄冠を獲得した。

浦和学院は二回、秋山の中前適時打で先制点したものの、五回に失策から同点とされ、七回に逆転を許した。しかし、八回、1死満塁の好機を築き、本田の左前打で同点に追い付き、続く佐野のスクイズで決勝点を挙げた。

甲子園出場が懸かる夏の全国高校選手権埼玉大会に向け、投打に収穫の多かった今大会。森監督は「夏に向けて個人の打力アップはもちろんだが、『自己責任』『仲間意識』をチームに植え付け、打線の得点力を伸ばしたい」と意気込む。

主将の赤岩は「森先生に教わったことを発揮できて優勝できた。夏に勝つには地力が必要。先輩たちがしてきた悔しい思いを晴らしたい」と4年ぶりの夏の甲子園出場へ向け、決意を新たにした。

2017年5月25日 埼玉新聞掲載

Re: 野球部 情報
管理人 / 2017-05-25 00:38:00 No.37528
浦学 執念の逆転劇
東海大相模に3−2

決勝を行い、県大会5連覇の浦和学院が東海大相模(神奈川1位)を3−2と逆転で下し、2年ぶり6度目の頂点に立った。

浦和学院は2回、秋山の中前打で先制。しかし、その後は好機を築けず、逆に7回に1−2と逆転を許した。それでも8回に本田の左前打で同点とし、なおも1死満塁で佐野が決勝スクイズを決めて再逆転した。

投げては先発した2年生右腕近野が5回1失点と好投。右腕渡邉、左腕佐野と継投して逃げ切った。8回から登板した佐野は打者6人に対し、4奪三振と傾きかけた流れを引き戻す圧巻の投球だった。

★選評

8回に執念を見せた浦和学院が東海大相模を逆転で下した。

浦和学院は2回に山本が三塁打を放ち、秋山の中前打で先制。だが、その後は相手右腕の低めを丁寧に突く投球を前に打線がつながらず、攻撃が沈黙した。好機を築けずにいると、7回にリリーフした2年生右腕渡邉が左前適時打を浴びて逆転された。しかし、8回から登板した左腕佐野が流れを再び引き戻した。三者凡退で切ると、その裏に本田の適時打、佐野の決勝スクイズで再逆転に成功した。

★劣勢覆す4奪三振 佐野

「流れを呼び込もうと、なんとかしたかった」。薄氷の勝利を手繰り寄せたのはやはりこの左腕だった。8回からリリーフした浦和学院の佐野が4奪三振と東海大相模打線を封じた。関東大会はリリーフで4連投となった左腕は「縦のスライダーに相手が全く合ってなかった。自信になる」と汗を拭った。

劣勢だったチームを生き返らせる投球だった。8回を三者凡退に切って取るとその裏の攻撃。本田の適時打で同点に追い付き、自らのスクイズで再逆転に成功した。「決められて本当に良かった」と笑顔を見せる。

9回も打たれる気配はみじんもない。相手の3、4番にスライダーを多投し連続三振に切り、最後の打者は二ゴロと簡単に打ち取った。「逆転できて気分良く投げられた」と相手の中軸にも付け入る隙を与えなかった。

急成長を遂げる2年生投手陣の中でも、存在感は頭1つ抜けている。夏の大一番へ向けて最速141キロの左腕は「先発して完投できるように緩急をつけたピッチングができるようになりたい」と進化し続ける。

★意外性の男 窮地を救う 本田

森監督が言う「意外性のある男」の一打がチームの窮地を救った。8回に同点となる適時打を放った7番本田は「とにかく負けたくない一心だった」と拳を握った。

8回1死満塁の好機。これまで13打数1安打と不振にあえいでいたが「開き直った」。初球から果敢にバットを振りタイミングを計ると「しっかり踏み込めている」。打てるイメージをつかんだ。迎えた3球目。高めに浮いたスライダーを上からたたき、左前へ同点の適時打を放った。

“意外性"を言い換えればラッキーボーイということだろう。県大会の2回戦の聖望学園戦でも9回に決勝の適時打を放つなど勝負強さも備える。森監督も「関東大会で全く打てなかったが、最後に執念を見せてくれた」とつなぎの7番打者を評価した。

