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大竹寛 情報
管理人 / 2017-07-24 06:42:00 No.38101
大竹寛 22期 現:巨人
大竹、6回以降別人…5カード連続勝ち越し逃す

巨人が今季3度目のサヨナラ負けで、5カード連続の勝ち越しを逃した。1点リードの6回に先発の大竹寛が崩れるなど、一挙5失点。最大4点差を追う展開だったが、8回に陽の適時二塁打と、亀井の2号3ランで同点に持ち込んだ。だが9回に登板した6番手の高木勇が誤算。2死走者なしから柴田に安打、筒香にサヨナラ2ランを浴びた。1分けを挟んでの連勝は2で止まり、3位・DeNAとは再び5ゲーム差に広がった。追撃へ、手痛い1敗となった。

全員の思いを受け止めていたから、悔しさが募った。サヨナラアーチを浴びた高木勇は、目を真っ赤にして歓喜に沸くDeNAナインを見つめた。「ああいう場面で結果を出せなかったことが悔しい。それだけです」。4点差を追いつき、3連投のマシソンからバトンを受け取った。同点の9回、筒香のサヨナラ2ランで激戦の幕が下りた。総力戦の重みを感じていただけに、痛恨の一発に感情を押し殺すことができなかった。

振り返れば、6回のビッグイニングが痛かった。桑原の先頭打者本塁打による1失点でゲームメイクしていた大竹寛が、突如として崩れた。先頭の9番・倉本から3連打で同点とされ降板。西村も戸柱に2ランを許すなど勢いを止められず、この回一挙5点を失った。7回以降の“方程式”投入を前に、勝負の分かれ目となるイニングでKO。由伸監督は「何とかあのイニングは(先発に)行ってほしいというのはあった」と悔やんだ。

5回0/3を4失点の大竹寛は「後ろの投手に迷惑をかけた」と反省を口にした。今季は5回までの被打率2割3分6厘に対し、6回以降は同5割と急激にはね上がる。突然の乱調はブルペンへのしわ寄せも増すため、「何とかしていかないといけない」と自ら課題を挙げた。

7月はここまで10勝6敗1分け。チーム状態は上向いているが、8月には3週連続の6連戦が控える。ローテ5〜6番手として大竹寛、勝ちパターンに継ぐリリーフとして高木勇にかかる期待は大きい。指揮官は「2人に限らず、誰が投げても、きっちり投げればチームにとってプラスになる。チームにプラスということは、本人にとってもプラスになるわけだから、その場面で行った選手が頑張ってほしい」とシーズン佳境に向け、個々の奮起を期待した。

8回に4点ビハインドから同点に追いつく粘りも及ばず、3位のDeNAとは再び5ゲーム差に広がった。25日からは広島と3連戦(岐阜、京セラD)。独走状態の首位相手に意地を見せ、逆襲ムードを持続させることが求められる。

2017年7月24日 スポーツ報知掲載

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