★際立つ存在感 チームに勢い 6番秋山

2回には先制打を放った浦和学院の6番秋山。無死から山本が三塁打を放ち好機を築き、カウント2ストライクと追い込まれた場面から高めに甘く入った直球を力強く振り抜いた。「転がしたら1点入る。間を抜けてくれた」と二遊間をしぶとく破り得点を奪った。

今大会は横浜戦でも先制二塁打を放つなど得点源としての存在感が際立つ。夏の大会へ向けて、勝負強い6番打者は「バントやエンドランなど各自が状況に応じた打撃をできるようになれれば」と高みを見据えた。

2017年5月25日 埼玉新聞掲載

Re: 野球部 情報
管理人 / 2017-05-25 00:55:00 No.37529
浦学 夏へ勝利の方程式

執念が生んだ逆転劇だ。浦和学院は1−2の8回、本田の適時打と佐野のスクイズで試合をひっくり返した。終盤までもつれた一戦を制し、森監督は「理想通りのロースコアの展開。好ゲームだったね」と2年ぶりの栄冠を獲得し納得の様子で振り返った。

8回。先頭の3番家盛が安打で出塁。さらに四球2つで1死満塁の絶好機を迎えた。打席にはこれまで3打席連続で凡退だった7番本田。果敢にバットを振り初球をファウルとし、カウント1ボール1ストライクの3球目。高めのスライダーに合わせるようにバットを出し、打球は左翼手の前へぽとりと落ち同点とした。

「いろいろなパターンがある勝ち方を構築するため勝負にこだわった」(森監督)。なおも満塁で8番佐野は3球目をスクイズ。高めの直球を執念で転がし、三塁走者山本を迎え入れた。森監督は「1点を取る形を崩さずにやり通した」と夏の大会も見据え、勝利に徹したと明かした。

関東で勝ちきった春の収穫はとてつもなく大きい。地区大会を除く計9試合でコールド勝ちは1度もない。しかも、県大会2回戦の聖望学園戦では9回2死から逆転勝ちし関東王者までこぎ着けた。主将の赤岩は「負けたと思ったところから勝ち続けられたのは大きい」と手応えを口にする。

打撃力を含めた得点力には課題を残したが、接戦を投げ抜いてきた2年生投手陣は大きな自信も得た。6度目となる関東王者の名を引っ提げて挑む集大成の夏。森監督は「もう一度、基礎基本を見直して戦いたい」。4年ぶりの夏の甲子園へ。浦学ナインはこの結果に満足することなく突き進んでいく。

2017年5月25日 埼玉新聞掲載

Re: 野球部 情報
管理人 / 2017-05-25 06:35:00 No.37530
浦和学院、2年ぶり6度目V 春季関東大会

第69回春季関東地区高校野球大会(関東地区高野連主催、朝日新聞社など後援)は24日、水戸市民球場で決勝があり、県大会優勝の浦和学院が東海大相模(神奈川1位)に3―2で逆転勝ちして、2年ぶり6度目の優勝を果たした。県勢の優勝は13回目。

★勝利へ強い思い 流れ呼ぶ同点打 浦学・本田選手

1点を追う八回裏。相手投手が交代し、「立ち上がりを狙え」と森士(おさむ)監督の指示が飛んだ。安打と2四球で1死満塁の好機を作ると、本田渉選手(3年)に打順が回ってきた。

前の3打席は凡退。「何でも良いから思い切り振ってやる」と初球、高めのボール球を振ってファウル。冷静になって2球目のボールを見送った後の3球目、甘く入ったスライダーを振り抜いた。「ここまで来たら絶対に負けたくなかった」。勝利への強い気持ちが詰まった打球は遊撃手の頭上を越え、左前へ。同点打で流れを引き寄せ、直後の逆転を導いた。

7番打者だが常に打席で意識するのは「自分が点を取りに行く」こと。森監督も「意外性のある選手」と評する。打率こそ高くはないが、大事な場面で打ってくれる――。そんな期待を込める。

冬場はティー打撃で左右に打ち分ける技術を磨くなど「毎日2千回くらいバットを振り込んだ」。努力のたまものの一打が、関東制覇を呼び込んた。

2017年5月25日 朝日新聞埼玉版掲載

Re: 野球部 情報
管理人 / 2017-05-25 06:40:00 No.37531
東海大相模が準優勝 高校野球関東大会

第69回春季関東地区高校野球大会(関東地区高校野球連盟主催、朝日新聞社など後援)は24日、水戸市の水戸市民球場で決勝戦があった。東海大相模(神奈川1位)は接戦の末、浦和学院(埼玉1位)に2―3で敗れ、準優勝となった。

★心・技 夏へ成長誓う 東海大相模・山田翔斗捕手

「いつも通りいけよ」。東海大相模の山田翔斗捕手(3年)は決勝戦の立ち上がり、先発の秋田稜吾(りょうご)投手(3年)に声をかけた。

初回から走者を背負う展開。だがこの一言で秋田投手の表情が柔らかくなった。一、二回は落ち着いて併殺に。七回途中で交代するまで、9安打を浴びたが集中打を許さず、1失点にとどめた。「声をかけた後、しっかり抑えてくれた。収穫だと思う」

山田捕手が悔やんだのは八回1死満塁のピンチを迎えた場面だ。この回から登板した安里海投手(3年)が腕を振れていないようにみえた。だが、十分なコミュニケーションをとる前に適時打を浴びた。「あのときなにか声をかけていれば」と山田捕手は反省を口にし、「技術も、気持ちも成長していきたい」と誓った。

今大会、チームは計4試合で無失策と守備が光った。だが、大量点で勝ち上がった県大会から一転、打線は準々決勝以降、つながりを欠く場面が目立ち、この日も散発4安打に終わった。

試合後、門馬敬治監督は「この負けを力に変えたい」。大舞台を目指すチームの夏が始まった。

2017年5月25日 朝日新聞神奈川県版掲載

Re: 野球部 情報
管理人 / 2017-05-25 07:08:00 No.37532
浦和学院 接戦制し6度目V 佐野2回完全!決勝スクイズも

決勝が24日に水戸市民球場で行われ、浦和学院(埼玉1位)が東海大相模(神奈川1位)に3―2で競り勝ち、2年ぶり6度目の優勝を決めた。8回から救援登板して2イニングを無失点に抑えた左腕・佐野涼弥投手(2年)が同点の8回に決勝スクイズも決め、投打にわたる活躍を演じた。

1点リードの9回1死走者なし。佐野は打席に3月の練習試合で本塁打を浴びた同じ2年生の4番・森下を迎えた。カウント2―2から最後はスライダーで空振り三振。「前回打たれていたので意識した。リベンジできてよかった」。2イニングを完全に抑え、4奪三振の力投。打者としても1点を追う8回に同点に追いつき、なおも1死満塁で決勝スクイズを決めた。

横浜、前橋育英、日大三、東海大相模と全て甲子園で優勝経験のある強豪校を破って頂点に立った。最速141キロの直球とスライダーが武器の左腕は、今大会4試合で計11回1/3を投げ、5安打無失点、17奪三振。奪三振率は驚異の13・50だった。「(無失点は)自信になる。夏は先発完投できるようにスタミナと緩急をつけたい」と先を見据えた。

2017年5月25日 スポーツニッポン掲載

Re: 野球部 情報
管理人 / 2017-05-25 07:11:00 No.37533
浦和学院V!最速141キロ左腕・佐野が2回4K締め/春季関東大会

春季高校野球・関東大会最終日(24日、水戸市民)決勝を行い、浦和学院(埼玉1位)が東海大相模(神奈川1位)に3−2で競り勝ち、2年ぶり6度目の優勝を飾った。八回から救援した最速141キロ左腕、佐野涼弥投手(2年)が2回を投げ無安打無失点、4奪三振と好投。スクイズで決勝点も挙げ、関東制覇の原動力となった。

佐野は雄たけびを上げながら、打者に立ち向かった。1−2の八回に救援。打線はその裏に同点とし、なお一死満塁から自ら勝ち越しのスクイズを決めた。

「全試合に投げるとは思わなかった。自信になります」

今大会は抑えで全4試合に登板し、11回1/3を投げて5安打無失点。スライダーを決め球に計17三振を奪った。

東海大相模とは埼玉大会前に練習試合を行い、先発した佐野は同じ2年生の4番・森下に本塁打を浴びるなど4失点。この日は九回に対戦し、見逃し三振を奪った。

「切磋琢磨(せっさたくま)していきたい」と話す同級生の近野、渡辺との継投で勝ち上がり、決勝までの全4試合で失点は6。森監督は4年ぶりの夏の甲子園出場に向けて「投手リレーでいい流れがつかめた。(夏は)1人1試合、担当できることを求めたい」と期待する。佐野も「完投できるようにスタミナをつけたい」と意気込んだ。

2017年5月25日 サンケイスポーツ掲載

Re: 野球部 情報
管理人 / 2017-05-25 07:27:00 No.37534
浦学復活、逆転V 春季関東高校野球 埼玉

第69回春季関東地区高校野球大会は24日、水戸市民球場(茨城県水戸市)で決勝戦が行われ、県代表の浦和学院は2年前の夏の甲子園を制した東海大相模(神奈川)と激突、一進一退の攻防の末、3−2で逆転勝利し、2年ぶり6回目の優勝を果たした。

★スクイズで決勝点 佐野、継投で後続絶つ

試合は1点を争う好勝負に。浦和学院は二回、先頭打者の5番・山本が三塁打を放ち好機を演出。続く6番・秋山の先制適時打で三走・山本が生還し、機先を制した。投げては先発・近野が初回に打者3人に対して2奪三振の立ち上がり。四回まで東海大相模打線を1安打に抑えるほぼ完璧な投球内容を見せた。

しかし、五回2死二塁、守備の乱れから同点に追いつかれる。七回には2番手の渡辺が相手の5番・門馬に中前安打で出塁を許し、2盗塁で三塁を踏ませる。2死三塁から途中出場の菊池に勝ち越し打を放たれ、1−2と逆転された。

八回1死満塁の絶好機で7番・本田が値千金の同点適時打を放ちなおも満塁。最大の勝負どころを迎える。この場面で8番・佐野がスクイズを決め決勝点。佐野は投げても八回から無安打4奪三振で、相手に反撃を許さなかった。浦和学院の森監督は「投手リレーで流れがつかめた。(夏に向けて)1人1試合、担当できることを求めたい」と期待。佐野も「先発完投できるように、スタミナ、緩急をつけた投球をしたい」と意気込んだ。

2017年5月25日 産経新聞埼玉版掲載

Re: 野球部 情報
管理人 / 2017-05-25 08:02:00 No.37535
浦学 2年ぶりV
佐野決勝スクイズ

第69回春季関東高校野球大会は最終日の24日、水戸市民球場で決勝戦が行われ、浦和学院は東海大相模(神奈川1位)に3−2で競り勝ち、2年ぶり6度目の優勝を飾った。

浦和学院は2回に5番山本が三塁打で出塁すると、6番秋山の適時打で1点を先制。5回に失策で同点に追いつかれ、7回には適時打を放たれ勝ち越しを許したが、8回に2四球などで1死満塁の好機をつくり、7番本田の適時打で同点。8番佐野がスクイズを決めて逆転した。

先発の近野は4回まで被安打1と好投した。継投した佐野も6打者4奪三振と反撃を許さなかった。

▼浦和学院・森士監督
「勝負にこだわるスタイルを貫くことができた。夏に向けて、体力強化など基本を鍛え直したい」

★投打で勝利に貢献 浦和学院 佐野涼弥投手

勝ち越しを許した直後の8回、マウンドに登った。

「守備から流れを呼び戻す」。勝負球はスライダー。最も自信のある変化球だ。速さのあるスライダーのキレが良く、三者凡退に抑え込んだ。

その裏、同点に追いついた後の1死満塁の絶好機に、打席が回ってきた。森士監督から「三振OK。思い切り振ってこい」と送り出された。ところが、サインはスクイズ。高めの直球に腕を伸ばし、バットに当てた。ボールは投手前に転がり、三塁走者がホームイン。勝ち越しに成功した。

9回の守りも、2者連続三振。最後の打者を二塁ゴロに打ちとり、リリーフの大役を果たした。

今大会は4試合全て抑えとして登板し、計17奪三振、無失点。森監督は「佐野の抑えからいい流れがつかめた」と評価した。

「投球に磨きをかけたい」。今大会無失点の自信を胸に甲子園を目指す。

2017年5月25日 読売新聞埼玉版掲載

Re: 野球部 情報
管理人 / 2017-05-25 08:05:00 No.37536
浦和学院・佐野が全4戦連投 魔神V「自信に」

浦和学院(埼玉1位)が2年ぶり6度目の関東王者に輝いた。今大会を通してクローザーを務めた左腕、佐野涼弥投手(2年)が8、9回を打者6人でピシャリ。1点をかえし、なおも同点で迎えた8回裏の打席では勝ち越しのスクイズを成功させ、投打で逆転を呼び込んだ。初優勝を狙った東海大相模(神奈川1位)はあと1歩及ばなかった。

“ウラガクの大魔神”が「防御率0・00」のまま春の関東を制した。「スクイズを決められて、気分よく最終回のマウンドに上がれました。自信になります!」。浦和学院・佐野は8回裏1死満塁、この日初打席で勝ち越しの投犠打を決めると、9回をわずか10球で締めた。イニングまたぎで強打の東海大相模の2、3、4番打者を3連続三振。優勝投手になった。

「全試合投げるとは思ってませんでした。疲れは全然ないです」と笑う初戦からの4連投。いずれも抑えで、計11回1/3を5安打無失点と各県代表校をねじ伏せた。奪った三振はイニング数を大きく上回る17個。それも投げたのは直球と縦スライダーのみだから驚異的だ。

同じ左腕で13年センバツ優勝投手のOB、小島和哉投手(現早大)に憧れてウラガクの門をたたいた。昨秋は自己最速141キロの1年生エースとして先発を任された。だが関東大会初戦で横浜に5回10安打7失点とめった打ちされ、センバツ出場が絶望的に。「ずっと横浜にリベンジしたかった。東海大相模にも、3月の練習試合で9回4失点で負けたので」。球が速く、球種が多くないことからリリーフに回った今大会で、両校を直接下した。

守護神として真価を発揮した佐野だが、夏の起用法は定まっていない。森士監督(52)は「1投手1完投くらいの能力を求めたい」と注文。左腕は「長いイニング投げられるスタミナと緩急を」とチェンジアップとカーブの習得に励んでいる。振り返れば今春、県大会初戦で9回2死まで聖望学園に負けていた。指揮官が32年ぶりの夏ノーシードを覚悟した崖っぷちからの成り上がり。戦うほどに、強くなる。

2017年5月25日 日刊スポーツ掲載

Re: 野球部 情報
管理人 / 2017-05-25 13:13:00 No.37541
春季関東地区大会 浦学2年ぶりV 東海大相模降す /埼玉

第69回春季関東地区高校野球大会(関東地区高校野球連盟主催)は24日、水戸市の水戸市民球場で決勝があり、浦和学院(埼玉1位)が3−2で東海大相模(神奈川1位)を降して優勝した。浦和学院は2年ぶり6回目の春季関東大会優勝。

★スクイズで逆転

同点で迎えた七回、東海大相模は門馬の連続盗塁で2死三塁の好機をつくり、菊池の適時打で勝ち越した。浦和学院は1点を追う八回、1死満塁の好機に本田の適時打で同点。続く佐野のスクイズで逆転した。浦和学院の3投手の継投の前に、東海大相模は4安打2点に抑えられた。

★「夏までに体力を」

浦和学院と東海大相模は練習試合を行うなど「互いに高め合える存在」(浦和学院の森士監督)。4月の練習試合では2試合とも浦和学院が競り負けており、この悔しさを優勝につなげた。抑えとして八回に登板し、最後は1点差を守りきった佐野は「練習試合で打たれた縦のスライダーで三振を取れた」と笑みを見せた。だが、両監督が見据えるのは、あくまでも夏の大会。森監督と東海大相模の門馬敬治監督は「夏までに体力をつけたい」と声をそろえた。

★試合の流れつくれた 浦和学院2年・近野佑樹

最高の舞台で先発を任され、5回を被安打2、1失点に抑えた。「先発のマウンドはいつも緊張する。初回に点を取られてはいけないと思った。試合の流れをつくることができて良かった」とホッとした表情で話した。

森士(おさむ)監督は「制球力があった。右打者にも左打者にもしっかり投球できていた」と評価した。

優勝にも浮かれる様子はない。二回表、東海大相模の5番打者・門馬に中前安打を打たれた場面。「投げ急いで甘い球になってしまった。自分のリズムで投げられるようにしなければ」と気を引き締めた。失投を少しでも減らすのが夏に向けた課題だ。

六回からは同じ2年生投手の渡辺、佐野がマウンドを引き継ぎ、相手打線を2安打に封じ接戦をものにした。近野は「2人につなげるまで試合をつくろうと思って投げた。ずっと一緒にやってきて、頼りになる仲間です」と笑顔を見せた。

2017年5月25日 毎日新聞埼玉版掲載

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